JPH0514753U - ソフトシール仕切弁のケーシング止水構造 - Google Patents

ソフトシール仕切弁のケーシング止水構造

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JPH0514753U
JPH0514753U JP9009491U JP9009491U JPH0514753U JP H0514753 U JPH0514753 U JP H0514753U JP 9009491 U JP9009491 U JP 9009491U JP 9009491 U JP9009491 U JP 9009491U JP H0514753 U JPH0514753 U JP H0514753U
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JP
Japan
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valve box
ring
upper lid
valve
joint
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Pending
Application number
JP9009491U
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English (en)
Inventor
修三 清水
Original Assignee
株式会社清水合金製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトシール仕切弁の弁箱と上蓋との接合部
の止水を、確実に行うようにする。 【構成】 弁箱1と上蓋とは、互いの接合面10,12
が直接接触した状態で、ボルト5により締付固定され
る。弁箱の接合面10には環状段部11があり、上蓋の
接合面12には環状溝13があって、これらが対面接合
することにより、そこにリング装填部7が生ずる。プロ
フィールリング6は、この装填部7に僅かに上下方向に
圧縮された状態で嵌め込まれる。プロフィールリング6
の外周側面は凹溝15を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は上水道などに用いられるソフトシール仕切弁(弾性体弁座仕切弁)の ケーシング部の止水構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトシール仕切弁のケーシングは、上面開放形状の弁箱と、この開放面を遮 蔽する上蓋とからなる。そして弁箱と上蓋とはボルトによって締付固定される。 従来、一般の仕切弁に於ける、弁箱と上蓋との接合部の止水構造は、図4に示さ れるように、弁箱21と上蓋22との間に単に平板状のパッキン23を挟み込ん だだけの構造である。即ち、弁箱21と上蓋22の各接合面をただ平坦面に加工 し、この間に平板パッキン23を挟んで、これをボルト24で締め付けているに すぎない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の平板パッキンを用いる方式では、接合面部でのパッキン の座りが悪く、位置ずれを起こして、パッキンが接合面から食み出すおそれがあ る。特に、ソフトシール仕切弁の場合、弁箱や上蓋は全面的にコーティング加工 されていて、接合面でも滑り易いので、パッキンの位置ずれが生じ易い。
【0004】 更に、従来のものではボルト締めで固定するので、パッキンを適正な締付圧に するのが難しくて、締め過ぎや締め不足を起こし易く、その上、全周を均一に締 め付けるのが困難で、片締めを起こすおそれがある。 このように従来の止水部の構造には種々問題があって、弁箱と上蓋との接合部 での止水性能が充分でなく、水漏れを起こし易いという欠点がある。
【0005】 本考案はこのような点に鑑み、弾性止水材が確実に位置保持されると共に、常 に適正な締付状態を保つことができ、水漏れを完全に防止できるケーシング止水 構造を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のソフトシール仕切弁のケーシング止水構造の技術的手段は、上面開放 の弁箱と、弁箱の上面に接合固定される上蓋と、弁箱と上蓋との接合部に形成さ れたリング装填部と、弾性材製のプロフィールリングとからなり、プロフィール リングは外周側面に凹溝を有する形状で、リング装填部に上下方向に僅かに圧縮 された状態で嵌め込まれていることにある。
【0007】
【作用】
本考案の止水構造では、弁箱と上蓋とは直接接触した状態で締付固定される。 この為、締付力がプロフィールリングに作用しない。プロフィールリングは、接 合部に設けられたリング装填部に嵌め込まれるので、リングの位置保持は確実で 、位置ずれを起こすことはない。また、リングには装填部の上下壁面からの押圧 力が作用するだけだから、リングに作用する圧縮力は常に適性値となり、かつ、 全周に亙って均一になる。更にプロフィールリングは、その外周側面に凹溝を有 する形状であるので、内方から水圧が作用した時には、リングは装填部壁面と圧 接力が強まる方向に変形する。この為、漏水防止性能が高い。
【0008】
【実施例】
本考案のケーシング止水構造の一実施例を図面について説明する。ソフトシー ル仕切弁のケーシングは弁箱1と上蓋2とからなる。この弁箱1と上蓋2とは、 それぞれのフランジ3,4を互いに直接接合させた状態で、ボルト5により締付 固定される。そして、この接合部には止水の為に弾性材製のプロフィールリング 6が装填される。
【0009】 プロフィールリング6は弁箱1と上蓋2との接合面に形成されたリング装填部 7に嵌め込まれる。このリング装填部7は、弁箱フランジ3の接合面10に形成 された切込環状段部11と、上蓋フランジ4の接合面12に形成された環状溝1 3とを対面接合させて構成される。
【0010】 プロフィールリング6の詳細な断面形状は図3に示される。このプロフィール リング6の形状の最大の特徴は、外周側面に凹溝15が設けられていること、及 び、リングの外面が4種の半径Rによって面取り加工されていることにある。そ して、このプロフィールリング6が装填部7に嵌め込まれた時には、上下方向に 僅かに圧縮させられる。また、水圧が内方から作用した時には、凹溝15が縮少 するように変形すると共に、外方に張り出して、リング6と装填部7との接触圧 が増加するようになるので、漏水防止性能が良い。
【0011】 なお、本考案に於いて、プロフィールリング6やリング装填部7の形状の詳細 は、前記実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載の範 囲内で自由に変形変更可能である。
【0012】
【考案の効果】
本考案のソフトシール仕切弁のケーシング止水構造では、プロフィールリング が装填部に嵌め込まれていて、完全に位置保持されているので、従来の平板パッ キンのように位置ずれを起こすことがない。また、プロフィールリングには、ボ ルトによるフランジ締付力が全く作用せず、常に全周に亙って均一かつ適度の圧 縮状態に保持され、その上、内方から水圧が作用すると、プロフィールリングは 接触圧が高まる方向に変形するので、漏水防止を完全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弁箱と上蓋との接合部の組立状態の断面図。
【図2】接合部の分触状態の断面図。
【図3】プロフィールリングの拡大断面図。
【図4】従来の接合部の断面図。
【符号の説明】
1 弁箱 2 上蓋 3 弁箱フランジ 4 上蓋フランジ 5 ボルト 6 プロフィールリング 7 リング装填部 10 接合面 11 環状段部 12 接合面 13 環状溝 15 凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面開放の弁箱と、弁箱の上面に接合固
    定される上蓋と、弁箱と上蓋との接合部に形成されたリ
    ング装填部と、弾性材製のプロフィールリングとからな
    り、プロフィールリングは外周側面に凹溝を有する形状
    で、リング装填部に上下方向に僅かに圧縮された状態で
    嵌め込まれているソフトシール仕切弁のケーシング止水
    構造。
JP9009491U 1991-08-08 1991-08-08 ソフトシール仕切弁のケーシング止水構造 Pending JPH0514753U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012082914A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Kurimoto Ltd バタフライ弁及びバタフライ弁の製造方法
JP2013160262A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Shimizu Gokin Seisakusho:Kk ソフトシール仕切弁

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57155102A (en) * 1982-02-19 1982-09-25 Houyuu Gomme Kk Solid tire
JPS6058585A (ja) * 1983-09-12 1985-04-04 株式会社東芝 沸騰水型原子炉

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