JPH0514608B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、折りたたみ線を画成するための切り
目付け（scoring）ホイールと、折りたたみブレ
ードと、折りたたみブレードの周りに袋を折り返
すための折りたたみ棒からなる折りたたみ手段
と、を包含する、紙袋又はその類似物を横断折り
たたみ線の周りにＺ字形に折りたたむための装置
に関する。

折りたたみ線を画成するための切り目付けホイ
ールと、折りたたみブレードと、折りたたみブレ
ードの周りに側方フラツプを折り返すための折り
たたみ棒と、を包含する、交差底部の袋の展開さ
れたベースの側方フラツプを内側に折り返すため
の装置は、例えばドイツ実用新案第6929888号か
ら知られている。

従来、紙袋は、製造の後、積み重ねられ、結束
され、そして紙袋を輸送するためのパレツト上に
置かれる。パレツトの大きさは、平らにされた紙
袋の長さと幅に一致しなければならない。それ
故、紙袋の積重ねの高さは、重ねられた交差底部
（cross−bottoms）の高さにより決定されるの
で、パレツトは、必ずしも大きい貯蔵場所をとら
ない。その理由は、袋のペースの領域において
は、その中央領域と比較して袋の材料の多くの層
が重ねられるためである。従つて、交差底部の袋
の積重ねにおいては、積重ねの対向側は直立する
が、然るに積重ねの中央領域はたるみ、これが場
所の無駄とだらしがない積重ね形状に通ずる。

本発明は、２重に横断して折りたたまれた袋
が、ベースの領域における高さに一致する高さを
中央領域において有するように、もしも端部にお
ける交差底部の間の平らにされた袋の領域がＺ字
形に折りたたまれるならば、交差底部の袋の積重
ねは、よりコンパクトになり、その占める貯蔵場
所がより小さく、より安定的で且つきちんと整頓
されるように形成されることができる、という認
識に基いている。

それ故、本発明の目的は、袋が、整列した縁を
もつコンパクトな積重ねを形成するように積み重
ねられるように、特に交差底部の袋をＺ字形に折
りたたむための装置を提供することである。

本発明に従つて、この目的は、特許請求の範囲
第１項の特徴部分に記載された特徴により解決さ
れる。本発明の装置は、交差底部の袋の中央領域
が、袋の長さが実際上半減されるように袋の製造
の順序で端部のベースの中間でＺ字形に折りたた
まれること、を可能となし、それに対応して、よ
り小さく、安定したそしてコンパクトな積重ねを
形成するように袋を積み重ねることが可能であ
る。

本発明の有利な実施態様は、特許請求の範囲第
２項〜第９項に記載されている。

本発明の一実施例を、添付図面を参照して更に
詳細に説明する。

軸３，４，５と６は、機械フレームの側壁１と
２内に装架されている。これらの軸３，４，５，
６は、図示されていないコンベヤベルトローラを
担持し、そのローラの上に無端コンベヤベルト
７，８と９，１０が懸架される。回転軸３，４と
５，６の間には、更に２本の軸１１と１２が機械
のフレーム内で互に上下に装架され、そして上方
切り目付け円板１３と下方切り目付け円板１４を
担持し、コンベヤベルト７，８，９，１０により
移送された個々の袋１５が、切り目付け円板１３
と１４により２つの切り目線（scorelinse）１６
と１７が付与されるようになつている。このよう
に予め切り目を付けられた袋１５は、その後、そ
の半分で案内台１８に達し、その間他方の半分の
領域はコンベヤベルトの対１９と２０により係合
され、コンベヤベルトのローラは、一方において
軸５と６により支持され、他方において更に２本
の軸２１と２２により支持されている。軸２１と
２２は、コンソール（console）２３内に装架さ
れており、コンソール２３は、単純化のため第３
図にのみ示されている。

コンベヤベルトの対１９と案内台１８との間に
ある先のとがつた案内板２４は、垂直に直立する
支持ウエブ２５と折りたたみ縁２６を包含する。
袋がその切り目線１６の領域で案内棒２７により
折り返されるのは、この折りたたみ縁２６の周り
である。第１図において、運搬方向に見て、案内
棒２７は、折りたたみ縁２６と案内板２４の下か
らコンベヤベルト１９の対の方へ上方へ延びてい
る。案内棒２７により切り目線１６の領域で折り
たたみ縁２６の周りに袋１５′を折返すことは、
第３図〜第６図に示すような案内台１８により助
けられ、案内台１８は、水平位置から第５図と第
６図に示す傾斜位置へ上昇するように延びてい
る。案内棒２７は、壁１と２を相互結合する横部
材（公差部材）（図示せず）へコンソール２８に
よりその一端のみを固定させている。

案内棒２７による折りたたみ縁２６の周りの袋
の折りたたみは、第５図に明瞭に示されている。
この図は、また、コンベヤベルト１９と２０の対
が、上方と下方のハウジング部分２９と３０によ
り覆われていることをも示している。案内板２４
の端に隣接して一対のコンベヤベルト３１があ
り、コンベヤベルト２０の対に隣接してコンベヤ
ベルトの対３２がある。

これらのコンベヤベルトは、ベルト１９と２０
により供給されて切り目線１６の周りに折り返さ
れた袋１５′を受入れ、ベルト３１の対は、先の
とがつた案内板２４に直接に隣接し、それによつ
て、第６図に明瞭に示すように折りたたまれる縁
の領域で案内棒２７の周りに折りたたまれた袋を
クランプする。この図は、コベヤベルトの対３１
と３２が、上方と下方のハウジング部分３３と３
４により同様に覆われていること、を示してい
る。

第２切り目線の周りに袋１５′を折りたたむ目
的で、保持手段３６と３７により固定された折り
たたみブレード３５がある。袋１５′がかけ込む
（run in）ことを可能とするために、折りたたみ
ブレード３５は、案内棒３８を包含し、案内棒３
８は、案内台１８へ即ちその下へ保持手段３９に
よつて固定された自由端を有する。コンベヤベル
トの対３１と３２を通して袋１５′を更に移送す
る間、案内台１８上に載つて支えられた袋の領域
は、一方において案内棒３８によりその切り目線
１７と共に折りたたみブレード３５の方へ案内さ
れ、他方において押圧棒４０により案内台１８上
へ押圧され、それ故これが、第２の時に即ち切り
目線１７の周りに袋を折りたたむようになる。こ
の第２の折りたたみ作業は、第６図に示すよう
に、折りたたみブレード３５の折りたたみ縁の周
りに切り目線１７の領域で袋を押圧する保持棒４
１により支持される。保持棒４１は、一端により
コンソール４２へ固定されているが、他端は分岐
している。一方の分岐部分４１′は、折りたたみ
ブレード３５による袋１５′の折りたたみを助け、
保持棒４１の分岐部分４１″は、折りたたみ作業
の完了後案内台１８上に載つて支えられている袋
の部分が案内台１８に隣接する水平の堆積台４３
上へ押し下げられることを保持し、それ故折りた
たまれた袋は、一方においてコンベヤベルトの対
３２により、他方において折りたたみブレード３
５に隣接する排出コンベヤベルト４４により、取
り出されることができるようになる。もしも分岐
部分４１″が設けられなかつたならば、案内台１
８上に載つて支えられている袋の部分は、水平の
堆積台４３上へ十分に速くは落下しないであろ
う。その結果として、袋が排出コンベヤベルトの
対４４により係合されないかも知れないであろ
う。

勿論、他の形状の袋を折りたたむことが可能で
あり、又は袋の大きさの何れについてもＺ字形の
折りたたみの深さを変えることが可能である。こ
れを達成するためには、切り目付け円板、コンベ
ヤベルトの対、案内板２４、折りたたみブレード
３５、及び適当な棒を調節し又は設定することが
必要であるにすぎない。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は、紙袋をＺ字形に折りたたむ
ための装置の平面図である。第３図と第４図は、
第１図と第２図の装置の側面図である。第５図
は、第３図の−線上でとられた装置の断面図
である。第６図は、第４図の−線上でとられ
た装置の断面図である。第７図は、第４図の−
線に沿つてとられた装置の断面図である。 ８，１０，２０，３２……第１の２重ベルトコ
ンベヤ、１５，１５′……紙袋、１，２……機械
のフレーム、１１，１２……軸、１３，１４……
切り目付けホイール、７，９……第２の２重ベル
トコンベヤ、１９……第３の２重ベルトコンベ
ヤ、２４……第１の折りたたみブレード、２６…
…折りたたみ縁、２７……第１折りたたみ棒、３
１……第４の２重ベルトコンベヤ、３５……第２
の折りたたみブレード、４１，４２′……折りた
たみ棒、４４……第５の２重ベルトコンベヤ、１
８……台板、４０……押圧棒、４１″……案内棒、
３８……案内棒、３３，３４……カバー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 折りたたみ線を画成するための切り目付けホ
   イールと、折りたたみブレードと、折りたたみブ
   レードの周りに袋を折り返すための折りたたみ棒
   からなる折りたたみ手段と、を包含する、横断折
   りたたみ線の周りに紙袋又はその類似物をＺ形に
   折りたたむための装置において： 第１の２重ベルトコンベヤ８，１０，２０，３
   ２が、そのベースの１つ又はその充填孔の領域内
   で各袋１５，１５′を締付け係合し、それを折り
   たたみ手段を通して連続的に運搬すること； 運搬方向に対して横に垂直平面内で機械フレー
   ム１，２内に装着された２つの平行な軸１１，１
   ２の各々が、通過する袋１５に対向方向に切り目
   を与える２つの離間された協働する切り目付けホ
   イール１３，１４を担持していること； 第１の２重ベルトコンベヤ８，１０，２０，３
   ２に平行に設けられた第２の２重ベルトコンベヤ
   ７，９が、切り目付けホイールに対応する長さを
   有し、切り目付けホイール１３，１４を通過する
   間各袋１５を保持すること； 第２の２重ベルトコンベヤ７，９に隣接し且つ
   第１の２重ベルトコンベヤ８，１０，２０，３２
   に平行な第３の２重ベルトコンベヤ１９が、各袋
   １５を第１の２重ベルトコンベヤとそれに面する
   切り目付けホイールとの間でこの切り目付けホイ
   ールの周りに折りたたむ間クランプしているこ
   と； 第３の２重ベルトコンベヤ１９に平行な第１折
   りたたみブレード２４が、第１切り目付けホイー
   ルの近くに配設されたその折りたたみ縁２６を有
   し、第１折りたたみ棒２７が設けられ、運搬方向
   に見たときの第１折りたたみ棒の後端は、第１折
   りたたみブレード２４の後端の平面より下方に配
   設され、その前端は、第１折りたたみブレード２
   ４の前部領域に重なること； 第３の２重ベルトコンベヤ１９に隣接する第４
   の２重ベルトコンベヤ３１が、第１の折りたたみ
   の領域内に袋をクランプすること； 第４の２重ベルトコンベヤ３１に平行な第２の
   折りたたみブレード３５が、第１折りたたみの上
   方の第２切り目の近くにその折りたたみ縁を有す
   ること；及び 第２折りたたみブレード３５の上で袋の自由な
   部分を折り返す折りたたみ棒４１，４１′が設け
   られていること； を特徴とする、紙袋又はその類似物を横断折りた
   たみ線の周りにＺ形に折りたたむための装置。 ２ 折りたたまれた袋１５を引き出す第５の２重
   ベルトコンベヤ４４が、第２折りたたみ縁の領域
   内で第４の２重ベルトコンベヤ３１に隣接してい
   ること、を特徴とする特許請求の範囲第１項に記
   載の装置。 ３ 袋の自由端を支持する台板１８が、運搬平面
   の領域内で、切り目付けホイール１３，１４の上
   へ各袋を運ぶ第２の２重ベルトコンベヤ７，９に
   隣接していること、を特徴とする特許請求の範囲
   第１項又は第２項に記載の装置。 ４ 台板１８が、次第に増大する傾斜で上昇する
   ように構成されていること、を特徴とする特許請
   求の範囲第３項に記載の装置。 ５ 第２折りたたみ棒４１，４１′に実質的に平
   行な押圧棒４０が、第１折りたたみ工程後の袋の
   自由端を斜めに上昇する台板１８の方へ押し下げ
   ること、を特徴とする特許請求の範囲第１項〜第
   ４項の何れか一項に記載の装置。 ６ 第２折りたたみ棒４１，４１′は、自由に突
   出する案内棒４１″を与えるために分岐され、案
   内棒４１″は、押圧棒４０に対して斜めに且つそ
   れより低く延びると共に、袋が台板１８を離れた
   後、袋の自由端を押し下げること、を特徴とする
   特許請求の範囲第１項〜第５項の何れか一項に記
   載の装置。 ７ 第２折りたたみブレード３５が、その後端に
   おいて、袋の自由端を捕える斜め後方に向けられ
   た案内棒３８を備えていること、を特徴とする特
   許請求の範囲第１項〜第６項に記載の装置。 ８ 第１の２重ベルトコンベヤが、それに対して
   平行に延びる２重ベルトコンベヤに対応する個々
   の２重ベルトコンベヤ１０，８；２０；３２に細
   分されていること、を特徴とする特許請求の範囲
   第１項〜第７項の何れか一項に記載の装置。 ９ ２重ベルトコンベヤの復帰経路に、Ｕ字形断
   面のカバー３３，３４が設けられていること、を
   特徴とする特許請求の範囲第１項〜第８項の何れ
   か一項に記載の装置。