JPH0417840Y2 - - Google Patents

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JPH0417840Y2
JPH0417840Y2 JP1987007034U JP703487U JPH0417840Y2 JP H0417840 Y2 JPH0417840 Y2 JP H0417840Y2 JP 1987007034 U JP1987007034 U JP 1987007034U JP 703487 U JP703487 U JP 703487U JP H0417840 Y2 JPH0417840 Y2 JP H0417840Y2
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JP
Japan
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casing
casing flange
flange
flange surface
turbo compressor
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JP1987007034U
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JPS63174598U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ターボ圧縮機のケーシングフランジ
の気密構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、酸素ガスなどの圧縮に使用されるターボ
圧縮機ケーシングのフランジ面1は第3図に示す
如く、パツキンやガスケツトなどのシール材を使
用せず、精巧な機械仕上げによるフランジ面1を
形成し、相対するフランジ面1の摺り合せを行な
つて気密な継手面を形成し、漏洩防止を行なつて
いる。なお、同図の8は締付けボルト、9はワツ
シヤ、10はナツトを示す。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来、酸素ガスなどの圧縮に使用さ
れるターボ圧縮機ケーシングのフランジ面1は複
雑な形状をしている。この複雑なフランジ面1を
気密な継手面とするために、精巧な機械仕上をす
ることはきわめて困難であり、その上、このフラ
ンジ面1を摺り合せする必要があり、このフラン
ジ面1の形成に熟練した仕上工が必要なうえ、多
大な工数を費すという問題があつた。
また、酸素ガスなどの圧縮機では、パツキンや
ガスケツトなどのシール材が酸化するため、これ
らのシール材をフランジ面1に使用できないとい
う問題があつた。
[考案の目的] 本考案は、従来のターボ圧縮機ケーシングのフ
ランジ面気密構造における問題点を有効に解決す
べく創案されたものであり、その目的は、ターボ
圧縮機ケーシングのフランジ面の内側面を金属当
り面とし、フランジ面の外側面に間隙を設けて構
成し、フランジ面に金属箔を挾着することによ
り、フランジ面を気密構造にできるものを提供す
ることを目的とする。
[考案の概要] 上部ケーシングと下部ケーシングとからなるタ
ーボ圧縮機のケーシングフランジ面において、該
ケーシングフランジ面にはボルト穴に副つて、か
つ、ボルト穴が内部に位置するようにスロツトが
設けられており、スロツトより内側の内側面に上
部ケーシングフランジと下部ケーシングフランジ
とで金属当たり面を形成し、前記ケーシングフラ
ンジ面のスロツトより外側の外側面に前記上部ケ
ーシングフランジと前記下部ケーシングフランジ
との間に前記内側面が当接したときに微小な間隙
が形成されるようになつており、さらに、前記ケ
ーシングフランジ面の内側面および外側面に金属
箔を挾着し、締付け時に前記ケーシングフランジ
面が機密となる構造としたものである。
[実施例] 以下に本考案の好適一実施例を添付図に基づい
て詳述する。
第1図は一実施例の断面図、第2図はフランジ
面平面図を示す。
第2図に示す如く、ターボ圧縮機ケーシングの
フランジ面1は複雑な形状をしている。このフラ
ンジ面1は第1図のように上部ケーシングフラン
ジ2と下部ケーシングフランジ3とが相対向して
おり、特に、フランジ面1の内側面4a,4bに
金属当り面を形成し、また、外側面5a,5bに
間隙6を設け、前記内側面4a,4bと外側面5
a,5bの間にはスロツト11が設けられてい
る。
そして、このフランジ面1に金属箔7を挾着し
てあり、締付けボルト8をボルト穴8a,8bに
装着し、ナツト10にてワツシヤ9を介して締付
けるように構成されている。
また、金属箔7としては、純銅などが適してお
り、圧縮する気体の種類や圧縮機の耐圧強度等に
応じて金属箔7の材質を変え得ることはいうまで
もない。
以上のように構成された本考案の作用について
説明する。
フランジ面1に金属箔7を挾着し、ボルト8で
締め付けると、フランジ面1の内側面4a,4b
が密着し、金属箔7は弾性変形を始める。
さらに、締付けボルト8を締め付けると、フラ
ンジ面1の外側面5a,5bがたわみ、外側面5
a,5bの間の間隙6が小さくなり、フランジ面
1の内側面4a,4bは面圧が上昇し、金属箔7
は弾性変形を大きくし、より確実なターボ圧縮機
ケーシングのフランジ面1の気密構造が得られ
る。
フランジ面1の締め付けに際しては、外側面5
a,5bが金属箔7と密着するまで締め付けるこ
とより気密性の向上が得られ、内側面4a,4b
および外側面5a,5b両面で気密が得られる。
なお、本考案のターボ圧縮機ケーシングの気密
構造は、前述の実施例にのみ限定されるべきもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々変更を加え得ることはもちろんである。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案のターボ圧縮機ケーシ
ングの気密構造によれば、下記の如く種々の優れ
た効果を発揮する。
1 ターボ圧縮機ケーシングのフランジ面に純銅
などの金属箔を挾着することにより、フランジ
面のより確実な気密性を確保することが容易に
でき、信頼性の向上が得られる。
2 複雑なターボ圧縮機ケーシングのフランジ面
の摺り合わせ作業が不要となり、フランジ面の
加工工数の削減ができ、コスト削減ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断面図、第2図はフランジ面
の平面図、第3図は従来例断面図を示す。 図中、1……フランジ面、2……上部ケーシン
グフランジ、3……下部ケーシングフランジ、4
a,4b……内側面、5a,5b……外側面、6
……間隙、7……金属箔、8……締付けボルト、
8a,8b……ボルト穴、9……ワツシヤ、10
……ナツト、11……スロツト、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部ケーシングと下部ケーシングとからなるタ
    ーボ圧縮機のケーシングフランジ面において、該
    ケーシングフランジ面にはボルト穴に副つて、か
    つ、ボルト穴が内部に位置するようにスロツトが
    設けられており、スロツトより内側の内側面に上
    部ケーシングフランジと下部ケーシングフランジ
    とで金属当たり面を形成し、前記ケーシングフラ
    ンジ面のスロツトより外側の外側面に前記上部ケ
    ーシングフランジと前記下部ケーシングフランジ
    との間に前記内側面が当接したときに微小な間隙
    が形成されるようになつており、さらに、前記ケ
    ーシングフランジ面の内側面および外側面に金属
    箔を挾着し、締付け時に前記ケーシングフランジ
    面が機密となることを特徴とするターボ圧縮機ケ
    ーシングの機密構造。
JP1987007034U 1987-01-22 1987-01-22 Expired JPH0417840Y2 (ja)

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JP1987007034U JPH0417840Y2 (ja) 1987-01-22 1987-01-22

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JP1987007034U JPH0417840Y2 (ja) 1987-01-22 1987-01-22

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JPS63174598U JPS63174598U (ja) 1988-11-11
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DE102009037393A1 (de) * 2009-08-13 2011-02-17 Man Diesel & Turbo Se Strömungsmaschine
JP6553447B2 (ja) * 2015-08-19 2019-07-31 株式会社日立製作所 ターボ機械
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JPS6081298U (ja) * 1983-11-09 1985-06-05 株式会社川本製作所 ポンプ装置用部品連結構造

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