JPH0438753Y2 - - Google Patents

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JPH0438753Y2
JPH0438753Y2 JP17039087U JP17039087U JPH0438753Y2 JP H0438753 Y2 JPH0438753 Y2 JP H0438753Y2 JP 17039087 U JP17039087 U JP 17039087U JP 17039087 U JP17039087 U JP 17039087U JP H0438753 Y2 JPH0438753 Y2 JP H0438753Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、座部を回動可能となした回転椅子に
係わり、更に詳しくは回転した座部が自動的に設
定位置に回転復帰し得るようになした回転椅子に
関する。
〔従来の技術〕
従来の座部を始状態に回転復元し得る回転椅子
は、脚台に立設する軸筒内に固定した軸受の上下
一面に斜裁面を形成し、該軸受で回転可能に支持
された支軸に外嵌し、該支軸の回転に対して一体
となした回転係合部材の上下一面に前記斜裁面と
係合する斜裁面を形成し、前記両斜裁面が係合す
る方向にスプリングにて回転係合部材を弾性付勢
し、前記支軸の状態に固定した座部を所定角度回
転させて静置した場合に、該座部が自動的に始状
態に回転復元するものであり、復元するのに十分
な回転力を発生させる為には、スプリングの弾性
力を増大させるとともに、軸受の斜裁面と回転係
合部材の斜裁面の係合する傾斜角度を大きくする
必要があり、その為座部に着座してその回転角度
を適宜変更する通常の使用に際して、座部を回転
させるには比較的大きな回転力を必要とし、違和
感を有するものであり、また回転する回転係合部
材をスプリングで弾性付勢するには、該スプリン
グと回転係合部材にスラストベアリングを介在さ
せなければならず、高価な該ベアリングを使用す
ることによつてコスト低減の妨げになつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとする
ところは、座部に復元回転力を発生させる斜裁面
の傾斜角度を小さく設定して回転をスムースに行
えるようにするにもかかわらず、大きな復元力を
発生できるとともに、高価なスラストスプリング
を介さずに回転する回転係合部材を通常のスプリ
ングで弾性付勢できるようになした回転椅子を提
供する点にある。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案は、前述の問題解決の為に、床又は脚台
等に立設してなる軸筒の内部に上面を斜裁面とな
した下部軸受を固定するとともに、前記軸筒の上
端に下面を斜裁面となした筒状の上部軸受を固定
し、上端に座部を連設する支軸を前記下部軸受と
上部軸受にて定位置回動可能に支持し、下面に前
記下部軸受の斜裁面と係合する斜裁面を有する環
状の下部回転係合部材と上面に前記上部軸受の斜
裁面と係合する斜裁面を有する環状の上部回転係
合部材を、各部材間に圧縮スプリングを介在させ
て前記上部軸受と下部軸受間の支軸に外挿すると
ともに、それぞれ内方に突設した突起を該支軸の
側面に形成した縦溝に嵌合し、該支軸の回転に対
して一体となし且つ上下スライド可能となした回
転椅子を構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案の回転椅子は、
軸筒の内部に固定した下部軸受と上端に固定した
上部軸受とで上端部に座部を連設し得る支軸を回
動可能に支持し、前述上部軸受の下面の斜裁面と
上部回転係合部材の上面の斜裁面を係合させ且つ
下部軸受の上面の斜裁面と下部回転係合部材の下
面の斜裁面を係合させた状態を始状態とし、座部
の回転即ち支軸の回転に伴い前記両回転係合部材
を回転させ、該両回転係合部材間に介在させた圧
縮スプリングを弾性力に抗して圧縮させた状態
で、座部に加えた回転力を解除すると、前記スプ
リングの伸長による上部回転係合部材の上昇力及
び下部回転係合部材の下降力により、両回転係合
部材はその斜裁面を上部又は下部軸受の斜裁面に
押圧しながら始状態の係合状態に戻る方向に摺動
回転し、その回転力に伴つて回転に対して一体と
なした前記支軸を回転させ、もつて座部を始状態
に回転復元するものである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考
案の詳細を説明する。
第1図は、本考案の回転椅子を示し、第2図及び
第3図は本考案の代表的実施例を示し、図中Aは
回転椅子、1は脚台、2は軸筒、3は座部、4は
支軸をそれぞれている。
回転椅子Aは、脚台1に軸筒2を立設し、その
内部に座部3を回動可能に連設する支軸4を回動
可能に支持し、前記座部3には背凭れ5を取付け
るとともに、必要に応じて肘掛け6を設けるもの
とし、そそて該座部3を予め設定した始状態の向
きに自動的に復元し得るようになしている。
更に詳しくは、前記脚台1に立設し得るように
なした軸筒2の内部に、中央部に上方へ開口した
平面視円形の凹陥部7を有するとともに、周囲上
面に斜裁面8を形成した下部軸受9を固定し、上
端には中心に前記支軸4を回動可能に支持し得る
円孔10を形成するとともに、周囲下面には斜裁
面11を形成した筒状の上部軸受12を固定し、
前記支軸4の下端を前記下部軸受9の凹陥部7内
に収容し、周囲に嵌合したEリング13を該凹陥
部7の内壁面に形成した凹溝14に嵌合して抜け
止めするとともに、該支軸4の下端面に形成した
凹部15と前記凹陥部7の底面中央に形成した凹
部16間に鋼球17を介在させて定位置回動可能
に支持するとともに、該支軸4の上部を前記上部
軸受12の円孔10内に挿通して回動可能に支持
し、上端は前記軸筒2から突出させて前記座部3
の下面に固定した取付体18を固定し得るように
なしている。また、前記下部軸受9と上部軸受1
2間の位置で前記支軸4の周囲には、下面に前記
斜裁面8と係合する斜裁面19を形成した環状の
下部回転係合部材20を配するとともに、上面に
前記斜裁面11と係合する斜裁面21を形成した
環状の上部回転係合部材22を配し、そして前記
下部回転係合部材20の内方に突設した突起23
及び前記上部回転係合部材22の内方に突設した
突起24を前記支軸4の側面に形成した縦溝25
に係合して該支軸4の回転に対して一体となすと
ともに、該縦溝25に沿つて上下にスライドし得
るようになし、更に下部回転係合部材20と上部
回転係合部材22間の位置で前記支軸4の周囲に
は、圧縮スプリング26を配して下部回転係合部
材20を下方の下部軸受9方向へ弾性付勢すると
ともに、上部回転係合部材22を上方の上部軸受
12方向へ弾性付勢し、下部軸受9の斜裁面8と
下部回転係合部材20の斜裁面19及び上部軸受
12の斜裁面11と上部回転係合部材22の斜裁
面21が係合する方向に常に押圧して構成した。
ここで、前記下部軸受9に定位置回動可能に支
軸4を支持する構造としては、前記実施例で示し
た以外の適宜な軸受構造のものを採用し得る。
尚、前記下部回転係合部材20及び上部回転係合
部材22を弾性付勢する圧縮スプリング26は、
本実施例では前記支軸4の周囲に複数本配した
が、一本のスプリングを該支軸4の周囲に巻回す
ることもできる。
しかして、本考案の回転椅子Aは、前記下部軸
受9の斜裁面8と下部回転係合部材20の斜裁面
19を係合させるとともに、前記上部軸受12の
斜裁面11と上部回転係合部材22の斜裁面21
を係合させた第1図に示した状態を始状態とし
て、支軸4の上端に連設した座部3を回転させれ
ば、軸筒2内に固定された下部軸受9と上部軸受
12により該支軸4は定位置で回転し、その回転
に伴つて前記下部回転係合部材20、上部回転係
合部材22及び圧縮スプリング26が回転すると
ともに、互いに対向した斜裁面同士が摺動し、前
記圧縮スプリング26の弾性力に抗して前記支軸
4に沿つて下部回転係合部材20と上部回転係合
部材22が接近する方向にスライドし、この状態
で前記座部3にかかる応力を解除すると、前記圧
縮スプリング26の弾性力により前記下部回転係
合部材20及び上部回転係合部材22は離間方向
に押圧され、その押圧力によつて該下部回転係合
部材20と上部回転係合部材22は、それぞれの
斜裁面19,21と対向する斜裁面8,11上を
摺動しながら離間方向へスライドし且つ回転し、
その回転に伴つて前記支軸4が回転し、もつて座
部3を始状態の方向に復元するのである。また、
前記座部3を更に回転させて、反対方向即ち180°
回転させた第3図の状態の場合には死点になる
が、それを越えると前記同様に始状態に自動的に
復元する。従つて、前記座部3の始状態からの回
転角度が180°以内であれば逆回転で、また180°以
上であれば順回転で自動的に始状態に復元するも
のである。そして、支軸4の下端と下部軸受9の
凹陥部7下面との間に鋼球17を配しているの
で、該支軸4の回転をよりスムースに支持するこ
とができる。
そして、本実施例では、前記下部軸受9の斜裁
面8と下部回転係合部材20の斜裁面19及び上
部軸受12の斜裁面11と上部回転係合部材22
の斜裁面21が共に係合した状態を始状態に設定
したが、それぞれの対向する斜裁面を上下の対で
係合状態から逆回転方向に所定角度だけ捩じつた
状態を始状態に設定することも可能で、この場合
は支軸4即ち座部3が始状態に復元する際、始状
態を一度通過した後、再び始状態方向に回転し、
この動作を繰り返して静止する振れ振動を最小限
に抑制することができるようにすることもでき
る。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案の回転椅子によれば、床
又は脚台等に立設してなる軸筒の内部に上面を斜
裁面となした下部軸受を固定するとともに、前記
軸筒の上端に下面を斜裁面となした筒状の上部軸
受を固定し、上端に座部を連設する支軸を前記下
部軸受と上部軸受にて定位置回動可能に支持し、
下面に前記下部軸受の斜裁面と係合する斜裁面を
有する環状の下部回転係合部材と上面に前記上部
軸受の斜裁面と係合する斜裁面を有する環状の上
部回転係合部材を、各部材間に圧縮スプリングを
介在させて前記上部軸受と下部軸受間の支軸に外
挿するとともに、それぞれ内方に突設した突起を
該支軸の側面に形成した縦溝に嵌合し、該支軸の
回転に対して一体となし且つ上下スライド可能と
なしたので、回転係合部材を軸筒内に上下二つ設
けたことにより、それぞれの回転係合部材の斜裁
面及び該斜裁面を回転係合する下部軸受及び上部
軸受の斜裁面の傾斜角度を小さくして、支軸の回
転に対する摩擦抵抗を少なくすることができ、通
常の座部を回転させて使用する場合にスムースに
回転させることができるとともに、下部回転係合
部材の斜裁面と下部軸受の斜裁面及び上部回転係
合部材の斜裁面と上部軸受の斜裁面がそれぞれ押
圧摺動し、支軸を復元させる方向に十分な回転力
を発生させるので、座部の始状態への復元をスム
ースに行うことができるとともに、始状態を通過
する振れ振動を速やかに吸収することができ、ま
た支軸の回転に対して一体となした下部回転係合
部材と上部回転係合部材間に圧縮スプリングを配
したので、該圧縮スプリングは支軸の回転に伴つ
て回転する為、従来のスプリングの一端は軸筒に
固定した軸受に当接し他端は回転する回転係合部
材を押圧する構造に於いて必要であつた高価なス
ラストベアリングは一切要せず、コストの低減化
を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回転椅子の全体斜視図、第2
図は軸筒を含む要部の縦断面図、第3図は第2図
の状態から支軸を180°回転させた状態の縦断面
図、第4図は第3図のX−X線断面図である。 A……回転椅子、1……脚台、2……軸筒、3
……座部、4……支軸,5……背凭れ、6……肘
掛け、7……凹陥部、8……斜裁面、9……下部
軸受、10……円孔、11……斜裁面、12……
上部軸受、13……Eリング、14……凹溝、1
5……凹部、16……凹部、17……鋼球、18
……取付体、19……斜裁面、20……下部回転
係合部材、21……斜裁面、22……上部回転係
合部材、23……突起、24……突起、25……
縦溝、26……圧縮スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床又は脚台等に立設してなる軸筒の内部に上面
    を斜裁面となした下部軸受を固定するとともに、
    前記軸筒の上端に下面を斜裁面となした筒状の上
    部軸受を固定し、上端に座部を連設する支軸を前
    記下部軸受と上部軸受にて定位置回動可能に支持
    し、下面に前記下部軸受の斜裁面と係合する斜裁
    面を有する環状の下部回転係合部材と上面に前記
    上部軸受の斜裁面と係合する斜裁面を有する環状
    の上部回転係合部材を、各部材間に圧縮スプリン
    グを介在させて前記上部軸受と下部軸受間の支軸
    に外挿するとともに、それぞれ内方に突設した突
    起を該支軸の側面に形成した縦溝に嵌合し、該支
    軸の回転に対して一体となし且つ上下スライド可
    能となしたことを特徴とする回転椅子。
JP17039087U 1987-11-06 1987-11-06 Expired JPH0438753Y2 (ja)

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JP17039087U JPH0438753Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17039087U JPH0438753Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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Publication Number Publication Date
JPH0174849U JPH0174849U (ja) 1989-05-22
JPH0438753Y2 true JPH0438753Y2 (ja) 1992-09-10

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JP17039087U Expired JPH0438753Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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JPH0174849U (ja) 1989-05-22

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