JPH05332458A - 遮断弁用の密閉部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】ブリキ製の弁として使用されるのに適した密閉
部材を提供する。 【構成】ブリキの使用を通して明示される利点は、本発
明に係る密閉部材８の場合、その密閉部材がブリキ本体
１でつくられており、装備されているスピンドル４の軸
中に置かれているそのブリキ本体の固定装置が円錐形シ
ェル面の軸に対して偏心的に配置されており、その際、
ブリキ本体は密閉部材の中央接触面の中央の垂線に基づ
き楕円形を描き、またその際、装備されているスピンド
ルの軸に基づき中心に配置されており、密閉部材を固定
するために使われ、場合によっては開口をあけている面
が縦断面図において段状の範囲中へ移行し、該段状の範
囲にパッキンをつけている縁６が隣接している。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ． 産業上の利用分野 本発明は、密閉部材の密閉面が円錐形シェル面から成る
一断面を呈する、装備されているスピンドルの軸に対し
斜めに配置されている弁座つきの遮断弁用の密閉部材に
関する。 ｂ． 従来の技術 未公開のドイツ連邦共和国特許出願Ｐ３９０１６９７．
８およびＰ３９０１６９８．６から、隔壁と、上部弁座
の支持物として使用されるブリキ部材ならびに、ブリキ
製の弁箱が知られており、これらは単独もしくは組み合
わせて使用可能である。この種のブリキ製の弁部材の利
点は明白である。ここで述べるとすれば、重さがほとん
どないこと、合理的に仕上げられることおよび、原料費
が比較的廉価であるので価値の高い材料を使用可能であ
るという点だけにしておく。このため、ブリキ製の密閉
部材が求められるとしても当然のことにすぎない。つま
り、弁としてブリキ製の比較的シンプルであって、ほぼ
皿状の密閉部材は公知である。装備されているスピンド
ルの軸に対して斜めにセットされている弁座つきの遮断
弁用の密閉部材であって、この密閉部材の密閉面が円錐
形シェル面から成るものは、弁ガサとて必然的にはるか
に複雑な形成物を呈する。従来この種の密閉部材は中空
でない鋳造部材として仕上げられた。未公開のドイツ連
邦共和国特許出願Ｐ３９０１６９５．１はこの種のもの
を示している。そのほか、密閉部材には弾性プラスチッ
ク製の被覆が施されている。 ｃ． 発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、ブリキで仕上げられており、しかも、
とりわけブリキ製の弁として使用されるのに適している
初めに挙げたタイプの密閉部材を提供することにある。 ｄ． 課題を解決するための手段 本発明によると、本目的は、密閉部材がブリキ本体で形
成され、装備されているスピンドル軸中に置かれている
この密閉部材の固定装置が円錐形シェル面の軸に対して
偏心的に配置されており、その際、ブリキ本体は密閉部
材の中央接触面の中央の垂線に基づいて楕円形を描き、
また、その際、その装備されたスピンドルの軸に基づい
て真ん中に配置され、密閉部材を固定するために役立
ち、場合によって開口を１つあけている面が、縦断面図
における段状の範囲内へ移行し、この段状の範囲にパッ
キンをつけている縁が隣接していることにより解決され
る。主請求項を除く下位の請求項は、本発明の有利な形
態を示している。本発明の対象物は、堅く密閉している
密閉部材ならびに、ソフトに密閉している密閉部材とし
て形成され得ることを特記しておかなくてはならない。
このほかにソフトなパッキン装置の場合、ブリキ本体は
耐火性の非常用パッキンとして使われる密閉面を有する
ことができる。結局、本発明の目的にかなっている形態
は、装備されているスピンドルと密閉部材間の結線の中
心を、密閉部材の接触面により描かれる楕円の中心に位
置させることにより生み出される。この結果として、楕
円形のパッキンの中心に位置する力の導入、つまり、閉
じているパッキンの全周にわたる一様な荷重が生み出さ
れる。パッキンを傾けて置いたり、または均等にではな
く荷重がかけられることは、この措置をとることにより
除外される。 ｅ．実施例 本発明は、いくつかの実施例に基づきより詳細に説明さ
れる。第１図中に図示されているブリキ本体（１）は、
いわば密閉部材の基本形である。このブリキ本体は１つ
の開口（２）をあけている面（３）を有しており、これ
を介して装備されたスピンドル（４）と結ばれている。
開口（２）は円錐形シェル面の軸に対して偏心的にあい
ており、これに基づき密閉部材の密閉面が１断面を呈し
ている。この面（３）に隣接しているのは、図示されて
いる縦断面図において段として識別可能な範囲（５）で
あり、この範囲は縁（６）へと移行している。弁座
（７）つきの密閉部材の中央接触面の中央の垂線に従っ
た平面図において、ブリキ本体（１）は楕円形の輪郭
（図示せず）を備えている。ブリキ本体が、第３図中に
概略的に図示されるとおり、唯一の部材として、装備さ
れているスピンドル（４）と結ばれていると、これはソ
フトに密閉する密閉部材（８）を形成し、この部材の縁
（６）は弁座（７）と一緒に作用する。第２図に示され
るとおり、ブリキ部材（９）とのブリキ本体（１）の組
合せ、ならびに包囲された両方のパッキンリング（１
０）の一方は、ソフトに密閉する密閉部材（１１）を形
成する。第４図は、この種の密閉部材（１１）を装備し
ている遮断弁を示している。本発明においてブリキ本体
（１）の縁（６）にパッキンが確かに付けられている
が、もはや密閉機能を直接には引き受けない。しかし、
第３図と第４図を要約すると、ブリキ本体（１）が第４
図の遮断弁の場合も、同じく密閉機能だけを引き受けら
れるだろうということを容易に見抜くことができる。す
なわち、ブリキ本体（１）は、パッキンリング（１０）
が破壊される際に導入される安全機能を行使することが
できる。ソフトに密閉する密閉部材のパッキンが破壊さ
れる際のブリキ本体（１）による密閉機能の引き受け
は、本発明に記載されるとおりの密閉部材について生み
出される有利な方法であり、これは、図示されていない
弾性プラスチック製の被覆を備えているブリキ本体の場
合に利用可能とされる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、最もシンプルなソフトに密閉する形式として
ブリキ本体により形成される本発明に記載されるとおり
の密閉部材の縦断面図、第２図は、第１図に対応してい
るブリキ本体とともに密閉リングを携行可能とされるブ
リキ部材の縦断面図、第３図は、第１図に対応している
堅く密閉する密閉部材つきの遮断弁を表す部分断面図、
第４図は、第１図と第２図に対応しているブリキ本体な
いしブリキ部材を包囲するソフトに密閉する密閉部材つ
きの遮断弁を表す部分断面図である。 １…ブリキ本体、 ２…開口、３…面、
４…スピンドル、５…段状の範囲、 ６…縁、
７…弁座、 ８…密閉部材、９…ブリキ部
材、 １０…パッキンリング、１１…密閉部材。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ゲオルク・シュトック ドイツ連邦共和国、デー 6700 ルートヴ ィヒスハーフェン 28、イム・ツィンキー ク 59

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １） 密閉部材の密閉面が円錐形シェル面に基づく１断
   面を呈しており、装備されているスピンドルの軸に対し
   て斜めに配置されている弁座つき遮断弁用の密閉部材に
   おいて、前記密閉部材（８，１１）はブリキ本体（１）
   でできており、前記装備されているスピンドル（４）の
   軸中に置かれている該ブリキ本体の固定装置が前記円錐
   形シェル面の軸に対し偏心的に配置されており、その
   際、前記ブリキ本体（１）は前記密閉部材（８，１１）
   の中央接触面の中央の垂線に基づき楕円を描き、また、
   その際、前記装備されているスピンドル（４）の軸に基
   づき中心に配置されており、前記密閉部材（８，１１）
   の固定に役立ち、場合によって開口（２）をあけている
   面（３）は、段状の範囲（５）へ移行し、該段状の範囲
   へ前記パッキンをつけている縁（６）が隣接しているこ
   とを特徴とする、遮断弁用の密閉部材。 ２） 前記ブリキ本体（１）が該ブリキ本体の縁（６）
   の部分に金属性の密閉面を有していることを特徴とす
   る、前記請求項第１項に記載の遮断弁用の密閉部材。 ３） 前記ブリキ本体（１）がソフトなパッキンをつけ
   ていることを特徴とする、前記請求項第１項に記載の遮
   断弁用の密閉部材。 ４） 前記ブリキ本体（１）が全部または一部に被覆、
   とりわけ、弾性プラスチック製の被覆が施されているこ
   とを特徴とする、前記請求項第１項または第３項に記載
   の遮断弁用の密閉部材。 ５） 前記ブリキ本体（１）が１個のパッキンリング
   （１０）をつけていることを特徴とする、前記請求項第
   １項または第３項に記載の遮断弁用の密閉部材。 ６） 前記ブリキ本体（１）と、該ブリキ本体と結ばれ
   ているブリキ本体間に前記パッキンリング（１０）。が
   配置されていることを特徴とする、前記請求項第１項，
   第３項および第５項のいずれか１項に記載の遮断弁用の
   密閉部材。 ７） 前記ブリキ本体（１）と、前記装備されているス
   ピンドル（４）と結ばれている別のブリキ部品（９）間
   に前記パッキンリング（１０）が配置されていることを
   特徴とする、前記請求項第１項，第３項および第５項の
   いずれか１項に記載の遮断弁用の密閉部材。 ８） 弾性プラスチック製のパッキンリング（１０）を
   特徴とする、前記請求項第１項ないし第７項のいずれか
   １項に記載の遮断弁用の密閉部材。 ９） 熱可塑性物質のパッキンリング（１０）を特徴と
   する、前記請求項第１項ないし第８項のいずれか１項に
   記載の遮断弁用の密閉部材。 １０） 前記ブリキ本体が、前記ソフトなパッキン（１
   ０）が破壊された際、前記弁座（７）で接触するように
   なる金属製の密閉面を有していることを特徴とする、前
   記請求項第１項ないし第９項のいずれか１項に記載の遮
   断弁用の密閉部材。 １１） 前記装備されているスピンドル（４）と前記密
   閉部材（８，１１）間の前記結線の中心が、該密閉部材
   （８，１１）の中央の接触面により描かれる楕円の前記
   中心に位置することを特徴とする、前記請求項第１項な
   いし第１０項のいずれか１項に記載の遮断弁用の密閉部
   材。