JPH05151249A - 複素数乗算器 - Google Patents

複素数乗算器

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JPH05151249A
JPH05151249A JP3339638A JP33963891A JPH05151249A JP H05151249 A JPH05151249 A JP H05151249A JP 3339638 A JP3339638 A JP 3339638A JP 33963891 A JP33963891 A JP 33963891A JP H05151249 A JPH05151249 A JP H05151249A
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JP
Japan
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partial
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forming
real part
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Application number
JP3339638A
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English (en)
Inventor
Keiko Ouchi
桂子 大内
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は複素数同士の乗算を行う複素数乗算
器に関するものであり、演算時間の短縮と回路の小型化
を図ることを目的とするものである。 【構成】 (A+jB)×(C+jD)=(AC−B
D)+j(AD+BC)の演算を行う複素数乗算器であ
って、ACの部分積を生成する第1の部分積生成部21
と、BDの部分積を生成する第2の部分積生成部22
と、ADの部分積を生成する第3の部分積生成部23
と、BCの部分積を生成する第4の部分積生成部24
と、第1、第2の部分積生成部21、22で生成した部
分積同士をいっぺんに加減演算(本発明ではこの加減演
算は乗除法ではない加減法による演算をいうものとす
る)して実部(AC−BD)を算出する実部演算部25
と、第3、第4の部分積生成部23、24で生成した部
分積同士をいっぺんに加減演算して実部(AD+BC)
を算出する虚部演算部26とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複素数同士の乗算を行う
複素数乗算器に関するものである。複素数乗算器は部分
積の加減算により複素数演算を行っているが、演算器、
特に加算器は桁上げのデータがぬけるまでに時間がかか
るため、データの通過経路を可能な限り短縮して演算速
度の向上と回路の小型化を図ることが必要とされてい
る。
【0002】
【従来の技術】(A+jB)×(C+jD)=(AC−
BD)+j(AD+BC)の複素数演算を行う従来の論
理について説明する。例えば乗算結果の虚部(AD+B
C)を求める方法について図4を参照して説明する。こ
こではAを“010111”、Dを“010001”と
し、ブースのアルゴリズムを用いて演算を行うものとす
る。まずADの部分積ad1(=“010111”、a
d2(=000000”)、ad3(=01011
1”)を生成してその部分積同士を加算することでAD
=ad1+ad2+ad3=“00011000011
1”を求める。
【0003】これと並行してBCの部分積bc1、bc
2、bc3を生成してその部分積同士を加算することで
BC=bc1+bc2+bc3を求める。ここではBC
=“000001011000”とする。このようにし
て求めたADとBCを加減算して虚部(AD+BC)=
“000111011111”を求める。実部(AC−
BD)についても虚部(AD+BC)の演算に並行して
同様な手順で計算することができる。
【0004】図6には上述の乗算方法に基づいて構成し
た複素数乗算器が示される。この複素数乗算器は、4つ
の乗算AC、BD、AD、BCと2つの加減算(AC−
BD)、(AD+BC)を行うことによって解を求める
ものであり、4つの乗算器7〜10を並列に並べて乗算
AC、BD、AD、BCをそれぞれ行い、その後で乗算
結果の複素数の実部・虚部ごとの加減算(AC−B
D)、(AD+BC)を加減算部15、16でそれぞれ
並行して行うようにしている。
【0005】ここで乗算部7はACの部分積(ac1、
ac2、ac3)を生成する部分積生成部1とこの部分
積生成部1で生成した部分積同士を加算してAC=ac
1+ac2+acを生成する部分積加算部11によって
構成される。乗算部8はBDの部分積(bd1、bd
2、bd3)を生成する部分積生成部2とこの部分積生
成部2で生成した部分積同士を加算してBD=bd1+
bd2+bd3を生成する部分積加算部12によって構
成される。乗算部9はADの部分積(ad1、ad2、
ad3)を生成する部分積生成部3とこの部分積生成部
3で生成した部分積同士を加算してAD=ad1+ad
2+ad3を生成する部分積加算部13によって構成さ
れる。乗算部10はBCの部分積(bc1、bc2、b
c3)を生成する部分積生成部4とこの部分積生成部4
で生成した部分積同士を加算してBC=bc1+bc2
+bc3を生成する部分積加算部14によって構成され
る。
【0006】加減算部15は乗算部7で生成したACと
乗算部8で生成したBDを加減算して乗算結果の実部
(AC−BD)を算出するよう構成され、また加減算部
16は乗算部9で生成したADと乗算部部10で生成し
たBCを加減算して乗算結果の虚部(AD+BC)を算
出するよう構成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の複素数乗算器
は、部分積生成部1〜4で生成した部分積をそれぞれに
対応する部分積加算部11〜14でそれぞれ加算して乗
算値AC、BD、AD、BCをまず求め、その後にその
ようにして求めたACとBD、ADとBCをそれぞれ加
減算部11、12で加減算して乗算結果の実部(AC−
BD)と虚部(AD+BC)を生成するようにしてい
る。
【0008】この部分積加算部11〜14による乗算途
中の部分積の加算とその後の加減算部15、16による
積同士の加減算においては、それぞれキャリー(桁上
げ)のためのデータのぬける時間(桁上げ時間という)
が必要である。このため複素数演算が全て終了するまで
には1回の桁上げ時間の2倍が少なくとも必要となり、
合計としての演算時間が長くなる。これは言い換えれば
データの通過経路が長くなっているといえ、その分、回
路規模が大きいとも言える。
【0009】本発明は係る問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、複素数乗算器の演算
時間の短縮と回路の小型化を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。本発明に係る複素数乗算器は、(A+j
B)×(C+jD)=(AC−BD)+j(AD+B
C)の演算を行う複素数乗算器であって、ACの部分積
を生成する第1の部分積生成部21と、BDの部分積を
生成する第2の部分積生成部22と、ADの部分積を生
成する第3の部分積生成部23と、BCの部分積を生成
する第4の部分積生成部24と、第1、第2の部分積生
成部21、22で生成した部分積同士を直接に加減演算
(本発明ではこの加減演算は乗除法ではない加減法によ
る演算をいうものとする)して実部(AC−BD)を算
出する実部演算部25と、第3、第4の部分積生成部2
3、24で生成した部分積同士を直接に加減演算して実
部(AD+BC)を算出する虚部演算部26とを備えた
ものである。
【0011】上記第1、第2、第3、第4の部分積生成
部はブースのアルゴリズムに基づいて部分積を生成する
回路で構成し、上記実部演算部および虚部演算部はワレ
スツリー回路で構成することができる。
【0012】
【作用】実部演算部25では、第1、第2の部分積生成
部21、22で生成した部分積同士をいっぺんに加減演
算して乗算結果の複素数の実部(AC−BD)を直接に
算出する。また虚部演算部26では、第3、第4の部分
積生成部23、24で生成した部分積同士をいっぺんに
加減演算して乗算結果の複素数の実部(AD+BC)を
直接に算出する。このため、従来のようにAC、BD、
AD、BCの乗算過程での加算と、実部・虚部ごとの
(AC−BD)、(AD+BC)の加減演算とを別々に
行う必要がなくなり、これらの演算を一括して行えるの
で、データの通過経路が短縮され、桁上げ時間が短縮さ
れる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としての複素数乗算器
が示される。この複素数乗算器は前述したように(A+
jB)×(C+jD)=(AC−BD)+j(AD+B
C)の複素数乗算を行うものである。
【0014】図2において、1〜4はそれぞれAC、B
D、AD、BCの部分積を生成する部分積生成部であ
り、ブース(Booth) のアルゴリズムに従った部分積を生
成している。この実施例では各A、B、C、Dは6ビッ
トの値とし、部分積生成部1はACの部分積ac1、a
c2、ac3を生成し、部分積生成部2はBDの部分積
bd1、bd2、bd3を生成し、部分積生成部3はA
Dの部分積ad1、ad2、ad3を生成し、部分積生
成部4はBCの部分積bc1、bc2、bc3を生成す
る。
【0015】5は部分積生成部1と2からの各部分積a
c1、ac2、ac3、bd1、bd2、bd3同士を
いっぺんに加減算する演算、すなわちac1+ac2+
ac3−(bd1+bd2+bd3)の演算を行って乗
算結果の実部AC−BDを求める一括加減算部である。
また6は部分積生成部3と4からの各部分積ad1、a
d2、ad3、bc1、bc2、bc3同士をいっぺん
に加減算する演算、すなわちad1+ad2+ad3+
bc1+bc2+bc3の演算を行って乗算結果の虚部
AD+BCを求める一括加減算部である。これらの一括
加減算部5、6はワレスツリー(Wallace Tree)回路に
より構成されいる。
【0016】このように、本実施例回路では、それぞれ
の乗算AC、BD、AD、BCに関する部分積を生成し
た後に、従来は別々に行っていた部分積の加算と、実
部、虚部ごとの積同士の加算とを、一括加減算部5、6
で一括して行うようにしている。
【0017】このように乗算結果の実部(AC−BD)
と虚部(AD+BC)の演算は、図3に虚部についての
例が示されるように、 AD+BC=ad1+ad2+ad3+bc1+bc2+bc3 のように部分積同士をいっぺんに直接に加算することに
よっても得られるので、上述の実施例回路によっても複
素数乗算を達することができる。
【0018】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば上述の実施例では部分積生成部を
ブースのアルゴリズムに従った部分積を生成するように
構成したが、これに限らず、通常の部分積を求める回路
を用いるものであってもよい。その場合、A、B、C、
Dがそれぞれ6ビットなら部分積の数は6つとなる。ま
た一括加減算部としてはワレスツリー回路を用いたが、
これに限られるものではない。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、複素数乗算を行う際に、従来は別々に行っていた4
つの乗算のそれぞれに含まれる部分積の加算と、実部・
虚部ごとの加減算を、本発明では一つの加減算回路で一
括して行うことができるから、その分、桁上げ時間とデ
ータの通過経過が短縮されて演算速度の高速化と回路の
小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としての複素数乗算器を示す
図である。
【図3】実施例の複素数乗算器の演算論理を説明するた
めの図である。
【図4】従来の複素数演算の論理を説明する図である。
【図5】従来の複素数演算論理に従って構成された従来
の複素数乗算器を示す図である。
【符号の説明】 1〜4 部分積生成部 5、6 一括加減算部 7〜10 乗算部 11〜14 部分積加算部 15、16 加減算部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A+jB)×(C+jD)=(AC−
    BD)+j(AD+BC)の演算を行う複素数乗算器で
    あって、 ACの部分積を生成する第1の部分積生成部(21)
    と、 BDの部分積を生成する第2の部分積生成部(22)
    と、 ADの部分積を生成する第3の部分積生成部(23)
    と、 BCの部分積を生成する第4の部分積生成部(24)
    と、 該第1、第2の部分積生成部で生成した部分積同士を直
    接に加減演算して実部(AC−BD)を算出する実部演
    算部(25)と、 該第3、第4の部分積生成部で生成した部分積同士を直
    接に加減演算して実部(AD+BC)を算出する虚部演
    算部(26)とを備えた複素数乗算器。
  2. 【請求項2】 上記第1、第2、第3、第4の部分積生
    成部はブースのアルゴリズムに基づいて部分積を生成す
    る回路で構成され、上記実部演算部および虚部演算部は
    ワレスツリー回路で構成された請求項1記載の複素数乗
    算器。
JP3339638A 1991-11-28 1991-11-28 複素数乗算器 Pending JPH05151249A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433627B1 (ko) * 2001-12-11 2004-05-31 한국전자통신연구원 저전력 복소수 곱셈기
JP2010049696A (ja) 1999-06-10 2010-03-04 Agere Systems Inc 行列計算を行うためのプロセッサ素子のパイプライン処理線形アレー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010049696A (ja) 1999-06-10 2010-03-04 Agere Systems Inc 行列計算を行うためのプロセッサ素子のパイプライン処理線形アレー
KR100433627B1 (ko) * 2001-12-11 2004-05-31 한국전자통신연구원 저전력 복소수 곱셈기

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981215