JPH0514922Y2 - - Google Patents

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JPH0514922Y2
JPH0514922Y2 JP1987129231U JP12923187U JPH0514922Y2 JP H0514922 Y2 JPH0514922 Y2 JP H0514922Y2 JP 1987129231 U JP1987129231 U JP 1987129231U JP 12923187 U JP12923187 U JP 12923187U JP H0514922 Y2 JPH0514922 Y2 JP H0514922Y2
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seat belt
closing
door
seat
power supply
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、シートベルトの装着の煩わしさや
装着忘れを防止して、乗員をシートへ強制的に拘
束することができるようにしたパツシブシートベ
ルト装置に関するものである。 (従来の技術) 従来、上記のようなパツシブシートベルト装置
としては種々の構成をもつものがあるが、その中
には、例えば第8図に示す回路構成をもつものが
あつた。 すなわち、一端がELR(EmergencyLocking
Retractor:緊急ロツク式巻取装置)を介してフ
ロアに固定すると共に他端が運転席側および助手
席側のサイドルーフレールにそれぞれ設けたガイ
ドレールに沿つて移動する運転席側および助手席
側シートベルトと、各シートベルトを装着位置お
よび解除位置に駆動するそれぞれ運転席側または
助手席側モータ201,202と、運転席側また
は助手席側ドアの開閉に応答してそれぞれ作動す
る運転席側および助手席側ドア開閉スイツチ20
3,204と、車両の各部、例えばシートベルト
などの状態を検出する車両状態検出スイツチ20
5−1,205−2,…205−nと、を備える
と共に、前記シートベルトを装着位置および解除
位置に駆動する制御手段をコントローラ210内
のマイクロコンピユータ211に内蔵し、同じく
コントローラ210内にあつて直接バツテリー2
12に接続して前記運転席側および助手席側ドア
開閉スイツチ203,204の作動に応答して検
出信号を出力する運転席側および助手席側ドア開
閉検出回路213,214と、同じくコントロー
ラ210内にあつて直接バツテリー212に接続
して前記車両状態検出スイツチ205−1,20
5−2,…205−nの作動に応答して検出信号
を出力する車両状態検出回路215−1,215
−2,…215−nとを備えたパツシブシートベ
ルト装置があつた。 このパツシブシートベルト装置では、例えば車
両に乗込むために運転席側ドアを開くと、コント
ローラ210内の運転席側ドア開閉検出回路21
3がその状態を検出し、マイクロコンピユータ2
11が運転席側解除用スイツチング部220を作
動させて、運転席側解除用リレー221を介して
運転席側モータ201を解除方向に回転させ、シ
ートベルトを装着位置から解除位置に駆動して乗
員の乗込みスペースを形成する。また、運転席側
ドアを閉じると、コントローラ210内の運転席
側ドア開閉検出回路213が運転席側ドア開閉ス
イツチ203によつてその状態を検出し、マイク
ロコンピユータ211が運転席側装着用スイツチ
ング部222を作動させて、運転席側装着用リレ
ー223を介して運転席側モータ201を装着方
向に回転させ、シートベルトを解除位置から装着
位置に駆動してシートに座つている乗員を強制的
に拘束する。なお、助手席側については、シート
ベルトを解除方向に駆動するのに、助手席側解除
用スイツチング部224および助手席側解除用リ
レー225を備え、シートベルトを装着方向に駆
動するのに、助手席側装着用スイツチング部22
6および助手席側装着用リレー227を備えてい
る。 (考案が解決しようとする問題点) ところが、上記した従来のパツシブシートベル
ト装置では、車両の状態を検出してその状態によ
つて装着自体の安全性を確保するために、コント
ローラ210内の各検出回路213,214,2
15−1,215−2,…215−nを常時通電
状態にしてその検出信号からマイクロコンピユー
タ211が各モータ201,202を制御してい
たが、例えば駐車中や走行中など車両の状態を検
出するのが不必要なときでも、前記各検出回路2
13,214,215−1,215−2,…21
5−nが常時通電状態になつてマイコロコンピユ
ータ211にその検出結果を入力しているため、
その部分から僅かずつ放電し、長時間に渡る駐
車、とくに輸出車などの場合には輸送を行うのに
数ケ月を要し、その間の電源供給を車載のバツテ
リー212に依存しているので、車を動かす際に
バツテリー212が放電していて始動が困難にな
ることがあるという問題点があつた。 (考案の目的) そこでこの考案は、上述した従来の問題点に着
目してなされたもので、車両の走行中や駐車中な
どで各部の検出が不必要な場合には、装置自体の
電力消費を抑制し、とくに駐車中などにおけるバ
ツテリー容量の低下を防ぐことができるようにし
たパツシブシートベルト装置を提供することを目
的としている。
【考案の構成】
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するためのこの考案に係るパ
ツシブシートベルト装置の構成を第1図に示す機
能ブロツク図を用いて説明すると、所定位置に一
端を固定すると共に、他端がモータ8の駆動によ
りサイドルーフレールに設けたガイドレールに沿
つて装着位置と解除位置との間を移動するシート
ベルト1と、ドア2の開閉を検出するドア開閉検
出手段3と、前記シートベルト1の他端が装着位
置にあることを検出するシートベルト装着検出手
段5と、前記シートベルト装着検出手段5に電源
6を供給する電源供給手段7と、前記ドア開閉検
出手段3の検出信号に基づき、前記ドア2の開閉
に応じて前記モータ8を駆動し、前記シートベル
ト1の他端を解除位置もしくは装着位置に移動さ
せる制御手段9と、前記ドア開閉検出手段3がド
ア2の閉鎖を検出し且つ前記シートベルト装着検
出手段5がシートベルト1の他端が装着位置にあ
ることを検出した場合に前記電源供給手段7およ
び制御手段9を非作動状態にする停止手段10を
備えたことを特徴とするものである。 (作用) この考案に係るパツシブシートベルト装置にお
いて、第1図に示すように、ドア2を開操作する
と、その状態をドア開閉検出手段3が検出し、制
御手段9の指示によるモータ8の駆動により、シ
ートベルト1の他端を装着位置から解除位置に移
動して、乗員の乗込みスペースを形成する。ま
た、ドア2を閉操作すると、その状態をドア開閉
検出手段3が検出し、制御手段9の指示によるモ
ータ8の駆動により、シートベルト1の他端を解
除位置から装着位置へ移動して、乗員がシートに
座つている場合には、乗員をシートに拘束する。
このとき、シートベルト装着検出手段5もシート
ベルト1の状態を検出し、その検出信号をも加え
て制御手段9がモータ8を制御しているが、ドア
開閉検出手段3およびシートベルト装着検出手段
5の検出信号から、停止手段10がドア2が閉ま
り、シートベルトが装着位置にあることを検知
し、当該シートベルト装着検出手段5および制御
手段9の作動を必要としないと判断した場合に
は、電源供給手段7および制御手段9を非作動状
態にする。 したがつて、車両が走行中や駐車中などの場合
にはシートベルト装着検出手段5に加えて制御手
段9をも非作動状態にするため、無駄な電力の消
費を抑制する。 (実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 <実施例 1> 第2図〜第5図は、この考案に係るパツシブシ
ートベルト装置の一実施例を示す図である。 第2図はパツシブシートベルト装置の回路構成
を示す図であつて、第2図において、11は運転
席側ドア(第1図に示すドア2に対応)の開閉に
応答して作動する運転席側ドアスイツチ、12は
助手席側ドア(第1図に示すドア2に対応)の開
閉に応答して作動する助手席側ドアスイツチ、1
3−1,13−2,…13−nは、後述する運転
席側シートベルト装置32の肩ベルト37および
助手席側シートベルト装置の肩ベルトが装着位置
にあるときに応答した作動する運転席側および助
手席側シートベルト装着位置スイツチ、キーシリ
ンダーへのキーの挿入に応答して作動するキース
イツチ、エンジンの作動をイグニツツシヨン位置
から感知するイグニツシヨンスイツチ、後述する
腰ベルト42のバツクル本体39へのタング40
の挿入に応答して作動するラツプスイツチなど、
車両の各部に設けたスイツチである。そして、前
記運転席側ドアスイツチ11、助手席側ドアスイ
ツチ12および各スイツチ13−1,13−2,
…13−nは、コントローラ20内において車載
用のバツテリー21(第1図に示す電源6に対
応)と直接接続する運転席側ドア開閉検出回路2
2(第1図に示すドア開閉検出手段3に対応)、
前記バツテリー21と直接接続する助手席側ドア
開閉検出回路23(第1図に示すドア開閉検出手
段3に対応)、および電源供給用リレー24(第
1図に示す電源供給手段7に対応)のリレースイ
ツチ24aを介して前記バツテリー21と接続す
る運転席側および助手席側シートベルトの装着な
どを検出する各検出回路25−1,25−2(第
1図に示すシートベルト装着検出手段5に対応),
…25−nにそれぞれ接続しており、各検出回路
22,23,25−1,25−2,…25−nの
検出信号はそれぞれマイクロコンピユータ26に
入力する。このマイクロコンピユータ26には、
前記運転席側および助手席側ドア開閉検出回路2
2,23の各検出信号に応答して後述する運転席
側シートベルト装置32の肩ベルト37および助
手席側シートベルト装置の肩ベルトを装着位置ま
たは解除位置に移動させる運転席側モータ30お
よび助手席側モータ31(第1図に示すモータ8
に対応)を駆動する制御手段(第1図に示す制御
手段9に対応)と、前記運転席側あるいは助手席
側ドア開閉検出回路22,23および各検出回路
25−1,25−2…25−nの検出信号から、
前記運転席側および助手席側ドア閉鎖しており且
つ運転席側および助手席側シートベルトが装着さ
れていることが確認され、当該各検出回路25−
1,25−2,…25−nおよび制御手段の作動
を必要としないと判断した場合には電源供給用リ
レー24のリレーコイル24bを非励磁状態にす
ると共に、制御手段の機能を停止させる停止手段
(第1図に示す停止手段10に対応)と、を内蔵
している。 また、前記運転席側および助手席側モータ3
0,31は、第3図に示すようなシートベルト装
置32をそれぞれ駆動する。ここでは運転席側の
シートベルト装置32を例に挙げて説明すると、
一端がELR34(Emergency Locking
Retractor:緊急ロツク式巻取装置)を介してフ
ロアに固定されると共に、他端が運転席側のサイ
ドルーフレール35に設けたガイドレール36に
沿つて装着位置および解除位置に移動する斜め式
の肩ベルト37(第1図に示すシートベルト1に
対応)と、シート38に座つた状態で乗員の腰部
をバツクル本体39へのタング40の挿入によつ
て拘束するELR41を有した腰部ベルト42と、
を備え、前記肩ベルト37の他端は運転席側モー
タ30の回転による穴あき樹脂テープ43の駆動
によつて移動する。 さらに、運転席側モータ30の駆動について説
明すると、当該コントローラ20はマイクロコン
ピユータ26の支持で作動する解除用スイツチン
グ部45および装着用スイツチング部46を備
え、解除用スイツチング部45を作動させた場合
には、解除用リレー47のリレーコイル47aを
励磁して可動接片47bをアース側接点47cか
ら電源側接点47dに吸引し、運転席側モータ3
0が解除方向に回転して、肩ベルト37の他端を
ガイドレール36の装着位置から解除位置に移動
して乗員の乗降スペースを形成し、装着用スイツ
チング部46を作動させた場合には、装着用リレ
ー48のリレーコイル48aを励磁して可動接片
48bをアース側接点48cから電源側接点48
dに吸引し、運転席側モータ30が装着方向に回
転して、肩ベルト37の他端をガイドレール36
の解除位置から装着位置に移動してシート38に
座つた乗員を拘束する。なお、助手席側モータ3
1についても同様に、解除用スイツチング部49
および装着用スイツチング部50を備えると共
に、それぞれ解除用リレー51および装着用リレ
ー52を備えている。さらに、53はリセツト回
路である。 次に、上記構成のパツシブシートベルト装置の
作動について説明する。 まず、コントローラ20にバツテリー21を接
続すると、マイクロコンピユータ26に内蔵され
た機能実現手段としての制御手段および停止手段
が動作を開始する。この機能実現手段を具体的に
説明すると、第4図に示すように、ステツプ101
において、運転席側ドアが閉じているか否かを判
断しており、前記ステツプ101において、運転席
側ドアが閉じていると判断した場合(YES)に
は、次のステツプ102において、運転席側シート
ベルト装置32の肩ベルト37が装着位置にある
か否かを判断している。 そして、前記ステツプ102において、前記肩ベ
ルト37が装着位置、つまり、“LOCK”状態に
あると判断した場合(YES)には、次のステツ
プ103において、助手席側ドアが閉じているか否
かを判断しており、前記ステツプ103において、
助手席側ドアが閉じていると判断した場合
(YES)には、次のステツプ104において、助手
席側シートベルト装置の肩ベルトが装着位置にあ
るか否かを判断している。 さらに、前記ステツプ104において、助手席側
シートベルト装置の肩ベルトが装着位置で、
“LOCK”状態にあると判断した場合(YES)に
は、次のステツプ105において、電源供給用リレ
ー24をOFF状態にし、次のステツプ106におい
て、マイクロコンピユータ26の制御機能を停止
する。すなわち、第2図に示すコントローラ20
内における電源供給用リレー24のリレーコイル
24bの励磁を中止し、リレースイツチ24aを
OFF状態にして各部の検出回路25−1,25
−2,…25−nへの電源供給を遮断すると共
に、マイクロコンピユータ26に内蔵している制
御機能、つまり各検出回路22,23,25−
1,25−2,…25−nの検出信号を受け入れ
る機能、各モータ30,31を作動させる機能な
どを停止し、走行状態や駐車状態などにおいて、
各部の不必要な検出およびマイクロコンピユータ
26の不必要な部分の機能を停止する。 また、前記ステツプ101〜104のうちいずれか
が、“NO”であると判断した場合には、ステツ
プ107において、電源供給用リレー24のリレー
コイル24bを励磁し、リレースイツチ24aを
ON状態にして各部の検出回路25−1,25−
2,…25−nに電源供給を行い、他のプログラ
ムに移行する。すなわち、例えば、運転席側ドア
を開操作した場合には、マイクロコンピユータ2
6の制御機能が作動を開始し、ステツプ101が
“NO”と判断するため、解除用リレー47のリ
レーコイル47aを励磁して可動接片47bを電
源側接点47dに吸引し、運転席側モータ30が
解除方向に回転し、第3図に示すように、運転席
側シートベルト装置32の肩ベルト37をガイド
レール36の実線で示す装着位置から想像線で示
す解除位置へ移動させて乗降スペースを形成す
る。 したがつて、運転席側および助手席側ドアを閉
じ、そのときの運転席側シートベルト装置32の
肩ベルト37および助手席側シートベルトの肩ベ
ルトがそれぞれ装着位置にあることを検知する
と、各部の検出回路25−1,25−2,…25
−nへの電源供給を遮断することに加え、マイク
ロコンピユータ26の制御機能を停止するため、
無駄な電力の消費を抑制する。 上記の作動をタイムチヤートにより説明すると
第5図のようになる。すなわち、ドアが閉じら
れ、シートベルト装置32の肩ベルト37の他端
が装着位置にない(UNLOCK)場合には、制御
手段からベルト駆動信号が発せられ、モータ3
0,31を回転させて前記肩ベルト37の他端を
装着位置にまで移動させ、当該肩ベルト37の他
端が装着位置に到達(LOCK)すると、制御機能
が停止するようになつている。 <実施例 2> 第6図および第7図は、この考案に係るパツシ
ブシートベルト装置の他の実施例における制御を
説明するフローチヤートおよびタイムチヤートで
あり、この実施例2でのマイクロコンピユータ2
6に内蔵した停止手段は、各検出回路25−1,
25−2,…25−nおよびマイクロコンピユー
タ26に内蔵した制御手段を非作動する条件が整
つた状態で所定時間監視した後に、電源供給用リ
レー24および制御手段の機能を停止状態にする
機能を有したものである。 このマイクロコンピユータ26に内蔵した機能
実現手段について第6図を用いて具体的に説明す
ると、ステツプ110において、運転席側ドアが閉
じているか否かを判断しており、前記ステツプ
110において、運転席側ドアが閉じていると判断
した場合(YES)には、次のステツプ111におい
て、運転席側シートベルト装置32の肩ベルト3
7が装着位置にあるか否かを判断している。 そして、前記ステツプ111において、前記肩ベ
ルト37が装着位置、つまり、第7図に示すよう
に、“LOCK”状態にあると判断した場合
(YES)には、次のステツプ112において、運転
席側モータ30が停止状態であるか否かを第7図
に示すベルト駆動信号から判断しており、前記ス
テツプ112において、ベルト駆動信号から運転席
側モータ30が停止状態であると判断した場合
(YES)には、次のステツプ113において、助手
席側ドアが閉じているか否かを判断している。 さらに、前記ステツプ113において、助手席側
ドアが閉じていると判断した場合(YES)には、
次のステツプ114において、助手席側シートベル
ト装置の肩ベルトが装着位置にあるか否かを判断
しており、前記ステツプ114において、前記肩ベ
ルトが装着位置、つまり、第7図に示すように、
“LOCK”状態にあると判断した場合(YES)に
は、ステツプ115において、助手席側モータが停
止状態であるか否かを第7図に示すベルト駆動信
号から判断している。 そして、前記ステツプ115において、ベルト駆
動信号から助手席側モータが停止状態にあると判
断した場合(YES)には、次のステツプ116にお
いて、タイマーの値が所定値以上か否かを判断し
ており、前記ステツプ116において、タイマーの
値が所定値以上でないと判断した場合(NO)に
は、ステツプ117において、タイマーの値を加算
した後、ステツプ118において、電源供給用リレ
ー24のリレーコイル24bの励磁を継続し、他
のプログラムを実行したのち前記ステツプ110に
移行し、タイマーの値が所定値に達するまで前記
ステツプ110〜117を繰返し実行する。 そして、前記ステツプ116において、タイマー
の値が所定値以上に達したと判断した場合
(YES)には、ステツプ119において、電源供給
用リレー24におけるリレーコイル24bの励磁
を停止し、次のステツプ120において、マイクロ
コンピユータ26の制御機能を停止する。すなわ
ち、ステツプ110〜115が全て“YES”と判断し
た場合には、各部の検出回路25−1,25−
2,…25−nへの電源供給の停止およびマイク
ロコンピユータ26の制御機能を停止する条件が
全て整つたと判断して、所定時間その状態を維持
しているか否かを監視する。つまり、その間に例
えば第7図に示すように、ベルト位置が
“UNLOCK”状態になつた場合には、ステツプ
111が“NO”と判断し、各検出回路25−1,
25−2,…25−nへの電源供給の停止および
マイクロコンピユータ26の制御機能を停止する
条件が整つていないと判断し、ステツプ121にお
いて、タイマーの値をリセツトすると共に、ステ
ツプ118において、電源供給用リレー24をON
状態に維持して前記各検出回路による検出を継続
する。 さらにまた、前記ステツプ120においてマイク
ロコンピユータ26の制御機能を停止した状態
で、ステツプ110〜115のうちいずれかが“NO”
と判断した場合には、ステツプ121でタイマーを
リセツトした後、マイクロコンピユータ26の制
御機能を再作動させて、ステツプ118において、
電源供給用リレー24のリレーコイル24bの励
磁を行う。 したがつて、各検出回路25−1,25−2,
…25−nおよびマイクロコンピユータ26の制
御機能の停止条件が整つた状態で、各検出回路2
5−1,25−2,…25−nを所定時間監視す
るため、例えば肩ベルトが何らかの異常で
“UNLOCK”状態になつた場合でも、肩ベルト
を装着位置まで駆動して確実に“LOCK”状態に
する。 なお、上記した各実施例1,2では、各検出回
路25−1,25−2,…25−nへの電源供給
手段として電源供給用リレー24を用いた場合を
例に挙げて説明したが、マイクロコンピユータ2
6の指示に従つて作動するトランジスターなどを
用いても良く、リレー24に限定されるものでは
ない。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係るパツ
シブシートベルト装置によれば、所定位置に一端
を固定すると共に、他端がモータ駆動によりサイ
ドルーフレールに設けたガイドレールに沿つて装
着位置と解除位置との間を移動するシートベルト
と、ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段と、
前記シートベルトの他端が装着位置にあることを
検出するシートベルト装着検出手段と、前記シー
トベルト装着検出手段に電源を供給する電源供給
手段と、前記ドア開閉検出手段の検出信号に基づ
き、前記ドアの開閉に応じて前記モータを駆動
し、前記シートベルトの他端を解除位置もしくは
装着位置に移動させる制御手段と、前記ドア開閉
検出手段がドアの閉鎖を検出し且つ前記シートベ
ルト装着検出手段がシートベルトの他端が装着位
置にあることを検出した場合に前記電源供給手段
および制御手段を非作動状態にする停止手段を備
えた構成としたことにより、ドア開閉検出手段お
よびシートベルト装着検出手段の検出信号から、
ドアが閉鎖されると共にシートベルトが装着状態
にあることが確認され、当該シートベルト装着検
出手段や制御手段の作動が不要となつたときに
は、停止手段が電源供給手段および制御手段を非
作動状態にするため、駐車中や走行中などの電力
消費を抑制し、特に長時間に渡る駐車状態でのバ
ツテリー容量の低下を防ぐことができるという優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るパツシブシートベルト
装置の一実施態様による構成を示す機能ブロツク
図、第2図はこの考案に係るパツシブシートベル
ト装置の一実施例による回路構成を示す説明図、
第3図はパツシブシートベルト装置の全体構造を
示す概略説明図、第4図は第2図のマイクロコン
ピユータに内蔵したプログラムを示すフローチヤ
ート、第5図は第4図のフローチヤートによるパ
ツシブシートベルト装置の作動状態を示す時間経
過説明図、第6図はこの考案に係るパツシブシー
トベルト装置の他の実施例によるプログラムを示
すフローチヤート、第7図は第6図のフローチヤ
ートによるパツシブシートベルト装置の作動状態
を示す時間経過説明図、第8図は従来のパツシブ
シートベルト装置の回路構成を示す説明図であ
る。 1……シートベルト、2……ドア、3……ドア
開閉検出手段、5……シートベルト装着検出手
段、6……電源、7……電源供給手段、8……モ
ータ、9……制御手段、10……停止手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定位置に一端を固定すると共に、他端がモ
    ータの駆動によりサイドルーフレールに設けた
    ガイドレールに沿つて装着位置と解除位置との
    間を移動するシートベルトと、 ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段と、 前記シートベルトの他端が装着位置にあるこ
    とを検出するシートベルト装着検出手段と、 前記シートベルト装着検出手段に電源を供給
    する電源供給手段と、 前記ドア開閉検出手段の検出信号に基づき、
    前記ドアの開閉に応じて前記モータを駆動し、
    前記シートベルトの他端を解除位置もしくは装
    着位置に移動させる制御手段と、 前記ドア開閉検出手段がドアの閉鎖を検出し
    且つ前記シートベルト装着検出手段がシートベ
    ルトの他端が装着位置にあることを検出した場
    合に前記電源供給手段および制御手段を非作動
    状態にする停止手段を備えたことを特徴とする
    パツシブシートベルト装置。 (2) 前記停止手段は、ドア開閉検出手段がドアの
    閉鎖を検出し且つシートベルト装着検出手段が
    シートベルトの他端が装着位置にあることを検
    出したのちの経過時間をカウントするタイマー
    手段を備え、前記両検出手段がドアの閉鎖およ
    びシートベルトの装着を検出してから所定の時
    間経過後に前記電源供給手段および制御手段を
    非作動状態にすることを特徴とする請求項(1)記
    載のパツシブシートベルト装置。
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JPS55110640A (en) * 1979-02-16 1980-08-26 Fuji Heavy Ind Ltd Controlling device for passive seat belt

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