JPH05259527A - 簡易外装型電歪効果素子 - Google Patents

簡易外装型電歪効果素子

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Publication number
JPH05259527A
JPH05259527A JP4051160A JP5116092A JPH05259527A JP H05259527 A JPH05259527 A JP H05259527A JP 4051160 A JP4051160 A JP 4051160A JP 5116092 A JP5116092 A JP 5116092A JP H05259527 A JPH05259527 A JP H05259527A
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JP
Japan
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effect element
electrostrictive effect
case
simple exterior
holding member
Prior art date
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Pending
Application number
JP4051160A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Miyauchi
昌宏 宮内
Kenichi Omatsu
賢一 尾松
Yoshiki Inoue
芳樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4051160A priority Critical patent/JPH05259527A/ja
Publication of JPH05259527A publication Critical patent/JPH05259527A/ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の簡易外装型電歪効果素子に比較して保持
材に自立させることが容易かつ確実に行える簡易外装型
電歪効果素子を提供することにある。 【構成】金属ケース4の側面下方にねじ17を形成し、
装置上の保持材に形成されたメスねじに沿わせて金属ケ
ース4を回しながら保持材に固定する。 【効果】円筒状のケース側面に保持材への装着手段とし
てねじが形成されているので保持材に設けたメスねじに
ねじこむことにより保持材に容易かつ確実に自立させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は簡易外装型電歪効果素子
に関し、特にケース入りの電歪効果素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電歪効果素子は図3に示すよう
に、厚さ約0.1mmの電歪材7と厚さ約10μmの内
部電極8とが交互に積層され、内部電極8が露出してい
る一対の側面には内部電極8の端面を一層おきにしかも
それぞれの側面で互い違いにガラス等の絶縁層9で絶縁
し、絶縁されていない内部電極はそれぞれの側面で銀ペ
ースト等で構成された外部電極10で電気的に接続され
ている。この時それぞれの外部電極に半田12で接続さ
れたリード線5に電圧(150V)を印加すると、長さ
20mmの電歪効果素子で約20μmの変位を発生す
る。通常この電歪効果素子は上下の両端面以外は全てエ
ポキシ樹脂11で塗装し、外部電極,絶縁層,内部電極
端面が直接外気と接触しないようにしている。これは本
電歪素子が、側面に内部電極が0.1mm間隔で露出す
る構造である上、この内部電極間に150Vに及び高電
圧をかけるため水分やイオン性の物質が付着することに
より絶縁性が低下してしまうという欠点を防ぐためであ
る。しかし、エポキシ樹脂では湿気や汚染物質の浸入を
完全に防止することは困難で、電歪効果素子開発当初と
比較すれば大幅に(約1桁)信頼性が向上してきたとは
言え一般の電子部品と比較すると本構造の電歪効果素子
の信頼性は低いという欠点を有す。
【0003】この様な樹脂外装型素子の欠点を改善する
ための1つの方法として、図4に示すように外気を完全
に遮断する完全気密型金属ケース入り電歪効果素子が考
案されている。(特願昭63−279772)この金属
ケース入り電歪効果素子は、エポキシ樹脂で外装し金属
製のベローズケースに挿入された電歪効果素子1の両端
面の一方にはハーメチック端子16を有する金属部材1
4を固着し、他方には金属部材15を固着してあり、か
つベローズケース13と金属部材14及び金属部材15
とは溶接等で接続され密封構造になっている。
【0004】上述した従来の電歪効果素子のうち樹脂外
装型電歪効果素子では、 特殊雰囲気下での信頼性が不十分である。 樹脂による外装である為外形寸法のばらつきが大き
く、セットする場所への位置決め(センター出し)やハ
ンドリングの自動化が困難である。 外力、特に抗折力に対して、素子の強度が充分ではな
い。 素子の上下両端面が、電歪材であるセラミックが露出
した構造であるため、接続する相手の部材や接着剤、接
着方法が限定される。 という欠点を有する。
【0005】一方、完全気密型金属ケース入り素子は、 樹脂外装型電歪効果素子に比べ外形が大幅に大きくな
ってしまう。 ケースへの組立工程が複雑精緻であるためコストが大
幅に増加する。 という欠点を有する。
【0006】このため、本発明者らは上述した樹脂外装
型電歪効果素子および完全気密型金属ケース入り素子の
欠点を改善する1つの方法として、図5に示すような簡
易外装型電歪効果素子を考案した。
【0007】この簡易外装型電歪効果素子は、図5
(a)の断面図,図5(b)の平面図に示すように、円
筒状のステンレス製金属ケース4に挿入された電歪効果
素子1の両端面に厚さ約5mmのステンレス製円盤状の
上金具2と、厚さ約5mmのステンレス製円盤状で左右
にリード線5が貫通する穴3aを有する下金具3とが接
着剤で接着され、下金具3と金属ケース4とがスポット
溶接により固着されている。この時上金具2は、金属ケ
ース4の内側の面を案内にして摺動し、電歪効果素子1
の変位,力を他の物に伝えることができる。
【0008】この簡易外装型電歪効果素子は、電歪効果
素子をケースに挿入し両端面に蓋部材を接着した構造で
あるため、樹脂外装型電歪効果素子に比較して、 (1)雰囲気の影響を受けにくく信頼性が高い。この効
果は、蓋部材とケースを弾性を有するシール材でシール
することによりさらに改善される。 (2)外形寸法の精度が向上する。 (3)外力、特に抗折力に強い。 (4)他の部材との接合が容易である。 という効果がある。一方、完全気密型金属ケース入り電
歪効果素子に比較して、(5)外形寸法が小さい。 (6)製造工程が簡略であるため大幅なコストダウンが
可能である。 という効果がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した簡易外装型電
歪効果素子は、素子をそれ自体で自立させることが難し
く、外力が上金具の間に常に働いて、素子をはさむよう
にして保持することが必要だった。この問題に対して
は、たとえば上・下金具の端面に接着剤を塗布して保持
材と接着させる方法もあるが、素子の使用環境(高温・
有機溶剤ガス雰囲気)によっては接着剤の接着力が経時
的に低下するという問題が発生した。
【0010】本発明の目的は、従来の簡易外装型電歪効
果素子に比較して保持材に自立させることが容易かつ確
実に行える簡易外装型電歪効果素子を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の簡易外装型電歪
効果素子は、円筒状のケースに挿入された電歪効果素子
の両端にそれぞれ蓋部材が接着され、前記蓋部材のどち
らか一方が前記ケースと固着されている簡易外装型電歪
効果素子において、前記ケースの側面にねじが切られて
いるか、又はテーパが形成されていることを特徴として
いる。
【0012】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の簡易外装型電歪効果素子
の縦断面図およびその平面図である。
【0013】図1に示すように、金属ケース4の側面下
方にねじ17を形成し、保持材に形成されたメスねじ
(図面上は省略)に沿わせて金属ケース4を回しながら
保持材に固定する。金属ケース4に形成するねじ17は
本実施例のようにオスでもまたメスでもよく、金属ケー
ス4の側面上方に形成するものでもよい。
【0014】図2は本発明の他の実施例の断面図および
その平面図である。金属ケース4の側面下方にテーパ1
8を形成し、保持材に形成された逆テーパ(図面上は省
略)にすり合わせながら金属ケース4を保持材に押し込
む。テーパは側面上方に形成するものでもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の簡易外装
型電歪効果素子は、円筒状のケース側面にねじもしくは
テーパが形成された構造であるため、従来の簡易外装型
電歪効果素子に比較して保持材に自立させることが容易
かつ確実に行えるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図およびその平面図
である。
【図2】本発明の他の実施例の縦断面図およびその平面
図である。
【図3】従来の樹脂外装型電歪効果素子の縦断面図であ
る。
【図4】従来の完全気密型金属ケース入り電歪効果素子
の縦断面図である。
【図5】従来の簡易外装型電歪効果素子の縦断面図およ
びその平面図である。
【符号の説明】
1 電歪効果素子 2 上金具 3 下金具 4 金属ケース 5 リード線 6 Oリング 7 電歪材 8 内部電極 9 絶縁層 10 外部電極 11 エポキシ樹脂 12 半田 13 ベローズ 14 金属部材 15 金属部材 16 ハーメチックリード端子 17 ねじ 18 テーパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のケースに挿入された電歪効果素
    子の両端にそれぞれ蓋部材が接着され、前記蓋部材のど
    ちらか一方が前記ケースと固着されている簡易外装型電
    歪効果素子において、前記ケースの側面に保持材への装
    着手段を具備することを特徴とする簡易外装型電歪効果
    素子。
  2. 【請求項2】 前記装着手段がケースの側面に切られた
    ねじであることを特徴とする請求項1記載の簡易外装型
    電歪効果素子。
  3. 【請求項3】 前記装着手段がケースの側面に形成され
    たテーパであることを特徴とする請求項1記載の簡易外
    装型電歪効果素子。
JP4051160A 1992-03-10 1992-03-10 簡易外装型電歪効果素子 Pending JPH05259527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4051160A JPH05259527A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 簡易外装型電歪効果素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4051160A JPH05259527A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 簡易外装型電歪効果素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05259527A true JPH05259527A (ja) 1993-10-08

Family

ID=12879078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4051160A Pending JPH05259527A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 簡易外装型電歪効果素子

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JP (1) JPH05259527A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017199668A1 (ja) * 2016-05-16 2017-11-23 京セラ株式会社 圧電アクチュエータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981201