JPH0241835Y2 - - Google Patents

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JPH0241835Y2
JPH0241835Y2 JP8623283U JP8623283U JPH0241835Y2 JP H0241835 Y2 JPH0241835 Y2 JP H0241835Y2 JP 8623283 U JP8623283 U JP 8623283U JP 8623283 U JP8623283 U JP 8623283U JP H0241835 Y2 JPH0241835 Y2 JP H0241835Y2
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JP
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phase
circuit
voltage
pll
output
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JP8623283U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高周波電力を位相ずれのないPLL
(Phase Locked Loop)制御する高周波加熱装
置に関する。
従来、高周波加熱装置は第1図に示すように、
PLL回路1から発生された高周波電力を電力増
幅器2で増幅してコンデンサ3及びコイル4から
なる共振回路に加え、このコイル4で被加熱物に
高周波誘導加熱を行つている。この場合、共振コ
ンデンサ3の電圧Vcはトランス5を介して可変
位相器6に加えられ、この可変位相器6の出力が
PLL回路1に入力される。前記PLL回路1は第
4図に示すように、位相検波回路31、増幅器3
2、低域通過フイルタ(LPF)33、及び電圧
制御発振器(VCO)34からなる閉路系から構
成される。即ち、この系に入力信号がなければ誤
差電圧Xeは0であり、電圧制御発振器34は自
走周波数Fcで動作している。いま、自走周波数
Fcに近い周波数Fsの入力信号Vs(t)が系に加
えられると、位相検波回路31の出力には両信号
の周波数と位相差に応じた誤差電圧Ve(t)が発
生する。この誤差電圧Ve(t)は増幅されて低域
通過フイルタ33を通り電圧制御発振器34に加
わり、誤差電圧Ve(t)を低減する方向に電圧制
御発振器34の周波数と位相を制御し、ついには
電圧制御発振器34の周波数はある一定の位相差
(±90゜を越えると正帰還となるため±90゜が位相
差の許容限度である)を除いて入力周波数に一
致、即ちロツクする。また、前記可変位相器6は
第5図に示すように、トランス35、コンデンサ
C、抵抗R及び可変抵抗器VRより構成される。
即ち、入力信号がトランス35を介して加えら
れ、可変抵抗器VRの抵抗値を可変することによ
り、ツーロンの法則により180゜の範囲内で位相を
変化することができる。前記コンデンサ3及びコ
イル4からなる共振回路のインピーダンス特性は
第3図に示すように、インピーダンスZが最小に
なる周波数が共振周波数00よりどちらかに
ずれるとインピーダンスZは急激に大きくなり、
位相が0よりずれてリアクタンス負荷となる。従
つて、周波数のずれはパワーの低下を招く。
即ち、負荷変動により共振回路の周波数がずれ
ると、共振回路の位相変化はわずかの周波数変化
で大きく変わるので、その分の位相のずれを比較
して追随するが、第4図で構成される市販の
PLL集積回路(IC)では追随周波数の変化によ
る位相差が大きくなつてしまい、共振回路の位相
差を制御しきれない。位相差が大きいと、出力が
低下するし、リアクタンス分によつて生ずる無効
電力が多くなり好ましくない。そこで、可変位相
器6の可変抵抗器VRを手動で調整し、負荷に適
正な位相に調整しているが、可変位相器6を手動
で調整しているため、調整が煩雑であつた。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
PLL制御回路に位相比較器、積分増幅器、及び
可変位相器を組合せて位相一定制御を自動的に行
うことにより、位相ずれの極少のPLL制御を自
動化し得る。高周波加熱装置を提供することを目
的とする。
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説
明する。
第2図は本考案に係る共振回路を有する高周波
加熱装置の一実施例で、PLL回路11の出力端
は電力増幅器12の入力端に接続され、この電力
増幅器12の出力端はコンデンサ13とコイル1
4よりなる共振器に接続されると共に位相比較器
15の一方の入力端に接続される。前記コンデン
サ13の両端電圧はトランス16の1次巻線に接
続され、このトランス16の2次巻線は位相比較
器15の他方の入力端に接続されると共に自動利
得制御回路(AGC)17の入力端に接続される。
この自動利得制御回路17の出力端は可変位相器
18の入力端に接続され、この可変位相器18の
出力端はPLL回路11の入力端に接続される。
前記位相比較器15の出力端は抵抗19を介して
積分増幅器20の入力端に接続され、この積分増
幅器20の出力端は前記可変位相器18の制御端
に接続される。前記積分増幅器20の入力端と出
力端との間には抵抗21及びコンデンサ22より
なる並列回路が接続される。また、前記積分増幅
器20の位相設定端には位層設定回路23が接続
される。
即ち、PLL回路11から発生された高周波電
力を電力増幅器12で増幅してコイル14及びコ
ンデンサ13からなる共振回路に加え、この共振
コイル14で被加熱物に高周波誘導加熱を行つて
いる。而して、前記共振コンデンサ13の電圧
Vcの位相φ1と、電力増幅器12の出力電圧E0
位相φ2との差に応じて位相比較器15の出力に
修正信号が抽出され、この修正信号を制御増幅器
である積分増幅器20を介して可変位相器18に
加えて可変位相器18の出力が所定の位相になる
ように制御している。この場合、共振コンデンサ
13の電圧Vcの位相φ1と、電力増幅器12の出
力電圧の位相φ2の差が90゜の時、位相比較器15
の出力は0Vになつている。即ち、位相設定回路
23の設定値が0Vであれば、位相φ1,φ2が90゜
(共振周波数)になるよう制御する。また、前記
積分増幅器20は急激な変化に対してはコンデン
サ22で負帰還がかかり、増幅器20の利得は低
く位相の修正は少ない。従つて、この回路の採用
により周波数の追随応答性は変らず安定に動作す
る。しかし、時間経過とともに抵抗21との時定
数により可変位相器18に修正信号が加えられ、
位相設定したい電圧と等しくなる迄、位相の修正
を行う。更に、電力増幅器12の出力電力をコン
トロールすることにより、例えば電力増幅器12
の出力電圧を100%〜5%可変すると、これによ
り共振コンデンサ13の電圧Vcは95%変化する。
また、負荷の変動により1/4に電圧Vcが変化する
と考え、1/4に抵抗値が小さくなるとすると、フ
イードバツク電圧の範囲は、 (100−95)/100×1/4=5/400=0.0125≒40dB より約100倍変化する。そのため、フイードバツ
ク電圧の安定化をはかるために、トランス16と
可変位相器18との間に自動利得制御回路17を
挿入する。更に、位相を予めずらせて使う場合に
は位相設定回路23の設定値を変えれば任意の位
相で装置を運転できる。
以上述べたように本考案によれば、PLL制御
回路に位相比較器、積分増幅器、及び可変位相器
を組合せて位相一定制御を自動的に行うことによ
り、位相ずれの極少のPLL制御を、煩雑な調整
を要する手動によることなく、自動的に行うこと
ができる。したがつて、位相のずれがないため出
力が低下することもなく、リアクタンス分によつ
て生ずる無効電力が高くなることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高周波加熱装置を示す構成説明
図、第2図は本考案の一実施例を示す構成説明
図、第3図は第1図の共振回路のインピーダンス
特性を示す図、第4図はPLL回路の一例を示す
構成説明図、第5図は可変位相器の一例を示す回
路図である。 11……PLL回路、13……コンデンサ、1
4……コイル、15……位相比較器、18……可
変位相器、20……積分増幅器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高周波電力を発生するPLL回路と、このPLL
    回路の出力が加えられ被加熱物を高周波誘導加熱
    するコイル及びコンデンサよりなる共振回路と、
    この共振回路のコンデンサ電圧を前記PLL回路
    に帰還する回路に設けられた可変位相器と、前記
    共振回路のコンデンサ電圧の位相と前記PLL回
    路の出力電圧の位相との差に応じた修正信号が抽
    出される位相比較器と、この位相比較器から出力
    された修正信号が入力端に加えられると共に位相
    設定端に位相設定回路が接続され出力端が前記可
    変位相器の制御端に接続された積分増幅器とを具
    備し、前記位相比較器からの修正信号が前記積分
    増幅器を介して前記可変位相器に加えられ、前記
    位相設定回路で位相設定された電圧と等しくなる
    まで位相の修正を行うことを特徴とする高周波加
    熱装置。
JP8623283U 1983-06-06 1983-06-06 高周波加熱装置 Granted JPS59190097U (ja)

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JP8623283U JPS59190097U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 高周波加熱装置

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JP8623283U JPS59190097U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 高周波加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS59190097U JPS59190097U (ja) 1984-12-17
JPH0241835Y2 true JPH0241835Y2 (ja) 1990-11-07

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ID=30216172

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JP8623283U Granted JPS59190097U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 高周波加熱装置

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JPS59190097U (ja) 1984-12-17

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