JPH05315662A - 圧電アクチュエータ - Google Patents

圧電アクチュエータ

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Publication number
JPH05315662A
JPH05315662A JP4121510A JP12151092A JPH05315662A JP H05315662 A JPH05315662 A JP H05315662A JP 4121510 A JP4121510 A JP 4121510A JP 12151092 A JP12151092 A JP 12151092A JP H05315662 A JPH05315662 A JP H05315662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric actuator
metal fitting
conical projection
effect element
cover member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4121510A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Hamada
清隆 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05315662A publication Critical patent/JPH05315662A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】円錐突起の上金具を有する圧電アクチュエータ
において、使用頻度が増しても、圧電アクチュエータ全
体を変換することなく、一部の部品の変換のみで、長期
にわたって十分に変位・力を伝えることができる圧電ア
クチュエータを提供する。 【構成】厚さ0.1mmの電歪剤9と厚さ10μmの内
部電極10とが交互に積層され、内部電極10の端面を
一層おきにしかもそれぞれの側面で互い違いにガラス等
で構成された外部電極12で電気的に接続されており、
それぞれの外部電極に半田13でリード線5が接続さ
れ、上下端面以外は全てエポキシ樹脂14で塗装してい
る電歪効果素子において、素子の上端部は、円錐突起3
aを有する上金具3が接着剤で接合しており、下端部は
下金具6と接着剤で接合されている。また円錐突起3a
を有する上金具3上には、円錐突起7aを有する脱着可
能な覆い部材7を有している。 【効果】使用頻度が増して円錐状の突起の先端が摩耗し
た時は覆い部材を変換することで長期にわたって使用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電アクチュエータに関
し、特に変位・力の伝達を改善した圧電アクチュエータ
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電歪効果素子は図5に示すよう
に、厚さ約0.1mmの電歪材9と厚さ約10μmの内
部電極10とが交互に積層され、内部電極10が露出し
ている一対の側面には内部電極10の端面を一層おきに
しかもそれぞれの側面で互い違いにガラス等の絶縁層1
1で絶縁し、絶縁されていない内部電極はそれぞれの側
面で銀ペースト等で構成された外部電極12で電気的に
接続されている。この時それぞれの外部電極に半田13
で接続されたリード線5に電圧(150V)を印加する
と、長さ20mmの電歪効果素子で約20μmの変位を
発生する。通常この電歪効果素子は上下の両端面以外は
全てエポキシ樹脂14で塗装している。
【0003】また、電歪効果素子の下端面には、取付け
用の下金具6が接着材を介して電歪効果素子と接合して
いる。片方の上端面には変位の力を伝えるための円錐状
の突起3aを有する上金具3が接着剤を介して電歪効果
素子の片端面に接合している。
【0004】この圧電アクチュエータに電圧を印加する
と、電歪効果素子の変位・力が上金具3に伝わり、円錐
状の突起3aを通して、被駆動体8に伝えることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧電ア
クチュエータは、使用頻度が増加すると、電歪効果素子
の端面に接着された上金具の円錐状の突起の先端が摩耗
して、十分に変位,力が伝わらなくなる。また、水や塩
酸などの腐食性水溶液中で円錐状の突起の先端部を駆動
させると、腐食が生じ先端部がもろくなる。その結果十
分に変位,力が伝わらなくなり、圧電アクチュエータ全
体を交換しなければならないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、使用頻度が増しても、圧
電アクチュエータ全体を変換することなく、一部の部材
の変換のみで長期にわたって十分に変位・力を伝えるこ
とができる圧電アクチュエータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の圧電アクチュエ
ータは、圧電セラミック層と内部電極導体とを交互に積
層した電歪効果素子の両端にそれぞれ蓋部材が接続さ
れ、前記蓋部材のどちらか一方が前記蓋部材の素子接着
面と反対の面に円錐状の突起を有する圧電アクチュエー
タにおいて、前記円錐状の突起上に、脱着可能な円錐状
の突起を有する覆い部材を有している。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の圧電アクチュエータ
の縦断面図、図2は第1の実施例において、変位・力を
伝える際の上金具と変位・力を受ける部材との接合を表
わした図である。
【0009】電歪効果素子は図1に示すように、厚さ約
0.1mmの電歪材9と厚さ約10μmの内部電極10
とが交互に積層され、内部電極10が露出している一対
の側面には内部電極10の端面を一層おきにしかもそれ
ぞれの側面で互い違いにガラス等の絶縁層11で絶縁
し、絶縁されていない内部電極はそれぞれの側面で銀ペ
ースト等で構成された外部電極12で電気的に接続され
ている。この時それぞれの外部電極に半田13で接続さ
れたリード線5に電圧(150V)を印加すると、長さ
20mmの電歪効果素子で約20μmの変位を発生す
る。通常この電歪効果素子は上下の両端面以外は全てエ
ポキシ樹脂14で塗装している。また図1,図2に示す
ように電歪効果素子2の下端面に厚さが2mm底面直径
5mmのステンレス製で円盤状の下金具6とまた上端面
には高さ2.5mm底面直径が5mmの円錐状の突起3
aを有する上金具3とが接着剤で接着されている。上金
具3の先端部は高さ1.5mm、底面の直径3mmのス
テンレス製で円錐突起7aを有する覆い部材7に覆われ
ている。
【0010】覆い部材7は円錐突起7aをもって、位置
決め(センター出し)を行い、電歪効果素子2の変位・
力を円錐突起7aを通して被駆動体8に伝えることがで
きる。
【0011】具体的には、縦20mm,横5mm,厚さ
5mmの電歪効果素子を用いた圧電アクチュエータに直
流電流150Vを印加した時、円錐突起7aの先端で1
6μmの変位量,また変位拘束時の力が80kgf生じ
た。さらに、覆い部材7を用いない時に比べて、エネル
ギー伝達ロスもほとんどなかった。
【0012】図3は本発明の第2の実施例の圧電アクチ
ュエータの縦断面図およびその平面図,図4は第2の実
施例において、変位・力を伝える際の上金具と変位・力
を受ける部材との接合を表わした図である。
【0013】円筒状のステンレス製金属ケース1に、挿
入された電歪効果素子2の両端面に厚さ5mmのステン
レス製円盤状で電歪効果素子を接着しない面側に、高さ
3mm,底面直径が6mmの円錐状の突起3aを有する
上金具3と厚さ5mmのステンレス製で左右にリード線
が貫通する孔4aを有する円盤状の下金具4とが接着剤
で接着され、下金具4と金属ケース1とがスポット溶接
により固着されている。また、上金具3は金属ケース1
に覆われており、両者の摩擦力によって上金具3に保持
されている。
【0014】電歪効果素子2から引き出されたリード線
5は、孔4aを通してケースの外に引き出されている。
また上金具3の先端部は高さ1.5mm,底面の直径3
mmのセラミック製で円錐突起7aを有する覆い部材7
に覆われている。
【0015】覆い部材7は円錐突起7aをもって、位置
決め(センター出し)を行い、金属ケース1の内側の面
を案内にして摺動して、電歪効果素子2の変位・力を円
錐突起7aを通して被駆動体8に伝えることができる。
【0016】具体的には、縦120mm,横5mm,厚
さ5mmの電歪効果素子を用いた金属ケース入り圧電ア
クチュエータに直流電流150Vを印加した時、円錐突
起7a先端で90μmの変位量,また変位拘束時の力が
80kgf生じた。さらに、覆い部材7を用いない時に
比べて、エネルギー伝達ロスもほとんどなかった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧電アク
チュエータは、電歪効果素子の片端面と固着している蓋
部材(上金具)が脱着可能な覆い部材で覆われている構
造のため、従来の圧電アクチュエータに比べて、 (1)使用頻度が増加し、覆い部材の伝達面が摩耗した
場合、容易に取りかえることができ、長期にわたって十
分に変位,力を伝えることができる。 (2)水や腐食溶液中で使用する場合、覆い部材にセラ
ミック等の耐蝕性の高い材料を用いることにより、覆い
部材の腐食なしに十分に変位,力を伝えることができ
る。 という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の縦断面図である。
【図2】第1の実施例における上金具と変位・力を受け
る部材との接合図である。
【図3】本発明の第2の実施例の縦断面図およびその平
面図である。
【図4】図4は第2の実施例における上金具と変位・力
を受ける部材との接合図である。
【図5】従来の圧電アクチュエータの一部の縦断面図で
ある。
【図6】従来の実施例における上金具と変位・力を受け
る部材との接合図である。
【符号の説明】
1 金属ケース 2 電歪効果素子 3 上金具 3a 突起 4 下金具 4a 孔 5 リード線 6 下金具 7a 円錐突起 7 覆い部材 8 被駆動体 9 電歪材 10 内部電極 11 絶縁層 12 外部電極 13 半田 14 エポキシ樹脂

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミック層と内部電極導体とを交
    互に積層した電歪効果素子の両端にそれぞれ蓋部材が接
    着され、前記蓋部材のどちらか一方が蓋部材の素子接着
    面と反対の面に円錐状の突起を有する圧電アクチュエー
    タにおいて、前記円錐状の突起上に、脱着可能な円錐状
    の突起を有する覆い部材を有することを特徴とする圧電
    アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材が金属ケースを介して、接合
    していることを特徴とする請求項1記載の圧電アクチュ
    エータ。
  3. 【請求項3】 前記覆い部材が、チタン,タングステン
    などの耐摩耗の高い材料からなることを特徴とする請求
    項1記載の圧電アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記覆い部材が、セラミックスやエンジ
    ニアプラスチックなどの酸,アルカリ等の腐触性薬品に
    強い、耐蝕性の高い材料からなることを特徴とする請求
    項1記載の圧電アクチュエータ。
JP4121510A 1992-05-14 1992-05-14 圧電アクチュエータ Withdrawn JPH05315662A (ja)

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JP4121510A JPH05315662A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 圧電アクチュエータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2906165A1 (fr) * 2006-09-27 2008-03-28 Corneal Ind Soc Par Actions Si Systeme d'emission d'ultrasons et machine de traitement par ultrasons integrant ledit systeme

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2906165A1 (fr) * 2006-09-27 2008-03-28 Corneal Ind Soc Par Actions Si Systeme d'emission d'ultrasons et machine de traitement par ultrasons integrant ledit systeme
WO2008037932A2 (fr) * 2006-09-27 2008-04-03 Corneal Innovation Systeme d'emission d'ultrasons et machine de traitement par ultrasons integrant ledit systeme
WO2008037932A3 (fr) * 2006-09-27 2008-05-29 Corneal Innovation Systeme d'emission d'ultrasons et machine de traitement par ultrasons integrant ledit systeme

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