JPH05146339A - 枢設装置 - Google Patents

枢設装置

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JPH05146339A
JPH05146339A JP3335831A JP33583191A JPH05146339A JP H05146339 A JPH05146339 A JP H05146339A JP 3335831 A JP3335831 A JP 3335831A JP 33583191 A JP33583191 A JP 33583191A JP H05146339 A JPH05146339 A JP H05146339A
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JP
Japan
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coil spring
frame
fixed
handle
shaft
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JP3335831A
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Inventor
Seiichi Sunaga
精一 須永
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 枢支し、組み付けた二つの物体を、所望する
角度に自由に位置決めできるようにする。また、位置決
め後簡単に固定できるようにする。 【構成】 固定枠1を回動枠2の枠杆2aに枢設し、枠杆
2aに弛みなく巻装したコイルばね7の基端7aを、固定枠
1に止着すると共に、固定枠1に、コイルばね7の遊端
をコイルばね7が拡径する方向に若干押動させるハンド
ル4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、枢支し、組み付けた
二つの物体を、所望する角度に自由に位置決めでき、し
かも位置決め後簡単に固定しうる枢設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】枢支し、組み付けた二つの物体を、一定
の角度に固定する枢設装置としては、既に多種多様のも
のが提供されている。
【0003】たとえば、端部同士を枢着した二つの物体
のうちいずれか一方の物体の両側面部に、この枢着点か
ら等間隔をとって、穿設位置を変えた複数の長孔を穿設
してなる二枚の連結板を設けると共に、他方の物体の両
側面に長孔を穿設しておき、連結版に穿設したこの長孔
のいずれかを他方の物体の両側面に穿設された長孔に重
なり合せた後、両長孔にボルトを挿通して枢支、組み付
け、二つの物体が作り出す角度を調整しつつ、両物体を
締結する枢設装置がある。
【0004】また、従来より座椅子等では、座板と背も
たれ板とを枢支するとともに、別に横向きに突設する係
止ピンを遊端に有する位置決め杆を基端を背もたれ板に
枢着することにより設け、その一方で、座板の両側に多
数の係止溝が鋸歯状に並ぶ係止板を前後に向けて固設し
て、前記係止ピンをこの係止板のいずれかの係止溝に係
入することにより、座板と背もたれ板が作り出す角度を
調整しつつ、背もたれ板を支持する枢設装置が用いられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
枢設装置は、角度調整用の長孔、係止溝等を複数持つも
のの、強度、使い勝手等の問題から角度等が微調整可能
な程には長孔等は設けられておらず、その角度の調節範
囲は狭いものであった。また、加重をピンやボルト等で
支えるため、大荷重には耐え難いものであり、外観上も
見苦しく、さらにピンやボルト等の突出物の存在は使用
上邪魔となるので使い勝手を悪くする不都合があった。
また、角度調節にあたっては、ピンやボルトを係止孔な
いしは溝から一旦抜き出した後、所望の角度に位置決め
してから、この角度を維持する孔ないし溝にピンやボル
トを改めて係入しなおす必要があるため、操作が複雑で
取扱いが面倒となる不都合があった。
【0006】この発明は、従来の枢設装置のこれらの不
都合を解決すべく、枢支し、組み付けた二つの物体を、
所望する角度に自由に位置決めでき、しかも位置決め後
簡単に強固な固定状態を作り出すことのできる枢設装置
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方の物体
に設けられている軸に他方の物体を起伏自在に軸支して
なる枢設構造において、この軸に弛みなく巻装したコイ
ルばねの基端を一方の物体に止着するとともに、一方の
物体に、コイルばねの遊端をコイルばねが拡径する方向
に若干押動させるハンドルを設け、あるいはまた、軸の
コイルばね巻装部に凹溝を周設して、この凹溝にコイル
ばねを弛みなく巻装することにより、従来の枢設装置の
不都合の解決を図るものである。
【0008】
【作用】この発明に係る枢設装置では、軸に巻装されて
いるコイルばねは、ハンドル不操作状態では、基端のみ
を一方の物体に止着した状態にあるので、遊端方向に縮
径して軸を密に強く締め付けている。この結果、ハンド
ル不操作状態では他方の物体は支軸とともに、コイルば
ねの締め付けにより一方の物体に固定され、わずかにコ
イルばねの軸締め付け方向と反対の基端方向に若干回動
可能とされるに留まる。すなわち、コイルばねの遊端が
自由であるときは、コイルばねは軸の径と同径に至るま
で自由に縮径し支軸との摩擦力を増加するので、この状
態で他方の物体を、コイルばねの遊端方向に回動させよ
うとしても、遊端が自由なコイルばねは、支軸との摩擦
力によりさらに遊端方向に縮径するので、遊端方向に回
動することは不能となる。しかし、コイルばねの遊端が
自由であっても、他方の物体をコイルばねの基端方向に
回動させようとするときは、基端が止着された状態で、
コイルばねと支軸との間に基端方向へ向かう摩擦力が生
じるので、コイルばねはやや拡径とされて、他方の物体
は若干の摩擦抵抗を受けながら回動可能となる。
【0009】これとは逆に、ハンドル操作状態では、軸
に巻装されているコイルばねは、基端を一方の物体に止
着されるとともに遊端をハンドルにより固定されるの
で、もはや遊端方向に自由に縮径することができなくな
り、コイルばねは軸を密に締め付けることができなくな
る。この結果、ハンドル操作状態では他方の物体は支軸
とともに、軸の周方向のいずれにも、すなわち、コイル
ばねの遊端方向にも基端方向にも若干の摩擦抵抗を受け
ながら回動自在となる。
【0010】
【実施例】図1ないし図3は、この発明の第1実施例で
ある枢設装置Aを示すもので、一方の物体である水平な
固定枠1の上面後部(図1の右部、以下図1の左右を前
後、上下を左右という)には、他方の物体である回動枠
2の下部の左右方向を向く枠杆2aの両端が、軸受3、3
により枢支されている。
【0011】固定枠1の上面後部には、上記枠杆2aと平
行をなすハンドル4が軸受5、5をもって枢与され、ハ
ンドル4の要所には左右一対の偏心カム6、6が嵌設さ
れている。
【0012】枠杆2aには巻回方向が逆の左右一対のコイ
ルばね7、7が弛みなく巻装され、互いに近接する端部
の下側より後方に向かう基端7a,7aは、固定枠1の前後
方向を向く中央枠杆1aの両側面に溶着され、上側より後
方に向かう遊端7b,7bは、図1、図2においては、ハン
ドル4に嵌設した上方を向く偏心カム6、6の上端に圧
接している。
【0013】この状態、つまり偏心カム6、6がコイル
ばね7、7の遊端7b,7b に圧接している状態にある枢設
装置Aは、各コイルばね7、7の遊端7b,7b に下方より
偏心カム6、6が圧接してこれらコイルばね7、7を若
干拡径しているので、回動枠2は枢軸である枠杆2aとと
もに、図2の矢印で示すように両方向に180 ℃回動自在
である。
【0014】この回動枠2を、固定枠1に対し所望の傾
斜角となるまで回動させて、図3に示すように、ハンド
ル4とともに偏心カム6、6を約90°回動させると、コ
イルばね7の遊端7b,7b は偏心カム6、6より若干離間
して自由となる。
【0015】するとコイルばね7は若干縮径して、枠杆
2aとの摩擦力が若干増加するが、回動枠2を矢印方向に
回動させようとすると、基端7aが固定されたいるコイル
ばね7は枠杆2aとの摩擦力により全体が若干拡径してす
るので、回動枠2を回動させることができる。
【0016】しかし回動枠2を矢印と反対方向に回動さ
せようとすると、基端7aが固定されたコイルばね7は枠
杆2aとの摩擦力により、全体がさらに縮径して枠杆2aを
強力に巻き締めるので、回動させることはできない。
【0017】図4は本発明の第2実施例である枢設装置
Bを示すもので、両コイルばね7、7の基端7a,7aは、
上記1に相当する固定枠8の左右両側杆8a、8aに固着さ
れ、上記中央枠杆1aを省略可能に構成されている。その
他の構成は、上述の枢設装置Aと同様である。
【0018】図5は、回動枠2の支軸である枠杆2aに相
当する他の支軸9を示すものである。この他の支軸9に
おいては、巻装されるコイルばね7の内径より若干大径
の膨出部を設けており、この膨出部にコイルばね7を形
成する線材と等径かつ同ピッチの螺旋状の凸溝10が周設
されている。もっとも、支軸9の両端部はコイルばね7
の内径と等径になっている。
【0019】コイルばね7は支軸9の一端よりはめ込み
凸溝10にねじ込んだもので、このようにすればコイルば
ね7と支軸9との接触面積が増大して、回動枠2の固定
力が著しく増強する。
【0020】なお、コイルばね7の拡径手段として、上
記カム6に代えて、遊端7bの延長上に、遊端7bの端面に
向かって進退する適宜の押圧装置を設けてもよい。
【0021】またこの発明は、上記固定枠1と回動枠2
に代えて、両者または一方を板体あるいはブロックとす
ることもでき、その場合には、回動枠2の枠杆2aの代り
に適宜の支軸を設けて構成することになる。
【0022】以上説明した各枢設装置では、2組のコイ
ルばね7と偏心カム6を使用したが、場合により1組と
し、あるいは3組以上とすることができる。
【0023】図6はこの発明に係る枢設装置Bを用いた
座椅子を略示するものである。背もたれ11は着座者の好
みの角度に傾斜させて固定することができる。この座椅
子の具体的な構造を、図1ないし図3及び図6に基づい
て説明する。この座椅子では、図1に示される固定枠1
を座椅子の座板枠と、図1に示される回動枠2を座椅子
の背もたれ枠として、座椅子の座板12に対して座椅子の
背もたれ11を枢支している。コイルばね7、7は、背も
たれ枠が起立する側に向けて、該コイルばね7、7の遊
端7b,7b が締まり込むように、枠杆2aに弛みなく巻装さ
れる。このコイルばね7、7の基端7a,7a は座板枠とさ
れる固定枠1の前後方向を向く中央枠杆1aの両側面に溶
着される。また、前記遊端7b,7bは、ハンドル4に嵌設
した上方を向く偏心カム6、6の上端に圧接している。
この結果、枠杆2aに巻装されているコイルばね7、7
は、ハンドル4不操作状態では、基端7a,7a のみを固定
枠1に止着した状態にあるので、遊端7b,7b 方向に縮径
して枠杆2aを密に強く締め付けている。従って、ハンド
ル4不操作状態では背もたれ枠は枠杆2aとともに、コイ
ルばね7、7の締め付けにより座板に固定され、わずか
にコイルばね7、7の締まり込み方向、すなわち背もた
れの起立方向と反対の背もたれ11の倒れ込み方向に若干
回動可能とされるに留まる。これとは逆に、ハンドル4
操作状態では、枠杆2aに巻装されているコイルばね7、
7は、基端7a,7a を一方の物体に止着されるとともに遊
端7b,7b をハンドル4により固定されるので、もはや遊
端方向に自由に縮径することができなくなり、コイルば
ね7、7は枠杆2aを密に締め付けることができなくな
る。従って、ハンドル4操作状態では背もたれ枠は枠杆
2aとともに、背もたれ11の起立方向にも、倒れ込み方向
にも若干の摩擦抵抗を受けながら回動自在となる。
【0024】図7はこの発明を用いたソファベッドを略
示するものである。シート13の下面には上述の枢設装置
Aが設置されて、シート13の傾動部13aは、就寝者の好
みの角度に傾斜させて固定することができる。このソフ
ァベッドの具体的な構造を、図1ないし図3及び図7に
基づいて説明する。このソファベッドでは、図1に示さ
れる固定枠1をソファベッドの座枠と、図1に示される
回動枠2をソファベッドの傾動枠として、ソファベッド
の座部13bに対してソファベッドの傾動部13aを枢支し
ている。コイルばね7、7は、傾動枠が起立する側に向
けて、該コイルばね7、7の遊端7b,7b が締まり込むよ
うに、枠杆2aに弛みなく巻装される。このコイルばね
7、7の基端7a,7a は座枠とされる固定枠1の前後方向
を向く中央枠杆1aの両側面に溶着される。また、前記遊
端7b,7bは、ハンドル4に嵌設した上方を向く偏心カム
6、6の上端に圧接している。この結果、枠杆2aに巻装
されているコイルばね7、7は、ハンドル4不操作状態
では、基端7a,7a のみを固定枠1に止着した状態にある
ので、遊端7b,7b 方向に縮径して枠杆2aを密に強く締め
付けている。従って、ハンドル4不操作状態では傾動枠
は枠杆2aとともに、コイルばね7、7の締め付けにより
座板に固定され、わずかにコイルばね7、7の締まり込
み方向、すなわち背もたれの起立方向と反対の傾動部13
aの倒れ込み方向に若干回動可能とされるに留まる。こ
れとは逆に、ハンドル4操作状態では、枠杆2aに巻装さ
れているコイルばね7、7は、基端7a,7a を一方の物体
に止着されるとともに遊端7b,7b をハンドル4により固
定されるので、もはや遊端方向に自由に縮径することが
できなくなり、コイルばね7、7は枠杆2aを密に締め付
けることができなくなる。従って、ハンドル4操作状態
では傾動枠は枠杆2aとともに、傾動部13aの起立方向に
も、倒れ込み方向にも若干の摩擦抵抗を受けながら回動
自在となる。
【0025】図8はこの発明を用いた事務用電子機器を
略示するもので、ディスプレイ装置14は本体15に上述の
枢設装置Bをもって枢設され、ディスプレイ装置14は使
用者の好みの角度に傾斜させて固定することができる。
この事務用電子機器の具体的な構造を、図1ないし図3
及び図8に基づいて説明する。この事務用電子機器で
は、図1に示される固定枠1を事務用電子機器の本体14
に、図1で示される回動枠2を事務用電子機器のディス
プレイ装置14にそれぞれ組み付けて、事務用電子機器の
本体14に対して事務用電子機器のディスプレイ装置14を
枢支している。コイルばね7、7は、ディスプレイ装置
14がが起立する側に向けて、該コイルばね7、7の遊端
7b,7b が締まり込むように、本体14に組み込まれた枠杆
2aに弛みなく巻装される。このコイルばね7、7の基端
7a,7a は本体14に組み込まれた固定枠1の前後方向を向
く中央枠杆1aの両側面に溶着される。また、前記遊端7
b,7bは、ハンドル4に嵌設した上方を向く偏心カム
6、6の上端に圧接している。この結果、枠杆2aに巻装
されているコイルばね7、7は、ハンドル4不操作状態
では、基端7a,7a のみを固定枠1に止着した状態にある
ので、遊端7b,7b 方向に縮径して枠杆2aを密に強く締め
付けている。従って、ハンドル4不操作状態ではディス
プレイ装置14は枠杆2aとともに、コイルばね7、7の締
め付けにより本体14に固定され、わずかにコイルばね
7、7の締まり込み方向、すなわち背もたれの起立方向
と反対のディスプレイ装置14の倒れ込み方向に若干回動
可能とされるに留まる。これとは逆に、ハンドル4操作
状態では、枠杆2aに巻装されているコイルばね7、7
は、基端7a,7a を一方の物体に止着されるとともに遊端
7b,7b をハンドル4により固定されるので、もはや遊端
方向に自由に縮径することができなくなり、コイルばね
7、7は枠杆2aを密に締め付けることができなくなる。
従って、ハンドル4操作状態ではディスプレイ装置14は
枠杆2aとともに、ディスプレイ装置14の起立方向にも、
倒れ込み方向にも若干の摩擦抵抗を受けながら回動自在
となる。
【0026】
【発明の効果】この発明の枢設装置は、以上の説明で明
らかなように、枢設した両物体のなす角度を広範囲に、
自由に調整でき、所望の角度に簡単な操作で固定するこ
とができる。しかも、この固定力は、枢設部に負荷され
る回動力に対応して、支軸に対するコイルばねの堅締力
が自動的に変化して強化されるので、確実かつ強固であ
る。すなわち、この発明に係る枢設装置では、軸に巻装
されているコイルばねは、ハンドル不操作状態では、基
端のみを一方の物体に止着した状態にあるので、遊端方
向に縮径して軸を密に強く締め付ける。この結果、ハン
ドル不操作状態では他方の物体は支軸とともに、コイル
ばねの締め付けにより一方の物体に固定され、わずかに
コイルばねの軸締め付け方向と反対の基端方向に若干回
動可能とされるに留まる。従って、基端方向と荷重負荷
方向とが一致しないように、この発明に係る枢設装置を
用いることにより、所望の角度で両物体を確実に固定す
ることができる。これとは逆に、ハンドル操作状態で
は、軸に巻装されているコイルばねは、基端を一方の物
体に止着されるとともに遊端をハンドルにより固定され
るので、もはや遊端方向に自由に縮径することができな
くなり、コイルばねは軸を密に締め付けなくなる。この
結果、ハンドル操作状態では他方の物体は軸とともに、
軸の周方向のいずれにも、すなわち、コイルばねの遊端
方向にも基端方向にも若干の摩擦抵抗を受けながら回動
自在となる。従って、枢設した両物体の角度の調整を広
範囲かつ自由に行うことができる。
【0027】また本装置を構成する各部材は、本装置を
使用する対象物の外部には殆ど露出しないので、対象物
の使用上邪魔になることがなく、また、外観を損なうこ
ともない。
【0028】しかも本装置は構成が比較的簡単で、安価
に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の、枢設した両物体が回
動自在時の平面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】この発明の第1実施例の、枢設した両物体固定
時の図2に相当する断面図である。
【図4】この発明の第2実施例の平面図である。
【図5】この発明に係る装置の枢軸の他の例を示す一部
切欠拡大正面図である。
【図6】この発明に係る装置を使用した事務用電子機器
の側面図である。
【図7】この発明に係る装置を使用した事務用電子機器
の側面図である。
【図8】この発明に係る装置を使用した事務用電子機器
の側面図である。
【符号の説明】
A、B 枢設装置 1 固定枠 2 回動枠 3 軸受 4 ハンドル 5 軸受 6 偏心カム 7 コイルばね 8 固定枠 9 枢軸 10 凸溝 11 背もたれ 12 座板 13 シート 14 ディスプレイ装置 15 本体 1a 中央枠杆 2a 枠杆 7a 基端 7b 遊端 8a 側杆 13a 傾斜部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の物体に設けられている軸に他方の
    物体を起伏自在に軸支してなる枢設構造において、この
    軸に弛みなく巻装したコイルばねの基端を一方の物体に
    止着するとともに、コイルばねの遊端をコイルばねが拡
    径する方向に若干押動させるハンドルを一方の物体に設
    けた枢設装置。
  2. 【請求項2】 軸のコイルばね巻装部に周設した凸溝
    に、コイルばねを弛みなく巻装した請求項1の枢設装
    置。
  3. 【請求項3】 座椅子の座板に背もたれを、請求項1ま
    たは請求項2の枢設装置で枢与した、座椅子の背もたれ
    枢設装置。
  4. 【請求項4】 ソファベッドの背もたれの傾動部を、請
    求項1または請求項2の枢設装置をもって支持した、ソ
    ファベッドの傾動部枢設装置。
  5. 【請求項5】 電子機器の本体にディスプレイ装置を、
    請求項1または請求項2の枢設装置をもって枢支した、
    事務用電子機器のディスプレイ装置起状枢設装置。
JP3335831A 1991-11-27 1991-11-27 枢設装置 Pending JPH05146339A (ja)

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