JP3324787B2 - 位相同期発振器 - Google Patents

位相同期発振器

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JP3324787B2
JP3324787B2 JP18538792A JP18538792A JP3324787B2 JP 3324787 B2 JP3324787 B2 JP 3324787B2 JP 18538792 A JP18538792 A JP 18538792A JP 18538792 A JP18538792 A JP 18538792A JP 3324787 B2 JP3324787 B2 JP 3324787B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/20Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a harmonic phase-locked loop, i.e. a loop which can be locked to one of a number of harmonically related frequencies applied to it

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振器に関し、特に位
相同期発振器に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】当技
術において周知のように、レーダ受送信機における如き
数多くの無線数装置において、高度に安定した発振器即
ち無線周波信号源の必要性が存在する。より一般的な試
みの1つは、遅延線あるいは共振器の如きSAW装置
が、SAW安定化装置の通過帯域周波数内の特定周波数
において2πラジアンの整数倍の移相および小信号利得
を有するフィードバック・ループ内に設置されるいわゆ
るSAW安定化発振器を使用することである。
【0003】これら用途の多くにおいては、長い期間な
らびに比較的短い期間の両方にわたり高度に安定した発
振器を提供することが必要である。第1の安定性特性
は、一般に発振器のエージング特性と呼ばれ、特にSA
W安定化発振器を提供する装置の電気的特性における長
期の変動と関連している。長期にわたる発振器性能にお
ける変動に対する大きな影響の1つは、SAW装置自体
であり得る。SAW装置は、現在では毎年1ppm以下
の程度のエージング率を有するSAW共振器が入手可能
であるが、典型的には毎年数ppm程度のエージング率
を有する。
【0004】周波数の不安定性に関する第2の問題は、
短期の周波数変動またはノイズである。SAW安定化発
振器は、キャリヤ位相ノイズ特性ほど近くない特性を有
する。即ち、発振器のキャリヤ即ち基本周波数に近いオ
フセット周波数では単位帯域幅当たり比較的多量のノイ
ズ電力が存在する。これは、主としてSAW安定化要素
およびループ増幅器の如き他の発振器構成要素の固有の
特性から結果として生じる。
【0005】比較的少量の移相をループに生じ、これに
よりループの発振周波数を調整しあるいは発振周波数を
所定の周波数にロックすることができる電圧制御可能な
移相器をSAW発振器ループに含めることにより、上記
の諸問題のいくつかに対処することは公知である。一般
に、発振器の周波数をロックするためには、SAW発振
器ループの基本周波数と基準信号間の差を表わすエラー
(誤差)信号が提供される。
【0006】基準信号が発振器ループの周波数と等しい
周波数を有する時、上記の位相同期装置は比較的簡単で
ある。更に、基準周波数に対する基本周波数の比は2N
の形態を呈する時(Nは1以上の整数)、エラー信号の
発生もまた比較的簡単である。例えば、このような信号
は、カスケード接続状の周波数2倍器を用いて基準信号
をSAW発振器の周波数まで増加させることにより生成
することができる。周波数を増加した基準信号およびS
AW発振器信号は位相検出器へ送られて、エラー信号を
生じる。
【0007】しかし、基本周波数信号および基準周波数
信号の比が奇数の素因数即ち2N・mの形態の比を有す
る(Nは1以上の整数、mは(2n+1)の形態である
(nは1以上の整数)時に、問題が生じる。この問題と
は、奇数の周波数の増加を行う公知の手法がコンパクト
な低位相ノイズSAWで安定化された発振器には適さな
いことである。2つの公知の手法は、ステップ・リカバ
リ・ダイオードまたはバラクタ・ダイオードの如き非線
形デバイスを用いてパラメトリック周波数増加を行うこ
とである。しかし、これらの手法の1つの問題は、これ
らの設計が比較的難しいこと、また更に、ステップ・リ
カバリ・ダイオードおよびバラクタ・ダイオードの固有
特性が受入れられない周波数安定性を有する奇数次の周
波数逓倍回路を提供することである。逓倍器の低い周波
数安定性は、同様に劣った安定性を有する位相同期信号
を生じることになり、またこのため位相同期発振器の全
体的性能を劣化させることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、発振器
は、出力端子と制御端子とを有する電圧制御可能な発振
器と、第1の対の信号経路を提供するため前記電圧制御
可能な発振器の出力端子と接続された手段とを含む。こ
の発振器は更に、前記第1の対の信号経路の第1の経路
と接続され、前記電圧制御可能発振器の公称周波数から
奇数の整数倍だけ異なる周波数を有する基準信号が供給
される基準信号端子と接続されて、基準信号の周波数と
電圧制御可能発振器からの信号の周波数との間の位相の
変動を表わす電圧制御可能発振器の制御端子にエラー
(誤差)信号を提供するミキサを含む手段を含む。この
ような構成により、SAW発振器の前記周波数から奇数
因数だけ異なる周波数を有する基準信号にロックするこ
とができる電圧制御可能発振器が提供される。このミキ
サ装置は、優れた周波数安定性特性を有し、従来の試み
で設計するのに更に容易である。このミキサは、電圧制
御可能発振器の基本周波数ω0と、この基本周波数ω0
奇数次の関係を有する基準信号との間の分数調波位相検
出器として使用されて、信号ω0の位相と基準信号の位
相との間の位相変化の差と対応するエラー信号を生じ
る。
【0009】本発明の更なる特徴によれば、位相同期発
振器は、出力端子を有するSAW安定化電圧制御可能発
振器を含む。このSAW発振器は、周波数ω0において
2πラジアンの整数倍の移相および過剰小信号利得を有
する閉ループを提供する手段を含み、この手段はまた共
振周波数ω0を有する前記閉ループ内に配置されたSA
W共振器即ち遅延線と、前記ループに配置され制御端子
を有する電圧制御可能移相器とを含む。この位相同期発
振器は更に、SAW安定化発振器の出力と接続された入
力と、位相同期発振器の出力と接続された第1の出力と
を有する電力分配(分割)器を含む。この発振器は更
に、基準信号の入力端子と接続されて基準信号の周波数
を因数2N(N≧1)で乗じる手段を含む。その後、周
波数逓倍基準信号は、奇数の大きさだけSAW安定化発
振器からの信号の周波数から異なる周波数を有する。ミ
キサは、周波数逓倍手段と、電力分配手段からの第2の
出力信号経路と接続される。このミキサは、応答してそ
の出力端子にSAW発振器からの基本周波数ω0の位相
特性と基準周波数信号の奇数次の調波の位相特性との間
の変化に対応する出力信号を生じる。このような構成に
より、SAW安定化電圧制御可能発振器は、SAW発振
器の基本周波数から奇数次だけ異なる周波数を有する基
準信号に位相同期される。特に、この構成は、SAW安
定化発振器が、これらSAW発振器より更に安定した位
相対応を有するも奇数次因数を含む周波数比を有する基
準信号に位相同期されることを可能にする。例えば、S
AW安定化発振器から与えられるノイズ・レベルに比較
して、多波形発振器がキャリヤ周波数に近いオフセット
周波数において単位帯域幅当たり低位相ノイズ特性を有
する信号を生じることは周知である。また、SAW安定
化発振器の対応する特性と比較して、多波形発振器がこ
の多波形発振器の基本周波数から更に除去されたオフセ
ット周波数において単位帯域幅当たり比較的高い位相ノ
イズを有する信号を生じることも周知である。このよう
な多波形発振器からの基準信号を提供することにより、
SAW安定化電圧制御可能発振器はこのような信号に対
して位相同期され、これによりキャリヤ・オフセットに
近い周波数における多波形発振器の位相ノイズ特性と比
肩し得る位相ノイズ特性を提供する。
【0010】本発明の更に別の特徴によれば、位相同期
発振器は更に、基準信号およびSAW安定化発振器信号
の位相ノイズ特性に従って選択された帯域幅を有する電
圧制御可能移相器の制御端子へ位相同期信号を生じるた
め位相検出器出力信号が与えられる手段を含む。このよ
うな構成により、位相同期ループの帯域幅は、SAW安
定化発振器の基本周波数またはキャリヤ周波数のオフセ
ット周波数から更に除去されるオフセット周波数におけ
るSAW安定化発振器の優れたノイズ位相特性に発振器
を同期させるように選定することができる。このため、
位相同期発振器は、SAW発振器の位相ノイズ特性と対
応するSAW安定化電圧制御可能発振器の基本周波数か
ら更に除去された周波数に対する位相ノイズ特性を有す
ることになる。
【0011】本発明の更に他の特徴によれば、位相同期
発振器は更に、前記ミキサと接続されてこのミキサの出
力に基準電位より高い選定可能なDC電圧レベルを生じ
て、DC電圧レベル付近に置かれたエラー信号を生じる
手段を含む。このような特定の構成によれば、エラー信
号を選定自在なDC電圧レベル付近に置くことにより、
エラー信号が1つの供給電圧で給電される増幅回路へ送
ることができる。これは、位相同期発振回路において使
用される増幅回路に別の電源を提供する必要もなく、正
および負の偏差をエラー信号が有することを可能にす
る。
【0012】本発明の上記の特徴ならびに本発明自体に
ついては、図面の以降の詳細な記述から更によく理解す
ることができよう。
【0013】
【実施例】まず図1乃至図3において、位相同期発振器
10がDCバイアス電圧調整回路12を含むように示さ
れる。DCバイアス電圧調整回路12は、一般に周知の
ように出力電圧を設定するため使用される、従来の電圧
調整(レギュレータ)集積回路、ならびにフィルタ・コ
ンデンサ、抵抗(図示せず)およびトランジスタQ1
如き必要な外部構成要素を含む。このDCバイアス電圧
調整回路12は、DCバイアスを必要とする以下に述べ
る各回路へバイアス電圧を送る。位相同期発振器10は
更に、本例ではSAW安定化発振器である電圧制御可能
発振器14を含み、この発振器は本例では全体的に13
として示されるフィードバック・ループ内に配置された
SAW共振器30である周波数安定化および決定要素を
有する。あるいはまた、このSAW装置はSAW遅延線
でもよい。更に、より高い周波数では、誘電共振器を代
わりに用いてもよい。
【0014】SAW共振器30に加えて、フィードバッ
ク・ループ13は更に1対の増幅器、本例では図示の如
く増幅器32a、32bに対するバイアス・レベルの分
裂状態を防止するように増幅器32a、32bの入出力
側に配置されたDCブロッキング・コンデンサCを有す
るループ13が配置された増幅器32a、32bを含
む。一般に、バイアス電圧が供給される以下に説明する
各回路は、入出力におけるDCブロッキング・コンデン
サCを使用することになる。フィードバック・ループ1
3は更に、1対の固定位相の調整回路段33a、33b
を含む。本例では、前記固定位相調整回路は、ボンド・
ワイヤ(図示せず)を介してフィードバック・ループ1
3内に配置された回路33a、33bの一方または両方
を提供するように選択的に相互に接続される複数の端子
33を含む。更にまた、前記回路33a、33bの各々
が進相回路33a′、33b′または位相遅延回路33
a″、33b″を任意に提供し、本例では進相回路が1
対の直列コンデンサおよび並列誘導子のT回路であり、
位相遅延回路は1対の直列誘導子および並列コンデンサ
により提供されるTネットワークであることが判る。回
路33a、33bに対する特定回路の選択は、発振器1
4に与えられるべき所定の位相特性に基いて予測され、
このため発振器14から与えられる所定の出力周波数に
従って選択される。フィードバック・ループ13は更に
電圧制御可能移相器36を含み、本例では図示の如く並
列接続された誘導子と直列に接続された米国マサチュー
セッツ州ChelmsfordのFrequency
Sources社からのFLTVARS型であるバラク
タ・ダイオードCvの如き1対の電圧制御可能コンデン
サを含む。電圧制御可能移相器36は、端子36′に与
えられる制御電圧に応答する移相特性を有する。端子3
6′に与えられる制御信号は、バラクタ・ダイオードC
vを等しくバイアスし、従って所定の移相特性を移相器
36に与えてこれと同時にループ13の位相特性におけ
る選定可能な調整を与えるため使用される。ループ13
の位相特性の調整は、発振器14の周波数ω0における
同時の調整を行うことになる。
【0015】フィードバック・ループ13は、本例では
全体的に図示するようにループ13および電力分配
(割)器38の位相特性における粗調整を行うため使用
される伝送線の一部である曲折線37を更に含むように
示される。本例では、電力分配器38は3dBの電力分
配器であり、以下に述べるように、一方がループ13を
完成するよう配置され、他方がネットワーク16に給電
するよう配置された1対の出力信号経路にループ13を
提供する。本例では、信号経路の各々に供給される電力
は等しい。他の電力分配比も同様に使用することができ
る。ループ13は更に、このループ13の小信号利得特
性を調整するため使用される任意の減衰器(チップ減衰
器)34を有する。
【0016】電力分配器38の第2の経路は、任意の減
衰器(チップ減衰器)40と、周波数ω0のバッファ信
号を電力分配器42に与える任意のバッファ増幅器43
とを含む前調整ネットワーク16に送られる。本例で
は、電力分配器42もまた3dBの電力分配器であり、
1対の信号経路42a、42bに供給する。信号経路4
2aは、本例では第1の減衰器(チップ減衰器)44、
小信号低ノイズ増幅器46、集中定数低域フィルタ4
7、および第2の増幅器48(図3)と接続されてい
る。減衰器44および46は任意のものであり、発振器
10からの出力信号レベルの調整のため使用され、増幅
器46は、SAW安定化電圧制御可能発振器14を端子
10bにおける負荷インピーダンスにおける変動から分
離するため発振器10からの出力の別の増幅を行う使用
される。低域フィルタ47は、発振器10の出力端子1
0bに与えられる信号の信号純度を増すため使用され
る。
【0017】一般に、端子10bにおける信号の周波数
は、略々100乃至2000MHzの範囲内、あるいは
SAW共振器およびSAW遅延線の如きSAW装置、あ
るいはしばしば上記範囲より高い実際の共振周波数を持
ち得る誘電共振器発振器(DRO)(図示せず)の如き
他の比較的高い周波数共振器タイプの装置に対して共通
の周波数範囲内のRF周波数である。一般に約100M
Hzより低い周波数では、多波形(bulk wav
e)装置が使用される。
【0018】電力分配器42の第2の信号経路42b
は、任意の減衰器50、高域フィルタ52、増幅器5
3、ならびに図4に関して全般的に記載される如き形式
の第1のミキサ54(図5)を含む位相検出回路20に
至る。本例では、電力分配器42の出力経路42bに与
えられる信号は、この信号に対して調整可能な振幅を生
じるように減衰器50を通って接続される。高域フィル
タ52は、ミキサ段54からリークして位相同期発振器
10の出力10bに現れる不要な低周波数成分を取除く
ため配置される。増幅器53は、信号を緩衝して選定可
能な信号利得量を生じるため設けられる。周波数ω0
有する信号は、増幅器53からDCブロッキング・コン
デンサCを経てミキサ54の第1の入力端子54aに接
続される。ここで図4に関して更に述べるように、、端
子54aはミキサの局部発振器周波数入力端子(1)と
対応している。
【0019】本例ではミキサ54のRF入力信号端子
(R)54bと対応する第2の入力端子54bは、ここ
では周波数逓倍基準信号が供給される。この周波数逓倍
基準信号は、位相同期発振器10の基準信号入力端子1
0aに送られる基準信号の周波数の2倍である周波数を
有する。
【0020】端子10aの基準信号は、増幅器61を経
て第1のバッファ増幅段を介して与えられ、第1の信号
経路が第2のミキサ64の局部発振器入力と対応する入
力64aへ直接伸び、その第2の信号経路が基準信号に
90°の移相を与える移相器を経て送られる1対の出力
信号経路を有する3dB電力分配器62の入力に送られ
るように示される。基準周波数信号は、本例ではRF入
力信号端子(R)と対応するミキサ64の第2の入力端
子64bへ送られる。端子10aからの基準信号は、直
角成分がミキサ64へ送られて、特に基準周波数信号の
2次調波の偶数次の発生を最大化する。出力信号端子6
4c、本例では中間周波信号端子は、帯域フィルタ6
8、ここでは集中定数フィルタを経て任意の増幅段69
に通じる。このため、増幅器69の出力には、本例では
最初に端子10aに送られる基準入力信号の周波数の2
倍である周波数を有する先に述べた周波数逓倍基準信号
が与えられる。
【0021】SAW安定化電圧制御可能発振器の信号ω
0、ならびにω0/(2n+1)で与えられる発振器周波
数ω0に対する周波数を有する基準入力信号(nは1よ
り大きい整数)がミキサ54へ送られる。ミキサ54
は、本例ではミキサ54の中間周波端子(I)と対応す
る出力54cに種々の信号成分を生じる。出力信号端子
54cに与えられる種々の周波数成分(2N+1)ω0
/(2n+1)に含まれるのは、(2n+1)ω0
(2n+1)−ω0(但し、N=n)と対応する周波数
成分である。ミキサ54は、奇数次の調波(2n+1)
ω0/(2n+1)を生じるとともに、位相同期信号で
ある(2n+1)ω0/(2n+1)−ω0を供給する。
端子54cにおける位相同期信号は、エラー信号条件付
け回路22の低域フィルタ70(図2)へ送られる。フ
ィルタ70の周波数応答は、ベースバンド周波数または
位相同期信号を通し、発振器の基本周波数ならびにその
不要な調波を抑止するように選定される。低域フィルタ
70の出力は、1対の高利得増幅段72、74へ送られ
る。
【0022】利得段72は、周知のように、抵抗R2
よびR1の比により選定される利得特性を有する反転演
算増幅器の利得段である。増幅段72は大きな位相検出
定数を与える。利得段74もまた抵抗R4およびR3、お
よび組合わせにおいて別の利得を与えかつまた位相同期
回路の捕捉範囲即ち位相同期ループ帯域幅を設定するコ
ンデンサCを有する反転利得段である。一般に、位相同
期ループの帯域幅は、基準信号の位相ノイズ特性がSA
W安定化発振器の位相ノイズ特性より高くなる周波数に
設定される。このため、位相同期発振器が基準信号およ
びSAW発振器の両方の位相ノイズ特性の最良部分と比
肩し得る全位相ノイズ特性を持つことを可能にする。
【0023】増幅段72、74はまた、図示の如き抵抗
からなる調整可能なネットワークが設けられ、当業者に
は周知のように、DCオフセット電圧を最小化すること
により低域フィルタ70の出力に生じる信号に誘起され
る端子36′におけるエラーを最小化するよう前記増幅
器の特性の調整を可能にする。エラー信号条件付け回路
22の出力において、線(図示せず)に沿って信号が電
圧制御可能移相器36の端子36′へ送られる。これに
与えられる信号レベルにより、移相器36の位相特性は
発振器14の位相特性における全選択調整を行うように
選択的に変更され、これにより発振器14を位相検出回
路22の帯域幅にわたり基準入力端子10aに送られる
信号の位相特性に同期する。
【0024】図4に示されるように、キャリヤ周波数か
ら遠いオフセット周波数における比較的低い位相ノイズ
特性(カーブ部分92)を生じるよう使用されるSAW
安定化電圧制御可能発振器は、キャリヤに近いオフセッ
ト周波数(カーブ部分94)における低レベルの位相ノ
イズを持ち得る多波形発振器から与えられる如き基準信
号に同期される。従って、発振器10の短期の周波数安
定性(カーブ96)は、キャリヤに近いオフセット周波
数に対する自走SAW発振器と対応する安定性より優れ
ており、またキャリヤから更に除去されるオフセット周
波数における基準信号の安定性より優れている。位相同
期が多波形信号からSAW発振器信号へ遷移する点97
では、図示の如く、位相ノイズに僅かな増加が存在す
る。
【0025】更にまた、多くの水晶発振器の基準信号が
特定のシステムにおけるディジタル回路に対するクロッ
ク信号を生じるならば、SAW安定化発振器10もまた
全システムの位相コヒーレンス性を生じるディジタル・
クロック信号に位相同期される。更に別の利点は、位相
同期回路を有するSAW安定化電圧制御可能発振器が、
位相ノイズ特性を劣化しあるいは余分な周波数即ち周波
数の不安定性を誘起することなく、SAW発振器の周波
数に対する奇数素因数を有する整数だけ異なる周波数を
有するより低い周波数の信号に同期させるための手法を
提供することである。
【0026】更に別の事例として、SAW安定化電圧制
御可能発振器がω0(ω0=2πf0)で与えられる公称
基本信号を有するが、より低い周波数の入力信号はω0
/6で与えられる公称周波数を有すると考えよう。上記
の構成においては、端子10aに与えられる基準信号
は、ここではミキサ64により与えられる第1の周波数
逓倍器を経て接続されて、基準信号の比較的低い位相ノ
イズ特性を維持しながら周波数ω0/6を有する入力基
準信号を周波数ω0/3を有する信号に変換する。次
に、周波数ω0/3を有する周波数逓倍基準信号は、こ
こではω0の信号とω0/3の信号との間で分数調波位相
検出器として働く第2のミキサ54へ与えられて、2つ
の信号間の位相差と対応する低周波信号即ち誤差信号を
生じる。出力54cでエラー信号条件付け回路22へ送
られるこの信号は、エラー信号即ちロック信号を発振器
14へ与える。
【0027】ここで最適の性能を生じるように、図1乃
至図3に示される如き集中定数応答電力スプリッタが特
に高い分解能が要求される場合に信号の分割のため使用
される。このような構成は、SAW発振回路が外部の負
荷変動ならびに基準ソース・インピーダンスの変動に対
して実質的に影響を受けないようにする。更にまた、図
1乃至図3に示されるように、回路10は、回路内の全
ての能動装置に対して充分に調整されたDCバイアス電
圧を与えネットワーク12の部分である内部電圧調整器
12aを含むことが望ましい。また明らかなように、線
12b上のDCバイアス・レベルはDCバイアス電圧の
如きを要求する全ての回路へ送られる。更に、誘導子
(チョーク)、フィルタ・コンデンサおよび安定化抵抗
が、DCバイアス電圧の適当な濾波および分離を行うよ
うに前記回路に隣接して配置される。
【0028】上記の位相同期発振器は発振器の基本周波
数ω0と基準入力周波数ω0/6との間の比6に関して特
に記述したが、奇数次因数を持つ比が上記の試みの原理
により許容され得ることを理解すべきである。例えば、
周波数ω0/10を持つ信号をミキサ段64へ送って周
波数ω0/5を持つ周波数逓倍基準信号を提供すること
により、基本周波数ω0を基準信号周波数ω0/10に位
相同期することができる。次に、周波数ω0/5を有す
る信号が位相検出器54へ送られる。位相検出器54
は、5次調波ω0/5を用いて端子54cにエラー信号
を提供することにより、基本周波数信号ω0および基準
信号ω0/5を分数調波的に混合する。このように、位
相検出器54の出力におけるフィルタの周波数応答は、
発振器の基本調波ω0、ω0/(2n+1)およびその他
の調波を抑制しながらベースバンド周波数ω0−(2n
+1)ω0/(2n+1)を通過させることになる。
【0029】更に、ミキサ64のカスケード段(図示せ
ず)もまた、周波数2N(ω0/r)を有する周波数逓倍
基準信号を提供するため使用できる(但し、rはSAW
発振器周波数の基準信号周波数ω0/rに対する初期比
率、rは2Nおよびyの素因数を持ち、yは奇数であ
り、Nは整数0、1、2、、、である)。
【0030】次に図5において、位相検出器54および
周波数逓倍器64に対して用いられるミキサの概略図が
示される。ここで、ミキサはダブル・バランス・ダイオ
ード・ブリッジ型ミキサである。他のミキサ回路も代わ
りに使用できるが、望ましいタイプは米国ニューヨーク
州BrooklinのMini−Circuitsから
入手されるRMS−2型である。上記の発振器10は、
従来の発振回路における如きハイブリッド集積回路とし
て作られる時、上記のタイプのミキサを使用する利点
は、変成器の巻線のそれぞれのセンタ・タップに対して
アクセスが容易に行われることである。ここで、ミキサ
54は、端子54a(局部発振器端子)とグラウンド間
に接続された一次巻線と、図示の如くセンタ・タップが
端子54dと接続され二次巻線の分岐がダイオード・ブ
リッジ84の1対のノードと接続されたセンタ・タップ
付二次巻線82bとを有する第1のセンタ・タップ変成
器82を有する。ミキサ54は更に、図示の如く、セン
タ・タップ付二次巻線86bの分岐がダイオード・ブリ
ッジ84の第2組のノードと接続され、二次巻線86b
のセンタ・タップがミキサ54に対するIF端子と略々
対応する端子54cと接続された第2の中心タップ変成
器86を含んでいる。変成器86の一次巻線86aは、
図示の如く端子54b(RF端子)とグラウンド間に接
続される。特に端子54dでミキサ54の変成器の各々
におけるセンタ・タップにアクセスすることにより、バ
イアス電圧レベルが端子54dに送られて、端子54d
に与えられるDC電圧と対応するDCレベル付近に置か
れた端子54aと端子54bに送られた信号間の位相差
と対応する(ベースバンド周波数の)中間周波信号を出
力54cに与える。
【0031】次に図1乃至図3において、検出回路20
がネットワーク55、本例ではバイアス電圧線12bを
介して与えられてミキサ54の端子54dの供給電圧の
半分Vs/2と対応するバイアス電圧を生じる抵抗分圧
ネットワークを更に含むように示される。
【0032】ミキサ54の出力54cでは、信号がエラ
ー信号条件付け回路22に配置された低域フィルタ70
へ送られる。エラー信号ωIFの大きさは、Vs/2と対
応するDC電圧レベル付近に置かれる。このため、回路
22の演算増幅器段72、74を単極の供給電圧、ここ
では+Vsを用いて動作させ、これにより負の供給電圧
の必要を無くす。ミキサ54の出力54cでDC電圧レ
ベルを持たないエラー信号が正および負の振幅を有する
ことが判るであろう。このような信号の負の振幅を許容
するため、増幅段72、74はさもなければ、負の電源
の存在を必要とすることになる。図示の如き方法でミキ
サ54と接続されたネットワーク55を提供することに
よりこの必要は避けられる。
【0033】増幅段72、74はまた、増幅段72、7
4からのオフセット電圧の変動を選択的に補償するため
使用できる選定可能な抵抗分割器(番号なし)を有す
る。
【0034】本発明の望ましい実施態様について記述し
たが、当業者には、本発明の概念を組込んだ他の実施態
様も使用できることは明らかであろう。従って、これら
実施態様は本文に開示されたものに限定されるべきでは
なく、頭書の特許請求の範囲によってのみ限定されるべ
きものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位相同期回路を有する発振器の一
実施例を示す概略図である。
【図2】本発明による位相同期回路を有する発振器の一
実施例を示す概略図である。
【図3】本発明による位相同期回路を有する発振器の一
実施例を示す概略図である。
【図4】SAW安定化発振器からの信号および多波形安
定化発振器からの信号の典型的な位相ノイズ特性を示す
振幅と周波数の関係を示すグラフである。
【図5】図1乃至図3と関連して記述された発振器にお
ける使用に適するミキサ装置を示す概略図である。
【符号の説明】
10 位相同期発振器 12 DCバイアス電圧調整回路 13 フィードバック・ループ 14 SAW安定化電圧制御可能発振器 16 前調整ネットワーク 20 位相検出回路 22 エラー信号条件付け回路 30 SAW共振器 32 増幅器 33 回路 34 チップ減衰器 36 電圧制御可能移相器 38 電力分配器 40 減衰器 42 電力分配器 44 チップ減衰器 46 小信号低ノイズ増幅器 47 低域フィルタ 50 減衰器 52 高域フィルタ 54 位相検出器 62 電力分配器 64 ミキサ 68 帯域フィルタ 70 低域フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・イー・ラッセル アメリカ合衆国ニューハンプシャー州 03053,ロンドンデリー,ワインディン グ・ポンド・ロード 320 (56)参考文献 特開 平1−194515(JP,A) 特開 昭58−42321(JP,A) 実開 昭61−50316(JP,U) 米国特許4039968(US,A) 米国特許4325032(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/08 H03L 7/081 H03L 7/099

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤差信号のための制御電圧端子(3
    6′)と出力端子とを有する電圧制御発振器(14)を
    備え、前記出力端子が、電圧制御発振器(14)によっ
    て発生される周波数のための出力経路(18)に結合さ
    れるとともに、ミキサ(54)を含むフィードバック経
    路(20,22)に結合され、前記ミキサは、電圧制御
    発振器(14)によって発生される周波数を受信するよ
    うに結合された第1入力(54a)と、基準信号回路
    (61,62,63,64,68,69)に結合され該
    基準信号回路からの周波数を受信する第2入力(54
    b)とを有し、前記ミキサ(54)は、制御電圧端子
    (36′)に結合された出力(54c)に前記誤差信号
    供給する、発振回路において、 前記基準信号回路(61,62,63,64,68,6
    9)は、前記電圧制御発振器(14)の公称周波数の奇
    数次調波である周波数を有する信号を前記ミキサ(
    )の第2入力(54b)に供給するように適応され、
    前記ミキサ(54)は分数調波位相検出器として動作し
    て、その出力(54c)に、前記基準信号回路(61,
    62,63,64,68,69)から第2入力(54
    b)で受信した前記奇数次調波と、電圧制御発振器(1
    4)によって発生された周波数と、の間の位相変化を表
    すベースバンド信号を発生し、それによって前記ベース
    バンド信号が前記誤差信号として作用することを特徴と
    する発振回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回路において、前記電圧
    制御発振器(14)が周波数安定化および周波数決定要
    素を含むことを特徴とする発振回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回路において、前記電圧
    制御発振器(14)の基本周波数およびその調波に対応
    する周波数を抑制するように選定された通過帯域を有す
    る低域フィルタ(70)が、前記ミキサ(54)の出力
    (54c)と前記制御電圧端子(36′)との間に結合
    されることを特徴とする発振回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の回路において、増幅手段
    (72,74)が前記低域フィルタ(70)を前記制御
    電圧端子(36′)に結合することを特徴とする発振回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の回路において、前記増幅
    手段(72,74)が、更に前記誤差信号の帯域幅を選
    定する手段(R3,R4,C)を含むことを特徴とする発
    振回路
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の回路に
    おいて、前記ミキサ(54)が、 第1および第2のセンタ・タップ変成器(82,86)
    と、 各々がカソードおよびアノードを有する4つのダイオー
    ドからなるダイオード・ブリッジ(84)と、を含み、
    一方のダイオードのカソードが次のダイオードのアノー
    ドに結合され、最後のダイオードのアノードが最初のダ
    イオードのカソードに結合され、 前記センタ・タップ変成器(82,86)の各々は、二
    次巻線の分岐が前記ダイオード・ブリッジ(84)の対
    応する1対のノードに結合されたセンタ・タップ二次巻
    線(82b,86b)を有し、前記二次巻線の一方(8
    2b)のセンタ・タップ端子にDCバイアス・レベルが
    供給され、第2の二次巻線(86b)の第2センタ・タ
    ップ端子にDCバイアス・レベルで配置されたミキサの
    出力端子(54c)を提供することを特徴とする発振回
    路。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の回路において、前記電圧
    制御発振器が周波数ω0において2πラジアンの整数倍
    の移相および非常に小さい信号利得を有する閉ループ
    (13)を有するSAW安定化電圧制御発振器(14)
    であり、前記閉ループは、 ω0に共振周波数を有するSAW共振器(30)と、 前記閉ループ(13)内に配置される1対の端子および
    発振器(14)の制御電圧端子として作用する制御端子
    (36′)を有する電圧制御移相器(36)と、を含む
    ことを特徴とするとともに、 基準回路は、基準入力(10a)に結合され該基準入力
    (10a)に供給される信号の周波数を偶数整数量だけ
    逓倍するとともに、逓倍された周波数を前記ミキサ(5
    4)の第2入力(54b)に供給する手段(62,6
    3,64)を含み、 前記ミキサ(54)の第2入力(54b)は周波数逓倍
    手段(62,63,64)に結合され、 発振器周波数と前記逓倍周波数の奇数次調波との間の差
    に関係する信号を通過させる通過帯域特性を有するフィ
    ルタ(70)が前記ミキサ(54)の出力(54c)に
    結合され、 前記差周波数を有する信号を増幅する手段(72,7
    4)が設けられ、増幅された信号を前記電圧制御移相器
    (36)の制御端子(36′)に供給する、ことを特徴
    とする発振回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の回路に
    おいて、前記基準回路がバルク波発振器を含むことを特
    徴とする発振回路。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の回路において、基準信号
    の位相ノイズ特性およびSAW安定化電圧制御発振器の
    発生した周波数に従って、誤差信号の帯域幅を選定する
    手段を備えることを特徴とする発振回路。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の回路
    において、前記ミキサ(54)の出力(54c)に選定
    可能なDC電圧レベルを供給する手段(55)が、前記
    ミキサ(54)に結合され、それによって誤差信号がD
    C電圧レベル付近となることを特徴とする発振回路。
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