JPH05218521A - 簡易外装型電歪効果素子 - Google Patents

簡易外装型電歪効果素子

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Publication number
JPH05218521A
JPH05218521A JP4001132A JP113292A JPH05218521A JP H05218521 A JPH05218521 A JP H05218521A JP 4001132 A JP4001132 A JP 4001132A JP 113292 A JP113292 A JP 113292A JP H05218521 A JPH05218521 A JP H05218521A
Authority
JP
Japan
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effect element
electrostrictive effect
lead wire
case
electrostrictive
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4001132A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Miyauchi
昌宏 宮内
Kenichi Omatsu
賢一 尾松
Yoshiki Inoue
芳樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05218521A publication Critical patent/JPH05218521A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易外装型電歪効果素子のリード線がケースも
しくは蓋部材との接触部で破断するのを防止できる構造
を提供する。 【構成】下金具3の切り込み部3aにRTVゴムを流し
込み、かつ下金具の外へゴムを盛り上がらせて、リード
線が下金具と接触部分を補強する。ゴムの他に、熱収縮
チューブもしくはスプリングで補強してもよい。 【効果】リード線がケースもしくは蓋部材から外部に出
る部分が補強されているので素子取扱中にリード線が破
断するという事故が大幅に低減できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電歪効果素子に関し、特
にケース入りの電歪効果素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電歪効果素子は図4に示すよう
に、厚さ約0.1mmの電歪材7と厚さ約10μmの内
部電極8とが交互に積層され、内部電極8が露出してい
る一対の側面には内部電極8の端面を一層おきにしかも
それぞれの側面で互い違いにガラス等の絶縁層9で絶縁
し、絶縁されていない内部電極はそれぞれの側面で銀ペ
ースト等で構成された外部電極10で電気的に接続され
ている。この時それぞれの外部電極に半田12で接続さ
れたリード線5に電圧(150V)を印加すると、長さ
20mmの電歪効果素子で約20μmの変位を発生す
る。通常この電歪効果素子は上下の両端面以外は全てエ
ポキシ樹脂11で塗装し、外部電極,絶縁層,内部電極
端面が直接外気と接触しないようにしている。これは本
電歪効果素子が、側面に内部電極が0.1mm間隔で露
出する構造である上、この内部電極間に150Vに及ぶ
高電圧をかけるため水分やイオン性の物質が付着するこ
とにより絶縁性が低下してしまうという欠点を防ぐため
である。しかし、エポキシ樹脂では湿気や汚染物質の侵
入を完全に防止することは困難で、電歪効果素子開発当
初と比較すれば大幅に(約1桁)信頼性が向上してきた
とは言え一般の電子部品と比較すると本構造の電歪効果
素子の信頼性は低いといえ欠点を有す。
【0003】この様な樹脂外装型素子の欠点を改善する
ための1つの方法として、図5に示すように外気を完全
に遮断する完全気密型金属ケース入り電歪効果素子が考
案されている。(特願昭63−279772)この金属
ケース入り電歪効果素子は、エポキシ樹脂で外装し金属
製のベローズケースに挿入された電歪効果素子1の両端
面の一方にはハーメチック端子16を有する金属部材1
4を固着し、他方には金属部材15を固着してあり、か
つベローズケース5と金属部材14及び金属部材15と
は溶接等で接続され密封構造になっている。
【0004】上述した従来の電歪効果素子のうち樹脂外
装型電歪効果素子では、 特殊雰囲気下での信頼性が不十分である。 樹脂による外装である為外形寸法のばらつきが大き
く、セットする場所への位置決め(センター出し)やハ
ンドリングの自動化が困難である。 外力、特に抗折力に対して、素子の強度が充分ではな
い。 素子の上下両端面が、電歪材であるセラミックが露出
した構造であるため、接続する相手の部材や接着剤、接
着方法が限定される。 という欠点を有する。
【0005】一方、完全気密型金属ケース入り素子は、
樹脂外装型電歪効果素子に比べ外形が大幅に大きくな
ってしまう。 ケースへの組立工程が複雑精緻であるためコストが大
幅に増加する。 という欠点を有する。
【0006】このため、本発明者らは上述した樹脂外装
型電歪効果素子および完全気密型金属ケース入り素子の
欠点を改善する1つの方法として、図6(a)に示すよ
うな簡易外装型電歪効果素子を考案した。この簡易外装
型電歪効果素子は、円筒状のステンレス製金属ケース4
に挿入された電歪効果素子1の両端面に厚さ約5mmの
ステンレス製円盤状の上金具2と、厚さ約5mmのステ
ンレス製円盤状で左右にリード線5が貫通する穴3aを
有する下金具3とが接着剤で接着され、下金具3と金属
ケース4とがスポット溶接により固着されている。この
時上金具2は、金属ケース4の内側の面を案内にして摺
動し、電歪効果素子1の変位,力を他の物に伝えること
ができる。図6(b)は図6(a)の平面図である。
【0007】この簡易外装型電歪効果素子は、電歪効果
素子をケースに挿入し両端面に蓋部材を接着した構造で
あるため、樹脂外装型電歪効果素子に比較して、 雰囲気の影響を受けにくく信頼性が高い。この効果
は、蓋部材とケースを弾性を有するシール材でシールす
ることによりさらに改善される。 外形寸法の精度が向上する。 外力、特に抗折力に強い。 他の部材との接合が容易である。 という効果がある。一方、完全気密型金属ケース入り電
歪効果素子に比較して、外形寸法が小さい。 製造工程が簡略であるため大幅なコストダウンが可能
である。 という効果がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した従来の簡
易外装型電歪効果素子は、リード線5が下金具3に設け
た切り込み部3aから外部に出ているが、該素子の取り
扱い中にリード線5が切り込み部3aと接触する部分で
切れ易いという問題があった。
【0009】本発明の目的は、簡易外装型電歪効果素子
のリード線がケースもしくは蓋部材との接触部で破断す
るのを大幅に低減できる簡易外装型電歪効果素子を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】円筒状のケースに挿入さ
れた電歪効果素子の両端にそれぞれ蓋部材が接着され、
前記蓋部材のどちらか一方が前記ケースと固着されてい
る簡易外装型電歪効果素子において、前記素子のリード
線が前記ケースもしくは蓋部材から外部に出る部分を補
強することを特徴として構成され、その補強材としてゴ
ムもしくは熱収縮チューブもしくはスプリングを使用す
ることを特徴としている。
【0011】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の簡易外装型電歪効果素子
の縦断面図である。図1に示すように、リード線が下金
具Bの切込み部3aを通って導出され切り込み部3aに
ゴム材料、例えば信越化学工業製RTVゴムKE45を
流し込み、かつ下金具3の外へ約3mm盛り上がるよう
にゴムを形成した。
【0012】図2は本発明の他の実施例の簡易外装型電
歪効果素子の縦断面図である。第1の実施例と同様導出
された径0.8mmのリード線5に対して熱収縮チュー
ブ例えば新越化学工業製熱収縮チューブST−5DG
(0.5)を切り込み部3aの中および外にそれぞれ約
1cm出るように被覆した。
【0013】図3は本発明の第三の実施例の簡易外装型
電歪効果素子の縦断面図である。前実施例と同様導出さ
れた径0.8mmのリード線に対して内径1.0mmの
スプリングを切り込み部3aの中および外にそれぞれ約
1cm出るように挿入した。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の簡易外装型
電歪効果素子は、リード線が円筒状ケースもしくは蓋部
材から外部に出る部分を補強したことによって、素子取
扱い中にリード線が破断するという事故を大幅に低減す
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の縦断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の縦断面図である。
【図4】従来の電歪効果素子である樹脂外装型電歪効果
素子の縦断面図である。
【図5】従来の完全気密型金属ケース入り電歪効果素子
の縦断面図である。
【図6】従来の簡易外装型電歪効果素子の縦断面図およ
びその平面図である。
【符号の説明】
1 電歪効果素子 2 上金具 3 下金具 4 金属ケース 5 リード線 6 Oリング 7 電歪材 8 内部電極 9 絶縁層 10 外部電極 11 エポキシ樹脂 12 半田 13 ベローズ 14 金属部材 15 金属部材 16 ハーメチックリード端子 17 ゴム 18 熱収縮チューブ 19 スプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のケースに挿入された電歪効果素
    子の両端にそれぞれ蓋部材が接着され、前記蓋部材のど
    ちらか一方が前記ケースと固着されている簡易外装型電
    歪効果素子において、前記素子のリード線が前記ケース
    もしくは蓋部材から外部に出る部分を補強したことを特
    徴とする簡易外装型電歪効果素子。
  2. 【請求項2】 前記補強材としてゴムを使用したことを
    特徴とする請求項1記載の簡易外装型電歪効果素子。
  3. 【請求項3】 前記補強材として熱収縮チューブを使用
    したことを特徴とする請求項1記載の簡易外装型電歪効
    果素子。
  4. 【請求項4】前記補強材としてスプリングを使用したこ
    とを特徴とする請求項1記載の簡易外装型電歪効果素
    子。
JP4001132A 1992-01-08 1992-01-08 簡易外装型電歪効果素子 Withdrawn JPH05218521A (ja)

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JP4001132A JPH05218521A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 簡易外装型電歪効果素子

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JP4001132A JPH05218521A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 簡易外装型電歪効果素子

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JPH05218521A true JPH05218521A (ja) 1993-08-27

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JP4001132A Withdrawn JPH05218521A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 簡易外装型電歪効果素子

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