JPH0246760Y2 - - Google Patents

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JPH0246760Y2
JPH0246760Y2 JP19080286U JP19080286U JPH0246760Y2 JP H0246760 Y2 JPH0246760 Y2 JP H0246760Y2 JP 19080286 U JP19080286 U JP 19080286U JP 19080286 U JP19080286 U JP 19080286U JP H0246760 Y2 JPH0246760 Y2 JP H0246760Y2
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JP
Japan
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seat
driving wheel
chair
fixed shaft
shaft
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JP19080286U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、連結状態にある各個毎の椅子を、
不使用には弾性力により自動的に起立させて横通
路を確保できるようにした椅子の座の起立装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般に劇場や公会堂等の椅子は、隣接同士の椅
子を横方向に一連状に結合することで、より多く
の観客収容が可能となるように設置されている。
この場合舞台や演台に直進する縦方向と、これに
直交する横方向には座席をブロツク毎に区画する
状態の一般通路が幅広く設けられていて、歩行が
容易であるように構成されている。しかし上記の
ブロツク毎における前後列の座席間に設けられた
横方向の通路は概ね狭く作られているため、終演
後の観客が退場する際に、この狭い座席間におけ
る横方向の通路を歩行が容易であるように、不使
用時の各椅子の座を完全起立の状態に構成してい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の構成により、従来における椅子の座の起
立装置には次のような問題点があつた。
(1) 終演後の観客が退場する際に、座席間におけ
る横方向の通路を歩行が容易であるように、不
使用時の各椅子の座を完全起立の状態に構成し
ていたので、開演時に観客が椅子に着座する際
は、弾性体の支持力で完全起立の状態にある各
椅子の座を、その弾性支持力に逆らつて着座の
状態までの長い軌道間を倒すことが必要にな
り、これによつて着座の度に大きな労力と煩わ
しさが伴つた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記した従来技術の問題点を解決
するものである。すなわちこの考案の目的は、開
演時には少ない労力の短い軌道間における座の倒
し操作で容易に着座の状態が得られ、また終演後
は座を少し後ろへ押すだけで前後の座席間に広い
横の通路が得られる椅子の座の起立装置を提供す
ることにある。この考案の特徴とするところは、
座を支持する固定軸に大小二様の切欠部を対向状
に設けた第1動輪を遊嵌し、隣接する同軸上には
上記と同じ二様の切欠部を逆位に設けた第2動輪
を遊嵌するとともに、前記の座側から固定軸と平
行状に突出した可動ピンを双方動輪の各一方側切
欠部に遊挿し、かつ上記の固定軸からこの軸と平
行状に突出した不動ピンを双方動輪の各他方側切
欠部に遊挿して、この双方動輪を一連の弾性体に
より相反する周方向に支持したことである。
〔作用〕
上記の構成により、椅子を使用しないときは、
弾性体の支持力が双方の動輪に均等に負荷される
ため、座は弾性体の支持力が均衡する完全起立以
前の中途起立位置で停止態様を堅持することがで
きる。次に着座するときは、座を弾性体の支持力
に抗して押し下げると、第1動輪が座と一緒に降
下方向に移動する可動ピンに押されて連携的に回
動するため、原状の中途起立位置にある座を少な
い労力と短い軌道を経て容易に着座の態勢に倒す
ことができる。その際第1動輪には弾性体の復帰
力が最高度に負荷されるため、椅子の使用を終え
て着座を中断すると、第1動輪は座と一緒に起立
方向に移動する可動ピンに押されて、弾性体の復
帰力により原状位置まで逆回動させられることに
なる。従つて座は、容易迅速にかつ自動的に原状
の中途起立位置へ復帰することができる。なお座
の自動復帰後に、座席間の横の通路を歩行すると
きは、座を少し後ろへ押すと、可動ピンが第2動
輪を弾性力に抗する方向に回動させて、座は原状
の中途起立位置からさらに完全起立の位置まで起
立態様を深めるため、座席間に広い横の通路が得
られて支障なく歩行することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
この考案による椅子の座の起立装置は、第1図
および第2図に示すように、座3を支持する固定
軸2,座3から軸方向に突出された可動ピン4,
固定軸2から軸方向に突出された不動ピン5,固
定軸2の隣接軸上に遊嵌された第1動輪6,第2
動輪7,この双方動輪6,7を相反する方向に支
持する弾性体8を各要部として次のように構成さ
れている。
第2図に片側の一部をもつて示すように、図示
しない連結椅子となる各個毎の椅子の座3は、そ
の位置毎の両側位置に起立する脚1に対して両端
を固挿した固定軸2に座3の基体となるアーム3
aに挿着された軸受3bを介して起倒自在に軸嵌
されている。
この場合上記アーム3aの外方からは可動ピン
4が固挿されて、固定軸2の上位側にあたる位置
に、この固定軸2と平行する状態により突出され
ている。また固定軸2の中途部から軸端方向にか
けては、上記の可動ピン4と同径による不動ピン
5が、この固定軸2の下位側にあたる位置に、こ
の軸2と平行する状態により突出されている。
上記の座3を支持する固定軸2の軸端に近い隣
接軸上には、次に示す第1動輪6,第2動輪7が
間隔的に遊嵌されている。まず軸受3bに近い軸
上に遊嵌された第1動輪6は、第1図と第3図に
示すように、所定厚みによる円板体の中心位置に
軸孔6aが貫設されている。そして周面の下部側
には軸孔6aを中心とする大切欠部6bが設けら
れ、またその対向位置の上部側周面には同様状の
小切欠部6cが設けられている。なお6dは、後
記する弾性体8の一端を係止するためのバネ係止
孔である。この態様による第1動輪6は、上位の
小切欠部6cを可動ピン4に遊嵌し、下位の大切
欠部6bを不動ピン5に遊嵌することで、小切欠
部6cの角度範囲内における周方向への回動が可
能となるように構成されている。
また第1動輪6に隣接する軸上に遊嵌された第
2動輪7は、第1動輪6と同様状にに形成されて
いるが、各切欠部7c,7cは前記と逆位になる
配置により設けられている。すなわち周面の上部
側には軸孔7aを中心とする大切欠部7bが設け
られ、またその対向位置の下部側周面には同様状
の小切欠部7cが設けられている。なお7dは、
後記する弾性体8の他端を係止するためのバネ係
止孔である。この態様による第2動輪7は、上位
の大切欠部7bを可動ピン4に遊嵌し、下位の小
切欠部7cを不動ピン5に遊嵌することで、小切
欠部7cの角度範囲内における周方向への回動が
可能となるように構成されている。
上記の態様により固定軸2に遊嵌された双方動
輪6,7間の軸上には、弦巻き状に巻成された弾
性体8が軸嵌されている。この弾性体8の一端は
第1動輪6のバネ係止孔6dに止着され、また他
端は第2動輪7のバネ係止孔7dに止着されてい
る。このようにして双方動輪6,7は、弾性体8
により相反する周方向に支持されている。従つて
座3に外力が与えられない第3図,第4図の状態
時には、双方の動輪6,7に弾性体8の支持力が
均等に負荷されることになる。これにより両動輪
6,7の下部側切欠部6b,7cの各一端が不動
ピン5に圧接し、その支弾力を受けた状態で、両
動輪6,7の上部側切欠部6c,7bの各他端が
可動ピン4に圧接するため、座3は、完全起立以
前における原状の中途起立位置で安定的に停止の
態様を堅持することができるように構成され、全
体として椅子の座の起立装置に組成されている。
なおAは椅子の内側を示し、またBは外側を示し
ている。さらに第5図のCは、第1動輪6側の起
立弾性力保有角度であり、また第8図のDは、第
2動輪7側の戻り弾性力保有角度である。
上記の構成により、椅子を使用しないときは、
第2図および第3図に示すように、座3は外力が
与えられない状態にあるため、弾性体8の支持力
が、固定軸2に遊嵌された双方の動輪6,7に相
反する周方向に対して均等に負荷される。従つて
固定軸2に遊嵌されている第1動輪6は、弾性体
8の一端側から負荷されたこの側の弾性力を受け
て大切欠部6bの一端が不動ピン5に圧接し、こ
の双方6b,5間の保有角度が皆無(0)になる
状態まで周の正方向に回動する。その際この反対
側に位置する小切欠部6cの一端が可動ピン4に
当接して、この可動ピン4を同方向に連携的に回
動しようとするが、下方の不動ピン5に阻止され
て原状位置で停止態様を強制されることになる。
(第3図参照) また同じ軸上に遊嵌されている第2動輪7は、
弾性体8の他端側から負荷されたこの側の弾性力
を受けて小切欠部7cの他端が不動ピン5に圧接
し、双方6b,5間の保有角度が皆無(0)にな
る状態まで周の逆方向に回動することになる。従
つてその反対側に位置する大切欠部7bの他端が
可動ピン4に当接して、この可動ピン4を同方向
に連携的に回動しようとするが、下方の不動ピン
5に阻止されて原状位置で停止状態を強制される
ことになる。(第4図参照) 上記により双方の動輪6,7には弾性体8の支
持力が均等状に負荷されて、共にその各下部側の
切欠部6b,7cが不動ピン5によつて周方向の
回動が阻止されるため、座3は、完全起立以前の
幾分着座の方向に傾いた中途起立位置で確実に停
止態様を堅持することができる。(第3図参照) 次に開演時において上記態様の椅子に着座する
ときは、第5図に示すように、座3を弾性体8の
支持力に抗して少し押し下げると、第1動輪6が
固定軸2を中心にした状態により、座3と一緒に
降下方向に移動する可動ピン4に小切欠部6cの
一端側が押されて同方向に連携的に回動すること
になる。従つてそれまでは第3図のように大切欠
部6bの一端と不動ピン5間には保有角度が皆無
(0)の状態に合つたが、上記の回動により、座
3を、第3図に示す原状の中途起立位置から少な
い労力と短い軌道を経て容易に着座の態勢まで倒
すことができる。(第5図参照) その際第1動輪6における大切欠部6bの一端
と不動ピン5間には、小切欠部6c分の起立弾性
力保有角度Cが生じることになる。すなわち上記
可動ピン4の回動域にあたる第2動輪7の大切欠
部7bは、同じ側にあたる第1動輪6の小切欠部
6cよりも原形の角度が大きく設定されているた
め、第2動輪7は、可動ピン4の回動に連携的に
追従することなく、第4図の原状位置で停止の態
様を維持することができる。従つて着座の状態に
ある座3には弾性体8の支弾力が、第2動輪7を
支体として、直接的に上記した起立弾性力保有角
度Cの分だけ負荷されることになる。これにより
椅子の使用を終えて着座を中断すると、第1動輪
6は座3と一緒に起立方向に移動する可動ピン4
に押されて、弾性体8の復帰力により第3図に示
す原状位置まで逆回動させられるため、座3は、
容易迅速にかつ自動的に原状の中途起立位置へ復
帰することができる。
上記により座3が原状の中途起立位置へ自動復
帰した後に、観客が座席間の横の通路を歩行する
ときは、この座3を中途起立位置から少し後ろへ
押すと、第7図に示すように、座3と一緒に可動
ピン4も同方向へ同量宛移動することになる。従
つてこの可動ピン4の後方側への移動により、第
2動輪7がこの可動ピン4に押されて弾性体8の
支弾力に抗しなら、同時に同方向へ連携的に回動
するため、座3は、第3図に示す原状の中途起立
位置からさらに第7図に示す完全起立の位置まで
起立態様を深めることになり、これによつて座席
間に広い横の通路が得られて支障なく歩行するこ
とができる。
その際第2動輪7における小切欠部7cの他端
と不動ピン5間には、座3が中途起立位置から完
全起立位置まで移動した分の戻り弾性力保有角度
Dが生じることになる。従つて座3に対する後方
への押し操作を解除すると、第2動輪7には、弾
性体8の支弾力が、大切欠部7bを支体として、
直接的に上記した戻り弾性力保有角度Dの分だけ
負荷されることになり、これによつて座3は、完
全起立の位置から原状の中途起立位置へ自動的に
復帰することができる。
〔考案の効果〕
この考案は、座を支持する固定軸に大小二様の
切欠部を対向状に設けた第1動輪を遊嵌し、隣接
する同軸上には上記と同じ二様の切欠部を逆位に
設けた第2動輪を遊嵌するとともに、上記の座側
から固定軸と平行状に突出した可動ピンを双方動
輪の各一方側切欠部に遊挿し、かつ上記の固定軸
からこの軸と平行状に突出した不動ピンを双方動
輪の各他方側切欠部に遊挿して、この双方動輪を
一連の弾性体により相反する周方向に支持したこ
とを特徴とするものである。従つて椅子の使用時
には、少ない労力による座の倒し操作で容易に着
座の状態が得られ、また椅子の使用後は、中途起
立の位置にある座を少し後ろへ押すだけで前後の
座席間に広い横の通路が得られるため、この種の
椅子における着座の前後に伴う煩わしさが一掃さ
れ、これによつて椅子の快適な使用感を満喫でき
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による椅子の座の起立装置を
示す要部の斜視図、第2図は同装置の要部をもつ
て組成された椅子の座の部分を第3図の−線
において示す縦断面図、第3図は第2図の−
線における椅子の中途起立状態を示す第1動輪側
の縦断側面図、第4図は第2図の−線におけ
る第2動輪側の縦断側面図、第5図は同椅子の着
座状態時における第1動輪側の縦断側面図、第6
図は同状態における第2動輪側の縦断側面図、第
7図は同椅子の完全起立状態時における第1動輪
側の縦断側面図、第8図は同状態における第2動
輪側の縦断側面図である。 1……脚、2……固定軸、3……座、4……可
動ピン、5……不動ピン、6……第1動輪、6
b,7b……大切欠部、6c,7c……小切欠
部、7……第2動輪、8……弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座を支持する固定軸に大小二様の切欠部を対向
    状に設けた第1動輪を遊嵌し、隣接する同軸上に
    は前記と同じ二様の切欠部を逆位に設けた第2動
    輪を遊嵌するとともに、前記の座側から固定軸と
    平行状に突出した可動ピンを双方動輪の各一方側
    切欠部に遊挿し、かつ前記の固定軸からこの軸と
    平行状に突出した不動ピンを双方動輪の各他方側
    切欠部に遊挿して、この双方動輪を一連の弾性体
    により相反する周方向に支持したことを特徴とす
    る椅子の座の起立装置。
JP19080286U 1986-12-11 1986-12-11 Expired JPH0246760Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19080286U JPH0246760Y2 (ja) 1986-12-11 1986-12-11

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JP19080286U JPH0246760Y2 (ja) 1986-12-11 1986-12-11

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Publication Number Publication Date
JPS6395862U JPS6395862U (ja) 1988-06-21
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