JPH11340762A - 自動レベル制御回路 - Google Patents

自動レベル制御回路

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JPH11340762A
JPH11340762A JP14182098A JP14182098A JPH11340762A JP H11340762 A JPH11340762 A JP H11340762A JP 14182098 A JP14182098 A JP 14182098A JP 14182098 A JP14182098 A JP 14182098A JP H11340762 A JPH11340762 A JP H11340762A
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JP
Japan
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output
variable attenuator
amplifier
voltage
automatic level
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Application number
JP14182098A
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Inventor
Hiroshi Kajikawa
博 梶川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低ビットレートの振幅変調成分を含んだ変調
方式では出力電力が安定するまでの時間が遅くなる等の
問題点があった。 【解決手段】 入力信号に減衰を与える可変減衰器3
と、可変減衰器3から出力された信号を増幅する増幅器
4と、増幅器4からの出力信号の一部を取り出し振幅変
動を平滑化して直流成分を出力する積分手段5〜10
と、バイアス電圧を出力するバイアス手段と、バースト
オンとなって電源が投入されたときは、前記バイアス手
段から出力されるバイアス電圧を制御電圧として可変減
衰器3へ供給し、所定時間後、積分手段から出力される
直流成分を制御電圧として可変減衰器3へ供給するアナ
ログスイッチ11とを備えた。 【効果】 低ビットレートの振幅変調成分を含んだ変調
方式においてもバーストオンとなってから短時間で出力
電力を安定させ、且つ温度変動に対しても十分追従でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル移動
体衛星端末等に用いられる送信機の自動レベル制御回路
(ALC回路)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動レベル制御回路について図面
を参照しながら説明する。図6は、例えば、特開平4−
96510号公報に示された従来の自動レベル制御回路
の構成を示す図である。
【0003】図6において、1は信号入力端子、2は信
号出力端子、3は信号入力端子1に入力されたキャリア
信号に減衰を与える可変減衰器、4は可変減衰器3で減
衰された信号を増幅する増幅器、6は信号出力端子2の
信号を検波する検波器、13は検波器6からの検波出力
電圧を保持するサンプルホールドIC、11はコントロ
ール信号A、BによりスイッチSW1、SW2をオンオ
フするアナログスイッチ、10はループアンプである。
また、8、14、15、及び16は抵抗、9はコンデン
サである。
【0004】つぎに、前述した従来の自動レベル制御回
路の動作について説明する。信号入力端子1より入力さ
れたキャリア信号は、可変減衰器3、増幅器4を介して
信号出力端子2に出力される。
【0005】信号出力端子2に出力される信号は、検波
器6で検波され、検波出力電圧の変化はサンプルホール
ドIC13と時定数回路とを介してループアンプ10に
フィードバックし、このループアンプ10の出力電圧で
可変減衰器3の減衰量を制御して信号出力端子2のレベ
ルを一定になるようにレベル制御している。
【0006】ここで、電源投入時等の初期出力設定階段
においては、アナログスイッチ11のSW1あるいはS
W2をオンにして周波数応答特性を速くして、安定状態
になった場合には通常の周波数応答特性に移行させて運
用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
自動レベル制御回路では、入力信号が無変調信号あるい
は高ビットレートの振幅変調においてバースト信号がオ
ンになってから出力電力が安定するまでの時間を速くす
ることはできたが、低ビットレートの振幅変調成分を含
んだ変調方式では出力電力が安定するまでの時間が遅く
なるか、あるいは安定するまでの何ビットかのデータを
失ってしまうという問題点があった。
【0008】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、低ビットレートの振幅変調成分を
含んだ変調方式においても短時間で出力電力を安定さ
せ、且つ温度変動に対しても十分追従できる自動レベル
制御回路を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動レベ
ル制御回路は、入力信号に減衰を与える可変減衰器と、
前記可変減衰器から出力された信号を増幅する増幅器
と、前記増幅器からの出力信号の一部を取り出し振幅変
動を平滑化して直流成分を出力する積分手段と、バイア
ス電圧を出力するバイアス手段と、バーストオンとなっ
て電源が投入されたときは、前記バイアス手段から出力
されるバイアス電圧を制御電圧として前記可変減衰器へ
供給し、所定時間後、前記積分手段から出力される直流
成分を制御電圧として前記可変減衰器へ供給するスイッ
チ手段とを備えたものである。
【0010】また、この発明に係る自動レベル制御回路
は、前記可変減衰器の代わりに、利得制御して出力電圧
を一定にする利得可変増幅器を備えたものである。
【0011】また、この発明に係る自動レベル制御回路
は、さらに、前記スイッチ手段と前記可変減衰器の制御
電圧端子間に接地され、オープンループからクローズル
ープへの切り替わり瞬時に前記可変減衰器に制御電圧を
供給するコンデンサを備えたものである。
【0012】さらに、この発明に係る自動レベル制御回
路は、前記積分手段が、前記増幅器の出力を一部取り出
すカップラと、前記カップラ出力を検波する検波器と、
前記検波器出力と基準電圧を比較する比較器と、前記比
較器出力の振幅変動を平滑化して直流成分を出力する積
分回路とを含むものである。
【0013】また、この発明に係る自動レベル制御回路
は、前記積分手段が、前記増幅器の出力を一部取り出す
カップラと、前記カップラ出力を検波する検波器と、前
記検波器出力と基準電圧を比較し、その比較出力の振幅
変動を平滑化して直流成分を出力する積分回路とを含む
ものである。
【0014】また、この発明に係る自動レベル制御回路
は、前記積分手段の代わりに、直流増幅率が有限で前記
積分手段と同じ機能を有する不完全積分手段を備えたも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る自動レベル制御回路(ALC回路)につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実
施の形態1に係る自動レベル制御回路の構成を示す図で
ある。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示
す。
【0016】図1において、1は信号入力端子、2は信
号出力端子、3は信号入力端子1に接続された可変減衰
器、4は可変減衰器3の出力端に接続された増幅器、5
は増幅器4の出力端に接続されたカップラである。
【0017】同図において、6はカップラ5の結合端子
に接続された検波器、7は検波器6の出力端に接続され
た比較器、8は比較器7の出力端に接続された抵抗、1
0はマイナス(−)入力端子に抵抗8が接続され、プラ
ス(+)入力端子が接地されたOPアンプ、9はOPア
ンプ10のマイナス入力端子と出力端子間に接続された
コンデンサ、11はOPアンプ10の出力端子とバイア
ス電圧を切り替えて可変減衰器3に制御電圧を印加する
ためのアナログスイッチ、12はバースト信号端子とア
ナログスイッチ11のスイッチ切り替え制御端子間に接
続された時定数回路である。
【0018】つぎに、この実施の形態1に係る自動レベ
ル制御回路の動作について説明する。
【0019】図1の回路において、バーストオンとなっ
て電源が投入された時、アナログスイッチ11はバイア
ス回路側に切り替わって、信号出力端子2の出力電圧を
調整する可変減衰器3の制御電圧端子にバイアス電圧V
biasを供給する。
【0020】ここで、ALC回路をオープンループにし
て可変減衰器3に制御電圧を印加することによって短時
間で出力電圧を立ち上げることができる。
【0021】このあと、時定数回路12でアナログスイ
ッチ11のスッチ切り替え制御電圧の立ち上がり時間を
遅らせて、OPアンプ10、抵抗8、コンデンサ9から
なる積分回路のコンデンサ9を十分充電させた後、アナ
ログスイッチ11によりオープンループからクローズル
ープに切り替える。
【0022】このALCクローズループ回路は、カップ
ラ5にて取り出された出力信号の一部を検波器6により
包絡線検波して、その検波電圧は比較器7を介して積分
回路に入力され、積分回路で低ビットレートの振幅変動
を平滑化し直流成分を可変減衰器3の制御電圧端子に入
力し、可変減衰器3の減衰量を制御して出力電圧を一定
にする。
【0023】これにより、低ビットレートの振幅変動成
分を含んだ変調方式においても、バースト信号オンとな
ってから短時間で立ち上げることができ、温度変動によ
る増幅器等の利得変動に追従でき、低ビットレートの振
幅変動に対しても安定した出力電圧が得られる。
【0024】すなわち、この実施の形態1に係る自動レ
ベル制御回路は、入力信号に減衰を与える可変減衰器3
と、前記可変減衰器3から出力された信号を増幅する増
幅器4と、前記増幅器4の出力を−部取り出すカップラ
5と、前記カップラ出力を検波する検波器6と、前記検
波器出力と基準電圧Vrefを比較する比較器7と、前記
比較器出力と抵抗8を介してマイナス入力端子に接続さ
れ且つプラス入力端子が接地されるOPアンプ10と、
前記OPアンプ10のマイナス入力端子と出力端子間に
接続されるコンデンサ9、前記OPアンプ出力端子とバ
イアス電圧Vbiasとを切り替えて前記可変減衰器3に制
御電圧を印加するためのアナログスイッチ11と、バー
スト信号端子と前記アナログスイッチ11のスイッチ切
り替え制御端子間に接続される時定数回路12を備えた
ものである。
【0025】そして、バーストオンとなって電源が投入
された時は、ALC回路はオープンループとなり、出力
電力を調整する可変減衰器3の制御電圧はオープンルー
プのバイアス回路により供給され、バーストオンになっ
てから短時間で出力電圧が立ち上がる。このあと、時定
数回路12でアナログスイッチ11のスイッチ切り替え
制御電圧の立ち上がり時間を遅らせて、クローズループ
内の積分回路のコンデンサ9を十分充電させた後、アナ
ログスイッチ11によりオープンループからクローズル
ープに切り替える。
【0026】上述したように、このALCクローズルー
プ回路は、カップラ5により取り出された出力信号の一
部を検波器6により包絡線検波して、その検波電圧は比
較器7を介して積分回路に入力され、積分回路で低ビッ
トレートの振幅変動を平滑化し直流成分を可変減衰器3
の制御電圧端子に入力し、可変減衰器3の減衰量を制御
して出力電圧を一定にする。
【0027】これにより、低ビットレートの振幅変動成
分を含んだ変調方式においても、バースト信号オンとな
ってから短時間で立ち上げることができ、温度変動によ
る増幅器等の利得変動に追従でき、低ビットレートの振
幅変動に対しても安定した出力電圧が得られるALC回
路が実現できる。
【0028】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る自動レベル制御回路(ALC回路)について図面を
参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態
2に係る自動レベル制御回路の構成を示す図である。
【0029】図2において、前述の実施の形態1の電気
回路のうち、可変減衰器3の代わりに、利得可変増幅器
17により出力電圧を一定に保つための利得調整をした
ものである。
【0030】この実施の形態2の動作については、上述
した実施の形態1と同様のアナログスイッチ11の出力
である利得調整制御電圧を利得可変増幅器17の制御電
圧端子に入力し、利得制御して出力電圧を一定にする。
【0031】この実施の形態2に係る自動レベル制御回
路における利点は、利得調整を増幅器17で行うことに
より、所望の出力電圧を得るのに必要な増幅器の段数を
減らせるため回路の小型化を図ることができる。
【0032】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る自動レベル制御回路(ALC回路)について図面を
参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態
3に係る自動レベル制御回路の構成を示す図である。
【0033】図3において、1は信号入力端子、2は信
号出力端子、3は信号入力端子1に接続された可変減衰
器、4は可変減衰器3の出力端に接続された増幅器、5
は増幅器4の出力端に接続されたカップラである。
【0034】また、同図において、6はカップラ5の結
合端子に接続された検波器、7は検波器6の出力端に接
続された比較器、8は比較器7の出力端に接続された抵
抗、10はマイナス入力端子に抵抗8が接続され、プラ
ス入力端子が接地されたOPアンプ、9はOPアンプ1
0のマイナス入力端子と出力端子間に接続されたコンデ
ンサ、11はOPアンプ10の出力端子とバイアス電圧
Vbiasを切り替えて可変減衰器3に制御電圧を印加する
ためのアナログスイッチ、12はバースト信号端子とア
ナログスイッチ11のスッチ切り替え制御端子間に接続
された時定数回路、18はアナログスイッチ11と可変
減衰器3の制御電圧端子間に接地されたコンデンサであ
る。
【0035】図3の構成において、上記実施の形態1と
同様に、バーストオンとなって電源が投入された時、ア
ナログスイッチ11はバイアス回路側に切り替わって、
出力電圧を調整する可変減衰器3の制御電圧端子にバイ
アス電圧Vbiasを供給する。
【0036】このあと、上記実施の形態1と同様に、時
定数回路12を介してアナログスイッチ11によってク
ローズループのALC回路に切り替わるが、切り替わり
瞬時の可変減衰器3の制御電圧はコンデンサ18により
供給される。
【0037】ALCクローズループ回路は、カップラ5
にて取り出された出力信号の一部を検波器6により包絡
線検波して、その検波電圧は比較器7を介して積分回路
に入力され、積分回路で低ビットレートの振幅変動を平
滑化し直流成分を可変減衰器3の制御電圧端子に入力
し、可変減衰器3の減衰量を制御して出力電圧を一定に
する。
【0038】この実施の形態3における利点は、アナロ
グスイッチ11と可変減衰器3の制御電圧端子の間に接
地したコンデンサ18を追加することにより、オープン
ループからクローズループに切り替わったときの瞬時の
出力電圧の変動を抑えることにある。
【0039】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る自動レベル制御回路(ALC回路)について図面を
参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態
4に係る自動レベル制御回路の構成を示す図である。
【0040】図4において、1は信号入力端子、2は信
号出力端子、3は信号入力端子1に接続された可変減衰
器、4は可変減衰器3の出力端に接続された増幅器、5
は増幅器4の出力端に接続されたカップラである。
【0041】また、同図において、6はカップラ5の結
合端子に接続された検波器、7は検波器6の出力端に接
続された比較器、8は比較器7の出力端に接続された抵
抗、10はマイナス入力端子に抵抗8が接続され、プラ
ス入力端子が接地されたOPアンプ、9はOPアンプ1
0のマイナス入力端子と出力端子間に接続されたコンデ
ンサ、19はコンデンサ9と並列接続された抵抗、11
はOPアンプ10の出力端子とバイアス電圧Vbiasを切
り替えて可変減衰器3に制御電圧を印加するためのアナ
ログスイッチ、12はバースト信号端子とアナログスイ
ッチ11のスッチ切り替え制御端子間に接続された時定
数回路である。
【0042】図4の構成において、上記の実施の形態1
と同様のALCクローズループ回路の比較器7の出力電
圧は、抵抗8、OPアンプ10、抵抗19とコンデンサ
9の並列回路からなる不完全積分回路を介して平滑化さ
れ、アナログスイッチ11を介して可変減衰器3の制御
電圧として供給される。なお、ALCオープンループ回
路及びオープンループからクローズループへの替え方法
は実施の形態1と同様である。
【0043】この実施の形態4における利点は、ALC
クローズループ回路内に不完全積分回路を使用すること
により、不完全積分回路の直流増幅率が有限となり、A
LCクローズ回路のループ利得が抑えられるため安定条
件を満たす回路構成を形成しやすいところにある。
【0044】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係る自動レベル制御回路(ALC回路)について図面を
参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態
5に係る自動レベル制御回路の構成を示す図である。
【0045】図5において、1は信号入力端子、2は信
号出力端子、3は信号入力端子1に接続された可変減衰
器、4は可変減衰器3の出力端に接続された増幅器、5
は増幅器4の出力端に接続されたカップラである。
【0046】また、同図において、6はカップラ5の結
合端子に接続された検波器、8は検波器6の出力端に接
続された抵抗、10はマイナス入力端子に抵抗8が接続
され、プラス入力端子に基準電圧Vrefが接続されたO
Pアンプ、9はOPアンプ10のマイナス入力端子と出
力端子間に接続されたコンデンサ、11はOPアンプ1
0の出力端子とバイアス電圧Vbiasを切り替えて可変減
衰器3に制御電圧を印加するためのアナログスイッチ、
12はバースト信号端子とアナログスイッチ11のスッ
チ切り替え制御端子間に接続された時定数回路である。
【0047】図5の構成において、上記の実施の形態1
と同様のALCクローズループ回路の検波器6の出力電
圧は、抵抗8、OPアンプ10、コンデンサ9からなる
積分回路を介して平滑化され、アナログスイッチ11を
介して可変減衰器3の制御電圧として供給される。
【0048】ここで、OPアンプ10のプラス入力端子
に基準電圧Vrefが印加されることにより、OPアンプ
10から積分回路は比較器としても動作し、出力電圧が
一定となるように検波器出力電圧と基準電圧Vrefが比
較される。なお、ALCオープンループ回路及びオープ
ンループからクローズループへの替え方法は実施の形態
1と同様である。
【0049】この実施の形態5における利点は、比較器
と積分回路をOPアンプ10からなる一回路で共通化す
ることにより、回路の小型化を図れることにある。
【0050】
【発明の効果】この発明に係る自動レベル制御回路は、
以上説明したとおり、入力信号に減衰を与える可変減衰
器と、前記可変減衰器から出力された信号を増幅する増
幅器と、前記増幅器からの出力信号の一部を取り出し振
幅変動を平滑化して直流成分を出力する積分手段と、バ
イアス電圧を出力するバイアス手段と、バーストオンと
なって電源が投入されたときは、前記バイアス手段から
出力されるバイアス電圧を制御電圧として前記可変減衰
器へ供給し、所定時間後、前記積分手段から出力される
直流成分を制御電圧として前記可変減衰器へ供給するス
イッチ手段とを備えたので、低ビットレートの振幅変調
成分を含んだ変調方式においてもバーストオンとなって
から短時間で出力電力を安定させ、且つ温度変動に対し
ても十分追従できるという効果を奏する。
【0051】また、この発明に係る自動レベル制御回路
は、以上説明したとおり、前記可変減衰器の代わりに、
利得制御して出力電圧を一定にする利得可変増幅器を備
えたので、所望の出力電圧を得るのに必要な増幅器の段
数を減らせ、回路の小型化を図ることができるという効
果を奏する。
【0052】また、この発明に係る自動レベル制御回路
は、以上説明したとおり、さらに、前記スイッチ手段と
前記可変減衰器の制御電圧端子間に接地され、オープン
ループからクローズループへの切り替わり瞬時に前記可
変減衰器に制御電圧を供給するコンデンサを備えたの
で、オープンループからクローズループに切り替わった
ときの瞬時の出力電圧の変動を抑えることができるとい
う効果を奏する。
【0053】さらに、この発明に係る自動レベル制御回
路は、以上説明したとおり、前記積分手段が、前記増幅
器の出力を一部取り出すカップラと、前記カップラ出力
を検波する検波器と、前記検波器出力と基準電圧を比較
する比較器と、前記比較器出力の振幅変動を平滑化して
直流成分を出力する積分回路とを含むので、低ビットレ
ートの振幅変調成分を含んだ変調方式においてもバース
トオンとなってから短時間で出力電力を安定させ、且つ
温度変動に対しても十分追従できるという効果を奏す
る。
【0054】また、この発明に係る自動レベル制御回路
は、以上説明したとおり、前記積分手段が、前記増幅器
の出力を一部取り出すカップラと、前記カップラ出力を
検波する検波器と、前記検波器出力と基準電圧を比較
し、その比較出力の振幅変動を平滑化して直流成分を出
力する積分回路とを含むので、回路の小型化を図ること
ができるという効果を奏する。
【0055】また、この発明に係る自動レベル制御回路
は、以上説明したとおり、前記積分手段の代わりに、直
流増幅率が有限で前記積分手段と同じ機能を有する不完
全積分手段を備えたので、ALCクローズループの利得
が抑えられ、安定条件を満たす回路構成を形成しやすい
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る自動レベル制
御回路の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る自動レベル制
御回路の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る自動レベル制
御回路の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る自動レベル制
御回路の構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係る自動レベル制
御回路の構成を示す図である。
【図6】 従来の自動レベル制御回路の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 信号入力端子、2 信号出力端子、3 可変減衰
器、4 増幅器、5 カップラ、6 検波器、7 比較
器、8 抵抗、9 コンデンサ、10 OPアンプ、1
1 アナログスイッチ、12 時定数回路、17 利得
可変増幅器、18コンデンサ、19 抵抗。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に減衰を与える可変減衰器と、 前記可変減衰器から出力された信号を増幅する増幅器
    と、 前記増幅器からの出力信号の一部を取り出し振幅変動を
    平滑化して直流成分を出力する積分手段と、 バイアス電圧を出力するバイアス手段と、 バーストオンとなって電源が投入されたときは、前記バ
    イアス手段から出力されるバイアス電圧を制御電圧とし
    て前記可変減衰器へ供給し、所定時間後、前記積分手段
    から出力される直流成分を制御電圧として前記可変減衰
    器へ供給するスイッチ手段とを備えたことを特徴とする
    自動レベル制御回路。
  2. 【請求項2】 前記可変減衰器の代わりに、利得制御し
    て出力電圧を一定にする利得可変増幅器を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の自動レベル制御回路。
  3. 【請求項3】 さらに、前記スイッチ手段と前記可変減
    衰器の制御電圧端子間に接地され、オープンループから
    クローズループへの切り替わり瞬時に前記可変減衰器に
    制御電圧を供給するコンデンサを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の自動レベル制御回路。
  4. 【請求項4】 前記積分手段は、 前記増幅器の出力を一部取り出すカップラと、 前記カップラ出力を検波する検波器と、 前記検波器出力と基準電圧を比較する比較器と、 前記比較器出力の振幅変動を平滑化して直流成分を出力
    する積分回路とを含むことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の自動レベル制御回路。
  5. 【請求項5】 前記積分手段は、 前記増幅器の出力を一部取り出すカップラと、 前記カップラ出力を検波する検波器と、 前記検波器出力と基準電圧を比較し、その比較出力の振
    幅変動を平滑化して直流成分を出力する積分回路とを含
    むことを特徴とする請求項1記載の自動レベル制御回
    路。
  6. 【請求項6】 前記積分手段の代わりに、直流増幅率が
    有限で前記積分手段と同じ機能を有する不完全積分手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動レベル制
    御回路。
JP14182098A 1998-05-22 1998-05-22 自動レベル制御回路 Pending JPH11340762A (ja)

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JP14182098A JPH11340762A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 自動レベル制御回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102136826A (zh) * 2010-12-09 2011-07-27 东莞理工学院 一种acl控制和温度补偿方法和装置
CN106341086A (zh) * 2016-08-17 2017-01-18 中国电子科技集团公司第四十研究所 一种基于门限判断的深度调幅电路及调幅方法

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