JPS5813188Y2 - 酸性流体の流量調節弁における漏洩防止装置 - Google Patents
酸性流体の流量調節弁における漏洩防止装置Info
- Publication number
- JPS5813188Y2 JPS5813188Y2 JP1979103625U JP10362579U JPS5813188Y2 JP S5813188 Y2 JPS5813188 Y2 JP S5813188Y2 JP 1979103625 U JP1979103625 U JP 1979103625U JP 10362579 U JP10362579 U JP 10362579U JP S5813188 Y2 JPS5813188 Y2 JP S5813188Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- valve
- acid
- bulge
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Details Of Valves (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、硫酸、塩酸等の酸性液体、亜硫酸ガス等の
酸性ガスのような酸性流体の流量調節弁の改良に関する
。
酸性ガスのような酸性流体の流量調節弁の改良に関する
。
更に詳しくは酸性流体の流量調節弁における漏洩防止装
置に関するものである。
置に関するものである。
従来から酸性流体の流量調節弁には流体が弁棒を伝わっ
て外部へ漏れるのを防止する目的で弁棒の周囲に例えば
テフロン等の耐酸性合成樹脂製のベローを設けた漏洩防
止装置が知られている。
て外部へ漏れるのを防止する目的で弁棒の周囲に例えば
テフロン等の耐酸性合成樹脂製のベローを設けた漏洩防
止装置が知られている。
しかしながら上記のような構造の漏洩防止装置は、第1
図に示すようにベローの下端部に形成したフランジ部a
の下面を弁本体の上端面に載せるとともに、フランジ部
aの上面には割リングbを載せ、その上からナツト等に
よる締着力を加えてフランジ部aの下面を弁本体の上端
面に圧着させる構成によって調節弁本体より酸性流体が
弁棒を伝わってベロー内に流入しても、この流体がベロ
ーより外部に漏洩しないようにしてきた。
図に示すようにベローの下端部に形成したフランジ部a
の下面を弁本体の上端面に載せるとともに、フランジ部
aの上面には割リングbを載せ、その上からナツト等に
よる締着力を加えてフランジ部aの下面を弁本体の上端
面に圧着させる構成によって調節弁本体より酸性流体が
弁棒を伝わってベロー内に流入しても、この流体がベロ
ーより外部に漏洩しないようにしてきた。
しかし上記のような構造であると、ナツト等による締着
力が割り/グbを介して均等にフランジ部aに伝わらず
、フランジ部aの下面と弁本体の上端面の間に多少の隙
間を生じ、この隙間よりベロー内部の流体が漏れること
がある。
力が割り/グbを介して均等にフランジ部aに伝わらず
、フランジ部aの下面と弁本体の上端面の間に多少の隙
間を生じ、この隙間よりベロー内部の流体が漏れること
がある。
またシール性を良好にするため、可成りの締着力を割り
/グbに加えると均等な力で締着することは不可能であ
るため、ベローに不均等な力が加わり、ベローが多少変
形して固定される。
/グbに加えると均等な力で締着することは不可能であ
るため、ベローに不均等な力が加わり、ベローが多少変
形して固定される。
このためベロー内に上記のような酸性流体の圧が加わっ
た場合には座屈現象を起す原因となる。
た場合には座屈現象を起す原因となる。
この考案は、上記実情に鑑み弁本体内部に形成した弁室
内に耐酸合成樹脂製弁棒の下端部を突入させ、その上部
をベローで包み、更に該ベロー外周にベローケースを設
けた酸性流体の流量調節弁における漏洩防止、特に座屈
を起さずに酸性流体の漏洩を完全に防止することを目的
として研究した結果、耐酸性合成樹脂製のベロー下部周
面に膨出部を形成し、更に該膨出部下端外周に抑え部を
延出し、一方上記ベローケースは上記膨出部を弁棒の外
周面との間で挾持し、その下端部をに記抑え部の上面に
載せるようにしてベローに被せるとともに、ベローケー
ス下端外周に形成したフランジ部を上記弁本体の保護枠
に締着することにより、上記膨出部を弁本体の上端面に
圧着させるようにした漏洩防止装置を提案するものであ
る。
内に耐酸合成樹脂製弁棒の下端部を突入させ、その上部
をベローで包み、更に該ベロー外周にベローケースを設
けた酸性流体の流量調節弁における漏洩防止、特に座屈
を起さずに酸性流体の漏洩を完全に防止することを目的
として研究した結果、耐酸性合成樹脂製のベロー下部周
面に膨出部を形成し、更に該膨出部下端外周に抑え部を
延出し、一方上記ベローケースは上記膨出部を弁棒の外
周面との間で挾持し、その下端部をに記抑え部の上面に
載せるようにしてベローに被せるとともに、ベローケー
ス下端外周に形成したフランジ部を上記弁本体の保護枠
に締着することにより、上記膨出部を弁本体の上端面に
圧着させるようにした漏洩防止装置を提案するものであ
る。
即ち上記のような構成とすることにより、弁本体の上端
面に圧着された膨出部は、その内部応力によって膨出部
の下面には均等な力が作用し、膨出部の下面と弁本体の
上端面との間が十分に密着して良好なシール効果を発揮
させることができる。
面に圧着された膨出部は、その内部応力によって膨出部
の下面には均等な力が作用し、膨出部の下面と弁本体の
上端面との間が十分に密着して良好なシール効果を発揮
させることができる。
しかも膨出部を弁本体の上端面に圧着すると、膨出部の
下面に均等な力が作用し、これによりベローが固定され
るため、ベローが変形されずに固定される。
下面に均等な力が作用し、これによりベローが固定され
るため、ベローが変形されずに固定される。
以下、図示の実施例に基いてこの考案を説明する0
1は金属製保護枠2で保護されたテフロン、硬質塩化ビ
ニール等の耐酸性合成樹脂製の弁本体で、弁本体1には
流体の流路3を形成するとともに、該流路3の中央には
上方を開口する弁室4を形成し、該弁室4にはテフロン
、硬質塩化ビニール等の耐酸性合成樹脂製の弁棒5の下
端部を突入させ、一方弁枠5の上端部には操作用駆動部
(図示せず)から延びるステンレス製の連結軸6を螺着
する0 7はテフロン、耐酸耐蝕性ゴム等の材質で構成された調
節弁における漏洩防止用ベローで、ベロー7は上端部に
帽状部7aを形成するとともに、帽状部7aに連設する
ベローの中間部局面には一定間隔でドーム状の山部8・
・・が現われる蛇腹部1bを形成する。
ニール等の耐酸性合成樹脂製の弁本体で、弁本体1には
流体の流路3を形成するとともに、該流路3の中央には
上方を開口する弁室4を形成し、該弁室4にはテフロン
、硬質塩化ビニール等の耐酸性合成樹脂製の弁棒5の下
端部を突入させ、一方弁枠5の上端部には操作用駆動部
(図示せず)から延びるステンレス製の連結軸6を螺着
する0 7はテフロン、耐酸耐蝕性ゴム等の材質で構成された調
節弁における漏洩防止用ベローで、ベロー7は上端部に
帽状部7aを形成するとともに、帽状部7aに連設する
ベローの中間部局面には一定間隔でドーム状の山部8・
・・が現われる蛇腹部1bを形成する。
昔たベロー7の下部には、蛇腹部7bの下端に連設して
膨出部9を形成し、膨出部9の下端外周には抑え部10
を延出するものである。
膨出部9を形成し、膨出部9の下端外周には抑え部10
を延出するものである。
そしてベロー7は使用に際しては帽状部7aを弁棒5の
上端面に密接状に被せ、更に帽状部7aにはキャップ1
0′を被せ、キャップ10′より突出する連結軸6には
スプリングワッシャー11を串通し、その上をナツト1
2で締め付ける。
上端面に密接状に被せ、更に帽状部7aにはキャップ1
0′を被せ、キャップ10′より突出する連結軸6には
スプリングワッシャー11を串通し、その上をナツト1
2で締め付ける。
次に蛇腹部7bを多少圧縮状にして膨出部9及び抑え部
10の下面を弁本体の上端面に受は止めさせ、更に抑え
部10にはアスベスト等のクッション部材13を挿入し
、普たその上面にはべ□−ケース14の下端部に載せ、
膨出部90両側を弁棒5とベローケース14の下端部内
側間に挾持せしめる。
10の下面を弁本体の上端面に受は止めさせ、更に抑え
部10にはアスベスト等のクッション部材13を挿入し
、普たその上面にはべ□−ケース14の下端部に載せ、
膨出部90両側を弁棒5とベローケース14の下端部内
側間に挾持せしめる。
同時にベローケース14の下端外側に形成したフランジ
部15と保護枠2にはボルト16を螺挿し、ボルト16
はナツト17で締み付げる。
部15と保護枠2にはボルト16を螺挿し、ボルト16
はナツト17で締み付げる。
したがって膨出部9はその両側を弁棒5とベローケース
140間で押圧されながらその下面を弁本体1の上端面
に圧着される。
140間で押圧されながらその下面を弁本体1の上端面
に圧着される。
この考案は以上のように構成゛されるが、帽状部7aを
弁棒5の上端面に密接状に被せ、更に帽状部7aにはキ
ャップ10′を被せ、キャップ10′より突出する連結
軸6にはスプリングワッシャー11を串通し、その上を
ナツト12で締め付け、一方ベロ・−7の下端部は膨出
部9の下面を弁本体1の上端面に圧着させる構成を採用
するため、ベロ・−7内は気密に保たれる。
弁棒5の上端面に密接状に被せ、更に帽状部7aにはキ
ャップ10′を被せ、キャップ10′より突出する連結
軸6にはスプリングワッシャー11を串通し、その上を
ナツト12で締め付け、一方ベロ・−7の下端部は膨出
部9の下面を弁本体1の上端面に圧着させる構成を採用
するため、ベロ・−7内は気密に保たれる。
特にこの考案においては膨出部9はその両側を弁棒5と
ベローケース14の内側で押圧しながら、その下面を弁
本体1の上端面に圧着させるため、内部の応力によって
膨出部9の下面には均等な力が作用し、その下面と弁本
体1の上端面との間が十分密着させられ、したがって高
温による膨張、低温による収縮歪みの影響を受けず、良
好なシール効果を発揮させることができる。
ベローケース14の内側で押圧しながら、その下面を弁
本体1の上端面に圧着させるため、内部の応力によって
膨出部9の下面には均等な力が作用し、その下面と弁本
体1の上端面との間が十分密着させられ、したがって高
温による膨張、低温による収縮歪みの影響を受けず、良
好なシール効果を発揮させることができる。
なおこの実施例のように抑え部10にはクッション部材
13を挿入すれば該抑え部10の上面を押圧するため、
抑え部10の下面と弁本体1の上端面の間は十分に密着
され、流体漏洩防止の効果は更に十分なものとなる。
13を挿入すれば該抑え部10の上面を押圧するため、
抑え部10の下面と弁本体1の上端面の間は十分に密着
され、流体漏洩防止の効果は更に十分なものとなる。
またこの考案では、膨出部90下面に作用する均等な力
によってその下面と弁本体1の上端面との間が十分に密
着されるため、ベローが変形して固定されることはない
。
によってその下面と弁本体1の上端面との間が十分に密
着されるため、ベローが変形して固定されることはない
。
したがってベロー7の座屈することもない。
またこの実施例ではベロー7は蛇腹部7bを構成する山
部8・・・の間隔を縮めて設置されているため、内部の
流体圧が蛇腹部7bに加わっても第4図に示すように山
部8・・・の頂部が外方に膨張するだけで蛇腹の谷部は
変形することなく、したがってベローの座屈、変形等を
防止できるのである。
部8・・・の間隔を縮めて設置されているため、内部の
流体圧が蛇腹部7bに加わっても第4図に示すように山
部8・・・の頂部が外方に膨張するだけで蛇腹の谷部は
変形することなく、したがってベローの座屈、変形等を
防止できるのである。
同時に、山部8・・・は均等に外方に膨張するため、流
体中の固形分が山部8・・・間に挾1れることもなく、
ベロー7の破損を防止することができるのである。
体中の固形分が山部8・・・間に挾1れることもなく、
ベロー7の破損を防止することができるのである。
なお、この実施例では膨出部9の外側をベローケース1
4の下端部内側で押圧する例について述べたが、第5図
に示すように膨出部9の外側とベローケース14の下端
部内側の間には例えば耐蝕性金属材質の中間部材18を
挿入し、ベロ・−ケースのインロ一部分の腐蝕を防止す
るようにしてもよい。
4の下端部内側で押圧する例について述べたが、第5図
に示すように膨出部9の外側とベローケース14の下端
部内側の間には例えば耐蝕性金属材質の中間部材18を
挿入し、ベロ・−ケースのインロ一部分の腐蝕を防止す
るようにしてもよい。
また、この実施例では酸性流体の耐酸性調節弁を例に挙
げて説明したが、勿論耐酸性調節弁に限定されるもので
なく、各種流体の流量調節弁に使用することができる。
げて説明したが、勿論耐酸性調節弁に限定されるもので
なく、各種流体の流量調節弁に使用することができる。
以上要するに、この考案によればベロ・−下端部に膨出
部を形成してベローのシール性を高めるものであるから
、従来法に比較して製作および組立上の困難な面もなく
、安価に製作できろとともに、分解、部品交換が簡単に
できるので、ベローの保守、保全を極めて簡単に行うこ
とができるのであるO
部を形成してベローのシール性を高めるものであるから
、従来法に比較して製作および組立上の困難な面もなく
、安価に製作できろとともに、分解、部品交換が簡単に
できるので、ベローの保守、保全を極めて簡単に行うこ
とができるのであるO
第1図は、従来のベロ・→接置における下端部の密閉状
態を示す図、第2図は、この考案の一実施態様を示す縦
断正面図、第3図は、同上の要部拡大正面図、第4図は
、同上のベロー内に流体圧が加わった場合の状態を示す
図、第5図は、この考案の他の実施態様を示す要部拡大
正面図。 図中、1は弁本体、5は弁棒、γはベロー、9は膨出部
。
態を示す図、第2図は、この考案の一実施態様を示す縦
断正面図、第3図は、同上の要部拡大正面図、第4図は
、同上のベロー内に流体圧が加わった場合の状態を示す
図、第5図は、この考案の他の実施態様を示す要部拡大
正面図。 図中、1は弁本体、5は弁棒、γはベロー、9は膨出部
。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 弁本体内部に形成した弁室内に、耐酸性合成樹脂製弁棒
の下端部を突入させ、その上部を耐酸性合成樹脂製のベ
ローで包み、更に該ベロー外周にベローケースを設けた
酸性流体の流量調節弁における漏洩防止装置において、 上記耐酸性合成樹脂製のベローの下部周面に膨出部を形
成し、更に該膨出部下端外周に抑え部を延出し、 上記ベローケースは上記膨出部を弁棒の外周面との間で
挾持し、その下端部を上記抑え部の上面に載せるように
してベローに被せるとともに、ベローケース下端外周に
形成したフランジ部を上記弁本体の保護枠に締着するこ
とにより、上記膨出部を弁本体の上端面に圧着させるよ
うにしたことを特徴とする酸性流体の流量調節弁におけ
る漏洩防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979103625U JPS5813188Y2 (ja) | 1979-07-28 | 1979-07-28 | 酸性流体の流量調節弁における漏洩防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979103625U JPS5813188Y2 (ja) | 1979-07-28 | 1979-07-28 | 酸性流体の流量調節弁における漏洩防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5621673U JPS5621673U (ja) | 1981-02-26 |
JPS5813188Y2 true JPS5813188Y2 (ja) | 1983-03-14 |
Family
ID=29336335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979103625U Expired JPS5813188Y2 (ja) | 1979-07-28 | 1979-07-28 | 酸性流体の流量調節弁における漏洩防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813188Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-07-28 JP JP1979103625U patent/JPS5813188Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5621673U (ja) | 1981-02-26 |
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