JPH0514566U - 過回転防止機能付き内燃機関点火装置 - Google Patents

過回転防止機能付き内燃機関点火装置

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JPH0514566U
JPH0514566U JP6189091U JP6189091U JPH0514566U JP H0514566 U JPH0514566 U JP H0514566U JP 6189091 U JP6189091 U JP 6189091U JP 6189091 U JP6189091 U JP 6189091U JP H0514566 U JPH0514566 U JP H0514566U
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JP
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ignition
signal
circuit
voltage
capacitor
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浩 山田
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Kokusan Denki Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】過回転防止動作が行われる際の運転感覚を改善
する。 【構成】機関の点火位置を定める点火信号を1次電流制
御回路5から側路する信号側路用スイッチ6を設ける。
一定の時定数で充電され、機関の点火位置よりも位相が
遅れた位置で放電させられる積分コンデンサC4 を設
け、積分コンデンサC4 の両端に得られる積分電圧Vi
を参照電圧Vr と比較して、積分電圧が参照電圧以下に
なっている期間信号側路用スイッチ6を導通させる。機
関の回転数が設定値に達したときに積分電圧がほぼ点火
位置で参照電圧に達し、設定回転数よりも高い制限回転
数で積分電圧の最大値が参照電圧以下になるように積分
コンデンサの充電時定数を設定しておく。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関の過回転を防止する機能を備えた内燃機関点火装置を提供 することにある。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関用の点火装置として、機関の回転数(rpm)が設定値を超えたとき に点火動作を停止させて機関を失火させることにより機関の回転数を設定値以下 に制限する機能を備えたものがある。この種の点火装置は、点火コイル及び該点 火コイルの1次電流を制御する1次電流制御回路からなる点火回路と、導通した 際に点火回路の一部または点火電源を短絡するように設けられた失火制御用スイ ッチと、内燃機関の回転数を検出して、回転数が設定値を超えたときに過回転検 出信号を発生する回転数検出回路と、過回転検出信号が発生したときに失火制御 用スイッチをトリガして導通させるトリガ回路とにより構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
内燃機関の過回転を防止する機能を備えた従来の内燃機関点火装置では、機関 の回転数が設定値を超えたときにいきなり点火動作を停止させるようにしていた ため、過回転防止動作時に機関が急減速し、運転の感覚が悪くなるという問題が あった。
【0004】 本考案の目的は、機関の回転数が設定値を超えたときに点火位置を徐々に遅角 させて最終的に失火させることにより過回転防止動作時の運転感覚を改善した過 回転防止機能付き内燃機関点火装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の点火装置は、内燃機関の点火位置で点火信号を発生する点火信号発生 回路と、点火信号が与えられた際に点火コイルの1次電流を変化させるように制 御する1次電流制御回路と、導通した際に1次電流制御回路に与えられる点火信 号を側路するように設けられた信号側路用スイッチと、積分コンデンサを一定の 時定数で充電する積分回路と、内燃機関の設定回転数における点火位置よりも位 相が遅れた位置で積分コンデンサを放電させるリセット回路と、積分コンデンサ の両端に得られる積分電圧が参照電圧以下になっているときに信号側路用スイッ チを導通させ、積分コンデンサの両端の電圧が参照電圧を越えているときに信号 側路用スイッチを遮断状態にする信号側路用スイッチ制御回路とにより構成され る。また機関の回転数が設定回転数に達したときに積分電圧がほぼ点火位置で参 照電圧に達し、設定回転数よりも高い制限回転数で積分電圧の最大値が参照電圧 以下になるように積分コンデンサの充電時定数が設定されている。
【0006】 上記リセット回路は、内燃機関の設定回転数における点火位置よりも進んだ位 置で発生し該点火位置よりも遅れた位置で消滅する制御信号を発生する制御信号 発生手段と、制御信号が発生している間一定の時定数で充電されるリセット位置 制御用コンデンサと、制御信号が消滅したときにリセット位置制御用コンデンサ の放電を開始させ次の制御信号が発生するまでの間に該リセット位置制御用コン デンサの放電を完了させる放電回路と、リセット位置制御用コンデンサの端子電 圧が所定値に達したときに導通して積分コンデンサを放電させるリセット用スイ ッチとにより構成できる。
【0007】
【作用】
上記のように構成すると、機関の回転数が設定回転数以下の場合には、点火信 号が発生する位置よりも前の位置で積分電圧が参照電圧を超えるため、点火信号 が発生する位置よりも前の位置で信号側路用スイッチが遮断状態になる。そのた め信号側路用スイッチは点火信号を側路することがなく、点火動作には何の影響 も与えない。従って設定回転数以下の領域では点火信号が発生したときに点火動 作が行われる。
【0008】 機関の回転数が設定回転数を超えると、点火信号の発生位置よりも遅れた位置 で積分電圧が参照電圧を超えるようになるため、点火信号が発生したときには、 未だ信号側路用スイッチが導通状態にある。この状態では点火信号が信号側路用 スイッチにより1次電流制御回路から側路されるため、点火信号の発生位置では 点火動作が行われない。信号側路用スイッチが遮断状態になると点火信号が1次 電流制御回路に与えられるため、点火動作が行われる。このように、機関の回転 数が設定回転数を超えると点火位置が正規の点火位置よりも遅れるため、機関の 回転数が低下させられる。機関の回転数が制限回転数に達すると、積分電圧が参 照電圧を超えることができなくなるため、点火信号が全て側路され、点火動作が 行われなくなる。従って機関が失火し、回転数が更に低下させられる。これらの 動作により、機関の高速時に過回転状態になるのが防止される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示した回路図で、同図において1は1次コイル1a及 び2次コイル1bを有する点火コイルである。点火コイル1は機関に取付けられ た磁石発電機内に設けられていて、1次コイル1aが点火電源コイルを兼ねるよ うになっており、機関の回転に同期して1次コイル1aに交流電圧が誘起するよ うになっている。1次コイル1a及び2次コイル1bの一端は接地され、2次コ イル1bの非接地側の端子が機関の気筒に取付けられた点火プラグ2の非接地側 端子に接続されている。
【0010】 3は電源回路で、この電源回路は、1次コイル1aの正の半サイクルの誘起電 圧(1次コイルの非接地側端子が接地に対して正電位になる半サイクル)でダイ オードD1 を通して充電されるコンデンサC1 と、1次コイル1aに負の半サイ クルの誘起電圧が発生したときに1次コイル1aの誘起電圧とコンデンサC1 の 電荷とによりダイオードD2 を通して充電されるコンデンサC2 とにより構成さ れている。
【0011】 4は内燃機関の点火位置で点火信号を発生する点火信号発生回路、5は点火信 号が与えられた際に点火コイルの1次電流を変化させるように制御して点火コイ ルの2次コイルに点火用の高電圧を誘起させる1次電流制御回路で、1次電流制 御回路5は、コレクタエミッタ間回路が1次コイル1aに並列に接続されたNP NトランジスタTr1と、コレクタエミッタ間回路がトランジスタTr1のベースエ ミッタ間に接続されたNPNトランジスタTr2と、トランジスタTr1のコレクタ ベース間に接続された抵抗R1 とからなっている。点火信号発生回路4は、トラ ンジスタTr1のコレクタエミッタ間の電圧を分圧する分圧回路を構成する抵抗R 2 及びR3 と、抵抗R3 の両端にダイオードD3 を介して接続されたコンデンサ C3 と、コンデンサC3 とダイオードD3 との接続点とトランジスタTr2のベー スとの間に接続された抵抗R4 とからなっている。
【0012】 上記点火信号発生回路4と1次電流制御回路5とにより、電流遮断形の点火回 路が構成されている。この点火回路の動作は次の通りである。
【0013】 図4(A)に示したように、1次コイル1aに負の半サイクルの電圧V1 が発 生すると、抵抗R1 を通してトランジスタTr1にベース電流が流れるため、該ト ランジスタTr1が導通する。これにより図4(B)に示すように点火コイルの1 次コイル1aに電流I1 が流れる。トランジスタTr1のコレクタエミッタ間の電 圧は点火コイルの1次電流にほぼ比例して上昇していく。この電圧は抵抗R2 及 びR3 により分圧され、分圧された電圧がダイオードD3 を介してコンデンサC 3 に印加される。コンデンサC3 の両端の電圧は、トランジスタTr1のコレクタ エミッタ間電圧にほぼ比例して変化する。コンデンサC3 の両端の電圧が所定値 に達するとトランジスタTr2に所定のベース電流(点火信号)が与えられるため 、トランジスタTr2が導通する。トランジスタTr2が導通すると、トランジスタ Tr1のベースエミッタ間が短絡されるため、トランジスタTr1が遮断状態になり 、1次コイル1aを流れていた電流が遮断される。このとき1次コイル1aには 、それまで流れていた電流を流し続けようとする向きの電圧が誘起し、この電圧 が昇圧されて2次コイル1bに点火用の高電圧が誘起する。この高電圧は点火プ ラグ2に印加されるため、点火プラグ2に火花が生じ、機関が点火される。
【0014】 上記トランジスタTr2のベースエミッタ間には、信号側路用スイッチ6を構成 するPNPトランジスタTr3のエミッタコレクタ間回路が並列に接続され、トラ ンジスタTr3が導通している間トランジスタTr2のベースに与えられる点火信号 が該トランジスタTr2から側路されるようになっている。
【0015】 電源回路3のコンデンサC2 の両端に得られる直流電圧は、積分回路7と、リ セット回路8と、信号側路用スイッチ制御回路9とに印加されている。
【0016】 積分回路7は、FETF1 と可変抵抗器VR1 とからなる定電流回路と、ダイ オードD4 と、積分コンデンサC4 とから成り、コンデンサC2 の両端に得られ る直流電圧で積分コンデンサC4 が一定の時定数で定電流充電されるようになっ ている。
【0017】 リセット回路8は、機関の回転に同期して制御信号を発生するホール素子Hと 、抵抗R5 ないしR8 と、トランジスタTr4と、リセット位置制御用コンデンサ C5 と、サイリスタTh1とにより構成され、サイリスタTh1が積分コンデンサC 4 の両端に並列に接続されている。ホール素子Hは磁石発電機の固定子に取り付 けられていて、該磁石発電機の回転子の回転に伴って発生する磁束の変化を検出 することにより、機関の設定回転数における点火位置または該点火位置よりも位 相が進んだ位置で発生し、点火位置よりも遅れた位置で消滅する制御信号Vh を 発生する。本実施例では、図4(C)に示すように、設定回転数における点火位 置θ1 から、該点火位置θ1 よりも遅れた位置θ2 までの間零レベルの制御信号 Vh を発生するようにホール素子Hの取付け位置が設定されている。
【0018】 零レベルの制御信号Vh が発生している間トランジスタTr4が遮断状態になる ため、該トランジスタTr4のコレクタエミッタ間に図4(D)に示すような矩形 波状の信号Vg が得られ、この信号Vg が発生している期間抵抗R7 を通してコ ンデンサC5 が充電される。コンデンサC5 の両端の電圧Vc の波形は図4(E )に示す通りである。この電圧Vc が所定のレベルVt に達するとサイリスタT h1が導通し、コンデンサC4 の電荷がサイリスタTh1を通してほぼ瞬時に放電す る。従って、積分コンデンサC4 の両端に得られる積分電圧Vi の波形は、図4 (F)に示すように、一定の傾きで上昇して点火位置θ1 よりも遅れた位置で零 に戻る波形になる。機関の回転数の上昇に伴って積分コンデンサC4 を充電する 時間が短くなっていくため、積分電圧Vi の波高値は回転数の上昇に伴って低く なっていく。
【0019】 信号側路用スイッチ制御回路9は、抵抗R9 及びツェナーダイオードZDの直 列回路と、比較器CPとから成り、抵抗R9 とツェナーダイオードZDとの直列 回路の両端に電源回路のコンデンサC2 の両端の電圧が印加されている。抵抗R 9 及びツェナーダイオードZDは参照電圧発生回路9Aを構成するもので、ツェ ナーダイオードZDの両端に得られる参照電圧が比較器CPの反転入力端子に印 加されている。比較器CPの非反転入力端子には積分コンデンサC4 の両端に得 られる積分電圧Vi が入力され、比較器の出力端子はトランジスタTr3のベース に接続されている。図4(G)に示したように、参照電圧Vr が積分電圧Vi を 超えている期間比較器CPの出力Vp が零(接地電位)になってトランジスタT r3を導通させ、積分電圧Vi が参照電圧Vr を超えている期間比較器CPの出力 Vp が高レベルになってトランジスタTr3を遮断状態に保持する。
【0020】 本実施例では、機関の回転数が設定回転数に達したときに積分電圧Vi がほぼ 点火位置で参照電圧に達し、設定回転数よりも高い制限回転数で積分電圧Vi が 参照電圧Vr 以下になるように積分コンデンサC4 の充電時定数が設定されてい る。
【0021】 図2及び図3は点火コイル1が設けられた磁石発電機を示したもので、この磁 石発電機は、アルミニウム等の非磁性材料からなるフライホイール10の外周部 に永久磁石11と磁極片12及び13とを埋設した回転子14と、3つの脚部1 5aないし15cを有するE字形鉄心15の中央脚部に点火コイル1を巻いた固 定子16とにより構成されている。回転子14は機関の出力軸に取付けられ、固 定子16は機関のケース等に設けられた取付け部にボルト止めされている。また 回転子の回転方向の前方側に位置するE字形鉄心の脚部15cの先端にホール素 子Hが取付けられている。
【0022】 図2及び図3に示した発電機において回転子14が図示の矢印方向に回転する と、磁極片12及び13が鉄心15の脚部15a〜15cの先端の磁極部の位置 を通過する際に脚部15bを流れる磁束が交番し、この磁束変化により1次コイ ルに電圧が誘起する。本実施例で用いているホール素子Hは、ホール効果を有す る素子と増幅器と波形整形回路とを集積回路化したいわゆるホールICで、図5 に示したように回転子14の回転により生じる磁束φの変化を検知して、一方の 極性の磁束が一定レベルトφ1 を超える位置から他方の極性の磁束が一定のレベ ルφ2 を超える位置までの間零レベルになる制御信号Vh を発生する。
【0023】 上記の実施例において、機関の回転数が設定回転数以下の場合には、図4(F )に実線で示したように、点火信号が発生する位置よりも前の位置で積分電圧V i が参照電圧Vr を超えるため、点火信号が発生する位置よりも前の位置で信号 側路用スイッチ6が遮断状態になる。そのため信号側路用スイッチは点火信号を 側路することがなく、点火動作には何の影響も与えない。従って設定回転数以下 の領域では点火信号発生回路4が点火信号を発生したときに点火動作が行われる 。
【0024】 機関の回転数が設定回転数を超えると、図4(F)に破線で示したように点火 信号の発生位置θ1 よりも遅れた位置で積分電圧Vi が参照電圧Vr を超えるよ うになるため、点火信号が発生したときには、未だ信号側路用スイッチ6が導通 状態にある。この状態では点火信号が信号側路用スイッチ6により1次電流制御 回路5から側路される(トランジスタTr2にベース電流が与えられない)ため、 点火信号の発生位置では点火動作が行われない。信号側路用スイッチ6が遮断状 態になると点火信号が1次電流制御回路に与えられるため、点火動作が行われる 。従って機関の回転数が設定回転数を超えると、点火位置が正規の点火位置より も遅れていき、機関の回転数が低下させられる。機関の回転数が制限回転数に達 すると、積分電圧Vi が参照電圧Vr を超えることができなくなるため、点火信 号が全て側路され、点火動作が行われなくなる。従って機関が失火し、回転数が 更に低下させられる。これらの動作により機関の回転数が課題になるのが防止さ れる。
【0025】 上記の実施例のように、制御信号により一定の時定数で充電されるリセット位 置制御用コンデンサC5 を設けて、このコンデンサの端子電圧が所定のレベルに 達したときリセット用のスイッチ(上記の例ではサイリスタTh1)をトリガする ようにすると、コンデンサC5 の充電時定数を調整することにより積分コンデン サC4 を放電させる位置(積分回路のリセット位置)を微調整することができる ため、制限回転数の調整を容易にすることができる。しかしながら、本考案は、 このようにリセット位置制御用コンデンサC5 を設ける場合に限定されるもので はなく、機関の設定回転数における点火位置よりも遅れた定位置、例えば上記実 施例において制御信号Vh が消滅する位置θ2 で、サイリスタTh1をトリガして 積分コンデンサC4 を放電させるようにしても良い。
【0026】 尚上記実施例では制御信号Vh を零レベルの信号としたが、制御信号を高レベ ルの信号として、該信号を反転させてトランジスタTr4のベースエミッタ間に印 加するようにしても良い。
【0027】 上記実施例では、設定回転速度における点火位置(上記の点火回路では機関の 回転数の如何にかかわらず点火位置はほぼ一定である)θ1 で制御信号Vh が発 生するようにしたが、点火位置よりも位相が進んだ位置で制御信号Vh を発生さ せるようにしても良い。
【0028】 上記の実施例では、電流遮断形の1次電流制御回路を用いたが、周知のコンデ ンサ放電式の1次電流制御回路が用いられる場合にも本考案を適用できる。
【0029】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、機関の回転数が設定値に達したときにいきな り点火位置を遅らせるのではなく、最初点火位置を遅角させてから最終的に失火 させるようにしたため、過回転防止動作が行われる際のショックを和らげること ができ、運転感覚を改善することができる。
【0030】 特に請求項2に記載した考案によれば、制御信号により充電されるリセット位 置制御用コンデンサを設けて、該コンデンサの端子電圧が所定の値に達したとき にリセット用スイッチを導通させるようにしたため、積分コンデンサを放電させ る位置を容易に微調整することができ、制限回転数の調整を容易にすることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路図である。
【図2】本考案の実施例で用いる磁石発電機の要部を示
した正面図である。
【図3】同磁石発電機の要部の側面図である。
【図4】(A)ないし(G)は図1の実施例の各部の電
圧または電流の波形を機関の回転角に対して示した波形
図である。
【図5】(A)及び(B)はホール素子が検出する磁束
の波形及びホール素子の出力電圧波形を機関の回転角に
対して示した線図である。
【符号の説明】
1…点火コイル、2…点火プラグ、3…電源回路、4…
点火信号発生回路、5…1次電流制御回路、6…信号側
路用スイッチ、7…積分回路、8…リセット回路、9…
信号側路用スイッチ制御回路、H…ホール素子、C4 …
積分コンデンサ、C5 …リセット位置制御用コンデン
サ、Th1…リセット用スイッチを構成するサイリスタ、
CP…比較器。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の点火位置で点火信号を発生する
    点火信号発生回路と、 前記点火信号が与えられた際に点火コイルの1次電流を
    変化させるように制御する1次電流制御回路と、 導通した際に前記1次電流制御回路に与えられる点火信
    号を側路するように設けられた信号側路用スイッチと、 積分コンデンサを一定の時定数で充電する積分回路と、 内燃機関の設定回転数における点火位置よりも遅れた位
    置で前記積分コンデンサの電荷を放電させるリセット回
    路と、 前記積分コンデンサの両端に得られる積分電圧が参照電
    圧以下になっているときに前記信号側路用スイッチを導
    通させ、前記積分コンデンサの両端の電圧が参照電圧を
    越えているときに前記信号側路用スイッチを遮断状態に
    する信号側路用スイッチ制御回路とを具備し、 機関の回転数が設定回転数に達したときに前記積分電圧
    がほぼ点火位置で参照電圧に達し、前記設定回転数より
    も高い制限回転数で前記積分電圧の最大値が参照電圧以
    下になるように前記積分コンデンサの充電時定数が設定
    されていることを特徴とする過回転防止機能付き内燃機
    関点火装置。
  2. 【請求項2】前記リセット回路は、内燃機関の設定回転
    数における点火位置よりも進んだ位置で発生し該点火位
    置よりも遅れた位置で消滅する制御信号を発生する制御
    信号発生手段と、前記制御信号が発生している間一定の
    時定数で充電されるリセット位置制御用コンデンサと、
    前記制御信号が消滅したときに前記リセット位置制御用
    コンデンサの放電を開始させ次の制御信号が発生するま
    での間に該リセット位置制御用コンデンサの放電を完了
    させる放電回路と、前記リセット位置制御用コンデンサ
    の端子電圧が所定値に達したときに導通して前記積分コ
    ンデンサを放電させるリセット用スイッチとを備えてい
    ることを特徴とする過回転防止機能付き内燃機関点火装
    置。
JP6189091U 1991-08-06 1991-08-06 過回転防止機能付き内燃機関点火装置 Pending JPH0514566U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015151941A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 新電元工業株式会社 点火制御装置、点火制御方法

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Effective date: 19980331