JP2001234841A - 内燃機関駆動発電装置 - Google Patents

内燃機関駆動発電装置

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JP2001234841A
JP2001234841A JP2000047935A JP2000047935A JP2001234841A JP 2001234841 A JP2001234841 A JP 2001234841A JP 2000047935 A JP2000047935 A JP 2000047935A JP 2000047935 A JP2000047935 A JP 2000047935A JP 2001234841 A JP2001234841 A JP 2001234841A
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combustion engine
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ignition timing
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Hidetoshi Suzuki
秀利 鈴木
Shin Shoji
慎 庄司
Takeshi Endo
剛 遠藤
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関により駆動される発電機の出力電圧を
高い応答性をもって制御することができる内燃機関駆動
発電装置を提供する。 【解決手段】内燃機関1により駆動される磁石発電機3
の出力電圧と目標出力電圧との偏差を零にするかまたは
許容範囲以下に抑えるために必要な機関の目標回転数を
演算す目標回転数演算部10と、機関の回転数と目標回
転数との偏差を零にするかまたは許容範囲以下に抑える
ために必要な機関の目標点火時期を演算する目標点火時
期演算部13とを設け、機関の点火時期を目標点火時期
に一致させるように制御して、発電機の出力電圧の変動
を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関により磁
石発電機を駆動して負荷に電力を供給する内燃機関駆動
発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関駆動発電装置として、内燃機関
と、該内燃機関により駆動される磁石発電機と、磁石発
電機の出力電圧を設定値に保つように内燃機関の回転数
または出力を制御する制御装置とにより構成されるもの
が用いられている。
【0003】従来のこの種の発電装置においては、内燃
機関の燃料供給量調節部(アクセル操作部材等)を操作
する電気式のアクチュエータを設けるとともに、発電機
の出力電圧と目標出力電圧との偏差を零または許容範囲
以下に保つために必要な機関の回転数を目標回転数とし
て演算する目標回転数演算部を設けて、機関の回転数を
演算された目標回転数に保つようにアクチュエータを制
御するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
内燃機関駆動発電装置では、発電機の出力電圧を目標出
力電圧に保つために必要な目標回転数を演算して、機関
の回転数を該目標回転数に保つように燃料供給量調節部
を操作するアクチュエータを制御していたが、このよう
な構成をとった場合には、アクチュエータの出力部と燃
料供給量調節部との間に存在する変位伝達機構部で生じ
る機械的損失により応答遅れが発生するだけでなく、燃
料供給量調節部の変位が機関の回転数に反映されるまで
の間に遅れが生じるため、良好な制御特性を得ることが
難しく、出力電圧の変動率を低くすることが難しいとい
う問題があった。
【0005】本発明の目的は、出力電圧を目標出力電圧
に保つ制御の応答性を良好にして、出力電圧の変動率を
従来よりも低く抑えることができるようにした内燃機関
駆動発電装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関と、
該内燃機関により駆動される磁石発電機と、磁石発電機
の出力電圧を設定値に保つように内燃機関を制御する制
御装置とを備えた内燃機関駆動発電装置に係わるもの
で、本発明においては、内燃機関の点火時期を制御する
ことにより機関の回転数を制御して、発電機の出力電圧
を目標出力電圧に保つようにする。
【0007】そのため、本発明においては、上記制御装
置に、発電機の出力電圧を検出する電圧検出部と、発電
機の目標出力電圧を設定する電圧設定部と、電圧検出部
により検出された出力電圧と電圧設定部により設定され
た目標出力電圧との偏差を零にするかまたは許容範囲以
下に抑えるために必要な内燃機関の点火時期を目標点火
時期として演算する目標点火時期演算部と、目標点火時
期に内燃機関を点火するように内燃機関の点火時期を制
御する点火制御手段とを設ける。
【0008】内燃機関は、その点火時期を変化させる
と、敏感に応答して回転数を変化させる。また内燃機関
の点火時期は、純電気的に制御することができる。その
ため、上記のように、発電機の出力電圧と目標出力電圧
との偏差を零にするかまたは許容範囲以下に抑えるため
に必要な点火時期を目標点火時期をとして演算して、内
燃機関を目標点火時期に点火するように制御する構成を
とると、出力電圧を目標出力電圧に保つために機関の燃
料供給量調節部を操作するアクチュエータを制御する方
法をとる場合に比べて、制御の応答性を高めることがで
きる。したがって、出力電圧が変動した時に遅滞なく機
関の回転数を変化させて出力電圧の変動を補償すること
ができ、出力電圧の変動を従来よりも少なくすることが
できる。
【0009】上記目標点火時期を演算するには、例え
ば、機関の回転数を検出する回転数検出手段を設けてお
いて、電圧検出部により検出された出力電圧と電圧設定
部により設定された目標出力電圧との偏差を零にするか
または許容範囲以下に抑えるために必要な内燃機関の目
標回転数を演算し、回転数検出手段により検出された回
転数と目標回転数との偏差を零または許容範囲以下に抑
えるために必要な内燃機関の点火時期を目標点火時期と
して演算するようにするのが好ましい。
【0010】このように構成すると、磁石発電機3の出
力電圧が変動したときに、機関の回転数を目標回転数に
戻すように点火時期を制御することにより、機関の回転
数を修正して、発電機の出力電圧の変動を抑えることが
できるため、磁石発電機の応答性(回転数が変化してか
ら発電機の出力が変化するまでの時間)により左右され
ることなく、発電機の出力電圧を迅速に制御して、出力
電圧の変動率を小さくすることができる。
【0011】発電機の負荷が増大してその出力電圧が低
下した時に、機関の回転数が過度に上昇するのを防ぐた
め、上記目標回転数演算部は、演算する目標回転数を予
め設定された許容上限回転数以下に制限するように構成
するのが好ましい。
【0012】また、本発明においては、機関の回転数を
目標回転数以下に保つように制御するために、回転数検
出手段により検出された回転数を予め設定された許容上
限回転数以下に保つように、回転数に応じて内燃機関へ
の燃料の供給量を段階的に調節する過回転防止用燃料供
給量制御手段を設けることができる。
【0013】このように構成することによっても、発電
機の負荷が増大してその出力電圧が低下した時に機関の
回転数が過度に上昇するのを防ぐことができる。本発明
においては、基本的には機関の点火時期を制御すること
によりその回転数を制御するため、上記の場合、燃料供
給量は精密に制御する必要はなく、段階的に制御すれば
よい。また、上記のように構成する場合、燃料供給量の
制御に応答の遅れが生じても、その応答遅れを点火時期
の制御により補償することができるため、燃料供給量の
制御の応答の遅れにより、出力電圧の変動が大きくなる
のを防ぐことができる。
【0014】本発明においてはまた、内燃機関の燃料供
給量調節部を操作するアクチュエータと、磁石発電機の
負荷電流が設定値を超えたときに過電流検出信号を出力
する過電流検出部と、過電流検出部が過電流検出信号を
出力したときに、内燃機関への燃料の供給量を減少させ
る方向にアクチュエータを駆動する駆動回路とを更に設
けるのが好ましい。
【0015】このように構成すると、発電機の出力電圧
を目標出力電圧に保つ制御を行うと同時に、負荷電流が
制限値を超えるのを防ぐ制御を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図1ないし図5を参照して、
本発明の実施の形態を説明する。
【0017】図1は、本発明に係わる内燃機関駆動発電
装置の全体的な構成の一例を示したブロック図である。
同図において、1は内燃機関、2は内燃機関1を点火す
る点火装置、3は内燃機関1により駆動される磁石発電
機、4は磁石発電機3の出力を一定の周波数の交流電圧
に変換するインバータ装置、5は磁石発電機3にインバ
ータ装置4を介して接続された電気負荷である。また6
は内燃機関1の燃料供給量調整部1Aを操作する電気式
のアクチュエータ、7はインバータ装置4の出力電流
(発電機の負荷電流)が制限値を超えたときに過電流検
出信号を出力する過電流検出部、8は過電流検出部7が
過電流検出信号を出力したときに燃料供給量調節部1A
を燃料供給量減量側に変位させるようにアクチュエータ
7を駆動する駆動回路である。
【0018】また10は目標回転数演算部、13は点火
装置2を制御して機関の回転数を制御する回転数制御部
で、回転数制御部13に目標回転数演算部10の出力が
入力されている。
【0019】内燃機関1の気筒には点火プラグPが取付
けられていて、内燃機関の点火時期に点火装置2から該
点火プラグPに点火用の高電圧が与えられるようになっ
ている。
【0020】更に詳細に説明すると、点火装置2は、磁
石発電機3内に設けられた一次コイルW1 及び二次コイ
ルW2 を有する点火コイル2Aと、点火コイル2Aの一
次コイルW1 に対して並列に接続された一次電流制御用
スイッチ2Bと、一次コイルW1 から一次電流制御用ス
イッチ2Bを通して流れる一次電流が所定の値に達した
ときに一次電流制御用スイッチ2Bを遮断状態にするよ
うに制御する遮断制御回路2Cとからなっている。
【0021】一次コイルW1 は、図5(A)に示すよう
に、内燃機関の回転に同期して一方の極性(図示の例で
は負極性)の第1の半サイクルの電圧V11と他方の極性
(図示の例では正極性)の第2の半サイクルの電圧V12
と一方の極性の第3の半サイクルの電圧V13とが順次現
れる交流電圧を内燃機関の1回転当り1回だけ発生す
る。
【0022】一次電流制御用スイッチ2Bは、一次コイ
ルW1 が図5(A)に示した正極性の第2の半サイクル
の電圧V12を発生したときに導通して一次コイルW1 に
一次電流を流し、該一次電流が設定値に達したときに遮
断制御回路2Cが一次電流制御用スイッチ2Bを遮断状
態にして点火コイルの一次電流を遮断する。この一次電
流の遮断により、点火コイルの二次コイルW2 に誘起す
る点火用高電圧が点火プラグPに印加される。これによ
り点火プラグPに火花放電が生じ、機関が点火される。
【0023】インバータ装置4は、磁石発電機3が出力
する交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、該整流
回路の出力を交流電圧に変換するインバータ回路とを備
えたもので、インバータ回路から一定の周波数(例えば
商用周波数)の交流電圧を出力して負荷5に与える。
【0024】燃料供給量調節部を操作するアクチュエー
タ6は、例えば駆動コイルと該駆動コイルが励磁された
ときに変位を生じる可動部とを備えた電磁石を用いるこ
とができる。本発明においては、機関への燃料の供給量
を連続的に調節する必要がないため、このアクチュエー
タとしては、従来用いられていたような、連続変位形の
高価なもの(駆動電流の大きさに応じて可動部が連続的
に変位するもの)を用いる必要はなく、駆動電流の有無
により可動部が段階的に変位する簡易形のものを用いる
ことができる。アクチュエータ6としては、例えば、駆
動電流が与えられたときに可動部が第1の位置から第2
の位置に変位し、駆動電流が除去されたときに可動部が
第1の位置に復帰するように構成されたON/OFFタ
イプのものを用いることができる。
【0025】駆動回路8は、インバータ装置4の出力電
流(磁石発電機3の負荷電流)が予め定められた制限値
以下で、過電流検出部7が過電流検出信号を出力してい
ない時にアクチュエータ6への駆動電流の供給を停止し
ている。この状態で、燃料供給量調節部1Aが内燃機関
1への燃料供給量を定常運転時の量とする位置に保持さ
れるように、アクチュエータ6の可動部と燃料供給量調
節部1Aとの位置関係を設定しておく。
【0026】過電流検出部7が過電流検出信号を出力し
たときに、駆動回路8からアクチュエータ6に駆動電流
を供給する。これによりアクチュエータ6の可動部を変
位させて、機関の出力を低下させる側に燃料供給量調節
部1Aを所定の変位量だけ変位させる。この場合、燃料
供給量調節部1Aを燃料供給量減量側または増量側のい
ずれの側に変位させるかは、内燃機関の特性やフェール
セーフ条件等を考慮して決める。
【0027】目標回転数演算部10は、磁石発電機3の
出力電圧を検出して電圧検出信号VL を出力する電圧検
出部10Aと、目標出力電圧を与える出力電圧設定信号
VOを出力する電圧設定部10Bと、電圧検出信号VL
と出力電圧設定信号VO とから、インバータ装置4の出
力電圧(磁石発電機3の出力電圧)と目標出力電圧との
偏差を演算する電圧偏差演算部10Cと、電圧偏差演算
部10Cが出力する偏差電圧Vd に比例演算を施す比例
演算器10Dと、偏差電圧Vd に積分演算を施す積分演
算器10Eと、比例演算器10D及び積分演算器10E
から得られる信号を所定の割合で加減算することによ
り、発電機の出力電圧と目標出力電圧との偏差を零にす
るかまたは予め設定された許容範囲内に収めるために必
要な機関の回転数を目標回転数として演算して、該目標
回転数を与える目標回転数電圧VNrを出力する加減算器
10Fとにより構成されている。
【0028】回転数制御部13は、安定化電源回路13
Aと、単安定マルチバイブレータ13Bと、第1の積分
回路13C及び第2の積分回路13Dと、目標点火時期
演算部13Eと、比較器13Fと、回転数制御用点火制
御スイッチ13Gとにより構成されている。
【0029】安定化電源回路13Aは、各部に与える電
源電圧を発生する電源回路と単安定マルチバイブレータ
13Bに与えるトリガ信号を発生するトリガ信号発生回
路とを兼ねる回路で、点火コイルの一次コイルW1 の第
1及び第3の半サイクルの電圧V11及びV13を入力とし
て各部の回路の電源電圧となる直流定電圧Vccを発生す
るとともに、一次コイルW1 が一方の極性の半サイクル
の電圧を発生している期間と他方の極性の半サイクルの
電圧を発生している期間とでレベルを異にする矩形波電
圧Vt を一次コイルW1 の誘起電圧に同期して発生す
る。矩形波電圧Vt は例えば、図5(B)に示したよう
に、点火コイルの一次コイルが発生する交流電圧の第1
の半サイクルが開始される際、第2の半サイクルが開始
される際、第3の半サイクルが開始される際及び該第3
の半サイクルが終了する際にそれぞれ高レベルから低レ
ベルへの立下り、または低レベルから高レベルへの立上
りのエッジが現われる矩形波状の電圧となる。
【0030】単安定マルチバイブレータ13Bは、点火
コイルの一次コイルW1 が第1の半サイクルの電圧V11
を発生したときに現われる矩形波電圧Vt のエッジによ
りトリガされて、内燃機関の1回転当り1回だけ設定さ
れた時間幅を有する矩形波信号VT (図5C)を発生す
る。
【0031】第1の積分回路13Cは、矩形波信号VT
が発生している間第1の積分コンデンサを一定の時定数
で充電し、矩形波信号VT が消滅している期間第1の積
分コンデンサを一定の時定数で放電させて第1の積分コ
ンデンサの両端に三角波形の回転数検出電圧VN (図5
D)を発生する。
【0032】第2の積分回路13Dは、矩形波信号VT
が発生している間第2の積分コンデンサを充電し、矩形
波信号VT が消滅する際に該第2の積分コンデンサを瞬
時に放電させて積分電圧Vc (図5E)を発生する。
【0033】目標点火時期演算部13Eは、回転数検出
電圧VN と、目標回転数演算部10が出力する目標回転
数電圧VNrとの偏差に比例、積分演算を施して下限値及
び上限値が制限された目標点火時期電圧Vθ(図5E)
を発生する。
【0034】比較器13Fは、積分電圧Vc と目標点火
時期電圧Vθとを比較して、積分電圧Vc が目標点火時
期電圧Vθを超えているときに第1の状態(例えば低レ
ベルの状態)になり、積分電圧Vc が目標点火時期電圧
Vθ以下のときに第2の状態(例えば高レベルの状態)
になる出力電圧Vs を発生する。
【0035】回転数制御用点火制御スイッチ13Gは、
一次コイルW1 に対して並列に接続されたスイッチ素子
を備えていて、該スイッチ素子は、比較器13Fの出力
電圧Vs が第1の状態にあるときに遮断状態になり、比
較器13Fの出力電圧Vs が第2の状態にあるときに導
通状態になるように、比較器13Fの出力電圧Vs に応
じてオンオフ制御される。
【0036】図1の点火装置においては、内燃機関の回
転数が目標回転数に達したときに、点火装置2の遮断制
御回路2Cが一次電流制御用スイッチ2Bを遮断状態に
する位置で積分電圧Vc が目標点火時期電圧Vθを超え
る状態になるように、目標制限回転数電圧VNrの値が設
定されている。
【0037】また、内燃機関の回転数が目標回転数未満
のときには、遮断制御回路2Cが一次電流制御用スイッ
チ2Bを遮断状態にする位置よりも位相が進んだ位置で
積分電圧Vc が目標点火時期電圧Vθを超えるように、
目標点火時期電圧Vθの下限値が設定されている。
【0038】更に、内燃機関の回転数が目標回転数以上
になったときには、遮断制御回路2Cが一次電流制御用
スイッチ2Bを遮断状態にする位置よりも十分遅れた位
置に設定された最大遅角位置で積分電圧Vc が目標点火
電圧Vθの上限値を超える状態になるように、該目標点
火時期電圧Vθの上限値が設定されている。
【0039】従って、内燃機関の回転数が目標回転数未
満のときには、点火装置2内の一次電流制御用スイッチ
2Bが点火コイル2Aの一次電流を遮断する位置よりも
進んだ位置で積分電圧Vc が目標点火時期電圧Vθを超
えて、回転数制御用点火制御スイッチ13Gが遮断状態
になるため、点火コイル2Aの一次電流は、点火回路2
Bにより遮断させられる。そのため、回転数制御用点火
制御スイッチ13Gは点火時期に何の影響も与えない。
【0040】内燃機関の回転数が目標制限回転数以上に
なったときには、一次電流制御用スイッチ2Bが遮断状
態になる位置よりも遅れた位置まで回転数制御用点火制
御スイッチ13Gが導通状態を保持するようになるた
め、該回転数制御用点火制御スイッチ13Gが遮断状態
になる位置で一次電流が遮断される。回転数制御用点火
制御スイッチ13Gの遮断により一次電流が遮断される
位置(点火時期)は、内燃機関の回転数と目標制限回転
数との偏差量に応じて、一次電流制御用スイッチ2Bが
遮断状態になる位置と最大遅角位置との間で変化する。
【0041】図2ないし図4は、図1の各部の回路を具
体化した例を、図面の寸法の関係で、3つに分けて示し
たもので、図2は点火回路部1の具体的回路構成例を、
図3は回転数制限回路部13の具体的回路構成例をそれ
ぞれ示している。また図4はインバータ装置4と目標回
転数演算部10の具体的構成例を示している。図3の端
子A,Bは図2に示すように、点火コイル2Aの両端に
それぞれ接続される端子であり、図4の端子C,D及び
Eはそれぞれ図3の端子C,D及びEに接続される端子
である。
【0042】図2に示した点火装置2は、一次電流制御
用スイッチ2Bとしてトランジスタを用いたトランジス
タ式点火回路であって、点火コイル2Aは図示しない内
燃機関により駆動される磁石発電機内に設けられてい
る。磁石発電機3は、例えばカップ状に形成されたフラ
イホイールの外周部に設けた凹部内に永久磁石を取り付
けて、該永久磁石をフライホイールの径方向に着磁する
ことにより、フライホイールの外周側に3極の磁石界磁
を形成するとともに、フライホイールの内周にも永久磁
石を取り付けて偶数極の磁石界磁を構成した周知のフラ
イホイール磁石回転子と、該磁石回転子のフライホイー
ルの外周側の磁極に対向する磁極部をそれぞれ先端に有
する対の脚部と該対の脚部の後端部側を互いに連結する
継鉄部とを有するほぼU字形の電機子鉄心に、一次コイ
ルW1 及び二次コイルW2 を巻回して構成した点火用発
電子と、フライホイールの内周側の磁石界磁に対向する
磁極部を有する電機子鉄心に発電コイルを巻回して構成
した固定子とにより構成される。
【0043】この磁石発電機においては、その点火コイ
ルの一次コイルW1 に、内燃機関の回転に同期して図示
の破線矢印方向の一方の極性の第1の半サイクルの電圧
V11と、図示の実線矢印方向の他方の極性の第2の半サ
イクルの電圧V12と、図示の破線矢印方向の一方の極性
の第3の半サイクルの電圧V13とが順次現れる交流電圧
(図5A参照)を内燃機関の1回転当たり1回だけ誘起
する。
【0044】またフライホイールの内周側の磁石界磁に
対向する固定子にはU,V,W3相の発電コイルLu ,
Lv 及びLw が設けられていて、該3相の発電コイルが
星形結線されている。
【0045】図示の例では、一次電流制御用スイッチ3
がダーリントン接続されたNPN形のトランジスタTR
1 からなっていて、該トランジスタTR1 のコレクタエ
ミッタ間回路が、コレクタを接地側に向けた状態で一次
コイルW1 に対して並列に接続されている。
【0046】遮断制御回路2Cは、トランジスタTR1
のコレクタベース間に接続された抵抗R1 と、トランジ
スタTR1 のベースエミッタ間にアノードをベース側に
向けて接続されたサイリスタTh1と、一端がそれぞれト
ランジスタTR1 のコレクタとエミッタに接続され、他
端がサイリスタタTh1のゲートに共通に接続された抵抗
R2 及びR3 とによって構成されている。
【0047】図示の点火装置2においては、点火コイル
の一次コイルW1 に図示の実線矢印方向の第2の半サイ
クルの電圧が誘起したときにトランジスタTR1 に抵抗
R1を通してベース電流が与えられて該トランジスタT
R1 が導通状態になり、点火コイル2Aに一次電流が流
れる。この一次電流の上昇に伴ってトランジスタTR1
のコレクタエミッタ間電圧が上昇する。一次電流が充分
大きな値になってトランジスタTR1 のコレクタエミッ
タ間電圧が設定値に達すると、抵抗R3 の両端の電圧が
サイリスタTh1のトリガ電圧に達するため、該サイリス
タTh1が導通する。サイリスタTh1が導通すると、トラ
ンジスタTR1 のベース電流がサイリスタTh1を通して
側路されるため、トランジスタTR1 が遮断状態にな
る。
【0048】内燃機関の回転数が設定された制限回転数
未満の状態にあるときには、トランジスタTR1 が遮断
状態になる前に回転数制御部13の回転数制御用点火制
御スイッチ13Gが遮断状態になるため、トランジスタ
TR1 が遮断状態になったときに点火コイル2Aの一次
電流が遮断される。これにより二次コイルW2 に点火用
高電圧が誘起し、点火プラグPに火花が発生して機関が
点火される。
【0049】図5(A)は一次コイルW1 の両端に生ず
る一次電圧V1 の波形を示したもので、内燃機関の回転
角度位置θ1 で第1の半サイクルの電圧が立ち上がり、
回転角度位置θi1でトランジスタTR1 が遮断状態にな
る。
【0050】図3に示したように、回転数制御部13の
安定化電源回路13Aは、一次コイルW1 の一端から引
き出された一次端子Bにつながる共通ラインにアノード
を接続したダイオードD1 と、ダイオードD1 のカソー
ドに一端を接続したコンデンサC1 と、点火回路の一次
端子1aにつながる接地ラインGLにカソードを接続
し、アノードをコンデンサC1 の他端に接続したダイオ
ードD2 と、ダイオードD1 のアノードとダイオードD
2 のアノードとの間に接続された抵抗R4 と、コンデン
サC1 の一端にアノードが接続されたダイオードD3
と、ダイオードD3のカソードと一次端子1bとの間に
接続されたコンデンサC2 と、コンデンサC2 の両端に
接続されたツェナーダイオードZD1 とからなってい
る。
【0051】この電源回路13Aにおいては、一次コイ
ルW1 に図示の破線矢印方向の第1及び第3の半サイク
ルの電圧が誘起したときにコンデンサC1 が図示の極性
に充電され、コンデンサC1 の両端の電圧によりダイオ
ードD3 と抵抗R4 とを通してコンデンサC2 が充電さ
れる。コンデンサC2 の充電電圧は、ツェナーダイオー
ドZD1 のツェナー電圧に保たれる。
【0052】コンデンサC2 の両端に得られる直流定電
圧Vccは、単安定マルチバイブレータ13Bと、第1及
び第2の積分回路13C及び13Dと、目標点火時期演
算部13Eと、比較器13Fとに電源電圧として与えら
れている。
【0053】図示の安定化電源回路13Aはトリガ信号
発生回路を兼ねていて、ダイオードD1 のカソードから
引き出された端子13tがトリガ信号出力端子となって
いる。トリガ信号出力端子13tと点火回路の一次端子
Bにつながる共通ラインとの間に得られる電圧は、一次
コイルW1 が第1の半サイクルの電圧V11及び第3の半
サイクルの電圧V13を発生してコンデンサC1 の充電が
開始される際に、ダイオードD1 の順方向電圧降下に相
当する低いレベルにまで落ち込んでコンデンサC1 に充
電電流が流れている間該低いレベルを維持し、コンデン
サC1 の充電が完了したときにコンデンサC2 の端子電
圧にほぼ等しいレベルまで上昇する。
【0054】従って、トリガ信号出力端子13tと一次
端子Bにつながる共通ラインとの間には、図5(B)に
示すように、一次コイルW1 が第1及び第3の半サイク
ルの電圧V11及びV13をそれぞれ発生する回転角度位置
θ1 及びθ2 で立ち下がる矩形波電圧Vt が得られる。
この例では、矩形波電圧Vt の回転角度位置θ1 におけ
る立下りの電圧変化がトリガ信号Vt1として単安定マル
チバイブレータ13Bのトリガ端子(2番端子)与えら
れている。
【0055】単安定マルチバイブレータ13Bは、タイ
ミングパルス遅延時間発生用のタイマ集積回路IC1
(例えば日立製HA17555または同等の機能を有す
るもの)と、直流定電圧Vccにより抵抗R5 を通して充
電される第2の積分コンデンサC3 と、タイマ集積回路
IC1 の電源端子(8番端子)と出力端子(3番端子)
との間に接続されて出力端子(3番端子)の出力レベル
を安定させるための抵抗R6 と、一端がIC1 のコント
ロール電圧端子(5番端子)に接続されたノイズ防止用
コンデンサC4 とを有している。IC1 の接地端子(1
番端子)及びコンデンサC4 の他端は、点火装置2の一
次端子Bにつながる共通ラインに接続され、IC1 のス
レッシュホールド端子(6番端子)及びディスチャージ
端子(7番端子)は抵抗R5 とコンデンサC3 の接続点
に接続されている。IC1 のリセット端子(4番端子)
は電源端子(8番端子)に接続され、電源端子に直流定
電圧Vccが供給されている。この例では、抵抗R5 と第
2の積分コンデンサC3 とにより第2の積分回路13D
が構成されている。
【0056】タイマIC1 のトリガ端子(2番端子)に
パルス電圧Vt が加えられていないときには、第2の積
分コンデンサC3 がタイマICの内部のディスチャージ
トランジスタによって放電させられている。
【0057】内燃機関の回転角度位置θ1 で矩形波電圧
Vt の立ち下りの変化がトリガ信号Vt1(図5B参照)
としてタイマICのトリガ端子(2番端子)に印加され
ると、タイマICの内部のフリップフロップ回路がセッ
トされて出力端子(3番端子)の出力が高レベルにな
り、第2の積分コンデンサC3 が抵抗R5 を通して一定
の時定数τ(=R5 ・C3 )で充電される。コンデンサ
C3 の両端の電圧がスレッシュホールド電圧に達すると
フリップフロップ回路がリセットされてコンデンサC3
が瞬時に放電させられ、出力端子(3番端子)の出力は
再び低レベルの状態に戻る。従って、タイマIC1 は、
その出力端子(3番端子)から、図5(C)に示すよう
に単安定時間である一定の時間幅Tを有する矩形波信号
VT を出力し、コンデンサC3 の両端に、図5(E)に
示す波形の積分電圧Vc を発生する。
【0058】タイマIC1 は、回転角度位置θ1 で一度
単安定動作に入ると、単安定期間中の回転角度位置θ2
でパルス電圧Vt2が加えられても再トリガされることは
ない。矩形波信号VT の一定の時間幅Tは、この例では
T=1.1×R5 ・C3 となる。
【0059】第1の積分回路13Cは抵抗R7 及び第1
の積分コンデンサC5 からなり、第1の積分コンデンサ
C5 は矩形波信号VT が発生している間該矩形波信号に
より一定の時定数で充電され、矩形波信号VT が消滅し
ている間一定の時定数で放電する。従って、コンデンサ
C5 の両端には図5(D)に示すような三角波形の回転
数検出電圧VN が発生する。単安定マルチバイブレータ
13Bから出力される矩形波信号VT の時間幅Tが一定
の場合には、内燃機関の回転数が高くなるほど第1の積
分コンデンサC5 の放電時間が短くなるため、第1の積
分回路13Cで発生する三角波形の回転数検出電圧VN
のレベルは内燃機関の回転数が高くなるほど高くなる。
【0060】第1の積分回路13Cが発生する回転数検
出電圧VN は、目標回転数演算部10から得られる目標
回転数電圧VNrとともに目標点火時期演算部13Eに入
力されている。目標点火時期演算部13Eは、回転数検
出電圧VN と目標回転数電圧VNrとの差を演算して、機
関の回転数と目標回転数との偏差(回転数偏差)を与え
る回転数偏差信号VNd(=VN −VNr)を得るととも
に、該回転数偏差信号VNdに比例定数Kp を乗ずる演算
を行って比例制御信号VNp=VNd×Kp を得る比例演算
器と、回転数偏差信号VNdを時間積分して積分制御信号
VNi=Ki ∫VNd・dt(Ki は積分定数)を得る積分器
と、積分制御信号VNiの上限値及び下限値をそれぞれ制
限する回路とを有している。演算器13Eは、機関の回
転数と目標回転数との偏差を零また許容範囲以下に抑制
するために必要な点火時期を与える目標点火時期電圧V
θを出力する。
【0061】図示の目標点火時期演算部13Eは、回転
数検出電圧VN と目標制限回転数電圧VNrとが入力され
る演算増幅器OP1 と、演算増幅器OP1 の出力が入力
される演算増幅器OP2 と、積分コンデンサC6 と、抵
抗R10ないしR18と、ダイオードD4 及びD5 とにより
構成されている。
【0062】演算増幅器OP1 の正相入力端子は抵抗R
10を介して第1の積分回路13Cの出力端子に接続さ
れ、該演算増幅器OP1 の逆相入力端子は抵抗R11を通
して目標回転数演算部10の出力端子Eに接続されてい
る。演算増幅器OP1 の出力端子は抵抗R12の一端に接
続され、該抵抗R12の他端と一次端子Bにつながる共通
ラインとの間に積分コンデンサC6 が接続されている。
抵抗R12の他端は、ボルテージホロワ回路を構成するよ
うに出力端子と逆相入力端子との間が直結された演算増
幅器OP2 の正相入力端子に接続され、該演算増幅器O
P2 の出力端子が抵抗R13を通して演算増幅器OP1 の
正相入力端子に接続されている。演算増幅器OP1 の出
力端子と逆相入力端子との間には帰還抵抗R14が接続さ
れている。演算増幅器OP1 と抵抗R10、R11及びR14
とにより比例演算器が構成されていて、演算増幅器OP
1 の出力端子に得られる比例制御信号が抵抗R12及び積
分コンデンサC6 からなる積分回路13Cで時間積分さ
れる。その積分電圧はボルテージホロワを構成する演算
増幅器OP2 を通して演算増幅器OP1 の入力側に帰還
され、演算増幅器OP1 の出力端子に目標点火時期電圧
Vθ(図5E)が得られる。
【0063】目標点火時期電圧Vθの上限値及び下限値
を制限するため、直流定電圧Vccを抵抗R15とR16で分
圧して分圧電圧VH を得る分圧回路と、直流定電圧Vcc
を抵抗R17とR18で分圧して分圧電圧VL を得る分圧回
路とが設けられ、演算増幅器OP1 の出力端子に抵抗R
12を通して接続されたコンデンサC6 の一端が該コンデ
ンサC6 側にアノードを向けたダイオードD4 を通して
抵抗R15とR16との接続点に接続されている。コンデン
サC6 の一端はまた該コンデンサ側にカソードを向けた
ダイオードD5 を通して抵抗R17とR18との接続点に接
続されている。これより、演算増幅器OP1 の出力端子
に得られる目標点火時期電圧Vθの上限値は分圧電圧V
H に制限され、下限値は分圧電圧VL に制限される。
【0064】目標点火時期電圧Vθ及び第2の積分回路
13Dから得られる積分電圧Vc がそれぞれ比較器13
Fの非反転入力端子及び反転入力端子に入力される。比
較器13Fは、積分電圧Vc を目標点火時期電圧Vθと
比較(図5E参照)して、積分電圧Vc が目標点火時期
電圧Vθを超えているときにその出力端子の電位Vsを
第1の状態(この例では低レベルの状態)とし、積分電
圧Vc が目標点火時期電圧Vθ以下のときにその出力端
子の電位Vs を第2の状態(この例では高レベルの状
態)とする(図5F参照)。
【0065】図示の回転数制御用点火制御スイッチ13
Gは、一次端子Aにつながる共通ライン及び一次端子B
につながる共通ラインにそれぞれコレクタ及びエミッタ
が接続されたNPNトランジスタTR2 と、比較器13
Fの出力端子にアノードが接続されたダイオードD6
と、ダイオードD6 のアノードと電源回路13Aの出力
端子との間に接続された抵抗R19と、ダイオードD6 の
カソードとトランジスタTR2 のベースとの間に接続さ
れた抵抗R20と、カソードがダイオードD6のカソード
に接続され、アノードがトランジスタTR2 のエミッタ
に接続されたダイオードD7 とにより構成されており、
抵抗R19と、ダイオードD6 と抵抗R20とにより、トラ
ンジスタTR2 にベース電流を与えるベース電流供給回
路が構成されている。トランジスタTR2 は、比較器1
3Fの出力が第1の状態(低レベルの状態)にあるとき
に遮断状態となり、比較器13Fの出力が第2の状態
(高レベルの状態)にあるときに導通状態となるよう
に、比較器13Fの出力に応じてオンオフ制御される。
【0066】インバータ装置4及び目標回転数演算部1
0は、図4に示すように構成されている。インバータ装
置4は、ダイオードDu 〜Dw とDx 〜Dz とをブリッ
ジ接続してなる3相全波整流回路4Aと、トランジスタ
やFETなどの半導体スイッチ素子をブリッジ接続した
回路からなるインバータ回路4Bとにより構成されてい
る。このインバータ装置4においては、磁石発電機3の
3相出力が整流回路4Aにより直流電圧に変換された
後、インバータ回路4Bにより一定の周波数(50Hz
または60Hz)の交流電圧に変換される。
【0067】過電流検出手段7は、抵抗R31ないしR36
と、比較器CM1 と、演算増幅器OP3 とコンデンサC
31とからなっている。抵抗R31は、整流回路4Aの負極
性側の直流出力端子とインバータ回路4Bとの間を接続
する共通ラインに挿入されたシャント抵抗で、その両端
には負荷電流に比例した大きさの電流検出信号(電圧信
号)ViLが発生する。この電流検出信号は抵抗R32とコ
ンデンサC31とにより平滑されて、演算増幅器OP3 に
入力される。演算増幅器OP3 に入力された電流検出信
号ViLは、抵抗R33及びR34の抵抗値により決まる増幅
率(R33+R34)/R33で増幅されて、負荷電流検出信
号Vi として比較器CM1 の非反転入力端子に入力され
る。また安定化電源回路13Aから出力された直流電圧
Vccを抵抗R35とR36とにより分圧することにより基準
電圧Vref が発生させられ、この基準電圧が比較器CM
1 の反転入力端子に入力されている。
【0068】駆動回路8は、エミッタを整流回路4Aの
負極側の直流出力端子に接続し、コレクタをアクチュエ
ータ6の駆動コイル6aの一端に接続したNPNトラン
ジスタTR3 と、抵抗R37と、駆動コイル6aに並列接
続されたフライホイールダイオードDf とにより構成さ
れている。
【0069】図示の過電流検出信号7において、負荷電
流が正常範囲にあって、負荷電流検出信号Vi が基準電
圧Vref 以下のときには、比較器CM1 の出力段のスイ
ッチがオン状態にあるため、該比較器CM1 の出力端子
の電位が低レベルの状態(過電流検出信号を発生してい
ない状態)にある。負荷電流が制限値を超えて、負荷電
流検出信号Vi が基準電圧Vref を超えると、比較器C
M1 の出力段のスイッチがオープン状態になるため、安
定化電源回路13Aから抵抗R37を通してトランジスタ
TR3 にベース電流が与えられる。これによりトランジ
スタTR3 が導通状態になって、駆動コイル6aに電流
を流すため、アクチュエータ6の可動部が第1の位置か
ら第2の位置に変位し、機関の出力を低下させる側に燃
料供給量調節部1Aを所定量変位させる。これにより機
関に供給される混合気の空燃比を理想の状態からリッチ
側またはリーン側に変化させて、機関の出力を低下さ
せ、発電機の出力が低下させる。
【0070】電圧検出部10Aは、抵抗R40ないしR41
と、コンデンサC32と、ツェナーダイオードZD2 とか
らなっていて、磁石発電機の出力の中性点端子nとu,
v,w各相の出力端子との間の電圧を検出して出力電圧
検出信号VL を出力する。ツェナーダイオードZD2
は、電圧検出信号VL の上限値を制限して次段の演算増
幅器OP4 を保護するために設けられている。
【0071】出力電圧設定部10Bは、安定化電源回路
13Aから出力される直流電圧Vccを分圧する抵抗R42
及びR43からなっていて、抵抗R43の両端に発電機3の
出力電圧の設定値を与える電圧設定信号Vo を発生す
る。
【0072】電圧設定信号Vo 及び出力電圧検出信号V
L はそれぞれ抵抗R44及びR45を通して演算増幅器OP
4 の逆相入力端子及び正相入力端子に入力されている。
演算増幅器OP4 の出力端子は抵抗R46を通して逆相入
力端子に接続されるとともに、抵抗R47を通して演算増
幅器OP5 の正相入力端子に接続されている。演算増幅
器OP5 の出力端子がその逆相入力端子に直結されてボ
ルテージホロワ回路が構成され、演算増幅器OP4 の正
相入力端子と演算増幅器OP5 の逆相入力端子との間が
抵抗R48を通して接続されている。また演算増幅器OP
5 の正相入力端子と整流回路4Aの負極側の直流出力端
子につながるラインとの間に積分コンデンサC32が接続
されている。図示の例では、演算増幅器OP4 及びOP
5 と抵抗R44ないしR48と、コンデンサC32とにより、
図1に示した目標回転数演算部10の電圧偏差演算部1
0Cと、比例演算器10Dと、積分演算器10Eと、加
減算器10Fとが構成されている。
【0073】演算増幅器OP4 は、電圧検出信号VL と
電圧設定信号Vo との偏差を演算して偏差信号VLd(V
o −VL )を得るとともに、該偏差信号VLdに比例定数
Kpを乗じる演算を行って、比例制御信号VLP(=VLd
×Kp )を得る。また抵抗R47とコンデンサC32とから
なる積分回路により偏差信号VLdを時間積分して、積分
制御信号VLi(=Ki ∫VLd・dt)(Ki は積分定
数)を演算増幅器OP5から出力する。この積分制御信
号は抵抗R48を通して演算増幅器OP4 にフィードバッ
クされ、演算増幅器OP4 の出力端子から、発電機3の
出力電圧と設定電圧戸の偏差を零にするか、または許容
範囲以下に抑えるために必要な内燃機関の目標回転数を
与える目標回転数電圧VNrを出力する。この目標回転数
信号VNrは、図3の目標点火時期演算部13Eの演算増
幅器OP1 に与えられる。
【0074】図示の点火装置では、内燃機関1の回転数
が、発電機の出力電圧と目標出力電圧との偏差を零にす
るかまたは許容範囲以下に抑えるために必要な目標回転
数に達したときに、遮断制御部2Cが一次電流制御用ス
イッチ2Bを遮断状態にする角度位置(クランク軸の回
転角度位置)θi1にほぼ等しい角度位置で積分電圧Vc
が目標点火時期電圧Vθを超えるように、目標回転数電
圧VNrの大きさが設定されている。
【0075】また、回転数検出電圧VN が目標回転数電
圧VNrよりも低いとき(このとき演算増幅器OP1 の出
力端子の電位が負になる)に目標点火時期電圧Vθが下
限値VL になって、内燃機関の回転数が目標回転数未満
の状態のときに、遮断制御部2Cが一次電流制御用スイ
ッチ2Bを遮断状態にする角度位置θi1よりも進んだ位
置(例えば図5Eにおける角度位置θi ´)で積分電圧
Vc ´が目標点火時期電圧Vθ´を超えるように、該下
限値VL の値が選定されている。
【0076】したがって、内燃機関の回転数が目標回転
数未満の状態にあるときには、遮断制御部2Cが一次電
流制御用スイッチ2Bを遮断状態にする位置θi1よりも
進んだ位置で回転数制限用点火制御スイッチ13Gが遮
断状態になるので、点火コイル2の一次電流は、遮断制
御部2Cが一次電流制御用スイッチ2Bを遮断状態にす
る角度位置θi1で遮断されて、この位置で機関が点火さ
れる。
【0077】内燃機関の回転数が目標回転数を超えたと
きには、機関の回転数が高い場合ほど回転数検出電圧V
N と目標回転数電圧VNrとの偏差が大きくなって目標点
火時期電圧Vθが大きくなり、積分電圧Vc が目標点火
時期電圧Vθを超える位置θi は、図5Eに示したよう
に、一次電流制御用スイッチ2Bが遮断状態になる角度
位置θi1よりも遅れた位置θi となる。
【0078】したがって、内燃機関の回転数が、発電機
の出力電圧と目標出力電圧との偏差を許容範囲以下に抑
えるために必要な機関の目標回転数を超えているときに
は、一次電流制御用スイッチ2Bが遮断状態になる位置
θi1よりも遅れた位置θi で回転数制限用点火制御スイ
ッチ13Gが遮断状態になって点火コイル2Aの一次電
流が遮断される。そのため、点火時期は本来の点火時期
よりも遅れた角度位置θi まで遅角する。点火時期の遅
角量(θi −θi1)は、回転数検出電圧VN と目標回転
数電圧VNrとの偏差(VN −VNr)が大きい場合ほど大
きくなるが、目標点火時期電圧Vθが上限値VH 以下に
制限されているので、点火時期の最大遅角位置は目標点
火時期電圧Vθが上限値VH のときの点火時期θi2に制
限される。
【0079】なお、点火コイルの一次コイルに他方の極
性の第2の半サイクルの電圧V12が誘起する位置より遅
れた位置に最大遅角位置θi2が設定されている場合に
は、点火時期が最大遅角位置θi2になったときに点火用
高電圧が発生しないため、機関は失火状態となる。
【0080】図6は、上記の例における内燃機関の回転
数Nに対する点火時期θi の変化を示した点火進角特性
で、回転数Nが目標回転数Ns 未満の領域では、点火時
期θi がほぼ一定の角度位置θi1に保たれる。回転数N
が目標回転数Ns を超える領域では、点火時期θi がθ
i1から最大遅角位置θi2までの範囲内で、回転数Nに応
じて変化する。
【0081】機関の回転数Nが目標回転数Ns を超えて
上昇したときには、機関の回転数Nと目標回転数Ns と
の偏差(N−Ns )の大きさに応じた遅角量で機関の点
火時期が遅れ、これにより機関出力が低下して回転数を
低下させるように作用する。回転数が低下して目標回転
数Ns に近づくにつれて遅角量も減少していき、機関の
回転数が目標回転数Ns あるいはそれに近い回転数にな
った状態で落ちつく。これにより、発電機3の出力電圧
と目標出力電圧との偏差が零にされるかまたは許容範囲
以下に抑えられる。
【0082】上記の例においては、回転数制御用点火制
御スイッチ13Gが一次コイルW1に対して並列に設け
られていて、該回転数制御用点火制御スイッチのトラン
ジスタTR2 が、一次電流制御用スイッチ2Bを構成す
るトランジスタTR1 とともに一次コイルW1 に並列に
接続されているが、トランジスタTR2 を省略して該ト
ランジスタTR2 の機能をトランジスタTR1 に兼ねさ
せることもできる。
【0083】すなわち、回転数制御用点火制御スイッチ
13GのトランジスタTR2 を除去して、一端がダイオ
ードD6 のカソードに接続された抵抗R20の他端を点火
装置2の一次電流制御用スイッチ2Bを構成するトラン
ジスタTR1 のベースに接続するとともに、トランジス
タTR1 のベースとサイリスタTh1 のアノードとの間
にカソードをトランジスタTR1 のベース側に向けたダ
イオードを追加接続して、トランジスタTR1 とダイオ
ードD6 及びD7 と抵抗R19及びR20とにより回転数制
御用点火制御スイッチ13Gを構成する。
【0084】このように構成すると、内燃機関の回転数
が目標回転数Ns (発電機の出力電圧と目標出力電圧と
の偏差を許容範囲以下に抑えるために必要な回転数)未
満の状態であって角度位置θi1よりも進んだ位置で比較
器13Fの出力Vs ´が低レベルになった場合には、ト
ランジスタTR1 が一次コイルW1 の両端の電圧により
抵抗R1 を通してベース電流が与えられて導通し、角度
位置θi1でサイリスタTh1が導通したときに遮断状態に
なって点火動作が行われる。内燃機関の回転数が目標回
転数Ns を超えた状態でなって角度位置θi1よりも遅れ
た位置(例えば図5Fの角度位置θi )で比較器13F
の出力Vs が低レベルの状態になる場合には、該角度位
置θi でトランジスタTR1 が遮断状態にされて点火動
作が行われる。
【0085】上記の例において、目標点火時期電圧Vθ
の上限値を制限する回路と同様の回路により目標回転数
電圧VNrの上限値を制限するようにすると、内燃機関の
回転数を過度に上昇させることなく、安全に運転を行わ
せることができる。
【0086】上記の例において、目標回転数演算部10
に入力される電圧検出信号VL 及び電圧設定信号Vo を
それぞれ演算増幅器OP4 の正相入力端子及び逆相入力
端子に入力し、演算増幅器OP4 の出力端子から得られ
る電圧を直接比較器13Fの非反転入力端子に与えるこ
とによっても、発電機の出力電圧と目標出力電圧との偏
差を許容範囲以下に抑える制御を行わせることが可能で
ある。この場合、部品点数を大幅に削減することができ
るが、目標回転数の演算が省略されることにより、点火
時期の制御の応答性は磁石発電機3の応答性によって左
右される。
【0087】上記の例では、点火装置2として電流遮断
形の装置を用いたが、コンデンサ放電式などの他の形式
の点火装置を用いる場合にも本発明を適用することがで
きる。また上記の例では、磁石発電機内に設けた発電コ
イル(1次コイルW1 )を電源として点火動作を行わせ
るようにしているが、バッテリを電源として点火動作を
行わせる点火装置が用いられる場合にも本発明を適用す
ることができる。
【0088】上記の例では、アクチュエータ6として、
その駆動コイルに電流が与えられたときに可動部が第1
の位置から第2の位置に1段階だけ変位するON/OF
Fタイプのものを用いたが、駆動電流に応じて可動部が
2段階以上変位するアクチュエータを用いて、燃料の供
給量をより細かく切り換えるようにすることもできる。
【0089】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、発電機
の出力電圧と目標出力電圧との偏差を零にするかまたは
少なくとも許容範囲以下に抑えるために必要な点火時期
を目標点火時期をとして演算して、内燃機関を目標点火
時期に点火するように制御する構成をとると、出力電圧
を目標出力電圧に保つために機関の燃料供給量調節部を
操作するアクチュエータを制御する方法をとる場合に比
べて、制御の応答性を高めることができる。したがっ
て、出力電圧が変動した時に遅滞なく機関の回転数を変
化させて出力電圧の変動を補償することができ、出力電
圧の変動を従来よりも少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる内燃機関駆動発電装置の全体的
な構成例を示したブロック図である。
【図2】図1の点火装置部分の具体的な構成例を示した
回路図である。
【図3】図1の目標点火時期演算部の具体的構成例を示
した回路図である。
【図4】図1のインバータ装置及び目標回転数演算部の
具体的構成例を示した回路図である。
【図5】図2ないし図4に示した構成を有する内燃機関
駆動発電装置の各部の電圧波形を示した波形図である。
【図6】図2ないし図4に示した内燃機関駆動発電装置
における点火装置の点火時期と機関の回転数との関係の
一例を示した線図である。
【符号の説明】
1…内燃機関、1A…燃料供給量調節部、2…点火装
置、3…磁石発電機、4…インバータ装置、5…電気負
荷、6…アクチュエータ、7…過電流検出部、8…駆動
回路、10…目標回転数演算部、13…目標点火時期演
算部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 43/00 301 F02D 43/00 301H 301Y F02P 5/15 K M (72)発明者 遠藤 剛 静岡県沼津市大岡3744番地 国産電機株式 会社内 Fターム(参考) 3G022 AA00 EA05 EA07 FA04 GA00 GA05 3G084 AA06 BA00 BA03 BA13 BA17 DA05 DA11 DA35 EB12 FA00 FA33 3G093 AA16 BA02 BA06 DA01 DB19 EA03 EA05 EA13 EB09 FA04 3G301 HA01 HA27 JA34 LA00 NE06 NE17 PE01Z PG00Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関と、前記内燃機関により駆動さ
    れる磁石発電機と、前記磁石発電機の出力電圧を設定値
    に保つように前記内燃機関を制御する制御装置とを備え
    た内燃機関駆動発電装置において、 前記制御装置は、 前記発電機の出力電圧を検出する電圧検出部と、 前記発電機の目標出力電圧を設定する電圧設定部と、 前記電圧検出部により検出された出力電圧と前記電圧設
    定部により設定された目標出力電圧との偏差を零にする
    かまたは許容範囲以下に抑えるために必要な前記内燃機
    関の点火時期を目標点火時期として演算する目標点火時
    期演算部と、 前記目標点火時期に前記内燃機関を点火するように前記
    内燃機関の点火時期を制御する点火制御手段と、 を具備したことを特徴とする内燃機関駆動発電装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関と、前記内燃機関により駆動さ
    れる磁石発電機と、前記磁石発電機の出力電圧を設定値
    に保つように前記内燃機関を制御する制御装置とを備え
    た内燃機関駆動発電装置において、 前記制御装置は、 前記発電機の出力電圧を検出する電圧検出部と、 前記発電機の目標出力電圧を設定する電圧設定部と、 前記電圧検出部により検出された出力電圧と前記電圧設
    定部により設定された目標出力電圧との偏差を零にする
    かまたは許容範囲以下に抑えるために必要な前記内燃機
    関の点火時期を目標点火時期として演算する目標点火時
    期演算部と、 前記目標点火時期に前記内燃機関を点火するように前記
    内燃機関の点火時期を制御する点火制御手段と、 前記回転数検出手段により検出された回転数を予め設定
    された許容上限回転数以下に保つように前記内燃機関の
    点火時期を制御する過回転防止用点火制御手段と、 を具備したことを特徴とする内燃機関駆動発電装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関と、前記内燃機関により駆動さ
    れる磁石発電機と、前記磁石発電機の出力電圧を設定値
    に保つように前記内燃機関を制御する制御装置とを備え
    た内燃機関駆動発電装置において、 前記制御装置は、 前記発電機の出力電圧を検出する電圧検出部と、 前記発電機の目標出力電圧を設定する電圧設定部と、 前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、 前記電圧検出部により検出された出力電圧と前記電圧設
    定部により設定された目標出力電圧との偏差を零にする
    かまたは許容範囲以下に抑えるために必要な前記内燃機
    関の点火時期を目標点火時期として演算する目標点火時
    期演算部と、 前記目標点火時期に前記内燃機関を点火するように前記
    内燃機関の点火時期を制御する点火制御手段と、 前記回転数検出手段により検出された回転数を予め設定
    された許容上限回転数以下に保つように、前記回転数に
    応じて前記内燃機関への燃料の供給量を段階的に調節す
    る過回転防止用燃料供給量制御手段と、 を具備したことを特徴とする内燃機関駆動発電装置。
  4. 【請求項4】 内燃機関と、前記内燃機関により駆動さ
    れる磁石発電機と、前記磁石発電機の出力電圧を設定値
    に保つように前記内燃機関を制御する制御装置とを備え
    た内燃機関駆動発電装置において、 前記制御装置は、 前記発電機の出力電圧を検出する電圧検出部と、 前記発電機の目標出力電圧を設定する電圧設定部と、 前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、 前記電圧検出部により検出された出力電圧と前記電圧設
    定部により設定された目標出力電圧との偏差を零にする
    かまたは許容範囲以下に抑えるために必要な前記内燃機
    関の目標回転数を演算する目標回転数演算部と、 前記回転数検出手段により検出された回転数と前記目標
    回転数との偏差を零または許容範囲以下に抑えるために
    必要な前記内燃機関の点火時期を目標点火時期として演
    算する目標点火時期演算部と、 前記目標点火時期に前記内燃機関を点火するように前記
    内燃機関の点火時期を制御する点火制御手段と、 を具備したことを特徴とする内燃機関駆動発電装置。
  5. 【請求項5】 前記目標回転数演算部は、演算する前記
    目標回転数を予め設定された許容上限回転数以下に制限
    するように構成されている請求項4に記載の内燃機関駆
    動発電装置。
  6. 【請求項6】 内燃機関の燃料供給量調節部を操作する
    アクチュエータと、 前記磁石発電機の負荷電流が設定値を超えたときに過電
    流検出信号を出力する過電流検出部と、 前記過電流検出部が過電流検出信号を出力したときに、
    前記内燃機関への燃料の供給量を減少させる方向に前記
    アクチュエータを駆動する駆動回路と、 を更に備えている請求項1ないし5のいずれか1つに記
    載の内燃機関駆動発電装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006507447A (ja) * 2002-11-22 2006-03-02 本田技研工業株式会社 発電システムを備える動力装置
JP2008255844A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Yamaha Motor Co Ltd エンジン制御装置並びに制御方法、及び鞍乗型車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006507447A (ja) * 2002-11-22 2006-03-02 本田技研工業株式会社 発電システムを備える動力装置
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