JPH05145134A - 簡易外装型電歪効果素子 - Google Patents

簡易外装型電歪効果素子

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JPH05145134A
JPH05145134A JP3331466A JP33146691A JPH05145134A JP H05145134 A JPH05145134 A JP H05145134A JP 3331466 A JP3331466 A JP 3331466A JP 33146691 A JP33146691 A JP 33146691A JP H05145134 A JPH05145134 A JP H05145134A
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JP
Japan
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effect element
electrostrictive effect
case
force
displacement
Prior art date
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Pending
Application number
JP3331466A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Sano
光範 佐野
Masako Inagawa
昌子 稲川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3331466A priority Critical patent/JPH05145134A/ja
Publication of JPH05145134A publication Critical patent/JPH05145134A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電歪効果素子の変位,力を他の物に損失する
ことなく十分に伝える。 【構成】 円筒状の金属ケース1に挿入された電歪効果
素子2の上端面に、円錐状の突起3aを有する上金具3
を接着剤で接着し下端面に、リード線5が貫通する孔4
aを有する下金具4を接着し、下金具4を金属ケース1
にスポット溶接により固着する。上金具3は、金属ケー
ス1の端から少し露出しており、その露出面に円錐状の
突起3aを取付けている。突起3aは、電歪効果素子の
力,変位を伝えるべき個所の位置決めを行うものであ
り、露出した上金具3の面は、伝達面3bとして他の物
に電歪効果素子の変位,力を伝える面となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電歪効果素子に関し、
特にケース入りの電歪効果素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電歪効果素子は、図5に示すよう
に、厚さ約0.1mmの電歪材9と厚さ約10μmの内
部電極10とが交互に積層され、内部電極10が露出し
ている一対の側面には内部電極10の端面を一層おき
に、しかもそれぞれの側面で互い違いにガラス等の絶縁
層11で絶縁し、絶縁されていない内部電極は、それぞ
れの側面で銀ペースト等で構成された外部電極12で電
気的に接続されている。
【0003】それぞれの外部電極に半田13で接続され
たリード線5に電圧(150V)を印加すると、長さ2
0mmの電歪効果素子で約20μmの変位を発生する。
通常この電歪効果素子は、上下の両端面以外は全てエポ
キシ樹脂14で塗布し、外部電極,絶縁層,内部電極端
面が直接外気と接触しないようにしている。これは本電
歪効果素子が、側面に内部電極が0.1mm間隔で露出
する構造である上、この内部電極間に150Vに及ぶ高
電圧をかけるため、水分やイオン性の物質が付着するこ
とにより絶縁性が低下してしまうという欠点を防ぐため
である。
【0004】しかし、エポキシ樹脂では、湿気や汚染物
質の浸入を完全に防止することは困難であり、電歪効果
素子開発当初と比較すれば大幅に(約1桁)信頼性が向
上してきたとはいえ、一般の電子部品と比較すると本構
造の電歪効果素子の信頼性は低いという欠点がある。
【0005】このような樹脂外装型素子の欠点を改善す
るための1つの方法として、図6に示すように外気を完
全に遮断する簡易外装型電歪効果素子が考案されてい
る。この簡易外装型電歪効果素子は、円筒状のステンレ
ス製金属ケース1に挿入された電歪効果素子2の両端面
に厚さ約5mmのステンレス製円盤状で、接着面と反対
の面3bに円錐状の突起3aを有する上金具3と、図7
に示すように厚さ約5mmのステンレス製円盤状で、左
右にリード線5が貫通する孔4aを有する下金具4とが
接着剤で接着され、下金具4と金属ケース1とがスポッ
ト溶接により固着されている。この上金具3は、金属ケ
ース1の内側の面を案内にして摺動し、図8のように電
歪効果素子2の変位,力を他の物8に伝えることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の簡易外
装型電歪効果素子では、電歪効果素子の端面に接着され
た上金具の円錐状の突起3aのみが、金属ケースの端か
ら突出して電歪効果素子の力を円錐状の突起(点)のみ
で伝えるものであるため、他の物との接合部に集中荷重
が加わり、他の物もしくは突起が変形して十分に力が伝
わらない。また、使用頻度が増加すると、円錐状の突起
の先端が摩耗して、十分に変位,力が伝わらなくなると
いう問題点があった。
【0007】本発明の目的は、上金具の設置位置の設定
により電歪効果素子の変位,力を損失なく十分に伝達し
うる簡易外装型電歪効果素子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による簡易外装型電歪効果素子においては、
円筒状ケースと、上金具と、下金具とを有する簡易外装
型電歪効果素子であって、円筒状ケースは、電歪効果素
子を挿入するものであり、上金具及び下金具は、電歪効
果素子の両端に接着された蓋部材であり、一方の蓋部材
は円筒状ケースに固着され、他方の蓋部材は、一部はケ
ース外に露出して該円筒状ケースに摺動可能に嵌合さ
れ、外面に円錐状の突起を有し、ケース外に露出した蓋
部材の面は、電歪効果素子の変位,力を他の物に伝える
伝達面であり、突起は、変位,力を伝達すべき個所の位
置決めを行うものである。
【0009】
【作用】他の物に対し、突起をもって力,変位を伝える
べき個所の位置決めを行い、上金具の伝達面を通して他
の物に電歪効果素子の力,変位を伝える。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例の簡易外装型電歪効果素
子の縦断面図、図2は、図1の平面図、図3は、第1の
実施例において変位,力を伝える際の上金具と変位,力
を受ける部材との接合を表わした図である。
【0011】図において、電歪効果素子2は、円筒状の
ステンレス製金属ケース1に挿入され、上端面に、厚さ
約5mmのステンレス製円盤状で、素子接着面と反対の
面に高さ3mm,底面の径が約6mmの円錐状の突起3
aを有する上金具3が接着剤で接着され、下端面には、
厚さ約5mmのステンレス製円盤状で左右にリード線が
貫通する孔4aを有する下金具4が接着剤で接着され、
下金具4は、金属ケース1にスポット溶接により固着さ
れている。
【0012】電歪効果素子2から引き出されたリード線
5は、下金具4の孔4aを通してケースの外に引き出さ
れている。
【0013】上金具3は、金属ケース1の端から僅かに
突出しており、ケース1より上方に露出する上金具3の
面は伝達面3aである。従って円錐状の突起3aをもっ
て変位,力を伝えるべき個所の位置決め(センター出
し)を行い、電歪効果素子2は、金属ケース1の内側の
面を案内にして摺動し、電歪効果素子2の変位,力は、
伝達面3bを通して図3のように他の物8に伝える。
【0014】次に第2の実施例を図4を参照して説明す
る。図において、電歪効果素子2は、円筒状のステンレ
ス製金属ケース1内に挿入され、電歪効果素子2の上端
面に、厚さ約10mmのSK材(焼き入れ硬度HRC58
以上)で円周上にOリング6を保持するV溝を有する円
盤状で、伝達面7bに高さ3mm,底面の径が約6mm
の円錐状の突起7aを有する上金具7が接着剤で接着さ
れ、下端面には、厚さ約5mmのSK材製の円盤状で左
右にリード線が貫通する孔4aを有する下金具4が接着
され、下金具4は、金属ケース1にスポット溶接で固着
されている。
【0015】電歪効果素子2から引き出されたリード線
5は、第1の実施例と同様下金具4の孔4aからケース
の外に引き出されている。溝付き上金具7と金属ケース
1とは、Oリング6でシールされており、電歪効果素子
の変位は、Oリングの変形で外部に伝わるので、前記実
施例に比較して気密性が向上する。
【0016】溝付き上金具7は、第1の実施例と同様V
溝より上の部分を金属ケース1の端から少し露出させて
露出面を伝達面7bとして他の物に電歪効果素子2の
力,変位を伝える。
【0017】以上実施例ではケース及び蓋部材の材質と
してステンレス,SK材を例に取り説明したが、他の金
属やセラミックス,高強度,高弾性の有機高分子材料
(いわゆるエンジニアリングプラスチック類)を用いて
も良い。
【0018】また、ケースと蓋部材(本実施例では金属
ケースと下金具)を固着した後に、ケースと蓋部材の間
をシール材でシールすることにより、上述の実施例より
さらにケース内の気密性を高めることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の簡易外装型
電歪効果素子は、ケースに固着されていない蓋部材(上
金具)をケースの端より少し突出させ、その露出面を電
歪効果素子の変位,力の伝達面に利用するため、従来の
簡易外装型電歪効果素子に比べて、上金具の円錐状の突
起(点)に代って広い伝達面で他の物と接合し、電歪効
果素子の力は等分布荷重となり損失することなく、十分
に伝えることができる。また、使用頻度が増加しても、
突起(点)とは違って面であるために摩耗しにくく、十
分に変位,力を伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の縦断面図である。
【図2】第1の実施例の平面図である。
【図3】第1の実施例における上金具と変位,力を受け
る部材との接合図である。
【図4】本発明の第2の実施例の縦断面図である。
【図5】従来の電歪効果素子の縦断面図である。
【図6】従来の簡易外装型電歪効果素子の縦断面図であ
る。
【図7】図6の平面図である。
【図8】従来例における上金具と変位,力を受ける部材
との接合図である。
【符号の説明】
1 金属ケース 2 電歪効果素子 3 上金具 3a,7a 突起 3b,7b 伝達面 4 下金具 4a 孔 5 リード線 6 Oリング 7 溝付き上金具 8 他の物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状ケースと、上金具と、下金具とを
    有する簡易外装型電歪効果素子であって、 円筒状ケースは、電歪効果素子を挿入するものであり、 上金具及び下金具は、電歪効果素子の両端に接着された
    蓋部材であり、 一方の蓋部材は円筒状ケースに固着され、 他方の蓋部材は、一部はケース外に露出して該円筒状ケ
    ースに摺動可能に嵌合され、外面に円錐状の突起を有
    し、 ケース外に露出した蓋部材の面は、電歪効果素子の変
    位,力を他の物に伝える伝達面であり、 突起は、変位,力を伝達すべき個所の位置決めを行うも
    のであることを特徴とする簡易外装型電歪効果素子。
JP3331466A 1991-11-20 1991-11-20 簡易外装型電歪効果素子 Pending JPH05145134A (ja)

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JP3331466A JPH05145134A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 簡易外装型電歪効果素子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508462A (ja) * 2005-09-13 2009-02-26 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 圧電式のアクチュエータユニット若しくは圧電式の駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6339965B2 (ja) * 1981-10-14 1988-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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