JPH05147143A - 内装基材 - Google Patents
内装基材Info
- Publication number
- JPH05147143A JPH05147143A JP33978591A JP33978591A JPH05147143A JP H05147143 A JPH05147143 A JP H05147143A JP 33978591 A JP33978591 A JP 33978591A JP 33978591 A JP33978591 A JP 33978591A JP H05147143 A JPH05147143 A JP H05147143A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyurethane foam
- foam sheet
- resin
- fiber
- impregnated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、合成樹脂を内在するポリウレ
タン発泡体シートからなる内装基材を補強することにあ
る。 【構成】合成樹脂を内在するポリウレタン発泡体シート
(2) の表面に可撓性および剛性の高いベンゾグアナミン
樹脂を含浸させた繊維補強層(3,4) を積層する。
タン発泡体シートからなる内装基材を補強することにあ
る。 【構成】合成樹脂を内在するポリウレタン発泡体シート
(2) の表面に可撓性および剛性の高いベンゾグアナミン
樹脂を含浸させた繊維補強層(3,4) を積層する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば自動車の天井基材
等として用いられる内装基材に関するものである。
等として用いられる内装基材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタン発泡体シートに多価
イソシアナートを含浸し、水蒸気を接触させることによ
って該多価イソシアナートを高分子化更には三次元化せ
しめるとともに所定形状に成形した内装材が提供されて
いる(特開昭58−5346)。
イソシアナートを含浸し、水蒸気を接触させることによ
って該多価イソシアナートを高分子化更には三次元化せ
しめるとともに所定形状に成形した内装材が提供されて
いる(特開昭58−5346)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記内装
材は剛性が不足し、形状安定性に乏しいものであった。
材は剛性が不足し、形状安定性に乏しいものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、合成樹脂を内在するポリ
ウレタン発泡体シートとの片面または両面にベンゾグア
ナミン樹脂を含浸させた繊維補強層を設けた内装基材を
提供するものである。
を解決するための手段として、合成樹脂を内在するポリ
ウレタン発泡体シートとの片面または両面にベンゾグア
ナミン樹脂を含浸させた繊維補強層を設けた内装基材を
提供するものである。
【0005】本発明のポリウレタン発泡体シートには、
ウレタン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾル
シン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹
脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸
ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹
脂が内在したものであり、上記合成樹脂をポリウレタン
発泡体シートに内在せしめるには、上記合成樹脂の溶
液、水溶液、エマルジョン等を含浸させるか、上記合成
樹脂の前駆体であるモノマー、オリゴマー、プレポリマ
ー、初期縮合物等を含浸させた後高分子化する。
ウレタン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾル
シン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹
脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸
ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹
脂が内在したものであり、上記合成樹脂をポリウレタン
発泡体シートに内在せしめるには、上記合成樹脂の溶
液、水溶液、エマルジョン等を含浸させるか、上記合成
樹脂の前駆体であるモノマー、オリゴマー、プレポリマ
ー、初期縮合物等を含浸させた後高分子化する。
【0006】上記ポリウレタン発泡体シートには補強の
ために繊維補強層が積層される。上記繊維補強層とはポ
リエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、アセ
テート繊維、セルロース繊維等の有機繊維やガラス繊
維、炭素繊維、セラミック繊維、ウィスカ、ロックウー
ル、スラグウール等の無機繊維のウェブ、不織布、編織
物等であり、上記繊維補強層は同種または異種のものが
二層以上積層されてもよい。
ために繊維補強層が積層される。上記繊維補強層とはポ
リエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、アセ
テート繊維、セルロース繊維等の有機繊維やガラス繊
維、炭素繊維、セラミック繊維、ウィスカ、ロックウー
ル、スラグウール等の無機繊維のウェブ、不織布、編織
物等であり、上記繊維補強層は同種または異種のものが
二層以上積層されてもよい。
【0007】上記繊維補強層にはベンゾグアナミン樹脂
が含浸せしめられる。該ベンゾグアナミン樹脂の含浸量
は樹脂分として上記繊維補強層に対して10〜50重量
%程度、望ましくは20〜40重量%程度とする。
が含浸せしめられる。該ベンゾグアナミン樹脂の含浸量
は樹脂分として上記繊維補強層に対して10〜50重量
%程度、望ましくは20〜40重量%程度とする。
【0008】本発明の内装材を製造するには、上記ポリ
ウレタン発泡体シートに合成樹脂または合成樹脂前駆体
を含浸せしめ、上記ベンゾグアナミン樹脂を含浸した繊
維補強層を積層し、所定形状に成形すると共に所望なら
ば加熱あるいは水蒸気等の硬化剤を接触せしめて上記合
成樹脂を硬化あるいは上記合成樹脂前駆体を高分子化、
更には硬化せしめ、更に繊維補強層に含浸されているベ
ンゾグアナミン樹脂を硬化させる。
ウレタン発泡体シートに合成樹脂または合成樹脂前駆体
を含浸せしめ、上記ベンゾグアナミン樹脂を含浸した繊
維補強層を積層し、所定形状に成形すると共に所望なら
ば加熱あるいは水蒸気等の硬化剤を接触せしめて上記合
成樹脂を硬化あるいは上記合成樹脂前駆体を高分子化、
更には硬化せしめ、更に繊維補強層に含浸されているベ
ンゾグアナミン樹脂を硬化させる。
【0009】上記方法以外、上記ポリウレタン発泡体シ
ートを成形した後、上記繊維補強層を積層してもよい。
ートを成形した後、上記繊維補強層を積層してもよい。
【0010】上記ポリウレタン発泡体シートと上記繊維
補強層とは夫々含浸している合成樹脂または合成樹脂前
駆体が成形の際の圧力で滲出して接着剤の役目をする
が、別に接着剤やホットメルトシートを用いて接着して
もよい。
補強層とは夫々含浸している合成樹脂または合成樹脂前
駆体が成形の際の圧力で滲出して接着剤の役目をする
が、別に接着剤やホットメルトシートを用いて接着して
もよい。
【0011】
【作用】本発明の内装基材は上記したように、合成樹脂
が内在するポリウレタン発泡体シートの表面にベンゾグ
アナミン樹脂が含浸されている繊維補強層を設けたもの
で、該ベンゾグアナミン樹脂は可撓性かつ剛性の高いも
のであり、また耐水性も良好であるから、ポリウレタン
発泡体シートは該繊維補強層で高度に補強される。
が内在するポリウレタン発泡体シートの表面にベンゾグ
アナミン樹脂が含浸されている繊維補強層を設けたもの
で、該ベンゾグアナミン樹脂は可撓性かつ剛性の高いも
のであり、また耐水性も良好であるから、ポリウレタン
発泡体シートは該繊維補強層で高度に補強される。
【0012】
【実施例】図1に本発明の内装基材(1) の一実施例を示
す。内装基材(1) において、(2)はメチレンジフェニル
ジイソシアナート(MDI)の高分子化硬化物を内在し
ているポリウレタン発泡体シートであり、(3) はガラス
繊維の編織物であり、(4)はポリエステル繊維のウェブ
層であり、該編織物(3) とウェブ層(4) とには夫々ベン
ゾグアナミン樹脂が含浸されている。更に(5) はポリプ
ロピレンニードル不織布からなる表皮材であり、該表皮
材(5) はホットメルトシート(6) によって表面側のウェ
ブ層(4) に接着されている。
す。内装基材(1) において、(2)はメチレンジフェニル
ジイソシアナート(MDI)の高分子化硬化物を内在し
ているポリウレタン発泡体シートであり、(3) はガラス
繊維の編織物であり、(4)はポリエステル繊維のウェブ
層であり、該編織物(3) とウェブ層(4) とには夫々ベン
ゾグアナミン樹脂が含浸されている。更に(5) はポリプ
ロピレンニードル不織布からなる表皮材であり、該表皮
材(5) はホットメルトシート(6) によって表面側のウェ
ブ層(4) に接着されている。
【0013】上記内装基材(1) を製造するにはポリウレ
タン発泡体シート(2) にMDIの活性水素を有しない有
機溶剤溶液(通常50重量%)をMDIとして30重量
%程度になるように含浸させる。成形に際しては編織物
(3) とウェブ層(4) とに夫々50重量%ベンゾグアナミ
ン樹脂の水−アルコール溶液を夫々樹脂分として35重
量%程度になるように含浸させ乾燥させた上で該ポリウ
レタン発泡体シート(2) の両面に重合し、160℃,3
kg/cm2 の圧力で3分間のホットプレスを行なう。
タン発泡体シート(2) にMDIの活性水素を有しない有
機溶剤溶液(通常50重量%)をMDIとして30重量
%程度になるように含浸させる。成形に際しては編織物
(3) とウェブ層(4) とに夫々50重量%ベンゾグアナミ
ン樹脂の水−アルコール溶液を夫々樹脂分として35重
量%程度になるように含浸させ乾燥させた上で該ポリウ
レタン発泡体シート(2) の両面に重合し、160℃,3
kg/cm2 の圧力で3分間のホットプレスを行なう。
【0014】上記ポリウレタン発泡体シート(2) と編織
物(3) およびウェブ層(4) との積層物を成形した後、ホ
ットメルトシート(6) を介してその表面に表皮材(5) を
圧着する。
物(3) およびウェブ層(4) との積層物を成形した後、ホ
ットメルトシート(6) を介してその表面に表皮材(5) を
圧着する。
【0015】
【発明の効果】したがって本発明の内装基材は可撓性か
つ剛性に富み、耐水性も良好であり、高温高湿時におい
ても成形形状が安定である。
つ剛性に富み、耐水性も良好であり、高温高湿時におい
ても成形形状が安定である。
【0016】
【図1】本発明の一実施例の部分側断面図
1 内装基材 2 ポリウレタン発泡体シート 3 ガラス繊維編織物 4 ポリエステル繊維ウェブ層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂を内在するポリウレタン発泡体シ
ートとの片面または両面にベンゾグアナミン樹脂を含浸
させた繊維補強層を設けたことを特徴とする内装基材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33978591A JPH05147143A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 内装基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33978591A JPH05147143A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 内装基材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05147143A true JPH05147143A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18330789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33978591A Pending JPH05147143A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 内装基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05147143A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0718127U (ja) * | 1993-08-26 | 1995-03-31 | 鹿島建設株式会社 | 消毒機構付きの空調用ファンコイルユニット |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5857939A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-06 | アイカ工業株式会社 | 化粧板 |
JPS6044335A (ja) * | 1983-08-23 | 1985-03-09 | 株式会社興人 | 化粧シ−ト |
JPH01197538A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-09 | Ikeda Bussan Co Ltd | 構造材 |
JPH01197539A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-09 | Ikeda Bussan Co Ltd | 構造材 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP33978591A patent/JPH05147143A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5857939A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-06 | アイカ工業株式会社 | 化粧板 |
JPS6044335A (ja) * | 1983-08-23 | 1985-03-09 | 株式会社興人 | 化粧シ−ト |
JPH01197538A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-09 | Ikeda Bussan Co Ltd | 構造材 |
JPH01197539A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-09 | Ikeda Bussan Co Ltd | 構造材 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0718127U (ja) * | 1993-08-26 | 1995-03-31 | 鹿島建設株式会社 | 消毒機構付きの空調用ファンコイルユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960820 |