JPH0514432A - 搬送波同期回路 - Google Patents

搬送波同期回路

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JPH0514432A
JPH0514432A JP3183788A JP18378891A JPH0514432A JP H0514432 A JPH0514432 A JP H0514432A JP 3183788 A JP3183788 A JP 3183788A JP 18378891 A JP18378891 A JP 18378891A JP H0514432 A JPH0514432 A JP H0514432A
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phase control
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JP3183788A
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Manabu Yagi
学 八木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズレベルの低減と十分に広い同期引き込
み範囲の確保を図る。 【構成】 誤り率測定回路12は誤り率が規定値以上か
否かを検出する。切替回路13は、位相制御信号gをF
/F11に取り込ませ位相制御信号i1をVCO15へ
与えるに際し、誤り率が規定値以下のときは常時再生ク
ロックh3がF/F11に印加されるよう出力f2を設
定する一方、誤り率が規定値以上のとき(同期時と非同
期時の双方を含む)は論理回路6が所望信号点を検出し
たときに再生クロックh3がF/F11に印加される期
間と論理回路6の出力状態とは無関係に再生クロックh
3がF/F11に印加される期間とが所定の間隔で繰り
返すよう出力f2を切り替え設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値直交振幅変調方式
の復調器で用いられるディジタル化した搬送波同期回路
に係り、特に搬送波位相誤差が大きくなった時に位相情
報を得る信号点を切り替える搬送波同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、16値直交振幅復調器における
従来のディジタル化した搬送波同期回路を示す。図2に
おいて、入力変調波aは2分岐して乗算器1と同2それ
ぞれの一方の入力となる。また、電圧制御発振器(VC
O)15の出力(再生搬送波信号)j1は、直接乗算器
1の他方の入力となると共に、π/2移相器17で90
度移相されて直交再生搬送波信号j2となって乗算器2
の他方の入力となる。その結果、乗算器1(2)は同期
検波した復調ベースバンド信号b1(b2)をA/D変
換器3(4)とクロック再生回路(CLK)16とに出
力する。
【0003】A/D変換器3(4)は、復調ベースバン
ド信号b1(b2)をクロック再生回路(CLK)16
からの再生クロックh1(h2)によって識別し、それ
ぞれ4列のディジタル信号(c1〜c4、d1〜d4)
を出力する。
【0004】ここで、出力ディジタル信号(c1〜c
4、d1〜d4)の添字1は第1ビット(MSB)、同
2は第2ビット、同3は第3ビット、同4は第4ビット
を表すが、同相側のc1とc2(直交側のd1とd2)
は4値の前記復調ベースバンド信号b1(b2)の識別
結果であり、図外の復調系への出力vとなる。
【0005】そして、このディジタル化した搬送波同期
回路では、VCO15が発する搬送波同期検出信号u
(「同期」時では「0」、「非同期」時では「1」)に
従って、同相成分(直交成分)の第1ビットc1(d
1)及び振幅誤差信号c3(d3)を用いての同期維持
制御と、出力ディジタル信号(c1〜c4、d1〜d
4)の全てを用いての非同期時の同期引き込み制御とを
行うようになっている。
【0006】まず、同期維持制御では、同相成分(直交
成分)の第1ビットc1(d1)と直交成分(同相成
分)の振幅誤差信号d3(c3)との排他的論理和を排
他的論理和回路6(7)で取り、両排他的論理和回路の
出力の差を減算器8で求めて位相制御信号gを得る。こ
れは、フリップフロップ(F/F)11の入力データと
なる。このF/F11のクロックは、論理和回路10の
出力e3であるが、同期時では、論理積回路(AND)
9の出力e2は「0」レベルであるので、論理和回路1
0の出力e3はCLK16の出力(再生クロック)h3
である。つまり、F/F11は、再生クロックh3によ
って位相制御信号gを取り込み、リタイミングした位相
制御信号i1を出力する。この位相制御信号i1は、ル
ープフィルタ(LPF)14にて雑音成分が除去され、
位相制御信号i2となり、VCO15に入力し、VCO
15から再生搬送波信号j1を出力させる。
【0007】次に、非同期時では、十分広い同期引き込
み範囲を確保するため、所望の信号点から得た位相制御
情報のみをVCO15に帰還させ、所望の信号点以外か
ら得た位相制御情報は直前の有効な情報に置換するよう
に動作する。即ち、A/D変換器3(4)の出力ディジ
タル信号(c1〜c4、d1〜d4)の全てを論理回路
5に入力し、所望の信号点を検出する。論理回路5の出
力e1は検出時「0」レベル、非検出時「1」レベルと
なる。従って、非同期時では、論理積回路9の出力e2
は、論理回路5の出力e1の信号レベルに応じて「0」
または「1」の何れかとなる。その結果、論理積回路9
の出力e2と再生クロックh3との論理和を取る論理和
回路10の出力e3は、所望の信号点を検出した時にの
み再生クロックh3を出力し、非検出の場合は「1」レ
ベル固定となる。
【0008】要するに、搬送波非同期時には、所望の信
号点が検出できた時その信号点から得た位相制御信号g
がF/F11に取り込まれ、リタイミングされてVCO
15に帰還される一方、所望の信号点が検出できない時
は不検出となった直前の位相制御信号gがF/F11に
記憶保持され、それに基づきVCO15が動作するので
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディジ
タル化した搬送波同期回路は、搬送波同期時では、全て
の信号点から位相制御情報を得るようにしているが、誤
り率が大きくなると、ループ利得が低下して同期引き込
み範囲が減少するという問題がある。また、搬送波非同
期時では、所望の信号点のみから位相制御情報を得て同
期引き込み範囲の拡大を図っているが、これはノイズレ
ベルを増加させるという問題を惹起している。
【0010】例えば、16QAMの場合、位相制御を行
う所望の信号点を対角線上の8点とすると、約1/2の
確率で位相制御信号がホールドされるので、等価的なク
ロック周期は2倍となり、ノイズレベルは、通常状態と
比べて約3dB増加する。そのため、復調器の入力に雑
音などが付加されると、S/Nの劣化が大きくなり同期
引き込みができなくなる場合が生ずるので、改善が望ま
れている。
【0011】本発明の目的は、誤り率が大きくなっても
十分広い同期引き込み範囲を得ることができ、且つ、ノ
イズレベルを小さくできる搬送波同期回路を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の搬送波同期回路は次の如き構成を有する。即
ち、本発明の搬送波同期回路は、多値直交振幅変調方式
の復調器で用いられるディジタル化した搬送波同期回路
において; 振幅誤差信号を受けて誤り率を観測する誤
り率測定回路と; 前記誤り率測定回路の出力を受け
て、電圧制御発振器への位相制御信号を作成する信号点
を、誤り率が規定値以下のときは全ての信号点とする一
方、誤り率が規定値以上のときは所望の信号点とする場
合と全ての信号点とする場合とを所定の間隔で繰り返す
よう制御する切替回路と; を備えたことを特徴とする
のである。
【0013】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明の搬送波同
期回路の作用を説明する。本発明では、電圧制御発振器
への位相制御信号を、誤り率が規定値以下のときは全て
の信号点から作成する一方、誤り率が規定値以上のとき
(同期時と非同期時の双方を含む)は所望の信号点から
作成する場合と全ての信号点から作成する場合とを所定
の間隔で繰り返す。その結果、十分広い同期引き込み範
囲を確保でき、また、ノイズレベルの低減が図れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る搬送波同期回路
を示す。なお、復調器は従来例回路(図2)と同様に1
6値直交振幅復調器である。従って図1では従来例回路
と同一構成部分には同一符号を付してある。本発明で
は、誤り率測定回路12と切替回路13とを設け、切替
回路13の出力f2を論理積回路9に与えて同期時と非
同期時とを区別することなく動作するようにしてある。
以下、本発明に係る部分を中心に説明する。
【0015】誤り率測定回路12では、A/D変換器3
(4)の出力である同相成分(直交成分)の第1ビット
c1(d1)と振幅誤差信号d3(c3)とを受けて、
誤り率特性を測定し、それが規定値以上のときは(同期
時と非同期時を含む)出力f1を例えば「1」レベルに
し、規定値以下のときは(同期時である)出力f1を
「0」レベルにする。
【0016】切替回路13では、誤り率測定回路12の
出力f1を受けて、f1=「0」のときは、出力f2を
常時「0」レベルにする。その結果、従来と同様に、論
理積回路9の出力e2は、論理回路5の出力e1の信号
レベルと無関係に「0」レベルとなるので、論理和回路
10の出力e3は再生クロックh3となり、F/F11
には全信号点についての位相制御情報gが取り込まれ、
出力される。
【0017】一方、切替回路13では、誤り率測定回路
12の出力f1を受けて、f1=「1」のときは、出力
f2を所定の間隔で「1」レベルと「0」レベルを繰り
返す信号にする。その結果、f2=「0」の信号区間で
は、前記と同様に、F/F11には全信号点についての
位相制御情報gが取り込まれ、出力されるが、f2=
「1」の信号区間では、論理回路5の出力e1の信号レ
ベルが「0」のとき、即ち、所望の信号点が検出された
とき、その所望信号点についての位相制御情報gがF/
F11に取り込まれ、出力される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の搬送波同
期回路によれば、電圧制御発振器への位相制御信号を、
誤り率が規定値以下のときは全ての信号点から作成する
一方、誤り率が規定値以上のとき(同期時と非同期時の
双方を含む)は所望の信号点から作成する場合と全ての
信号点から作成する場合とを所定の間隔で繰り返すよう
にしたので、十分広い同期引き込み範囲を確保でき、ま
た、ノイズレベルの低減が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る搬送波同期回路の構成
ブロック図である。
【図2】従来の搬送波同期回路の構成ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 乗算器 2 乗算器 3 A/D変換器 4 A/D変換器 5 論理回路 6 排他的論理和回路 7 排他的論理和回路 8 減算器 9 論理積回路 10 論理和回路 11 フリップフロップ(F/F) 12 誤り率測定回路 13 切替回路 14 ローパスフィルタ(LPF) 15 電圧制御発振器(VCO) 16 クロック再生回路(CLK) 17 π/2移相器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 多値直交振幅変調方式の復調器で用いら
    れるディジタル化した搬送波同期回路において; 振幅
    誤差信号を受けて誤り率を観測する誤り率測定回路と;
    前記誤り率測定回路の出力を受けて、電圧制御発振器
    への位相制御信号を作成する信号点を、誤り率が規定値
    以下のときは全ての信号点とする一方、誤り率が規定値
    以上のときは所望の信号点とする場合と全ての信号点と
    する場合とを所定の間隔で繰り返すよう制御する切替回
    路と; を備えたことを特徴とする搬送波同期回路。
JP3183788A 1991-06-28 1991-06-28 搬送波同期回路 Expired - Lifetime JP2748727B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9242312B2 (en) 2003-06-06 2016-01-26 Electro Scientific Industries, Inc. Laser machining using a surfactant film

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9242312B2 (en) 2003-06-06 2016-01-26 Electro Scientific Industries, Inc. Laser machining using a surfactant film

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