JPH05152345A - リセス構造を有するfetの製造方法 - Google Patents

リセス構造を有するfetの製造方法

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JPH05152345A
JPH05152345A JP31721791A JP31721791A JPH05152345A JP H05152345 A JPH05152345 A JP H05152345A JP 31721791 A JP31721791 A JP 31721791A JP 31721791 A JP31721791 A JP 31721791A JP H05152345 A JPH05152345 A JP H05152345A
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JP
Japan
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film
gate
polyimide
resist
fet
Prior art date
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Pending
Application number
JP31721791A
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English (en)
Inventor
正 ▲斉藤▼
Tadashi Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジストの代わりに、ポリイミド膜及び上層
膜としてのSiO2膜又はメタル膜によって構成される
ゲートパターンを形成し、耐熱性に優れた蒸着マスクを
用いてゲート電極を形成する。 【構成】 化合物半導体を用いるリセス構造を有するF
ETの製造方法において、活性層が形成された半導体基
板に耐熱性を有するSiO2 膜7とポリイミド膜6を形
成し、レジストパターンを用いてSiO2 膜7をエッチ
ングし、前記レジストパターンを除去後、ポリイミド層
6を選択的にエッチングし、ゲートメタル9a,9bを
蒸着後、ポリイミド層6を除去し、ゲート部分以外のゲ
ートメタル9bとSiO2 膜7を同時に除去して、ゲー
ト電極10を形成する工程とを順に施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リセス(reces
s)ゲート構造を持つGaAs電界効果トランジスタ
(略称GaAsFETという))のゲート電極の形成方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリセスゲート構造を持つGaAs
FETのゲート電極形成法としては、『逆構造HEMT
のLSI化への検討』 関 昇平ほか 1986年8月
26日,社団法人 電子通信学会 信学技報 ED86
−76、P57」に記載されるようなものがあった。
【0003】それによれば、FETを形成しようとする
基板にレジストを塗布し、ゲートパターン形成後、エッ
チングを行ない、ゲートメタルを装着後、リフトオフに
よりゲート電極を形成するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べたレジストを用いたリフトオフによるゲート電極形成
プロセスでは、ゲートメタル蒸着中の蒸着源からの輻射
熱によって、レジストが変形して所定のゲート断面形状
が得られなかったり、レジストが硬化してリフトオフが
困難になる場合があった。
【0005】本発明は、以上述べたレジストを用いた場
合、輻射熱によりレジストが変形しゲート形状が不良と
なったり、レジストが硬化しリフトオフが困難になると
いう問題点を除去するため、レジストの代わりに、ポリ
イミド膜及び上層膜としてのSiO2 膜又はメタル膜に
よって構成されるゲートパターンを形成し、耐熱性に優
れた蒸着マスクを用いてゲート電極を形成することがで
きるリセス構造を有するFETの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、化合物半導体を用いるリセス構造を有す
るFETの製造方法において、活性層が形成された半導
体基板に耐熱性を有する上層膜とポリイミド膜を形成す
る工程と、レジストパターンを用いて前記上層膜をエッ
チングする工程と、前記レジストパターンを除去後、前
記ポリイミド層を選択的にエッチングする工程と、ゲー
トメタル蒸着後、前記ポリイミド層を除去し、ゲート部
分以外のゲートメタルと前記上層膜を同時に除去して、
ゲート電極を形成する工程とを順に施すようにしたもの
である。
【0007】
【作用】本発明によれば、リセス構造を有するGaAs
FETの製造方法において、FETを形成しようとする
基板上に、ポリイミドを塗布した後、キュアし、その上
にCVD等によりSiO2 膜を形成後、レジストにより
ゲートパターンを形成する。その後、このレジストパタ
ーンをマスクとしてRIE等によりSiO2 膜をエッチ
ング後、レジストマスクを除去し、アッシングによりポ
リイミドにサイドエッチングを入れて蒸着マスクを形成
し、更にリセスエッチングを行う。ゲートメタル蒸着
後、ヒドラジン、40℃の処理により、ポリイミド層を
除去し、SiO2 膜と蒸着メタルを同時に剥離して、ゲ
ート電極を形成する。
【0008】したがって、蒸着中の輻射熱の大きなメタ
ル、あるいは膜厚を厚くする必要がある蒸着で長時間を
要し、基板温度上昇の大きな場合でも、パターン精度を
保つことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す前
半のリセス構造を有するFETの製造工程断面図、図2
は本発明の実施例を示す後半のリセス構造を有するFE
Tの製造工程断面図である。
【0010】(1)まず、図1(a)に示すように、基
板1上にnGaAs層2を形成し、その上にn+ GaA
s層3を形成し、そのn+ GaAs層3上にソース電極
4及びドレイン電極5をそれぞれ形成する。 (2)次に、図1(b)に示すように、例えば、その表
面に熱による変形がなく、熱膨張率が3.0×10-6
℃と熱膨張の小さいポリイミド(製品名:デュポン社製
PI−2610D)を塗布し、ポリイミド膜6を形成
後、キュアする。
【0011】(3)次に、図1(c)に示すように、そ
のポリイミド膜6上にCVDにより例えば、熱による変
形がなく、熱膨張率が5.0×10-7/℃と熱膨張の小
さいSiO2 膜7を形成する。 (4)次いで、図1(d)に示すように、レジストを塗
布し、ゲートレジストパターン8を形成する。
1 (5)次に、図1(e)に示すように、そのゲートレジ
ストパターン8をエッチングマスクとして、SiO2
7をエッチングする。
【0012】(6)次に、図2(a)に示すように、レ
ジストパターン8を除去後、アッシングによりポリイミ
ド層6にサイドエッチングを入れた後、リセスエッチン
グを行なう。ここでSiO2 膜7はアッシングによりエ
ッチングされることはなく、パターン幅を維持できる。 (7)次に、図2(b)に示すように、ゲートメタル9
a,9bを蒸着し、更にヒドラジン40℃の処理によ
り、ポリイミド層6を除去し、SiO2 膜7とともにゲ
ート電極10以外の蒸着されたゲートメタル9bを除去
する。
【0013】上記のように、熱による変形がなく、熱膨
張の小さいポリイミド膜(熱膨張率:3.0×10-6
℃)及びSiO2 膜(熱膨張率:5.0×10-7/℃)
を用いて、蒸着マスクを形成することができ、蒸着中の
輻射熱の大きなメタル、あるいは膜厚を厚くする必要が
ある蒸着で長時間を要し、基板温度上昇の大きな場合で
も、パターン精度を保つことができる。また、ここでは
ポリイミド膜の上の層としてはSiO2 膜を用いたが、
メタル膜、例えば、Ti膜を用いても良い。
【0014】この場合には、Ti膜をスパッタにより、
SiO2 膜上に形成し、そのTi膜のエッチングはSF
6 ガスを用いたRIEによる。このように、ポリイミド
膜とその上層膜の組み合せとしては、下の層がサイドエ
ッチングが入り、かつ上層が下の層のサイドエッチング
を入れる際にエッチングされ難い膜を選択すれば良い。
【0015】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、熱による変形がなく熱膨張の小さいポリイミド
膜(熱膨張率:3.0×10-6/℃)及びSiO2
(熱膨張率:5.0×10-7/℃)又はメタル膜を用い
て、蒸着マスクを形成するようにしたので、蒸着中の輻
射熱の大きなメタル、あるいは膜厚を厚くする必要があ
る蒸着で長時間を要し、基板温度上昇の大きな場合で
も、パターン精度を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す前半のリセス構造を有す
るFETの製造工程断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す後半のリセス構造を有す
るFETの製造工程断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 nGaAs層 3 n+ GaAs層 4 ソース電極 5 ドレイン電極 6 ポリイミド膜 7 SiO2 膜 8 ゲートレジストパターン 9a,9b ゲートメタル 10 ゲート電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物半導体を用いるリセス構造を有す
    るFETの製造方法において、 (a)活性層が形成された半導体基板に耐熱性を有する
    上層膜とポリイミド膜を形成する工程と、 (b)レジストパターンを用いて前記上層膜をエッチン
    グする工程と、 (c)前記レジストパターンを除去後、前記ポリイミド
    層を選択的にエッチングする工程と、 (d)ゲートメタル蒸着後、前記ポリイミド層を除去
    し、ゲート部分以外のゲートメタルと前記上層膜を同時
    に除去して、ゲート電極を形成する工程とを順に施すこ
    とを特徴とするリセス構造を有するFETの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリイミド層上の上層膜としてSi
    2 膜を用いることを特徴とする請求項1記載のリセス
    構造を有するFETの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ポリイミド層上の上層膜としてメタ
    ル膜を用いることを特徴とする請求項1記載のリセス構
    造を有するFETの製造方法。
JP31721791A 1991-12-02 1991-12-02 リセス構造を有するfetの製造方法 Pending JPH05152345A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007266461A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Honda Motor Co Ltd 半導体装置の製造方法
WO2008118634A2 (en) 2007-03-12 2008-10-02 Brewer Science Inc. Amine-arresting additives for materials used in photolithographic processes
US9123655B2 (en) 2013-02-26 2015-09-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods of forming layer patterns of a semiconductor device

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WO2008118634A2 (en) 2007-03-12 2008-10-02 Brewer Science Inc. Amine-arresting additives for materials used in photolithographic processes
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