JPH0514089A - Agc増幅回路 - Google Patents

Agc増幅回路

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Publication number
JPH0514089A
JPH0514089A JP3157257A JP15725791A JPH0514089A JP H0514089 A JPH0514089 A JP H0514089A JP 3157257 A JP3157257 A JP 3157257A JP 15725791 A JP15725791 A JP 15725791A JP H0514089 A JPH0514089 A JP H0514089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
circuit
amplifier
voltage
power
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3157257A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yamamoto
聡 山本
Osamu Nara
修 奈良
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 AGC増幅回路に関し、ループ時定数が長い
AGC増幅器において、電源投入時にAGC動作状態に
達するまでの引込み時間を短縮することを目的とする。 【構成】 基準電圧供給回路6は、利得可変増幅器1を
制御する制御電圧Vcの動作点VCOに等しい直流電圧V
ref2を出力する。パワーオンセット回路7は、電源投入
によって動作し該直流電圧Vref2を所定時間だけ、帰還
ループの低域フィルタ5の出力に接続して、コンデンサ
を急速に充電した後、切り離す。ループ安定時間+コン
デンサ充電時間でループ引込みが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AGC増幅回路に係
り、特に電源投入時のループ引込み時間を短縮したAG
C増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】通信システムの伝送装置等では、入力信
号の変動に無関係に一定の出力信号を得るためにAGC
増幅回路が多用されている。
【0003】図1は本発明のAGC増幅回路の構成図で
ある。従来のAGC増幅回路は、図1において一点鎖線
で囲まれた部分に相当するので、この図を用いて従来技
術を説明する。
【0004】1は利得可変増幅器、2はピーク検出器、
3は差動増幅器、4は参照電圧源、5は低域フィルタで
ある。図において、入力信号Vi は利得可変増幅器1で
増幅されて、出力端子に出力信号Vout を生じる。出力
信号Vout の一部は、ピーク検出器2を経て整流されて
入力信号の包絡線に対応してゆるやかに変化する直流電
圧を生じる。この直流電圧は、差動増幅器3に加えられ
て、一定の直流基準電圧Vref1と比較され、誤差分が伸
長される。差動増幅器3の出力電圧は低域フイルタ5に
加えられて、高速変動分が平滑化されたあと制御電圧と
して利得可変増幅器の制御端子に加えら、利得を変化さ
せる。従って、基準電圧器Vref1を所要の値に設定する
ことによって、入力信号Vi の変動を圧縮し、出力信号
Vout を所望の一定値になるように制御することができ
る。
【0005】図の回路において、入力信号Vi の変化分
に対する制御電圧Vc の変化分をΔVc 、出力信号Vou
t の変化分をΔVout とすると、入力信号レベルの変動
と出力信号レベルの変動との関係は、次式によって表さ
れる。
【0006】ΔVout /ΔVc={μ/(1+μβ)}
─(1) (1) 式において、μβはAGC系の信号のエンベロープ
周波数に関するループ利得であって、近似的には次式で
表される。
【0007】μβ=μβ(0)/(1+jω/ω1
─(2) 上式において、μβ(0)は直流でのループゲイン、ω
1 は低域フィルタの遮断角周波数、従って1/ω1 は低
域フィルタの時定数である。入力変動に対して出力変動
を小さく抑えて、出力信号を一定に保つためには、(1)
式からμβを大きくすることが有効である。そして、μ
βが大きい場合に、系を安定に保つためには(2) 式にお
けるω1 をできるだけ小さく、即ち、低域フィルタの時
定数τ1 を大きくする必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記システ
ムをLSIで構成した場合には、利得可変増幅1に加え
る利得制御電圧Vcが或る直流動作点VCOを中心として
変化するように直流増幅器3の出力レベルが設定され
る。即ち、誤差信号が0の場合に利得可変増幅器1に印
加される電圧がVCOであり、制御電圧はこの動作点を中
心に上下に変化することによって、利得が増減する。
【0009】一方、系の安定性を確保するために低域フ
イルタ5の時定数τ1 を大きくすることは、CとRの値
を大きくすることを意味する。すると、システムち上げ
のために電源投入したときには、低域フィルタ5のコン
デンサCが充電していないため制御電圧Vc は0Vであ
り、以後時定数τ1 に従って充電して制御電圧の動作点
COに達する。時定数τ1 が長い場合には、この充電時
間がループ引込み時間の大部分を占め、システムが安定
するまで時間がかかるという問題があった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み創出されたもの
で、ループ時定数が長いAGC増幅回路において、電源
投入時にAGC動作状態に達するまでの引込み時間を短
縮することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明のAGC増
幅回路の原理構成図である。上記問題点は図1に示すよ
うに、制御電圧に従って利得が変化する利得可変増幅器
1と、該利得可変増幅器の出力を整流するピーク検出器
2と、該ピーク検出器2の出力と参照電圧Vref1との差
を増幅する直流増幅器3と、該直流増幅器3の出力が入
力され出力を制御電圧Vc として前記利得可変増幅器1
に印加する低域フイルタ5とを有し、変動する入力信号
Viが入力される該利得可変増幅器1の出力信号Vout
のレベルを一定に保つように制御するAGC増幅回路に
おいて、制御電圧の動作点VCOに等しい直流電圧Vref2
を出力する基準電圧供給回路6と、電源投入によって動
作し該基準電圧供給回路6の出力を所定時間だけ前記低
域フィルタ5の出力に接続するパワーオンセット回路7
とを設けたことを特徴とする本発明のAGC増幅回路に
より解決される。
【0012】
【作用】電源投入時に、パワーオンセット回路7を介し
て、低域フイルタ5の出力に基準電圧供給回路6が接続
されて低域フィルタのコンデンサが制御電圧の動作点V
COまで所定時間τ2 で強制的に充電されるので、時定数
τ1 の大きい低域フイルタを用いても、短い時間で制御
電圧が動作点VCOに達する。
【0013】そして所定時間τ2 後に他の回路が立ち上
がった時点で、パワーオンセット回路7は、基準電圧供
給回路6をループから切り離すので正常なループが形成
され、ループ安定時間でAGC動作の引込みが行われ
る。
【0014】従って、電源投入時にループ引込み要する
時間はτ2 +ループ安定時間となり、τ2 は低域フイル
タの時定数τ1 より十分小さいので全体の引込み時間を
大幅に短縮することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図により説明す
る。図2は本発明のAGC増幅回路の構成図である。
【0016】本発明のAGC増幅回路は、前述した従来
のAGC増幅回路に基準電圧供給回路とパワーオンセッ
ト回路を追加したものであり、この部分以外は従来の回
路と同様であるため説明は省略する。
【0017】図において、基準電圧供給回路6は利得可
変増幅器1の動作点電圧VCOに等しい直流電圧Vref2
発生するものである。パワーオンセット回路7は、コン
パレータ71と、電源投入により該コンパレータ71への一
方の入力電圧V1 を即座に発生せさせるための抵抗
1 ,R2 と、所定時間τ2 後に他方の入力電圧V2
発生させるための抵抗R3,R4 およびC2 と、コンパレ
ータ71の出力電圧Vp により制御されるスイッチ72とか
らなる。
【0018】次に動作を説明する。電源投入直後は、V
2 が0vであるため、即座に立ち上がった一方の入力V
1 によりコンパレータ71の出力電圧Vp は"H" となり、
スイッチ72は導通状態となるため、基準電圧供給回路6
からのVref2がスイッチ72を介して低域フイルタ5のコ
ンデンサC1 に印加される。電源投入前までは、0Vで
あった低域フイルタ5のコンデンサCはこの電圧によっ
て急速に制御電圧の動作点VCOまで充電される。一方コ
ンパレータの他方の入力電圧V2 は、時定数τ2 =R4
2後にV1 より大きくなるので、コンパレータ61の出
力Vpは"L" となりスイッチ72はオフとなって、基準電
圧供給回路6はループから切り離され、正常な引込み動
作が始まる。引込み動作は、制御電圧が動作点Vcoから
開始されるので、全体の引込み時間はτ2 +通常のルー
プ安定時間のみで済み、大幅に短縮することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明のAGC増幅
回路によれば、電源投入時に制御電圧の動作点に対応す
る直流電圧を強制的に印加して帰還回路の時定数回路を
急速に動作点電位まで立ち上げるので、引込み時間は極
めて短くなり、かつ安定なAGC動作を実現することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のAGC増幅回路の原理構成図
【図2】 本発明の実施例の構成図
【符号の説明】
1─利得可変増幅器、2─ピーク検出器、3─直流増幅
器、4─参照電圧源、5─低域フイルタ、6─基準電圧
供給回路、7─パワーオンセット回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 制御電圧Vc に従って利得が変化する利
    得可変増幅器(1) と、該利得可変増幅器(1) の出力を整
    流するピーク検出器(2) と、該ピーク検出器(2) の出力
    と参照電圧Vref1との差を増幅する直流増幅器(3) と、
    該直流増幅器(3) の出力が入力され出力を制御電圧Vc
    として前記利得可変増幅器(1) に印加する低域フイルタ
    (5) とを有し、変動する入力信号Viが入力される該利
    得可変増幅器(1) の出力信号Vout のレベルを一定に保
    つように制御するAGC増幅回路において、 制御電圧の動作点VCOに等しい直流電圧Vref2を出力す
    る基準電圧供給回路(6) と、電源投入によって動作し該
    基準電圧供給回路(6) の出力を所定時間だけ前記低域フ
    ィルタ(5) の出力に接続するパワーオンセット回路(7)
    とを設けたことを特徴とするAGC増幅回路。
JP3157257A 1991-06-28 1991-06-28 Agc増幅回路 Withdrawn JPH0514089A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3157257A JPH0514089A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 Agc増幅回路

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JP3157257A JPH0514089A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 Agc増幅回路

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JPH0514089A true JPH0514089A (ja) 1993-01-22

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ID=15645700

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3157257A Withdrawn JPH0514089A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 Agc増幅回路

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JP (1) JPH0514089A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5606284A (en) * 1994-08-26 1997-02-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Automatic gain control device for producing constant amplitude output signal
US6014058A (en) * 1997-09-02 2000-01-11 Nec Corporation High-speed AGC circuit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5606284A (en) * 1994-08-26 1997-02-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Automatic gain control device for producing constant amplitude output signal
US6014058A (en) * 1997-09-02 2000-01-11 Nec Corporation High-speed AGC circuit

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Effective date: 19980903