JP2555555Y2 - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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JP2555555Y2
JP2555555Y2 JP8752691U JP8752691U JP2555555Y2 JP 2555555 Y2 JP2555555 Y2 JP 2555555Y2 JP 8752691 U JP8752691 U JP 8752691U JP 8752691 U JP8752691 U JP 8752691U JP 2555555 Y2 JP2555555 Y2 JP 2555555Y2
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JP
Japan
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oil
rubber coating
gasket
coated
substrate
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淳 小林
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  • Gasket Seals (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車、産業機械、一
般機械などにおいて、ボルト締めなどによって互いに結
合される2部材間のシール手段として使用されるガスケ
ットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パイプラインのフランジ接手の
ように、ボルト締めによって互いに結合される2部材の
接合面間のシール手段として、一例を図3に示すような
ガスケットが多く使用されている。
【0003】同図のガスケットは、鋼板による基板5の
両面に、弾性材によるシール被膜6をコーティングされ
て成り、締め付けに伴うシール被膜6の弾性圧縮によっ
てシールするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】上記した従来の技術
によるガスケットにおいては、締め付け圧力によってシ
ール被膜6のへたりを招くために、面圧が低下してシー
ル性が悪化してしまう。また、シール対象部材の面粗さ
に左右され、完全にシールすることが出来ない場合もあ
る。
【0005】本考案は、シール材のへたりによるシール
性の悪化を招くことがなく、また、シール対象部材の面
粗さに左右されることのないガスケットの構造を提示す
ることを目的とするものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案は、上記した従
来の技術によるガスケットにおける問題点を考慮して、
基板の少なくとも片面にコーティングされた油膨潤タイ
プのゴム被覆に、多数の油入りマイクロカプセルを含浸
またはコーティングした構成となすものである。
【0007】
【作用】上記した構造を備えた本考案によるガスケット
においては、基板の少なくとも片面にコーティングされ
た油膨潤タイプのゴム被覆に含浸またはコーティングさ
れた油入りマイクロカプセルが、締め付け手段による押
圧力を受けて破られ、内部の油をゴム被覆内へ浸透させ
てゴム被覆を膨潤させる。
【0008】
【実施例】図1の実施例においては、鋼板による基板1
の両面にコーティングされた油膨潤タイプのゴム被覆2
の内部に、多数の油入りマイクロカプセル3が含浸され
ている。
【0009】図2の実施例においては、ゴム被覆2の表
面に、多数の油入りマイクロカプセル3が、グラファイ
ト或いはセルローズによる表面コート剤4によってコー
ティングされている。
【0010】
【考案の効果】本考案によるガスケットが、基板、前記
基板の少なくとも片面にコーティングされた油膨潤タイ
プのゴム被覆、及び前記ゴム被覆に含浸またはコーティ
ングされた油入りマイクロカプセルより成る構成を備え
ていることにより、基板の少なくとも片面にコーティン
グされた油膨潤タイプのゴム被覆に含浸またはコーティ
ングされた油入りマイクロカプセルが、締め付け手段に
よる押圧力を受けて破られ、内部の油をゴム被覆内へ浸
透させてゴム被覆を膨潤させるので、ガスケットの弾性
変形能力が減退せず、良好なシール性及び面粗さに対す
る追随性が維持される。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】本考案の他の実施例の断面図である。
【図3】従来の技術によるガスケットの一例の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 基板 2 ゴム被覆 3 油入りマイクロカプセル 4 表面コート剤 5 基板 6 シール被膜

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)、前記基板(1)の少なくと
    も片面にコーティングされた油膨潤タイプのゴム被覆
    (2)及び前記ゴム被覆(2)に含浸またはコーティン
    グされた油入りマイクロカプセル(3)より成るガスケ
    ット。
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JP6243647B2 (ja) * 2013-07-26 2017-12-06 Nok株式会社 金属基板ガスケット

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