JPH0514306Y2 - - Google Patents

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JPH0514306Y2
JPH0514306Y2 JP1988086828U JP8682888U JPH0514306Y2 JP H0514306 Y2 JPH0514306 Y2 JP H0514306Y2 JP 1988086828 U JP1988086828 U JP 1988086828U JP 8682888 U JP8682888 U JP 8682888U JP H0514306 Y2 JPH0514306 Y2 JP H0514306Y2
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electrode film
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は静電式表示装置の表示部を構成する静
電式表示素子に関するものであり、さらに詳しく
は一対の固定電極板に吸着、離反する可動電極フ
イルムの支持構造に関するものである。
(従来技術およびその問題点) 従来の構造を第6図に示す斜視図並びに第7図
に示すB−B断面図とともに説明する。
静電式表示素子は一対の固定電極板1,2とこ
れら固定電極板間にある可動電極フイルム3と、
可動電極フイルム3を保持するフイルムホルダ5
3,54と、フイルムホルダ53,54と固定電
極板間に位置するスペーサ41,42と、各電極
に電圧を印加するリード端子14,24,611
とからなる。
固定電極板1並びに2は金属板からなり、互い
に対向して設置され、各々の固定部11,21か
ら上方に向かつて互いに漸次近接して最近接部を
形成した後、漸次離隔して先端部13,23に至
る湾曲部12,22を有し、かつその対向面には
絶縁性色彩膜15,25が先端部から下方へ固定
部11,21近傍まで塗布されている。また固定
部11,21の下方には金属が露出したリード端
子14,24が設けられている。前記固定電極板
1,2間に有る可動電極フイルム3は柔軟な弾性
フイルム31の両面全体に金属膜電極32,33
を有している。この可動電極フイルム3の下方端
34は、導電性ゴムからなるフイルムホルダ5
3,54で挟持されるとともに、一方の導電性ゴ
ム53の背面には下方がリード端子化611され
た金属板61が配置されている。そしてこれらは
絶縁体からなるスペーサ41,42とその外側に
有る固定電極板1,2の固定部11,21に挟持
され、ビス71,72で固定することにより一対
の固定電極板並びに一枚の可動電極フイルムが
各々独立固定される。
これらリード端子14,24,611に所定の
電圧を印加すると可動電極フイルム3がいずれか
の固定電極板に吸着し、吸着しない側の固定電極
板に塗装されている色彩が表示される。すなわち
第8図に示すようにスイツチSを固定電極板2側
に接続すると、可動電極フイルム3が静電吸引力
によつて固定電極板1側に吸着されることによ
り、固定電極板2の色彩が表示される。この時可
動電極フイルムは、吸着した固定電極の色彩を表
示しないシヤツターの役割と、開口側Eから見て
吸着しない固定電極板の色彩を反射させる作用を
有している。スイツチSが中立な場合、可動電極
フイルムはいずれの固定電極板にも吸着せず直立
している。また第9図に示すようにスイツチSを
固定電極板1側に接続すると、上記と同じ作用で
固定電極板1の色彩が表示される。このように可
動電極フイルムは、静電吸引力に基づき吸着動作
を行う。
しかし、中立時に他からの応力がかかつている
と、固定電極板への吸着が正確に行われなくなる
可能性が有り、可動電極フイルムの製造並びにそ
のアツセンブリーには繊細な注意が必要であつ
た。上記従来例であると可動電極フイルム3の下
方端を挟持するフイルムホルダがゴムである為、
その外形寸法(特に厚み)のバラツキにより、外
部からの応力による歪を生じ易くなつたり、ある
いは良好な導通が得られなくなる可能性があつ
た。また、ゴム自体、熱膨張係数が比較的大きい
という性質を有していた。よつてアツセンブリー
時のビスの締め具合によつて部分的に歪んだり、
あるいは温度等の外的環境の変化により、その大
きさが多少なりとも変形する。そしてこの変形歪
が極薄である可動電極フイルムにシワ、シナリを
生じさせる原因となることがあつた。あるいはビ
スの締め具合により、良好な導通が得られないこ
とがあつた。可動電極フイルムは直立時には応力
のかからない中立状態でないと静電吸引力に基づ
く固定電極板への吸着離反動作に信頼性が低下す
ることは前述のとおりであるが、上記したシワ等
の発生も可動電極フイルムのスムーズな動作を阻
害する。この為、可動電極フイルムの吸着動作が
途中で止まつてしまつたり、あるいは吸着離反動
作が行えたり行えなかつたりと信頼性に欠ける表
示しかできなくなつてしまうことがあつた。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、可
動電極フイルムにシワ等を発生させる有害な応力
を生ぜしめず、あるいは可動電極フイルムに対し
良好な導通を確保することにより、固定電極板へ
の吸着、あるいは固定電極板からの離反の動作が
良好でかつ信頼性の向上した表示が行える静電式
表示素子を提供することを目的とするものであ
る。
(考案の構成) 本考案による静電式表示素子は、互いに対向し
て設置された対向面に絶縁性色彩膜を有する一対
の固定電極板と、これら固定電極板間にあつて柔
軟な弾性フイルムの両面に金属薄膜電極が施され
た可動電極フイルムと、この可動電極フイルムの
下端部両面を挟持するとともに電気的接続を行う
金属板で構成されたフイルムホルダと、このフイ
ルムホルダの少なくとも一方の背面に介在させた
弾性部材と、各電極に電圧を印加するリード端子
とを有することを特徴とするものである。
(考案の実施例) 本考案による実施例を図面とともに説明する。
尚、従来例と同じ構造部分については同番号を
付して説明する。
第1の実施例 第1の実施例を第1図の斜視図、第2図の第1
図A−A断面図とともに説明する。
固定電極1並びに2は金属板からなり、互いに
対向して設置され、各々の固定部11,21から
上方に向かつて互いに漸次近接して最近接部を形
成した後、漸次離隔して先端部13,23に至る
湾曲部12,22を有し、かつその対向面には絶
縁性色彩膜15,25が先端部から下方に固定部
11,21近傍まで塗布されている。また固定部
11,21の下方には一体的にリード端子14,
24が設けられている。前記固定電極板1,2間
に有る可動電極フイルム3は柔軟な弾性フイルム
31(例えばポリカーボネート)の両面全体に金
属薄膜電極32,33を有してしる。この可動電
極フイルム3の下方端34を挟持するフイルムホ
ルダ61,62は銅、真鍮等の金属板からなり、
その厚さは約0.5〜1.5mmである。そして可動電極
フイルムの下方端を2枚のフイルムホルダの下端
から1.5mm〜2.5mm引き上げておく。これによりこ
れらフイルムホルダ61,62は可動電極フイル
ム3の下方で接触するので相互の導通が得られ、
可動電極フイルム両面32,33が導通する。
(尚、図面では可動電極フイルムの厚みを厚く作
図しているのでフイルムホルダは接触していない
ように表われているが、実際上は両者は接触導通
している。) そして、フイルムホルダ62の背面には弾性部
材であるゴム体51を配置するとともに、フイル
ムホルダ61の背面並びにゴム体51の背面を絶
縁性樹脂からなるスペーサ41,42で挟持し、
更にその外側を固定電極板1,2の固定部11,
21で挟持し、ビス71,72で固定することに
より、一対の固定電極板並びに可動電極フイルム
が各々独立固定される。
第2の実施例 第2の実施例を第3図aの部分切欠斜視図とと
もに説明する。尚、本実施例以降は弾性フイルム
上の金属薄膜電極並びに固定電極板上の絶縁性色
彩膜は省略して説明する。
静電式表示素子は全体的には第1の実施例と略
同じ構造であるが、リード端子と一体成形したフ
イルムホルダの構造と弾性部材が異なつている。
すなわち、可動電極フイルム3の下方端を挟持す
るフイルムホルダ63はリード端子631と一体
形であり、かつ第3図bの展開図で示すように一
枚板をリード端子端部632で180°折り曲げた構
造を有している。このフイルムホルダはその一方
の背面に金属で弾性に富んだ波状板52を介在さ
せ、スペーサ41,42並びに固定電極板1,2
にて挟持する。
この実施例であると一対のフイルムホルダが連
結されて一体化しているので、フイルムの挟持が
容易となり、作業性の向上に寄与する。
第3の実施例 第3の実施例を第4図aの部分切欠斜視図とと
もに説明する。
静電式表示素子は全体的には第1の実施例と略
同じであるが、リード端子と一体成形したフイル
ムホルダの構造と、弾性部材が異なつている。す
なわち、第4図bの展開図で示すようにフイルム
ホルダ64はリード端子641を有するととも
に、一枚の細長い金属板を折り曲げ部642(金
属板の長手方向の中心部)を支点に180°折り曲げ
た構造を有している。
また、フイルムホルダ64の一方の背面には2
個のバネ座金531,532が配置されている。
そしてその外側をスペーサ41,42で挟むとと
もに、ビス71,72(72は図示せず)でバネ
座金531,532の中空部を貫通し締付け固定
される。この構造ではフイルムホルダ64が一体
構造であること、あるいはビスを弾性部材である
バネ座金に通すだけでよいので組立が容易とな
る。
第4の実施例 第4の実施例を第5図の部分切欠斜視図ととも
に説明する。
静電式表示素子は全体的には第1の実施例と略
同じ構造であるが、フイルムホルダ並びに弾性部
材の構造、配置が異なつている。すなわち一枚の
金属板8(通常のフイルムホルダの約2倍の長手
方向長さを有する)がその略中央で平板部分81
(フイルムホルダに相当する)と波状板部分82
(弾性部材に相当する)とに分かれており、この
略中央部分を起点として長手方向に180°折り曲げ
るとともに、可動電極フイルム3を貼付したフイ
ルムホルダ61を挟持した構造を有している。そ
してその外側をスペーサ41,42を挟むととも
に、ビスを螺着することにより、各部品が支持固
定される。この実施例であれば折り曲げた金属板
8自体に内方に向かうスプリング作用を有してい
るので、可動電極フイルムのホルダリングに優
れ、かつ組立も容易となる利点を有している。
(考案の作用並びに効果) 本考案によれば可動電極フイルムを、所定の厚
みを有する堅い金属板からなるフイルムホルダに
て挟持しているため、例えば組立時に固定電極板
間の距離を一定に保つためビス等の締め強度が多
少変化しても可動電極フイルムに大きな歪を伝え
ることはない。また、一般的に金属板はゴムより
も熱膨張係数が数倍から十数倍小さいため、温度
等の外的環境の変化に伴う膨張が小さく、この点
からも可動電極フイルムに大きな歪を伝えること
はない。また可動電極フイルムとの良好な導通を
確保することができる。さらに、弾性部材は導電
性を必要としないので、安価な材料で製作でき、
製造原価の引き下げに役立つ。よつて全体とし
て、フイルムホルダから可動電極フイルムへ有害
な応力をほとんど伝えないため、可動電極フイル
ムにシワ等を生ぜしめない。よつて動作時にこの
シワ等の発生、あるいは導通不良に起因する吸着
あるいは離反が行い難くなる、いわゆる不完全表
示の不良が低減し、よつて信頼性の高い静電式表
示素子を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図a,b、第4図
a,b、第5図は本考案の他の実施例を示す部分
切欠斜視図、第6図は従来例を示す斜視図、第7
図は第6図のB−B断面図、第8図、第9図は動
作メカニズムを説明する図である。 1,2は固定電極板、3は可動電極フイルム、
61,62は金属板、51はゴム、52は板バ
ネ、531,532はバネ座金、8は金属板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに対向して設置され、対向面に絶縁性色彩
    膜を有する一対の固定電極板と、こられ固定電極
    板間にあつて柔軟な弾性フイルムの両面に金属薄
    膜電極が施された可動電極フイルムと、この可動
    電極フイルムの下端部両面を挟持するとともに電
    気的接続を行う金属板で構成されたフイルムホル
    ダと、このフイルムホルダの少なくとも一方の背
    面に介在させた弾性部材と、各電極に電圧を印加
    するリード端子とを有する静電式表示素子。
JP1988086828U 1988-06-29 1988-06-29 Expired - Lifetime JPH0514306Y2 (ja)

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JP1988086828U JPH0514306Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29

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JPH0230983U JPH0230983U (ja) 1990-02-27
JPH0514306Y2 true JPH0514306Y2 (ja) 1993-04-16

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354185B2 (ja) * 1979-07-30 1988-10-27 Ricoh Kk

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JPS6354185U (ja) * 1986-09-26 1988-04-12

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JPS6354185B2 (ja) * 1979-07-30 1988-10-27 Ricoh Kk

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