JPH0537648Y2 - - Google Patents

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JPH0537648Y2
JPH0537648Y2 JP5862887U JP5862887U JPH0537648Y2 JP H0537648 Y2 JPH0537648 Y2 JP H0537648Y2 JP 5862887 U JP5862887 U JP 5862887U JP 5862887 U JP5862887 U JP 5862887U JP H0537648 Y2 JPH0537648 Y2 JP H0537648Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電動機のケーブルグランド装置に関す
るものである。
[従来の技術] 内部に流体が注入密封されているタイプの電動
機に用いられるケーブルグランド装置は、従来
は、第6図に示す様に構成されていた。第6図
中、全体を符号1で示すケーブルグランド装置に
おいては、負荷側のブラケツト2中にケーブル3
の貫通用の穴4及び雌ねじ部が形成されている。
ケーブルを電動機内部へ導入するに際して、先
ず、前記穴4にケーブル3を通し、ブラケツト2
と電動機フレーム6とフレーム側板7とをボルト
(図示せず)を用いて一体に締結し、その後、パ
ツキン押え8,8とパツキン9とを穴4内に押し
込み、更にケーブルナツト10を雌ねじ5と係合
させて穴4中に締め込む。ケーブルナツト10を
締め込む事によりパツキン9が潰れ、穴4が密閉
されるのである(尚、前述した従来のケーブルグ
ランド装置1を有する水中電動機12の構造を第
7図に示してある。) 従来のケーブルグランド装置においてはケーブ
ルナツト10の締め込みの調整が非常に微妙であ
り、ケーブルナツト10を締め過ぎるとパツキン
9がケーブル3に食い込み過ぎてしまい、また、
ケーブルナツト10の締め込みが不足していると
パツキン9による穴4の密閉が不十分となつてし
まう。従つてケーブルナツト10の締め込み工程
が微妙且つ複雑になると言う欠点があつた。ま
た、ケーブルナツト10を締め込む事によりケー
ブル3が捩れて、その結果、ケーブルグランド部
におけるケーブル3の絶縁層が破損し易いとい言
う欠点があつた。更に、ケーブルグランド装置1
を分解する際にパツキン9及びパツキン押え8,
8、を取り外す事が困難であり、金属棒等を用い
て無理に取り外そうとするとケーブル3を損傷
し、その絶縁機能を低下させる恐れがある。
[考案の目的] 本考案は上記した従来技術の欠点に鑑みて為さ
れたものであり、該欠点を除去すると共に部品数
を減少し、もつて製作コストを低減し分解、組立
作業を簡便ならしめる様な電動機のケーブルグラ
ンド装置を提供する事を目的とする。
[考案の構成] 本考案のケーブルグランド装置は、内部に流体
が注入、密封されており、該流体の外部への漏出
或いは該流体と外部の流体との置換、混合を生じ
ない構造を有し、止め輪により電動機フレームに
脱着可能であつてブラケツトを固定するために用
いられるフレーム側板を有している電動機のケー
ブルグランド装置において、電動機巻線に接続す
るケーブルが貫通する部分を密閉する為に設けら
れたケーブルパツキンがフレーム側板とブラケツ
トとの間に挟持されており、そして電動機フレー
ムとブラケツトとを固定するボルトによつてケー
ブルパツキンが潰されてケーブルが貫通する部分
を密封する事を特徴としている。
[考案の作用効果] 本考案のケーブルグランド装置においては、ケ
ーブルグランド用のパツキンがフレーム側板とブ
ラケツトとの間に挟持されており、該フレーム側
板とブラケツトとを一体的に固定するボルトを締
結する事によりパツキンを押し潰す様になつてい
る。そして、組立時におけるパツキンの押し潰し
量は、ブラケツトとフレーム側板との形状、配置
に基づき一定している。従つてケーブルナツトの
微妙な締込作業を必要とせずに組立作業が簡単に
行われ、製造コストを低減する事が出来る。
また、パツキンはブラケツトとフレーム側板と
の間で挟持されているので、該ブラケツトとフレ
ーム側板とを一体的に固定するボルトを締結すれ
ば自動的にパツキンが押し潰されてケーブルグラ
ンド部が密閉される。分解に際しては、該ボルト
を取り外してブラケツトとフレーム側板とを分解
すれば容易にパツキンを外す事が出来る。
更に、ケーブルナツトを用いていないので、ケ
ーブルグランド部を密閉する際にケーブルを捩る
力が作用せずケーブル絶縁層が弱化する恐れが無
く、しかもナツトを収容する穴の中に雌ねじを形
成する必要がなくなり、製造コストが更に低減さ
れる。
[好ましい実施の態様] パツキンは、ゴム等の弾性材料で製造され、そ
の外周部の一部分を金属等の剛性の高い材料で補
強してあるのが好ましい。
[実施例] 以下、第1図〜第5図を参照して本考案の実施
例を説明する。
第1A図、第1B図において、本考案のケーブ
ルグランド装置は全体を符号20で示されてい
る。該ケーブルグランド装置20は電動機フレー
ム22を有し、該電動機フレーム22の内側には
ブラケツト24及びフレーム側板26が嵌合され
ている。フレーム22の内周面には段部28が形
成されており、フレーム側板26の下縁部と係合
して該側板26が下方に落下するのを防止してい
る。フレーム22の内周面には、更に凹部30が
形成されており、該凹部30には止め輪32が嵌
入されている。ブラケツト24とフレーム側板2
6との間にはパツキン34が挟持されており、該
ブラケツト24と側板26とはボルト36によつ
て一体的に固定される。更に、第1A図、第1B
図中、38はケーブル、40はボルト36の緩み
止め用のワツシヤである。ケーブル38を電動機
の外部から内部へ導入するため、ブラケツト24
は貫通穴25を有している。該貫通穴25は段部
27を設けた段付穴として形成されており、該段
部27の下方の部分は該穴25よりも大径となつ
ていて、パツキン34の上部を収容している。
フレーム側板26は概略円環状であり、第2図
に示す用にケーブル取出穴42を設けているか、
或いは第3図に示す用にケーブル38が通過する
部分(ケーブル取出部)に切欠部44を設けてい
る。第2図、第3図中46はボルト36の締結様
の穴を示し、該穴中には雌ねじが形成されてい
る。
止め輪32は第4図に示されている用に概略円
環形状をしており、その一部に切欠部48を設け
ていて曲率半径を自由に変更出来るようになつて
いる。止め輪32の曲率半径を小さくした場合
を、第4図中2点鎖線で示してある。
第5図はパツキン34を示している。前述の通
り、パツキン34はゴム等の弾力に富む材料で製
造されており、外周部の一部が金属等の剛性の高
い材料50で補強されている。尚、図中35はケ
ーブル38用の貫通穴である。
次に、再び第1A図、第1B図を参照して、本
考案のケーブルグランド装置20の組立について
説明する。
電動機内部の巻線(図示せず)に接続されたケ
ーブル38は、フレーム側板26に設けられたケ
ーブル取出穴42或いは切欠部44を通り、そし
てパツキン34の貫通穴35及びブラケツト24
の貫通穴25を貫通して外部へ繋がつている。
組立に際して、先ずフレーム側板26は電動機
フレーム22の内周に設けられた段部28へ嵌合
され、止め輪32が凹部30内へ嵌合される。そ
の後、ブラケツト24が電動機フレーム22の内
部へ配置される(第1A図:ボルト36による締
結前の状態を示す)。その後、ボルト36により
ブラケツト24とフレーム側板26とが締結さ
れ、ブラケツト24と電動機フレーム22とが一
体的に固定される(第1B図:ボルト36の締結
後の状態を示す)。
第1A図に示す状態においては側板26はその
下縁部が電動機フレーム22の内周面の段部28
と係合している位置に止まつている。従つてパツ
キン34を上下方向に押圧する力は作用せず、貫
通穴25,35及び段部27は密閉されていな
い。
その後、ボルト36を締込むと、側板26は図
中上方へ移動し止め輪32と衝合する位置まで上
昇する。側板26の上昇により、該側板26とブ
ラケツト24との間に挟持されているパツキン3
4は図中上下方向に圧縮され、押し潰される。そ
の結果、パツキン34は第1B図に示す用に変形
し、貫通穴25,35、段部27及び側板26中
の穴42等を密封する。これによりケーブルグラ
ンド部の密封組立が完了するのである。
パツキン34の圧縮量はフレーム側板26の変
位に依存し、そして該変位は、ブラケツト24、
側板26、止め輪32の位置、形状等によつて一
定量に設定される。従つて、ボルト36の微妙な
締込作業を必要とせずに、パツキンの圧縮変形を
常に一定量に設定する事が出来るのである。更
に、ボルト36はパツキンから離隔した位置にあ
るので、該ボルト36の締込みによつてパツキン
34が捩られる事はなく、従つてケーブル38も
捩られず、ケーブル絶縁層が弱化する恐れも無
い。
ケーブルグランド装置20の分解は、ボルト3
6の締結を解除する事によつて容易に行われ、且
つ、パツキン34も簡単に取り出せる。
更にパツキン34を収容する箇所に雌ねじを形
成する必要がなく、またケーブルナツトも不必要
なので、製造工程の簡略化、部品数の減少が達成
され製造コストも低くなる。
[まとめ] 以上のように、本考案によれば、ケーブルグラ
ンド用パツキンをフレーム側板とブ2ケツトの間
に挟みこみ、ブラケツトと側板をボルトによつて
締結する事によりパツキンを押し潰し、もつてケ
ーブルグランド部を密閉する様にしたので、次の
技術的効果を奏する。
パツキンの押し潰し量(圧縮量)が一定に設
定されており、ボルトの締付けに微調整を必要
としない。そして確実な密閉が達成され、ケー
ブルグランド部の密閉の程度を検査する必要が
ない。
ブラケツトをフレーム側板と固定するボルト
を締結する作業だけで、自動的にパツキンが押
し潰されケーブルグランド部を密閉する事が可
能になつた。
ケーブルを捩る力が作用せず、ケーブル絶縁
層が弱化される恐れがなくなつた。
装置を分解する際に、容易にパツキンを外せ
る様になつた。
従来必要であつたケーブルナツト等が不必要
となり、且つねじ形成工程等が省略できた。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図は本考案の一実施例を示す
縦断面図であり、第1A図はボルト締結前の状態
を、第1B図はボルト締結後の状態をそれぞれ示
しており、第2図、第3図は第1A図、第1B図
に示す実施例に用いられるフレーム側板を示す平
面図、第4図は止め輪を示す図、第5図はパツキ
ンを示す図であり、そして第6図、第7図は従来
技術を示す図である。 1,20……ケーブルグランド装置、2,24
……ブラケツト、3,38……ケーブル、6,2
2……電動機フレーム、7,26……フレーム側
板、9,34……パツキン、12……電動機、3
6……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に流体が注入、密封されており、該流体の
    外部への漏出或いは該流体と外部の流体との置
    換、混合を生じない構造を有し、止め輪により電
    動機フレームに脱着可能であつてブラケツトを固
    定するために用いられるフレーム側板を有してい
    る電動機のケーブルグランド装置において、電動
    機巻線に接続するケーブルが貫通する部分を密閉
    する為に設けられたケーブルパツキンがフレーム
    側板とブラケツトとの間に挟持されており、そし
    て電動機フレームとブラケツトとを固定するボル
    トによつてケーブルパツキンが潰されてケーブル
    が貫通する部分を密封する事を特徴とする電動機
    のケーブルグランド装置。
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JP6303874B2 (ja) * 2014-06-30 2018-04-04 日本精工株式会社 ダイレクトドライブモータ、搬送装置、検査装置、工作機械、及び半導体製造装置

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