JPH1172504A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

Info

Publication number
JPH1172504A
JPH1172504A JP23288097A JP23288097A JPH1172504A JP H1172504 A JPH1172504 A JP H1172504A JP 23288097 A JP23288097 A JP 23288097A JP 23288097 A JP23288097 A JP 23288097A JP H1172504 A JPH1172504 A JP H1172504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
acceleration
acceleration sensor
arc
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23288097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Kobayashi
義信 小林
Hideo Mori
秀夫 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP23288097A priority Critical patent/JPH1172504A/ja
Publication of JPH1172504A publication Critical patent/JPH1172504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加速度に対応した分極出力が大きくなって高
感度化を達成できるとともに、コストが安価な加速度セ
ンサを提供する。 【解決手段】 長尺板状に形成されて一面に信号取出電
極11aを形成した素子エレメント11の一対の各他面
11bを互いに対面接合した圧電素子1と、圧電素子1
の両端部1a,1aを支持する支持部2とを備え、圧電
素子1が加速度方向へ撓んで分極されて電気信号を出力
する加速度センサにおいて、前記両端部1a,1aが撓
みに基づいて変位自在に可動し得るよう前記圧電素子1
を支持する円弧状突起23が、前記支持部2に設けられ
た構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分極されて電気信
号を出力する圧電素子を用いた加速度センサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加速度センサとして、図
5及び図6に示す構成のものが存在する。このものは、
長尺板状に形成されて一面に信号取出電極A11を形成し
た素子エレメントA1の一対の各他面A12を互いに対面
接合した圧電素子Aと、圧電素子Aの両端部を支持する
支持部Bとを備えている。
【0003】さらに詳しくは、圧電素子Aが加速度方向
へ撓んで分極されて電気信号を両信号取出電極A11,A
11に出力する。また、支持部Bは一片B11と、その一片
B11の両端部から突出した両対向片B12とを有した支持
片B1の一対で構成されて、圧電素子Aは両端部が両対
向片B12でもって可動せず完全に固定された状態で固定
支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の加速度
センサでは、加速度が印加されたとき、圧電素子Aが加
速度方向へ撓んで分極されて電荷を発生し、加速度に対
応した電圧である電気信号が両信号取出電極A11,A11
に出力され、その電気信号を取り出して加速度を検知で
きる。
【0005】しかしながら、図6に示すように、圧電素
子Aは両端部が固定支持されて変位自在に可動できない
ので、加速度が印加されたとき、中央部が加速度方向へ
向かって凸状に撓み、両端部側が加速度方向に対して反
対方向へ向かって凸状に撓む。従って、図中におけるA
2領域が伸長し、またA3領域が圧縮されるので、各領域
で分極されて発生した電荷が互いに相殺されて、両信号
取出電極A11,A11から出力される電気信号が弱くなっ
て、加速度を検知する検知感度が低下する。
【0006】また、検知感度の低下を防止する加速度セ
ンサが特願平6−273439号にて提案されている。
このものは、圧電素子AがA2領域及びA3領域にて板厚
方向における互いに逆方向へそれぞれ分極して、各領域
で発生した電荷が互いに相殺されることを防止している
が、圧電素子Aを製造する製造工程が複雑になってコス
トが高くなる。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、加速度に対応した電気信
号が強くなって高感度化を達成できるとともに、コスト
が安価な加速度センサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、長尺板状に形成されて
一面に信号取出電極を形成した素子エレメントの一対の
各他面を互いに対面接合した圧電素子と、圧電素子の両
端部を支持する支持部とを備え、圧電素子が加速度方向
へ撓んで分極されて電気信号を出力する加速度センサに
おいて、前記両端部が撓みに基づいて変位自在に可動し
得るよう前記圧電素子を支持する可動支持手段は、前記
支持部に設けられた構成にしてある。
【0009】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記可動支持手段はゴム弾性を有した弾性
接着剤でもって形成された構成にしてある。
【0010】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記支持部は互いに対向した両側壁を有し
て前記圧電素子が挿入される開口部が設けられるととも
に、前記可動支持手段は略円弧状に形成されて、両側壁
の各一端部及び各他端部から開口部へ向かってそれぞれ
突設された円弧状突起でもって形成された構成にしてあ
る。
【0011】請求項4記載のものは、請求項3記載のも
のにおいて、前記圧電素子の各信号取出電極に接続して
ゴム弾性を有した導電性接着剤は、前記円弧状突起の対
応位置に設けられた構成にしてある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
4に基づいて以下に説明する。
【0013】1は圧電素子で、両端部1a,1aを有し
て、一対の素子エレメント11,11の各他面11bが
互いに対面接合され一体化されて構成される。各素子エ
レメント11は、圧電セラミックにより、一面及び他面
11bを有した長尺板状に形成され、薄膜状の金属から
なる信号取出電極11aが一面に、同様に薄膜状の金属
からなる中間電極が他面11bにそれぞれ形成される。
そして、加速度が印加されたとき、加速度方向へ撓んで
両端部1a,1aが変位して可動するとともに分極され
て、電気信号を両一面に形成された両信号取出電極11
a,11aに出力する。
【0014】2は支持部で、絶縁性の樹脂により、略直
方体状に形成され、略中央部に開口部21が設けられ
て、互いに対向して一方側壁22a及び他方側壁22b
からなる両側壁22a,22bが長手方向へ沿って形成
される。さらに、略円弧状に形成された円弧状突起23
が、両側壁22a,22bの各一端部22c及び各他端
部22dから開口部21へ向かってそれぞれ互いに対向
した状態で突設されて、可動支持手段を形成する。
【0015】そして、図2及び図3に示すように、厚さ
方向へ向かって切り欠かれて底部24aを有した切り欠
き部24が、一方側壁22aの一端部22cにおける円
弧状突起23の対応位置に凹設されて、金属からなるメ
ッキパターン24bが底部24aに形成される。同様
に、切り欠き部24が他方側壁22bの他端部22dに
おける円弧状突起23の対応位置にも凹設されて、メッ
キパターン24bが底部24aに形成される。
【0016】3は導電性接着剤で、ゴム弾性を有したウ
レタン又はシリコン系の樹脂により、導電性を有して、
支持部2の両切り欠き部24、24に設けられて、すな
わち円弧状突起23の対応位置に設けられて、それぞれ
がメッキパターン24bと電気的に接続する。カバー4
は、樹脂により、圧電素子1及び支持部2をカバーす
る。
【0017】ここで、圧電素子1は支持部2の開口部2
1に挿入されて、互いに対向した両円弧状突起23,2
3間に圧入される。そして、各端部1aが両円弧状突起
23,23の円弧先端部に接触し線接触状態で支持され
るとともに、各信号取出電極11aが各切り欠き部24
に設けられた導電性接着剤3と接触して、各メッキパタ
ーン24bとそれぞれ電気的に接続する。
【0018】このものの動作を説明する。図4に示すよ
うに、支持部2の両円弧状突起23,23間に圧入され
た圧電素子1は、各端部1aが両円弧状突起23,23
によって線接触状態で支持されるので、両端部1a,1
aが拘束されることなく摺動して可動し得る。従って、
加速度が印加されて撓みを生じたとき、両端部1a,1
aが変位自在に可動して、中央部1b及び両端部1a,
1aのいづれもが加速度方向へ向かって凸状に撓み、一
方の素子エレメント11が伸長し、他方の素子エレメン
ト11が一方と比較して圧縮されて、両信号取出電極1
1a,11aに出力される電気信号が強くなる。
【0019】支持部2の両切り欠き部24,24に設け
られた各導電性接着剤3は、ゴム弾性を有しているの
で、圧電素子1の変位に対してその変位を妨げることな
く弾性変形して、かつ剥がれることがない。そして、電
気信号が各信号取出電極11a、及び各導電性接着剤3
を介して各メッキパターン24bに伝達されて、加速度
が検知される。
【0020】かかる一実施形態の加速度センサにあって
は、上記したように、圧電素子1の両端部1a,1aが
変位自在に可動し得るよう可動支持手段が支持部2に設
けられて、圧電素子1を支持するから、圧電素子1の中
央部1b及び両端部1a,1aが共に加速度方向へ撓ん
で、一対の素子エレメント11,11のうち一方が伸長
し他方が圧縮されて、電気信号が強くなって高感度化を
達成することができる。
【0021】また、両側壁22a,22bを有した開口
部21が支持部2に設けられるとともに、可動支持手段
が両側壁22a,22bの各一端部22c及び各他端部
22dから開口部21へ向かってそれぞれ突設された円
弧状突起23でもって形成されたから、円弧状突起23
が圧電素子1を円弧先端部で線接触支持し、圧電素子1
の各端部1aが加速度印加時に両円弧状突起23,23
と摺動して、両端部1a,1aを変位自在に確実に可動
させることができる。
【0022】また、ゴム弾性を有した導電性接着剤3が
円弧状突起23の対応位置に設けられて、各信号取出電
極11aに接続したから、導電性接着剤3が加速度印加
時に圧電素子1の変位を妨げることなく弾性変形して、
円弧状突起23が圧電素子1を可動し得るよう支持した
うえで、かつ各信号取出電極11aから電気信号を容易
に取り出すことができる。
【0023】なお、本実施形態では、両端部1a,1a
が撓みに基づいて変位自在に可動し得るよう圧電素子1
を支持する可動支持手段を、略円弧状に形成された円弧
状突起23でもって形成したが、支持部2に設けられて
ゴム弾性を有した弾性接着剤でもって形成してもよく、
限定されない。
【0024】また、本実施形態では、可動支持手段を略
円弧状に形成された円弧状突起23でもって形成した
が、円弧状突起23でなくてもよく、両端部1a,1a
が撓みに基づいて変位自在に可動し得るよう圧電素子1
を支持すればよく、限定されない。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載のものは、圧電素子の両端
部が変位自在に可動し得るよう可動支持手段が支持部に
設けられて圧電素子を支持するから、圧電素子の中央部
及び両端部が共に加速度方向へ撓んで、一対の素子エレ
メントのうちどちらか一方が伸長し他方が圧縮されて、
電気信号が強くなって高感度化を達成することができ
る。
【0026】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、可動支持手段がゴム弾性を有した弾
性接着剤でもって形成されたから、圧電素子を支持する
弾性接着剤が加速度印加時に弾性変形して、圧電素子の
両端部を変位自在に簡単な構成で容易に可動させること
ができる。
【0027】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、両側壁を有した開口部が支持部に設
けられるとともに、可動支持手段が両側壁の各一端部及
び各他端部から開口部へ向かってそれぞれ突設された円
弧状突起でもって形成されたから、円弧状突起が圧電素
子を円弧先端部で線接触支持し、圧電素子の各端部が加
速度印加時に両円弧状突起と摺動して、両端部を変位自
在に確実に可動させることができる。
【0028】請求項4記載のものは、請求項3記載のも
のの効果に加えて、ゴム弾性を有した導電性接着剤が円
弧状突起の対応位置に設けられて、圧電素子の各信号取
出電極に接続したから、導電性接着剤が加速度印加時に
圧電素子の変位を妨げることなく弾性変形して、円弧状
突起が圧電素子を可動し得るよう支持したうえで、かつ
各信号取出電極から電気信号を容易に取り出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】同上の圧電素子の一端部が支持部で支持された
拡大正面図である。
【図3】同上の圧電素子の一端部が支持部で支持された
拡大断面図である(図2におけるX−X断面矢視図)。
【図4】同上の加速度が印加された状態の圧電素子の概
念図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】同上の加速度が印加された状態の圧電素子の正
面図である。
【符号の説明】
1 圧電素子 1a,1a 両端部 11 素子エレメント 11a 信号取出電極 11b 他面 2 支持部 21 開口部 22a,22b 両側壁 22c 一端部 22d 他端部 23 円弧状突起(可動支持手段) 3 導電性接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺板状に形成されて一面に信号取出電
    極を形成した素子エレメントの一対の各他面を互いに対
    面接合した圧電素子と、圧電素子の両端部を支持する支
    持部とを備え、圧電素子が加速度方向へ撓んで分極され
    て電気信号を出力する加速度センサにおいて、 前記両端部が撓みに基づいて変位自在に可動し得るよう
    前記圧電素子を支持する可動支持手段は、前記支持部に
    設けられたことを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記可動支持手段は、ゴム弾性を有した
    弾性接着剤でもって形成されてなることを特徴とする請
    求項1記載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記支持部は互いに対向した両側壁を有
    して前記圧電素子が挿入される開口部が設けられるとと
    もに、前記可動支持手段は略円弧状に形成されて、両側
    壁の各一端部及び各他端部から開口部へ向かってそれぞ
    れ突設された円弧状突起でもって形成されてなることを
    特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記圧電素子の各信号取出電極に接続し
    てゴム弾性を有した導電性接着剤は、前記円弧状突起の
    対応位置に設けられたことを特徴とする請求項3記載の
    加速度センサ。
JP23288097A 1997-08-28 1997-08-28 加速度センサ Pending JPH1172504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23288097A JPH1172504A (ja) 1997-08-28 1997-08-28 加速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23288097A JPH1172504A (ja) 1997-08-28 1997-08-28 加速度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1172504A true JPH1172504A (ja) 1999-03-16

Family

ID=16946292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23288097A Pending JPH1172504A (ja) 1997-08-28 1997-08-28 加速度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1172504A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031048A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Seiko Instruments Inc 圧電型加速度センサ
WO2014049638A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置、振動素子、及び半導体装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031048A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Seiko Instruments Inc 圧電型加速度センサ
WO2014049638A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置、振動素子、及び半導体装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI392168B (zh) Insert pieces
EP3827738A1 (en) Electronic and wearable device
JP3601252B2 (ja) ノックセンサ
KR101558266B1 (ko) 커넥터
JP2002142331A (ja) フレキシブル回路体取出し構造
JPH1172504A (ja) 加速度センサ
JP2003045521A (ja) 電気接続用端子及びこれを用いた電気コネクタ
JPH10185946A (ja) 静電容量型センサ
KR101812421B1 (ko) 전자부품 접속용 커넥터
JPH11288769A (ja) コネクタ
JPH08273720A (ja) 電子部品の端子部接続構造
JP2002170615A (ja) 電気接続用端子
JPH11272810A (ja) コネクターに内蔵されていてスマートカードの有無を検出する小型電気スイッチ
JPS5849546Y2 (ja) プッシュオン式スイッチ
JP3346261B2 (ja) 圧電センサ
US20230238722A1 (en) Connection device
JP2976648B2 (ja) プッシュスイッチ
JPH10155789A (ja) 超音波探触子
JPH10321073A (ja) スイッチ装置
KR20170110339A (ko) 압전 소자를 이용한 햅틱 모듈
JP3282934B2 (ja) 加速度センサー
JP2004192962A (ja) コンタクト
JP2024050058A (ja) コネクタ、コネクタ組立体および接続方法
JP4878172B2 (ja) 電子時計
JPH11126532A (ja) 接点構造