JPH0642354Y2 - バイモルフユニット - Google Patents
バイモルフユニットInfo
- Publication number
- JPH0642354Y2 JPH0642354Y2 JP18546685U JP18546685U JPH0642354Y2 JP H0642354 Y2 JPH0642354 Y2 JP H0642354Y2 JP 18546685 U JP18546685 U JP 18546685U JP 18546685 U JP18546685 U JP 18546685U JP H0642354 Y2 JPH0642354 Y2 JP H0642354Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bimorph
- bimorph element
- pair
- piezoelectric
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は圧電材料に電圧を加えると変形をする逆圧電効
果を有する圧電バイモルフを使用した圧電バイモルフユ
ニットに関するものである。
果を有する圧電バイモルフを使用した圧電バイモルフユ
ニットに関するものである。
従来，圧電材料に電圧を加えると変形をし，又，逆に，
外力を加えて変形をさせると電圧が発生する逆圧電効
果，若しくは，圧電効果を有する圧電バイモルフが有
る。
外力を加えて変形をさせると電圧が発生する逆圧電効
果，若しくは，圧電効果を有する圧電バイモルフが有
る。
この圧電バイモルフの比較的低電圧で大きな変形（変
位）が得られる逆圧電効果を利用して，圧電リレー，光
学的微少調整機構，圧電ポンプ，圧電ファン等，種々の
分野に応用されているバイモルフユニットが従来から使
用されている。
位）が得られる逆圧電効果を利用して，圧電リレー，光
学的微少調整機構，圧電ポンプ，圧電ファン等，種々の
分野に応用されているバイモルフユニットが従来から使
用されている。
バイモルフユニットには，バイモルフ素子の一端を固定
し，他端を自由にし，その自由端を作用点とする片持ば
り型と，両端を固定し，中央部の変形を利用する両端固
定型とがある。この２種類のバイモルユニットのいずれ
においても固定部分が電気的接続と，機械的変形との接
続点として重要な部分となる。
し，他端を自由にし，その自由端を作用点とする片持ば
り型と，両端を固定し，中央部の変形を利用する両端固
定型とがある。この２種類のバイモルユニットのいずれ
においても固定部分が電気的接続と，機械的変形との接
続点として重要な部分となる。
そして，バイモルフ素子は一般に２枚の板状の圧電材料
を貼合せて構成されるが，その圧電材料の電極面からの
リード線の取り出し方は前記固定部分，若しくは変形部
分にリード線を半田付するか，あるいは，固定部分の一
部を導体で形成し，固定と同時に電気的接触を取り，固
定部を介してリード線を取り出す方法が一般的であっ
た。
を貼合せて構成されるが，その圧電材料の電極面からの
リード線の取り出し方は前記固定部分，若しくは変形部
分にリード線を半田付するか，あるいは，固定部分の一
部を導体で形成し，固定と同時に電気的接触を取り，固
定部を介してリード線を取り出す方法が一般的であっ
た。
ところで，前記リード線の取出し方の前者の場合半田付
の温度あるいは半田付の作業時間が適切でないと，圧電
材料の表面にマイクロクラックが発生し，バイモルフユ
ニットの性能の劣化や寿命の低下を招き，信頼性の上で
問題が発生していた。
の温度あるいは半田付の作業時間が適切でないと，圧電
材料の表面にマイクロクラックが発生し，バイモルフユ
ニットの性能の劣化や寿命の低下を招き，信頼性の上で
問題が発生していた。
又，後者の場合，機械的な固定と電気的接触を両立させ
る必要があり，機械的な精度が要求される。さらに，固
定部分の機械的な安定を補うのに，一般には接着剤の併
用が行われているが，接着層の存在は必然的に電気的な
接触を低下させることになり，機械的な固定と電気的接
触を両立させることが困難であった。
る必要があり，機械的な精度が要求される。さらに，固
定部分の機械的な安定を補うのに，一般には接着剤の併
用が行われているが，接着層の存在は必然的に電気的な
接触を低下させることになり，機械的な固定と電気的接
触を両立させることが困難であった。
本考案は，外部の電気回路と接続される電極端子と，そ
の電極端子と接続した弾性からなる１対のピン端子とを
設けた固定部材に,1対の圧電材料を貼合せて構成したバ
イモルフ素子の一端を片持梁状に固着し，そのバイモル
フ素子の両面に前記貼合面を中間にして前記ピン端子を
挾圧接触せしめて前記の問題を解決したものである。本
考案によれば、中間金属板を挟んで１対の圧電材料を貼
合わせて構成したバイモルフ素子を、その一端で固定部
材に片持梁状に固定し、該１対の圧電材料の外部電気回
路からの電圧を加えるようにしたバイモルフユニットに
於いて、弾性片からなる互いに電気絶縁された対のピン
端子を、前記外部電気回路に接続さるべき一端が前記固
定部材の前記バイモルフ素子を固定する部分の両側に内
方に挿入した形で込み固定され、他端が該バイモルフ素
子を挾圧接触するように設けて成ることを特徴とするバ
イモルフユニットが得られる。
の電極端子と接続した弾性からなる１対のピン端子とを
設けた固定部材に,1対の圧電材料を貼合せて構成したバ
イモルフ素子の一端を片持梁状に固着し，そのバイモル
フ素子の両面に前記貼合面を中間にして前記ピン端子を
挾圧接触せしめて前記の問題を解決したものである。本
考案によれば、中間金属板を挟んで１対の圧電材料を貼
合わせて構成したバイモルフ素子を、その一端で固定部
材に片持梁状に固定し、該１対の圧電材料の外部電気回
路からの電圧を加えるようにしたバイモルフユニットに
於いて、弾性片からなる互いに電気絶縁された対のピン
端子を、前記外部電気回路に接続さるべき一端が前記固
定部材の前記バイモルフ素子を固定する部分の両側に内
方に挿入した形で込み固定され、他端が該バイモルフ素
子を挾圧接触するように設けて成ることを特徴とするバ
イモルフユニットが得られる。
〔実施例〕 以下，本考案を実施例にもとづいて説明する。第１図は
全体斜視図，第２図は分解斜視図で，固定部材10には，
弾性板から成り先端がｖ字状になった１対のピン端子11
a,11bと，そのピン端子11a,11bと固定部材の内部で接続
された電極端子12とが設けてある。前記１対のピン端子
11a,11bは，先端が固定部材10のスリット13に挿入され
るバイモルフ素子14を挾圧接触するものである。バイモ
ルフ素子14は中間金属板15を間にした１対の板状の圧電
材料16a,16bを貼合わせて構成される。
全体斜視図，第２図は分解斜視図で，固定部材10には，
弾性板から成り先端がｖ字状になった１対のピン端子11
a,11bと，そのピン端子11a,11bと固定部材の内部で接続
された電極端子12とが設けてある。前記１対のピン端子
11a,11bは，先端が固定部材10のスリット13に挿入され
るバイモルフ素子14を挾圧接触するものである。バイモ
ルフ素子14は中間金属板15を間にした１対の板状の圧電
材料16a,16bを貼合わせて構成される。
この様な構成において，電極端子12を介して１対のピン
端子11a,11bに電圧を加えるとバイモルフ素子14が面方
向に湾曲し，その湾曲により図示しない圧電リレー等を
作動させる。
端子11a,11bに電圧を加えるとバイモルフ素子14が面方
向に湾曲し，その湾曲により図示しない圧電リレー等を
作動させる。
バイモルフ素子14は１対の圧電材料16a,16bで構成され
ているが，その接合には，第３図に示す直列駆動と，第
４図に示す並列駆動とがある。直列駆動の場合はバイモ
ルフ素子14の両面に正負の電極を接続してある。並列駆
動の場合はバイモルフ素子の両面に正の電極を，中間金
属板15に負の電極を夫々接続してある。
ているが，その接合には，第３図に示す直列駆動と，第
４図に示す並列駆動とがある。直列駆動の場合はバイモ
ルフ素子14の両面に正負の電極を接続してある。並列駆
動の場合はバイモルフ素子の両面に正の電極を，中間金
属板15に負の電極を夫々接続してある。
並列駆動の場合の具体的な構造は第５図に示すように，
圧電材料16a,16bの中間金属板15にリード線17を接続し
てある。又，電極端子12には外部の電気回路に接続する
ためのリード線18が接続してある。
圧電材料16a,16bの中間金属板15にリード線17を接続し
てある。又，電極端子12には外部の電気回路に接続する
ためのリード線18が接続してある。
以上の様に本考案によると，バイモルフ素子を１対のピ
ン端子の弾力を利用して挾圧接触せしめた構造であるか
ら，バイモルフ素子が変位しても，それに追従してピン
端子が接触しているので，電気的接続が確実に保証され
たバイモルフユニットを提供出来る。且つ、ピン端子は
常にバイモルフ素子をその中立位置に戻すように押して
いるので、バイモルフ素子が変位するとその挿入固定部
分に生じるかも知れないの損傷を軽減する効果がある。
ン端子の弾力を利用して挾圧接触せしめた構造であるか
ら，バイモルフ素子が変位しても，それに追従してピン
端子が接触しているので，電気的接続が確実に保証され
たバイモルフユニットを提供出来る。且つ、ピン端子は
常にバイモルフ素子をその中立位置に戻すように押して
いるので、バイモルフ素子が変位するとその挿入固定部
分に生じるかも知れないの損傷を軽減する効果がある。
図面は本考案の実施例で，第１図は全体斜視図，第２図
は一部分分解斜視図，第３図，第４図は電気接続図，第
５図は第４図に対応した全体背面斜視図である。 図中,10は固定部材,11a,11bはピン端子,12は電極端子,1
4はバイモルフ素子,15は中間金属板,16a,16bは圧電材
料,17,18はリード線である。
は一部分分解斜視図，第３図，第４図は電気接続図，第
５図は第４図に対応した全体背面斜視図である。 図中,10は固定部材,11a,11bはピン端子,12は電極端子,1
4はバイモルフ素子,15は中間金属板,16a,16bは圧電材
料,17,18はリード線である。
Claims (1)
- 【請求項１】中間金属板を挟んで１対の圧電材料を貼合
わせて構成したバイモルフ素子を、その一端で固定部材
に片持梁状に固定し、該１対の圧電材料に外部電気回路
からの電圧を加えるようにしたバイモルフユニットに於
いて、 弾性片からなる互いに電気絶縁された対のピン端子を、
前記外部電気回路に接続さるべき一端が前記固定部材の
前記バイモルフ素子を固定する部分の両側に埋込み固定
され、他端が該バイモルフ素子を挾圧接触するように設
けて成ることを特徴とするバイモルフユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18546685U JPH0642354Y2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | バイモルフユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18546685U JPH0642354Y2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | バイモルフユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6294662U JPS6294662U (ja) | 1987-06-17 |
| JPH0642354Y2 true JPH0642354Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31134117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18546685U Expired - Lifetime JPH0642354Y2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | バイモルフユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642354Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014007088A1 (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-09 | 株式会社村田製作所 | 圧電ファン |
-
1985
- 1985-12-03 JP JP18546685U patent/JPH0642354Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6294662U (ja) | 1987-06-17 |
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