JP2882155B2 - 簡易外装型電歪効果素子 - Google Patents

簡易外装型電歪効果素子

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JP2882155B2
JP2882155B2 JP4001133A JP113392A JP2882155B2 JP 2882155 B2 JP2882155 B2 JP 2882155B2 JP 4001133 A JP4001133 A JP 4001133A JP 113392 A JP113392 A JP 113392A JP 2882155 B2 JP2882155 B2 JP 2882155B2
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JP
Japan
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case
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electrostrictive effect
electrostrictive
cylindrical
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JP4001133A
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賢一 尾松
昌宏 宮内
芳樹 井上
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電歪効果素子に関し、特
にケース入り電歪効果素子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電歪効果素子は図3に示すよう
に、厚さ約0.1mmの電歪材6と厚さ約10μmの内
部電極7とが交互に積層され、内部電極7が露出してい
る一対の側面には内部電極7の端面を一層おきにしかも
それぞれの側面でそれぞれ互い違いにガラス等の絶縁層
8で絶縁し、絶縁されていない内部電極はそれぞれの側
面で銀ペースト等で構成された外部電極9で電気的に接
続されている。この時それぞれの外部電極に半田11で
接続されたリード線5に電圧(150V)を印加する
と、長さ20mmの電歪効果素子で約20μmの変位を
発生する。通常この電歪効果素子は上下の両端面以外は
全てエポキシ樹脂10で塗装し、外部電極,絶縁層,内
部電極端面が直接外気と接触しないようにしている。こ
のような樹脂外装型電歪効果素子では、 (1)特殊雰囲気化での信頼性が不十分である。 (2)樹脂による外装である為外形寸法のばらつきが大
きく、セットする場所への位置決め(センター出し)や
ハンドリングの自動化が困難である。 (3)外力、特に抗折力に対して、素子の強度が充分で
はない。 (4)素子の上下両端面が、電歪材であるセラミックが
露出した構造であるため、接続する相手の部材や接着
剤、接着方法が限定される。 という欠点を有していた。
【0003】この様な欠点を改善するための1つの方法
として図4に示すようなケース入り電歪効果素子が考案
されている。従来のケース入り電歪効果素子は、円筒状
のケース4に挿入された電歪効果素子1の一方の端面に
蓋部材2と、もう一方の端面に左右にリード線5が貫通
する穴3aを有する蓋部材3とが接着され、蓋部材3と
ケース4とが固着されている構造を有していた。そし
て、蓋部材3より外部に導かれたリード線の両端に電圧
を印加すると、蓋部材2は、ケース4の内側の面を案内
にして摺動し、電歪効果素子1の変位,力を他の物に伝
えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ケース入り電歪効果素
子を機構部に取り付け、または位置決めを行う際ネジを
用いることが多いが、ネジを用いて電歪効果素子を締め
付ける場合、ネジの先端と蓋部材の摩擦により電歪効果
素子にねじり力が働く。
【0005】上述した従来のケース入り電歪効果素子
は、変位の発生を妨げないよう一端の蓋部材2はケース
4に対し固着されていないため、ねじり力が内部の電歪
効果素子に伝達される。内部の電歪効果素子は圧電セラ
ミック材であり、ねじり力に対する抗力が小さいため極
端な場合、内部の電歪効果素子の破壊を招くという欠点
がある。
【0006】本発明の目的は、ネジを利用して機構部に
取り付け、または位置決めしても素子に損傷を与えるこ
とがなく、結果として高い信頼性が得られる簡易外装型
電歪効果素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】円筒状のケースに挿入さ
れた電歪効果素子の両端にそれぞれ蓋部材が接着され、
前記蓋部材のどちらか一方が前記ケースと固着されてい
る簡易外装型電歪効果素子において、前記円筒状ケース
の外側面上に突起部もしくは平面部を設けたことを特徴
としている。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の簡易外装型電歪効果素子
の斜視図である。
【0009】図1に示すように、円筒状のステンレス製
金属ケース41に挿入された電歪効果素子の一方の端面
には、厚さ約5mmのステンレス製の円盤状上金具21
が接着剤で接着され、他方の面には厚さ約5mmのステ
ンレス製円盤状で左右にリード線5が貫通する穴を有す
る下金具(図示省略)が接着剤で接着され、下金具と金
属ケース41とはスポット溶接で固着されている。円筒
状の金属ケース41の外側面上には長さ方向中央部に高
さ2mmの半球状突起12が設けられている。
【0010】次に第二の実施例を図2を参照して説明す
る。円筒状のステンレス製金属ケース41に挿入された
電歪効果素子1の一方の端面には、厚さ約5mmのステ
ンレス製の円盤状上金具21が接着剤で接着され、他方
の面には厚さ約5mmのステンレス製円盤状で左右にリ
ード線5が貫通する穴を有する下金具(図示省略)が接
着剤で接着され、下金具と金属ケース41とはスポット
溶接で固着されている。円筒状の金属ケース41の外側
面上には上下両端部に3mm角の平面部13が設けられ
ている。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明の簡易外装型
電歪効果素子は、円筒状ケースの外側面上に突起部もし
くは平面部を設けてあるので、この突起部あるいは平面
部を機構部とのはめ合わせとして利用することにより、
ネジを利用して機構部に取り付け、または位置決めして
も素子に損傷を与えることがなく、結果として高い信頼
性を得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例の斜視図である。
【図3】従来の電歪効果素子である樹脂外装型電歪効果
素子の縦断面図である。
【図4】従来の電歪効果素子のバリエーションであるケ
ース入り電歪効果素子の縦断面図である。
【符号の説明】
1 電歪効果素子 2,3 蓋部材 3a 穴 4 ケース 5 リード線 6 電歪材 7 内部電極 8 絶縁層 9 外部電極 10 エポキシ樹脂 11 半田 12 半球状突起 13 平面部 21 上金具 41 金属ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−104290(JP,A) 実開 平3−124672(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 41/083

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のケースに挿入された電歪効果素
    子の両端にそれぞれ蓋部材が接着され、前記蓋部材のど
    ちらか一方が前記ケースと固着されている簡易外装型電
    歪効果素子において、前記円筒状ケースの外側面上に突
    起部もしくは平面部を設けたことを特徴とする簡易外装
    型電歪効果素子。
  2. 【請求項2】 円筒状ケースの外側面上に設けられた突
    起部が、半球状である請求項1記載の簡易外装型電歪効
    果素子。
  3. 【請求項3】 円筒状ケースの外側面上に設けられた突
    起部の位置が、円筒状ケースの長さ方向の中央部である
    請求項1又は2記載の簡易外装型電歪効果素子。
  4. 【請求項4】 円筒状ケースの外側面上に設けられた平
    面部の位置が、前記円筒状ケースの長さ方向の上下両端
    部である請求項1記載の簡易外装型電歪効果素子。
JP4001133A 1992-01-08 1992-01-08 簡易外装型電歪効果素子 Expired - Lifetime JP2882155B2 (ja)

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JPH05218522A JPH05218522A (ja) 1993-08-27
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