JPH0514439Y2 - - Google Patents

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JPH0514439Y2
JPH0514439Y2 JP17725087U JP17725087U JPH0514439Y2 JP H0514439 Y2 JPH0514439 Y2 JP H0514439Y2 JP 17725087 U JP17725087 U JP 17725087U JP 17725087 U JP17725087 U JP 17725087U JP H0514439 Y2 JPH0514439 Y2 JP H0514439Y2
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electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は温度ヒユーズの改良に関するものであ
る。
<従来の技術> 温度ヒユーズの作動機構は、保護すべき電気機
器の異常発熱によつて溶融した低融点金属が既に
溶融したフラツクスとの共存下、表面張力により
球状化して分断することにある。
<解決しようとする問題点> 第4図は、基板型温度ヒユーズの作動状態を示
し、分断両側における球状化は実質上同一であ
り、球間の間隔D′が大であるほど、遮断確実性
(再導通の防止)、作動速度上有利である。しかし
ながら、従来の温度ヒユーズはこれらの点におい
て、それほど有利であるとは言い難い。
本考案の目的は、かかる点に鑑み温度ヒユーズ
を改良することにある。
<問題点を解決するための技術的手段> 本考案に係る温度ヒユーズは、一対の電極間に
低融点金属体を溶接せる温度ヒユーズにおいて、
一方の電極と低融点金属体との溶接面積を他方の
電極と低融点金属体との溶接面積よりも広くした
ことを特徴とする構成である。
<実施例の説明> 以下、図面により本考案を説明する。
第1図において、1は耐熱性・熱良伝性の絶縁
基板、例えばセラミツクス板である。21,22
は絶縁基板上に設けた一対の層状電極、3,3は
各電極21,22に接続した導線である。4は電
極間に溶接した低融点金属体であり、一方の電極
21と低融点金属体4との接続部41の溶接面積
は他方の電極22と低融点金属体4との接続部4
2の溶接面積よりも広くしてある。例えば、他方
の電極と低融点金属体との界面において、電極の
一部に絶縁インクを塗布するとか、酸化被膜を形
成してある。5は低融点金属体上に被覆せるフラ
ツクス、6は絶縁基板上に設けた硬質絶縁層、例
えば、エポキシ樹脂モールド層である。
上記の基板型温度ヒユーズにおいては、温度ヒ
ユーズの作動時、第2図に示すように、各電極側
のそれぞれに対し、溶融低融点金属体が球状化す
るが、この球状化は上記の溶接面積が大であるほ
ど大きくなり、従つて、上記一方の電極21側の
球状化直径yは他方の電極22側の球状化直径x
よりも大となる。低融点金属体が溶融しても、該
金属体の総体積は一定(K)であり、溶融したと
きの厚みをkとすれば、 kπ/4(y2+x2=K − が成立し、kはy,xに関係なくほぼ一定である
と考えられるから、 y2+x2=A(一定) − が成立する。
而るに、第2図において球形間の間隔Dは、 D=L0−1/2(x+y) − であり、(L0は球状化中心間の距離)、Dはx=
yの場合よりも、x≠yの場合ほど大となる。而
るに、本考案の場合、上記した通りx≠yである
から、Dを大きくできる。
第3図Aは本考案の別実施例を示し、一方の電
極21から他方の電極22に至るほど、低融点金
属体4の巾を細くしてある。
第3図Bは本考案の他の実施例を示し、主電極
21,22間に中間電極23を設け、中間電極2
3と低融点金属体4との溶接面積を各主電極2
1,22と低融点金属体4との溶接面積よりも大
としてある。
第3図Cは本考案の他の別実施例を示し、一方
の電極(リード線)21と低融点金属体(リード
線と同一径)4とを面一の一直線状に溶接し、他
方の電極22と低融点金属体4とは段差をおいて
溶接してある。第3図Cにおいて、5はフラツク
ス、10は絶縁筒体(例えば、セラミツクス筒
体)60,60はシール材(例えば、エポキシ樹
脂)である。
<考案の効果> 本考案に係る温度ヒユーズは、上述した通りの
構成であり、従来の温度ヒユーズよりも、温度ヒ
ユーズ作動時における溶融低融点金属の分断球状
化間の間隔を広くでき、これに伴い、その間隔が
使用電圧に対する最小必要絶縁距離に達するまで
の時間を短かくできるので、作動速度を高速にで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る温度ヒユーズを示す説明
図、第2図は本考案温度ヒユーズの作動状態を示
す説明図、第3図A,第3図B並びに第3図Cは
それぞれ本考案の別実施例を示す説明図、第4図
は従来の温度ヒユーズの作動状態を示す説明図で
ある。 図において、21,22,23は電極、4は低
融点金属体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の電極間に低融点金属体を溶接せる温度ヒ
    ユーズにおいて、一方の電極と低融点金属体との
    溶接面積を他方の電極と低融点金属体との溶接面
    積よりも広くしたことを特徴とする温度ヒユー
    ズ。
JP17725087U 1987-11-19 1987-11-19 Expired - Lifetime JPH0514439Y2 (ja)

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JPH0180743U JPH0180743U (ja) 1989-05-30
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JPH0656734B2 (ja) * 1989-05-19 1994-07-27 株式会社フジクラ 温度ヒューズ

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JPH0180743U (ja) 1989-05-30

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