JP2842018B2 - 圧電アクチュエータ - Google Patents

圧電アクチュエータ

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JP2842018B2
JP2842018B2 JP4049082A JP4908292A JP2842018B2 JP 2842018 B2 JP2842018 B2 JP 2842018B2 JP 4049082 A JP4049082 A JP 4049082A JP 4908292 A JP4908292 A JP 4908292A JP 2842018 B2 JP2842018 B2 JP 2842018B2
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JP
Japan
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metal
piezoelectric actuator
metal member
electrostrictive
effect element
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JP4049082A
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秀一 ▲高▼田
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電アクチュエータに関
し、特にリードレスタイプの圧電アクチュエータの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電アクチュエータは電歪効果を有する
セラミックを用いて電気エネルギーを機械エネルギーに
変換するものであり、変位は微少ながら、小形で応答性
にすぐれ、高速駆動が可能なため、インパクト形プリン
タヘッドをはじめ様々な分野で機械的駆動素子として実
用化されつつある。図3に従来のリードレスタイプの圧
電アクチュエータの縦断面図を示す。
【0003】従来の圧電アクチュエータは図3に示され
るように、圧電セラミック部材1,内部電極導体層2お
よび前記内部電極導体層2を一層おきに交互に接続する
一対の外部電極3とからなる電歪効果素子5の変位発生
面を除く側面に外装材4を有している。また、一対の外
部電極はそれぞれ変位発生面にまでのびて、全体として
リードレスタイプとなっており、被接着面が電圧を供給
する電極を兼ねている場合に有効である。
【0004】図4には従来の金属ケース気密型の圧電ア
クチュエータの縦断面図を示す。
【0005】圧電セラミック部材1,内部電極導体層
2,および外部電極3からなる電歪効果素子5は金属ケ
ース10,金属部材8およびガラス部材7により気密構
造となっており、リード線11は一方の変位発生面より
外部へ導出されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示されるこの従
来の圧電アクチュエータは、内部電極材料として銀系の
材料が使用されており、かつ内部電極間隔も約100μ
mと極めて狭いため、高湿度の雰囲気で電圧を印加した
場合、銀のマイグレーションが生じやすく、素子の絶縁
を急激に低下せしめるという問題点があった。
【0007】また、図4に示される金属ケース気密型の
圧電アクチュエータにしてもリード線が変位発生面から
出ており、端面自身も複雑な形状をしている為に素子の
被接着面が電極を兼ねている場合にはその取り付け
常に困難であった。
【0008】本発明の目的は、高湿度の雰囲気で電圧を
印加しても、外気の影響を受けず長寿命が得られ、素子
の被接着面が電極を兼ねた場合でも取り付けが容易に行
える圧電アクチュエータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のリードレスタイ
プの圧電アクチュエータは、圧電セラミック部材と内部
電極導体層とを交互に積層した積層焼結体からなる電歪
効果素子において、前記電歪効果素子の一対の変位発生
面に、第1の金属部材ガラス部材および第1の金属部
材との間を前記ガラス部材により電気的に絶縁され内部
電極導体層と電気的に接続された第2の金属部材からな
る電極端子を有し、前記電歪効果素子の側面全体を電歪
効果素子から離間しておおうように金属ケースを設け、
金属ケースと電極端子の第1の金属部材とを溶接し内部
を気密状態にしている。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の圧電アクチュエータの縦
断面図である。圧電セラミック部材1および内部電極導
体層2を交互に積層し、焼結して得られる積層焼結体の
一対の側面に、内部電極導体層2を一層おきに交互に接
続する一対の外部電極3を形成し、電歪効果素子5が得
られる。尚、本実施例では外部電極3が各々変位発生面
にまで延長形成されている。
【0011】この前記電歪効果素子5の一対の変位発生
面に、第1,第2の金属部材8,9およびガラス部材
7からなる電極端子6を導電性接着剤を用いて接着す
る。次に前記電歪効果素子5の側面全体をおおう様に金
属ケース10をかぶせ、その金属ケース10の端部と
1の金属部材8の接合部をレーザ溶接等の方法により
封止することにより本実施例1の圧電アクチュエータが
得られる。
【0012】図2は本発明の他の実施例の圧電アクチュ
エータの縦断面図である。本実施例では金属ケース内に
収納されている電歪効果素子5にリード線11付きの素
子を用いている。通常、リード線付きの電歪効果素子は
外部電極が変位発生面にまで形成されておらず、リード
線11を通して電圧が印加されるために、リード線11
を金属ケース内で電極端子6の第2の金属部材9に電気
的に接続した構造となっている。尚、本実施例では電歪
効果素子5と電極端子6との接着は導電性ではなく、通
常の接着剤でかまわない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリードレ
スタイプの圧電アクチュエータは、電歪効果素子を、金
属部材およびガラス部材からなる電極端子,ならびに金
属ケースを用いて完全気密構造にしたので、外気の影響
を受けず、高湿度の雰囲気で電圧を印加しても長寿命が
得られ、又、変位発生面に電極を備えたリードレスタイ
プなので被接着面が電極を兼ねた場合でも取り付けが容
易に行なえるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の縦断面図である。
【図3】従来のリードレスタイプの圧電アクチュエータ
の縦断面図である。
【図4】従来の金属ケース気密型の圧電アクチュエータ
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 圧電セラミック部材 2 内部電極導体層 3 外部電極 4 外装材 5 電歪効果素子 6 電極端子 7 ガラス部材 金属部材9 第2の金属部材 10 金属ケース 11 リード線18 第1の金属部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミック部材と内部電極導体層と
    を交互に積層・焼結した積層焼結体からなる電歪効果素
    子において、前記電歪効果素子の一対の変位発生面に接
    着され第1の金属部材,ガラス部材および前記第1の金
    属部材との間を前記ガラス部材により電気的に絶縁され
    前記内部電極導体層と電気的に接続された第2の金属部
    材を有する電極端子と、前記電歪効果素子の側面全体を
    前記電歪効果素子と離間して覆いかつ前記電極端子の
    1の金属部材と接続された金属ケースとを有し、前記電
    歪効果素子が気密封止されていることを特徴とする圧電
    アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 属ケースと第1の金属部材との接続が
    溶接によりなされた請求項1記載の圧電アクチュエー
    タ。
  3. 【請求項3】 金属ケースと第1の金属部材とを接続す
    る溶接方法がレーザ溶接である請求項1または2記載の
    圧電アクチュエータ。
JP4049082A 1992-03-06 1992-03-06 圧電アクチュエータ Expired - Lifetime JP2842018B2 (ja)

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JP5377100B2 (ja) * 2009-06-16 2013-12-25 京セラ株式会社 積層型圧電素子、これを用いた噴射装置および燃料噴射システム

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