JPH05226722A - 簡易外装型電歪効果素子 - Google Patents

簡易外装型電歪効果素子

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Publication number
JPH05226722A
JPH05226722A JP4007203A JP720392A JPH05226722A JP H05226722 A JPH05226722 A JP H05226722A JP 4007203 A JP4007203 A JP 4007203A JP 720392 A JP720392 A JP 720392A JP H05226722 A JPH05226722 A JP H05226722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrostrictive effect
effect element
effect device
receiving member
displacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4007203A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Omatsu
賢一 尾松
Masahiro Miyauchi
昌宏 宮内
Yoshiki Inoue
芳樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4007203A priority Critical patent/JPH05226722A/ja
Publication of JPH05226722A publication Critical patent/JPH05226722A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】突起もしくは装着する相手部材に生じる摩耗,
傷,亀裂等を防止すると共に、素子の発生変位,力を装
着機器にスムーズに伝達することができる円錐状突起を
一端もしくは両端に有する簡易外装型電歪効果素子を提
供することにある。 【構成】円筒状ケース41に挿入された電歪効果素子1
の両端に蓋部材を接着し、蓋部材である下金具31は金
属ケース41に固着され、一方の蓋部材である円錐状上
金具21は、円錐状突起の先端に曲率を持たせた構造を
有している。 【効果】本発明の簡易外装型電歪効果素子は、蓋部材に
設けた円錐状突起の先端に曲率を持たせてあるので、突
起の先端や相手部材に生じる亀裂や摩耗を著しく低減で
き、微少変位制御機能を長期間維持できる。また相手部
材がヒンジ等を介し電歪効果素子の変位方向と異なる方
向に駆動される機構であっても、突起の先端に曲率を持
たせているため、相手部材との摩耗係数を低くでき、変
位,力をスムーズに伝達できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は簡易外装型電歪効果素子
に関し、特にケース入り電歪効果素子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電歪効果素子は図3に示すよう
に、厚さ約0.1mmの電歪材7と厚さ約10μmの内
部電極8とが交互に積層され、内部電極8が露出してい
る一対の側面には内部電極8の端面を一層おきにしかも
それぞれの側面で互い違いにガラス等の絶縁層9で絶縁
し、絶縁されていない内部電極はそれぞれの側面で銀ペ
ースト等で構成された外部電極10で電気的に接続され
ている。この時それぞれの外部電極に半田12で接続さ
れたリード線5に電圧(150V)を印加すると、長さ
20mmの電歪効果素子で約20μmの変位を発生す
る。通常この電歪効果素子は上下の両端面以外は全てエ
ポキシ樹脂11で塗装し、外部電極,絶縁層,内部電極
端面が直接外気と接触しないようにしている。このよう
な樹脂外装型電歪効果素子では、 (1)特殊雰囲気下での信頼性が不十分である。 (2)樹脂による外装である為外形寸法のばらつきが大
きく、セットする場所への位置決め(センター出し)や
ハンドリングの自動化が困難である。 (3)外力、特に抗折力に対して、素子の強度が十分で
はない。 (4)素子の上下両端面が、電歪材であるセラミックが
露出した構造であるため、接続する相手の部材や接着
剤、接着方法が限定される。という欠点を有していた。
【0003】この様な欠点を改善するための1つの方法
として図4に示すようなケース入り電歪効果素子が考案
されている。従来のケース入り電歪効果素子は、円筒状
のケース4に挿入された電歪効果素子1の一方の端面に
円錐状の突起を有する円盤状の蓋部材2と、もう一方の
端面に同様の形状を有し左右にリード線5が貫通する穴
3aを有する蓋部材3とが接着され、蓋部材3とケース
4とが固着されている構造を有していた。そして、蓋部
材3より外部に導かれたリード線の両端に電圧を印加す
ると、蓋部材2は、ケース4の内側の面を案内にして摺
動し、電歪効果素子1の変位,力を他の物に伝えること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のケース
入り電歪効果素子では、円盤状蓋部材に形成された円錐
状突起の先端が鋭利であったため、電歪効果素子の変
位,力を享受する部材に取り付けて使用した場合 (1)突起の先端に亀裂や摩耗が生じる。 (2)相手部材に傷が生じる。 等により、電歪効果素子の最大の特徴である微少変位制
御機能が著しく損なわれるという欠点を有する。
【0005】また、相手部材がヒンジ等を介し電歪効果
素子の変位方向と異なる方向に駆動される機構の場合、
素子の駆動により突起の先端と相手部材の位置がずれる
こととなるが、突起の先端が鋭利であることから相手部
材との摩擦係数が高く、結果的に突起ひいては素子に曲
げ応力がかかることになり、この影響が著しい場合素子
の破壊を引き起こすという欠点を有する。
【0006】本発明の目的は、突起の先端や相手部材に
生じる亀裂や摩耗を低減でき、素子の発生変位,力を装
着機器にスムーズに伝達できる簡易外装型電歪効果素子
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】円筒状のケースに挿入さ
れた電歪効果素子の両端にそれぞれ蓋部材が接着され、
その蓋部材のどちらか一方が前記ケースと固着されてお
り、前記蓋部材の一方もしくは両方において、素子接着
面と反対側に円錐状の突起をする簡易外装型電歪効果素
子において、前記円錐状突起の先端が曲率を有すること
を特徴としている。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の簡易外装型電歪効果素子
の縦断面図である。
【0009】円筒状のステンレス製金属ケース41に挿
入された電歪効果素子1の一方の端面には、高さ約3m
m底面の径が約6mmで先端に1.0のRを付けた円錐
を有するステンレス製の円盤状の円錐状金具21が接着
剤で接着され、他方の面には厚さ約5mmのステンレス
製円盤状で左右にリード線5が貫通する穴3aを有する
下金具31が接着剤で接着され、下金具31と金属ケー
ス41とはスポット溶接で固着されている。
【0010】図2は本発明の他の実施例の簡易外装型電
歪効果素子の縦断面図である。図2に示すように、円筒
状のステンレス製金属ケース41に挿入された電歪効果
素子1の一方の端面には、高さ約3mm底面の径が約6
mmで先端に2.0のRを付けた円錐を有し、かつ円周
上にOリング6を保持するV溝を有するSK材製の円盤
状の溝付き円錐状上金具22が接着剤で接着され、他方
の面には厚さ約5mmのSK材製円盤状で左右にリード
線5が貫通する穴3aを有し、溝付き円錐状上金具22
と同様の円錐状突起を有する円錐状下金具32が接着剤
で接着され、円錐状下金具32と金属ケース41とはス
ポット溶接で固着されている。
【0011】以上の実施例ではケースおよび蓋部材の材
質としてステンレス,SK材を例に取り説明したが、他
の金属やセラミックス、高強度高弾性の有機高分子材料
(いわゆるエンジニアリングプラスチック類)を用いて
も良い。
【0012】また、ケースと蓋部材(本実施例では金属
ケースと下金型)を固着した後に、ケースと蓋部材の間
をシール材でシールすることにより、上述の実施例より
さらにケース内の気密性を高めることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の簡易外装型
電歪効果素子は、蓋部材に設けた円錐状突起の先端に曲
率を持たせた構造であるため、突起の先端や相手部材に
生じる亀裂や摩耗を著しく低減でき、微少変位制御機能
を長期間維持できるという効果がある。
【0014】また、相手部材がヒンジ等を介し電歪効果
素子の変位方向と異なる方向に駆動される機構であって
も、突起の先端に曲率を持たせているため相手部材との
摩擦係数を低くでき、変位,力をスムーズに伝達できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の縦断面図である。
【図3】従来の樹脂外装型電歪効果素子の一例の縦断面
図である。
【図4】従来のケース入り電歪効果素子の一例の縦断面
図である。
【符号の説明】
1 電歪効果素子 2,3 蓋部材 3a 穴 4 ケース 5 リード線 7 電歪材 8 内部電極 9 絶縁層 10 外部電極 11 エポキシ樹脂 12 半田 21 円錐状上金具 22 溝付き円錐状上金具 31 下金具 32 円錐状下金具 41 金属ケース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のケースに挿入された電歪効果素
    子の両端にそれぞれ蓋部材が接着され、前記蓋部材のど
    ちらか一方が前記ケースと固着されており、前記蓋部材
    の一方もしくは両方において、素子接着面と反対側に円
    錐状の突起を有する簡易外装型電歪効果素子において、
    前記円錐状突起の先端に曲率を持たせたことを特徴とす
    る簡易外装型電歪効果素子。
JP4007203A 1992-01-20 1992-01-20 簡易外装型電歪効果素子 Withdrawn JPH05226722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4007203A JPH05226722A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 簡易外装型電歪効果素子

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JP4007203A JPH05226722A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 簡易外装型電歪効果素子

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Publication Number Publication Date
JPH05226722A true JPH05226722A (ja) 1993-09-03

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ID=11659471

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4007203A Withdrawn JPH05226722A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 簡易外装型電歪効果素子

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JP (1) JPH05226722A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009534826A (ja) * 2006-04-21 2009-09-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング カバーを備えたピエゾアクチュエータモジュールおよびカバーを備えたピエゾアクチュエータモジュールの製造方法

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JP2009534826A (ja) * 2006-04-21 2009-09-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング カバーを備えたピエゾアクチュエータモジュールおよびカバーを備えたピエゾアクチュエータモジュールの製造方法

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Effective date: 19990408