JP2566212B2 - 内装材 - Google Patents
内装材Info
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- JP2566212B2 JP2566212B2 JP3326855A JP32685591A JP2566212B2 JP 2566212 B2 JP2566212 B2 JP 2566212B2 JP 3326855 A JP3326855 A JP 3326855A JP 32685591 A JP32685591 A JP 32685591A JP 2566212 B2 JP2566212 B2 JP 2566212B2
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- Japan
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- resin
- synthetic resin
- interior material
- polyurethane foam
- foam sheet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は例えば自動車の天井材
等に使用される内装材に関するものである。
等に使用される内装材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、多価イソシアナートをポリウレ
タン発泡体シートに含浸させ、水蒸気と接触させて該多
価イソシアナートを高分子化するとともに所定形状に成
形した内装材が提供されている(特開昭58−534
6)。
タン発泡体シートに含浸させ、水蒸気と接触させて該多
価イソシアナートを高分子化するとともに所定形状に成
形した内装材が提供されている(特開昭58−534
6)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら上記内
装材は通気性があり、該内装材をタバコの煙、微細な塵
埃等を含んだ空気が通過すると内装材表面が著しく汚染
されると云う問題点があった。
装材は通気性があり、該内装材をタバコの煙、微細な塵
埃等を含んだ空気が通過すると内装材表面が著しく汚染
されると云う問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段として、合成樹脂が内在するポ
リウレタン発泡体シートの表面に積層される繊維層に対
し通気性抑制のために合成樹脂による目止め処理を施す
ものである。
題を解決するための手段として、合成樹脂が内在するポ
リウレタン発泡体シートの表面に積層される繊維層に対
し通気性抑制のために合成樹脂による目止め処理を施す
ものである。
【0005】 本発明に使用される合成樹脂が内在する
ポリウレタン発泡体シートとは、ウレタン樹脂、メラミ
ン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシン樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の合成樹脂が内在したものであ
り、上記合成樹脂をポリウレタン発泡体シートに内在せ
しめるには、上記合成樹脂の溶液、水溶液、エマルジョ
ン等を含浸させるか、上記合成樹脂の前駆体であるモノ
マー、オリゴマー、プレポリマー、初期縮合物等を塗布
または含浸させた後高分子化する。
ポリウレタン発泡体シートとは、ウレタン樹脂、メラミ
ン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシン樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の合成樹脂が内在したものであ
り、上記合成樹脂をポリウレタン発泡体シートに内在せ
しめるには、上記合成樹脂の溶液、水溶液、エマルジョ
ン等を含浸させるか、上記合成樹脂の前駆体であるモノ
マー、オリゴマー、プレポリマー、初期縮合物等を塗布
または含浸させた後高分子化する。
【0006】 本発明に使用される繊維層とはポリエス
テル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、アセテート
繊維、セルロース繊維等の有機繊維やガラス繊維、炭素
繊維、セラミック繊維、ウィスカ、ロックウール、スラ
グウール等の無機繊維のウェブ、不織布、編織物等であ
り、上記繊維層は同種または異種のものが二層以上積層
されてもよい。
テル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、アセテート
繊維、セルロース繊維等の有機繊維やガラス繊維、炭素
繊維、セラミック繊維、ウィスカ、ロックウール、スラ
グウール等の無機繊維のウェブ、不織布、編織物等であ
り、上記繊維層は同種または異種のものが二層以上積層
されてもよい。
【0007】 上記繊維層には合成樹脂による通気性抑
制のための目止め処理が施されるが、該目止め処理に適
当な合成樹脂は常温でフィルム形成能を有するものであ
り、このような合成樹脂としてはウレタン樹脂、、アク
リル樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル
樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等であってフィルム形成温度が常温付近にあ
る熱可塑性合成樹脂が例示される。更に上記繊維層には
補強のためにメラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシ
ン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性合成樹脂が含浸され
てもよい。
制のための目止め処理が施されるが、該目止め処理に適
当な合成樹脂は常温でフィルム形成能を有するものであ
り、このような合成樹脂としてはウレタン樹脂、、アク
リル樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル
樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等であってフィルム形成温度が常温付近にあ
る熱可塑性合成樹脂が例示される。更に上記繊維層には
補強のためにメラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシ
ン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性合成樹脂が含浸され
てもよい。
【0008】 上記熱硬化性合成樹脂と熱可塑性合成樹
脂とを共に含浸させる場合は、上記熱硬化性合成樹脂と
上記熱可塑性合成樹脂とを別々に含浸させるか、あるい
は混合して一度に含浸させる。上記熱硬化性合成樹脂と
してはメラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシン樹脂
等の水溶性のものが望ましいが、上記水溶性熱硬化性樹
脂の水溶液に上記熱可塑性合成樹脂を混合する場合は上
記熱可塑性合成樹脂は水性、即ちエマルジョンの形態に
するか、あるいは水溶性の形態にする。水溶性の形態に
するには上記熱可塑性合成樹脂として、ポリビニルアル
コール、カルボキシメチルセルロース、メトキシセルロ
ース、水溶性アクリル樹脂、水分散性アルキッド樹脂、
水分散性ウレタン樹脂等の水溶性ないし水分散性熱可塑
性合成樹脂を使用する。
脂とを共に含浸させる場合は、上記熱硬化性合成樹脂と
上記熱可塑性合成樹脂とを別々に含浸させるか、あるい
は混合して一度に含浸させる。上記熱硬化性合成樹脂と
してはメラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシン樹脂
等の水溶性のものが望ましいが、上記水溶性熱硬化性樹
脂の水溶液に上記熱可塑性合成樹脂を混合する場合は上
記熱可塑性合成樹脂は水性、即ちエマルジョンの形態に
するか、あるいは水溶性の形態にする。水溶性の形態に
するには上記熱可塑性合成樹脂として、ポリビニルアル
コール、カルボキシメチルセルロース、メトキシセルロ
ース、水溶性アクリル樹脂、水分散性アルキッド樹脂、
水分散性ウレタン樹脂等の水溶性ないし水分散性熱可塑
性合成樹脂を使用する。
【0009】 本発明の内装材を製造するにはポリウレ
タン発泡体に合成樹脂または合成樹脂前駆体を塗布また
は含浸せしめ、更にその表面に上記目止め処理が施され
た繊維層を積層し、所定形状に成形すると共に所望なら
ば加熱あるいは水蒸気等の硬化剤を接触せしめて上記合
成樹脂を硬化あるいは上記合成樹脂前駆体を高分子化、
更には硬化せしめ、更に繊維層に熱硬化性合成樹脂が塗
布または含浸されている場合には該熱硬化性合成樹脂を
硬化させる。
タン発泡体に合成樹脂または合成樹脂前駆体を塗布また
は含浸せしめ、更にその表面に上記目止め処理が施され
た繊維層を積層し、所定形状に成形すると共に所望なら
ば加熱あるいは水蒸気等の硬化剤を接触せしめて上記合
成樹脂を硬化あるいは上記合成樹脂前駆体を高分子化、
更には硬化せしめ、更に繊維層に熱硬化性合成樹脂が塗
布または含浸されている場合には該熱硬化性合成樹脂を
硬化させる。
【0010】 上記方法以外、上記ポリウレタン発泡体
シートを成形した後、上記繊維層を積層してもよい。
シートを成形した後、上記繊維層を積層してもよい。
【0011】 上記ポリウレタン発泡体シートと上記繊
維層とは夫々含浸している合成樹脂または合成樹脂前駆
体が成形の際の圧力で滲出して接着剤の役目をするが、
別に接着剤やホットメルトシートを用いて接着してもよ
い。
維層とは夫々含浸している合成樹脂または合成樹脂前駆
体が成形の際の圧力で滲出して接着剤の役目をするが、
別に接着剤やホットメルトシートを用いて接着してもよ
い。
【0012】
【作用】 本発明の内装材は上記したように合成樹脂が
内在するポリウレタン発泡体シートを補強する繊維層が
目止め処理されているので、該繊維層によって内装材の
通気性は抑制される。
内在するポリウレタン発泡体シートを補強する繊維層が
目止め処理されているので、該繊維層によって内装材の
通気性は抑制される。
【0013】
【実施例】 図1に本発明の内装材(1) の一実施例を示
す。内装材(1) において、(2) はメチレンジフェニルジ
イソシアナート(MDI)の高分子化硬化物を内在して
いるポリウレタン発泡体シートであり、(3) はガラス繊
維の編織物であり、(4) はポリエステル繊維のウェブ層
であり、該編織物(3)とウェブ層(4) とには夫々メラミ
ン樹脂およびポリピニルアルコールが塗布または含浸さ
れることによって目止め処理が施されている。更に(5)
はポリプロピレンニードル不織布からなる表皮材であ
り、該表皮材(5) はホットメルトシート(6) によって表
面側のウェブ層(4) に接着されている。
す。内装材(1) において、(2) はメチレンジフェニルジ
イソシアナート(MDI)の高分子化硬化物を内在して
いるポリウレタン発泡体シートであり、(3) はガラス繊
維の編織物であり、(4) はポリエステル繊維のウェブ層
であり、該編織物(3)とウェブ層(4) とには夫々メラミ
ン樹脂およびポリピニルアルコールが塗布または含浸さ
れることによって目止め処理が施されている。更に(5)
はポリプロピレンニードル不織布からなる表皮材であ
り、該表皮材(5) はホットメルトシート(6) によって表
面側のウェブ層(4) に接着されている。
【0014】 上記内装材(1) はポリウレタン発泡体シ
ート(2) にMDIの活性水素を有しない有機溶剤溶液
(通常50重量%)をMDIとして30重量%程度にな
るように含浸させ、更に編織物(3) とウェブ層(4) とに
夫々50重量%メラミン樹脂水溶液中にポリピニルアル
コールを10重量%溶解させたものを夫々混合樹脂分と
して35重量%程度になるように含浸させ乾燥させた上
で該ポリウレタン発泡体シート(2) の両面に重合し、1
60℃,3kg/cm2 の圧力で3分間のホットプレスを行
なう。
ート(2) にMDIの活性水素を有しない有機溶剤溶液
(通常50重量%)をMDIとして30重量%程度にな
るように含浸させ、更に編織物(3) とウェブ層(4) とに
夫々50重量%メラミン樹脂水溶液中にポリピニルアル
コールを10重量%溶解させたものを夫々混合樹脂分と
して35重量%程度になるように含浸させ乾燥させた上
で該ポリウレタン発泡体シート(2) の両面に重合し、1
60℃,3kg/cm2 の圧力で3分間のホットプレスを行
なう。
【0015】 このようにして上記メラミン樹脂水溶液
中のポリピニルアルコールは編織物(3) およびウェブ層
(4) 内で連続フィルム構造を形成し、該編織物(3) およ
びウェブ層(4) の目止めを行なうが、該ポリピニルアル
コールはメラミン樹脂とも反応して水不溶性となる。
中のポリピニルアルコールは編織物(3) およびウェブ層
(4) 内で連続フィルム構造を形成し、該編織物(3) およ
びウェブ層(4) の目止めを行なうが、該ポリピニルアル
コールはメラミン樹脂とも反応して水不溶性となる。
【0016】 上記ポリウレタン発泡体シート(2) と編
織物(3) およびウェブ層(4) との積層物を成形した後、
ホットメルトシート(6) を介してその表面に表皮材(5)
を圧着する。
織物(3) およびウェブ層(4) との積層物を成形した後、
ホットメルトシート(6) を介してその表面に表皮材(5)
を圧着する。
【0017】
【発明の効果】 したがって本発明の内装材は通気性を
目止め処理によって阻止されているから空気が通過しに
くゝなり、空気中に含まれているタバコの煙や塵埃等に
よって汚染されにくゝなる。
目止め処理によって阻止されているから空気が通過しに
くゝなり、空気中に含まれているタバコの煙や塵埃等に
よって汚染されにくゝなる。
【図1】 本発明の一実施例の部分側断面図
1 内装材 2 ポリウレタン発泡体シート 3 ガラス繊維編織物 4 ポリエステル繊維ウェブ層
Claims (2)
- 【請求項1】合成樹脂が内在するポリウレタン発泡体シ
ートと、該ポリウレタン発泡体シート表面に積層される
繊維層とからなり、該繊維層には通気 性抑制のために合
成樹脂によって目止め処理が施されていることを特徴と
する内装材 - 【請求項2】該繊維層には通気性抑制のためにメラミン
樹脂と水性の熱可塑性合成樹脂が含浸されることによっ
て目止め処理が施されている請求項1に記載の内装材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3326855A JP2566212B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3326855A JP2566212B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 内装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05131585A JPH05131585A (ja) | 1993-05-28 |
JP2566212B2 true JP2566212B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=18192474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3326855A Expired - Lifetime JP2566212B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 内装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566212B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102285171A (zh) * | 2011-05-27 | 2011-12-21 | 常州市华星新材料科技有限公司 | 非天然连续长丝织物增强低密度预发泡塑料板材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0617030B2 (ja) * | 1988-01-28 | 1994-03-09 | 池田物産株式会社 | 内装材の成形方法 |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP3326855A patent/JP2566212B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102285171A (zh) * | 2011-05-27 | 2011-12-21 | 常州市华星新材料科技有限公司 | 非天然连续长丝织物增强低密度预发泡塑料板材 |
CN102285171B (zh) * | 2011-05-27 | 2014-03-26 | 常州市华星新材料科技有限公司 | 非天然连续长丝织物增强低密度预发泡塑料板材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05131585A (ja) | 1993-05-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960730 |