JPH0514502A - 電子交換機システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】話したい人への発信の接続がより円滑に、ま
た、無駄な着信か規制できるようにする。 【構成】個人電話番号の発信による通話中の呼に対し
て、同じ個人電話番号で発信の呼に対しては話中転送、
内線代表のグル―プによる別の電話端末への転送、スキ
ップをさせなくし、他の個人電話番号での発信の場合
は、他の電話端末への転送、スキップを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は電子交換機システムに
関し、特に電話機対応の電話番号とは別に個人対応の電
話番号を有する電子交換機システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】個人対応の個人電話番号で発信を行なっ
た場合、その個人電話番号の接続先の電話機に対して設
定しているサ―ビスをすべて規制するか、またはサ―ビ
スをすべて許可するかのどちらかしかできなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】個人対応の個人電話番
号で発信を行なった場合、その個人電話番号の接続先の
電話機に対して設定しているサ―ビスをすべて規制する
か、またはサ―ビスをすべて許可するかのどちらかしか
設定できないため、話したい相手があらかじめ通話中と
わかっていても話中転送されてしまったり、話したい相
手が通話中でなくても話中転送が規制され、話中扱いさ
れてしまう問題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、電話機対応の電話番号とは別に個人対
応の電話番号を有し、この個人対応の電話番号と上記電
話機対応の電話番号をマッピングさせることにより個人
に対し電話番号発信が可能な電子交換機システムにおい
て、個人電話番号で発信し、その接続先の電話番号の電
話機が話中の時、その電話機が同じ個人電話番号での着
信の通話だった場合、話中時のサ―ビスを規制する手段
と、個人電話番号で発信し、その接続先の電話機が話中
の時、その電話機が同じ個人電話番号での着信の通話で
ない場合、話中時のサ―ビスを許可する手段とを有する
ことを特徴とする。

【０００５】

【作用】話中転送や内線代表等のサ―ビスが設定されて
いる電話機に対して個人対応の個人電話番号で発信を行
ったとき、その接続先の電話番号の電話機が通話中の場
合に、その通話相手が同じ個人電話番号で発信した呼で
あれば、話中転送、内線代表等の話中時に行なわれるサ
―ビスを行わずに話中扱いとし、異なった個人電話番号
で発信した呼、または電話機対応の電話番号で発信した
呼、あるいは発信者側であれば、話中転送、内線代表等
のサ―ビスを行い、他の電話機に転送、スキップさせ、
着信させる。個人電話番号での発信の場合は個人に対し
て電話をかけたいので、話したい個人が通話中のときに
は、話中転送、内線代表等のサ―ビスで他の電話機に対
して着信を規制させ、異なった個人電話番号での発信の
ときは他の電話機に着信させる。

【０００６】

【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。

【０００７】図１はこの発明の電子交換機システムの一
実施例のブロック図であり、電子交換機１０には電話機
２１〜２７が接続されている。１２はメモリ、１３は制
御部である。

【０００８】この電子交換機システムでは、予め個人電
話番号とその個人電話番号の接続先電話番号が図３のよ
うに設定されている。さらに図４に示すようにメモリ１
２に電話番号対応に相手側がダイヤルした個人電話番号
が登録される。

【０００９】図２は図１に係るフローチャートであり、
このフローチャートに基づく動作は制御部１１の制御に
より行われる。以下、このフローチャートに従って、説
明を行う。

【００１０】ダイヤル入力をして発信を行った場合（ス
テップ１００）、着信先が空きか否かが判断され（ステ
ップ１１０）、空きでない場合ダイヤルされた電話番号
が個人電話番号であるか否かが判断される（ステップ１
２０）。ステップ１２０で否であれば着信した端末の設
定に合ったサ−ビスが行われる（ステップ１５０）。ス
テップ１２０でダイヤルされた電話番号が個人電話番号
であれば、この個人電話番号は電話番号対応の発信個人
電話番号用のメモリ１２に登録された個人電話番号と一
致するか否かを判断し（ステップ１３０）、否であれば
着信した端末の設定に合ったサ−ビスが行われる（ステ
ップ１５０）。ステップ１３０で一致した場合、話中処
理が行われる（ステップ１４０）。ステップ１１０で着
信先が空きであればダイヤルされた電話番号が個人電話
番号か否かが判断される（ステップ１６０）。ステップ
１６０でダイヤルされた電話番号が個人電話番号であれ
ばダイヤルされた個人電話番号を、電話番号対応の発信
個人電話番号用のメモリ１２に登録しておき（ステップ
１７０）、着信処理を行う（ステップ１８０）。

【００１１】ここで、前記図１のブロック図および図２
のフローチャートに基づく具体例について以下、説明す
る。

【００１２】ここで、個人電話番号とその個人電話番号
の接続先電話番号が図３のように設定されている。

【００１３】また、電話番号３０００は話中転送先を電
話番号３００４に設定し、電話番号３００１，電話番号
３００２，電話番号３００３は内線代表のグル―プを設
定している。

【００１４】図４に電話番号対応に相手側がダイヤルし
た個人電話番号（発信個人電話番号）が登録されるメモ
リを示す。

【００１５】ここで個人電話番号の接続先が話中転送を
設定している場合について説明する。 ａさん個人に対
して電話をかけたいとき、ａさんの個人電話番号８００
０１をダイヤルすると電話番号３０００の電話機に着信
する。電話番号３０００の電話機が応答し、通話する。
このとき、電話番号３０００の電話機に対して電話番号
対応の発信個人電話番号メモリに個人電話番号８０００
１を登録する。このとき、さらに別の人がａさん個人に
対して電話をかけたとき、個人電話番号８０００１をダ
イヤルすると接続先の電話番号の電話機は通話中である
ため、着信できない。通常は個人電話番号発信での話中
転送を許容している場合に電話番号３０００の電話機は
電話番号３００４に話中転送されるが、この場合、電話
番号対応の発信個人電話番号メモリに登録された電話番
号３０００の発信個人電話番号とダイヤルされた個人電
話番号とを比較し、同じなのでａさんは通話中と判断
し、電話番号３００４に話中転送せずに話中扱いにす
る。このとき、接続先電話番号が同じ電話番号３０００
であるｄさんに対して電話をかけたときはｄさんに対す
る個人電話番号（８０００４）が異なるので通話中でも
話中扱いにせずに電話番号３００４に話中転送する。

【００１６】次に、個人電話番号の接続先が内線代表の
グル―プを設定している場合について説明する。

【００１７】ｃさん個人に対して電話をかけたいとき、
個人電話番号８０００３をダイヤルすると電話番号３０
０１の電話機に着信する。電話番号３００１の電話機が
応答し、通話する。このとき、電話番号３００１の電話
機に対して電話番号対応の発信個人電話番号メモリに個
人電話番号８０００３を登録する。そして、登録後、電
話番号３００１が通話中のときに、さらに別の人がｃさ
ん個人に対して電話をかけた場合、ｃさんの個人電話番
号８０００３をダイヤルすると接続先の電話番号３００
１の電話機は通話中なので、通常（従来）であれば、内
線代表グループである電話番号３００２か３００３の空
いているどちらかにスキップし、着信するが、この場合
は、電話番号対応の発信個人電話番号メモリに登録され
ている電話番号３００１の発信個人電話番号を比較し、
同じなのでｃさんは通話中と判断し、電話番号３００
２、電話番号３００３にスキップせずに話中扱いにす
る。このとき、接続先電話番号が同じ３００１であるｅ
さんに対して電話をかけたときは通話中でも、電話番号
対応の発信個人電話番号メモリに登録されている電話番
号３００１の発信個人電話番号８０００３とｅさんの個
人電話番号である８０００５とを比較し当然異なるた
め、話中扱いにせずに電話番号３００２、電話番号３０
０３の空いているどちらかにスキップする。

【００１８】上述のように、本実施例では、電話番号対
応に相手側がダイヤルした個人電話番号を登録するメモ
リ（電話番号対応の発信個人電話番号メモリ）を設ける
ことにより、個人電話番号によって発信を行った場合、
接続先の電話番号の電話機に着信応答したときに、電話
番号対応の発信個人電話番号メモリにダイヤルした個人
電話番号を登録しておく。また、通常の電話機対応の電
話番号で発信し着信応答で通話した時や発信者側での通
話や電話機が空きの場合は、電話番号対応の発信個人電
話番号メモリには何も登録されない（クリアされてい
る）。通話中の電話機に個人電話番号で発信したとき、
電話番号対応の発信個人電話番号メモリの発信個人電話
番号とダイヤルした個人電話番号を比較する。この場
合、同じ個人電話番号なので、接続先の電話番号の電話
機に対して話中転送の設定または内線代表を組んでいて
も、他の空いている電話機に着信させずに話中扱いにす
る。また、比較して個人電話番号が異なる場合や発信個
人電話番号メモリに個人電話番号が登録されていないと
きはそれぞれ電話機に対して設定されているサ―ビスに
従う。

【００１９】

【発明の効果】個人電話番号の発信による通話中の呼に
対して同じ個人電話番号で発信の呼に対しては、話中転
送、内線代表のグル―プによる別の電話端末への転送、
スキップをさせなくし、他の個人電話番号での発信の場
合は他の電話端末への転送、スキップを行うことによ
り、話したい人への発信の接続がより円滑になり、ま
た、無駄な着信が規制できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電子交換機システムの一実施例を示す
ブロック図。

【図２】図１に示した電子交換機システムの動作を説明
するフロ―チャ―ト。

【図３】個人電話番号とその接続先電話番号の説明図。

【図４】電話番号対応の発信個人電話番号メモリの説明
図。

【符号の説明】

１０ 電子交換機 １１ 制御部 １２ メモリ ２１〜２７ 電話機

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 電話機対応の電話番号とは別に個人対応
   の個人電話番号を有し、この個人電話番号の接続先とし
   て前記電話機対応の電話番号を設定することにより個人
   に対し電話番号発信が可能な電子交換機システムにおい
   て、 個人電話番号に基づく発信により、その接続先の電話番
   号の電話機が話中の時、その電話機が同じ個人電話番号
   での着信の通話だった場合、話中時のサ―ビスを規制す
   る手段と、 個人電話番号に基づく発信により、その接続先の電話機
   が話中の時、その電話機が同じ個人電話番号での着信の
   通話でない場合、話中時のサ―ビスを許可する手段とを
   有することを特徴とする電子交換機システム。