JP3438951B2 - Fmラジオ受信機 - Google Patents

Fmラジオ受信機

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JP3438951B2 JP14986594A JP14986594A JP3438951B2 JP 3438951 B2 JP3438951 B2 JP 3438951B2 JP 14986594 A JP14986594 A JP 14986594A JP 14986594 A JP14986594 A JP 14986594A JP 3438951 B2 JP3438951 B2 JP 3438951B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、検波回路の中心周波数
のズレを改善した電子同調方式のFMラジオ受信機に関
する。 【0002】 【従来の技術】一般に、マニュアル同調方式のFMラジ
オ受信機は、図2の如く構成される。図2において、ア
ンテナに受信されたRF信号はRF増幅回路(1)で増
幅され、混合回路(2)において、局発(局部発振)回
路(3)の局発信号と混合される。尚、前記局発信号は
コイルLとコンデンサCとから成る共振回路(4)の出
力信号に基づき生成される。混合回路(2)の出力信号
は、IF(中間周波)増幅回路(5)で増幅された後、
検波回路(6)で検波される。ところで、局発信号は、
共振回路(4)のコンデンサCの容量をマニュアルで調
整することにより制御されるので、局発信号の周波数を
希望通りに調整することは難しい。そこで、バリキャッ
プダイオード(8)を設け、局発信号の周波数がズレ、
IF信号の中間周波数もズレたとき、そのズレを検出回
路(7)で検出する。検出回路(7)はSカーブ特性を
検出する回路であり、検波回路(6)の出力信号を整流
することによって検出される。そして、検出回路(7)
の出力信号に応じてバリキャップコンデンサ(8)の容
量を変化させることにより、共振回路(4)の共振周波
数を変化させ、IF信号の周波数のズレを無くし、前記
IF信号を安定にするとともに、IF信号を検波回路
(6)の中心周波数に合わせることができる。 【0003】ところで、近年、局発信号をPLL(フェ
イズロックドループ)回路により生成する電子同調方式
ラジオ受信機が多用されている。LC共振回路の代わり
にPLL回路を用いて局発回路を構成すれば、局発信号
の周波数を正確に発生させることができるので、IF信
号周波数も正確に得ることができる。従って、PLL回
路を用いるラジオ受信機では、図2にように検波回路
(6)の出力信号を用いて、IF信号を安定させる帰還
ループを備える必要がない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PLL
回路を用いるFMラジオ受信機では、IF信号が正確に
得られるため、素子のバラツキによる検波回路自体の中
心周波数にバラツキが表面化し、歪み率及び検波効率な
どが悪化するという悪影響が表れる。また、検波回路を
構成する素子の特性が温度によって変動すると、検波回
路の中心周波数が温度変化によって変化し、検波特性が
悪化するという問題が発生していた。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
み成されたものであり、PLL回路から発生する局発信
号にて変換されたIF信号を検波する検波回路を有する
電子同調方式のFMラジオ受信機において、前記検波回
路の出力信号に基づいて前記検波回路の中心周波数のズ
レを検出する検出回路と、前記検波回路の同調部に接続
され、前記同調部のリアクタンス値を変化させる正及び
負のリアクタンス回路と、前記検出回路の出力信号に応
じて、前記正及び負のリアクタンス回路のいずれかを動
作させる制御回路と、を備え、前記検波回路の中心周波
数が前記IF信号の中心周波数より高い場合、前記正の
リアクタンス回路が動作し、前記同調部のリアクタンス
値が大きくなって前記検波回路の中心周波数が低くな
り、前記検波回路の中心周波数が前記IF信号の中心周
波数より低い場合、前記負のリアクタンス回路が動作
し、前記同調部のリアクタンス値が小さくなって前記検
波回路の中心周波数が高くなることを特徴とする。 【0006】 【0007】 【作用】本発明に依れば、電子同調方式のFMラジオ受
信機では正確なIF信号が安定して得られ、検波回路に
おいて前記IF信号が検波される。前記検波回路の出力
信号により前記検波回路の中心周波数のズレが検出回路
において検出され、前記検出回路の出力信号に応じて前
記検波回路の中心周波数が正しい値に調整される。よっ
て、検波回路の出力信号に応じて検波回路の中心周波数
に帰還を掛けることにより、検波回路の中心周波数のズ
レを改善することができる。 【0008】 【実施例】図1は本発明を示す図であり、(10)は検
波回路(6)の中心周波数のズレを検出する検出回路、
(11)は検出回路(10)の出力信号に応じて2つの
出力信号を発生する制御回路、(12)及び(13)は
検出回路(11)の出力信号に応じて動作する正及び負
のリアクタンス回路、(14)は前記正及び負のリアク
タンス回路(12)及び(13)と、コイルLと、コン
デンサCとから構成される共振回路であり、検出回路
(10)は図2の検出回路(7)と同一な構成となる。
尚、従来と同一の回路については、従来と同一の符号を
付し、説明を省略する。 【0009】図1において、アンテナに受信された受信
RF信号は、RF増幅回路(1)に印加され、増幅され
る。増幅された受信RF信号は、混合回路(2)におい
て、PLL回路(9)から発生する局発信号により、I
F信号に変換される。ここで、局発信号はPLL回路
(9)によって生成されるので、その周波数は正確であ
り、その為、IF信号も正確になる。前記IF信号は、
IF増幅回路(5)において、増幅された後、検波回路
(6)で検波される。そして、検波回路(6)の出力信
号は、後段の低周波増幅器(図示せず)で増幅される。 【0010】一方、検波回路(6)の出力信号は、検出
回路(10)に印加され、整流される。整流されること
によって発生する検出回路(10)の出力信号は、制御
回路(11)に印加され、さらに、検出回路(10)の
出力レベルに応じて、正及び負のリアクタンス回路(1
2)及び(13)に制御回路(11)から出力信号が発
生する。正及び負のリアクタンス回路(12)及び(1
3)のいずれかが動作すると、共振回路(14)のリア
クタンス値が変化するので、共振周波数が変化し、検波
回路(6)の中心周波数が正確に設定される。 【0011】ここで、共振回路(14)で設定される検
波回路(11)の中心周波数がIF信号の中心周波数に
等しい場合、検出回路(10)の出力信号は0となり、
正及び負のリアクタンス回路(12)及び(13)は動
作せず、共振回路(14)の共振周波数はそのまま保持
される。また、検波回路(6)の中心周波数がIF信号
の中心周波数より高い場合、検出回路(10)の出力レ
ベルは負のレベルとなり、制御回路(11)の出力信号
は正のリアクタンス回路(12)に印加され、正のリア
クタンス回路(12)のみが動作する。正のリアクタン
ス回路(12)において、制御回路(11)の出力信号
が大きくなると、リアクタンスは正の値で大きくなるよ
うに変化する。よって、共振回路(14)の合成リアク
タンスは大きくなるので、共振回路(14)の共振周波
数はコイルLとコンデンサCで設定される共振周波数よ
り低くなことにより、検波回路(6)の中心周波数は低
くなり、IF信号の中心周波数に等しくなる方向に調整
される。尚、この場合、負のリアクタンス回路(13)
は動作しない。 【0012】逆に、検波回路(6)の中心周波数がIF
信号の中心周波数より低い場合、検出回路(7)の出力
レベルは正のレベルとなり、制御回路(11)の出力信
号は負のリアクタンス回路(13)に印加されるので、
負のリアクタンス回路(13)のリアクタンスが負の値
で制御回路(11)の出力信号に応じて変化する。よっ
て、共振回路(14)の合成リアクタンスは小さくなる
ので、共振回路(14)の共振周波数は高くなり、検波
回路(6)の中心周波数は高くなり、IF信号の中心周
波数に等しくなる方向に調整される。この場合は、正の
リアクタンス回路(12)は動作しない。 【0013】よって、このように、電子同調方式のFM
ラジオ受信機では正確なIF信号が得られるため、検波
回路(6)から発生するSカーブ特性を有した出力信号
に応じて、検波回路(6)の同調部を調整することによ
り、検波回路(6)の中心周波数をIF信号の中心周波
数に等しくなる方向に調整することができる。また、図
3は、本発明に係わる制御回路(11)及び共振回路
(14)の具体的回路構成を示す回路図である。 【0014】図3において、検出回路(10)の出力信
号は入力端子からトランジスタ(14)のベースに供給
される。トランジスタ(14)はトランジスタ(15)
と差動接続されており、トランジスタ(14)及び(1
5)のベース電圧の差に応じた出力電流がトランジスタ
(14)及び(15)のコレクタに発生する。トランジ
スタ(14)のコレクタ電流は電流ミラー回路(16)
を介して接続点(a)に発生するとともに、電流ミラー
回路(16)及び(17)を介して接続点(b)に発生
する。また、トランジスタ(15)のコレクタ電流は電
流ミラー回路(18)及び(19)を介して接続点
(a)に発生するとともに、電流ミラー回路(18)を
介して接続点(b)に発生する。電流ミラー回路(1
6)及び(19)の出力電流の差電流は接続点(a)か
ら可変電流源(21)に供給され、可変電流源(21)
の出力電流が可変される。また、電流ミラー回路(1
7)及び(18)の出力電流の差電流は接続点(b)か
ら可変電流源(20)に供給され、可変電流源(20)
の出力電流は可変される。 【0015】ここで、出力端子(22)から見た正のリ
アクタンス回路(12)のアドミタンスは、1/jw・
R・C・gmとなり、正のリアクタンス回路(12)は
出力端子(22)から略gm・R・Cの正の容量として
見える。また、出力端子(22)から見た負のリアクタ
ンス回路(13)のアドミタンスは、−1/jw・R・
C・gmとなり、負のリアクタンス回路(13)は出力
端子(22)から略−gm・R・Cの負の容量として見
える。尚、Rは抵抗(23)及び(24)の抵抗値、C
はコンデンサ(25)及び(26)の容量値、gmは差
動増幅器(27)及び(28)の相互コンダクタンス及
びwは角周波数である。そして、可変電流源(21)及
び(20)の電流をそれぞれI1及びI2とすれば、差
動増幅器(27)及び(28)の相互コンダクタンスg
mはそれぞれI1/52、I2/52となり、電流I1及
びI2に比例する。よって、出力端子(22)から正及
び負のリアクタンス回路(12)及び(13)の容量値
は電流I1及びI2に比例し、可変電流源(21)及び
(20)を制御することによって可変できる。 【0016】そして、トランジスタ(14)のベース電
圧がトランジスタ(15)のベース電圧より高い場合、
トランジスタ(14)にコレクタ電流が流れ、接続点
(a)を介して、可変電流源(21)に供給される。そ
の為、差動増幅器(23)に電流が流れ、出力端子(2
2)から見た正のリアクタンス回路(12)の容量値が
可変される。一方、可変電流源(20)は動作しないの
で、負のリアクタンス回路(13)は動作しない。逆
に、トランジスタ(14)のベース電圧がトランジスタ
(15)のベース電圧より低い場合、トランジスタ(1
5)にコレクタ電流が発生するので、接続点(b)を介
して、可変電流源(20)に電流が供給される。その
為、差動増幅器(24)に電流が流れ、出力端子(2
2)から見た負のリアクタンス回路(13)の容量値が
可変される。一方、可変電流源(21)は動作しないの
で、正のリアクタンス回路(12)は動作しない。従っ
て、出力端子(22)に同調部(14)が接続されてい
るので、正または負のリアクタンス回路(12)及び
(13)のいずれかが動作することによって、同調部
(14)の共振周波数が変化する。 【0017】 【発明の効果】従って、本発明に依れば、電子同調式ラ
ジオ受信機では、正確で安定な周波数を有するIF信号
が得られ、前記IF信号を検波した信号に応じて、検波
回路の同調部を調整することにより、検波回路の中心周
波数を正しい値に安定して得ることができる。また、温
度変化により検波回路を構成する素子にバラツキが生じ
ても、中心周波数を温度変化に依らず検波回路の中心周
波数を安定した値とすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。 【図2】従来例を示すブロック図である。 【図3】本発明に係わる回路の要部を示す回路図であ
る。 【符号の説明】 1 RF増幅回路 2 混合回路 5 IF増幅回路 6 検波回路 9 PLL回路 10 検出回路 11 動作回路 12 正のリアクタンス回路 13 負のリアクタンス回路 14 共振回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−125106(JP,A) 特開 昭60−176310(JP,A) 特開 昭60−7208(JP,A) 特開 昭58−131806(JP,A) 特開 平5−183343(JP,A) 特開 平6−252650(JP,A) 特開 昭61−53802(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03D 3/00 - 3/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 PLL回路から発生する局発信号にて変
    換されたIF信号を検波する検波回路を有する電子同調
    方式のFMラジオ受信機において、 前記検波回路の出力信号に基づいて前記検波回路の中心
    周波数のズレを検出する検出回路と、前記検波回路の同調部に接続され、前記同調部のリアク
    タンス値を変化させる正及び負のリアクタンス回路と、 前記検出回路の出力信号に応じて、前記正及び負のリア
    クタンス回路のいずれかを動作させる制御回路と、を備
    え、 前記検波回路の中心周波数が前記IF信号の中心周波数
    より高い場合、前記正のリアクタンス回路が動作し、前
    記同調部のリアクタンス値が大きくなって前記検波回路
    の中心周波数が低くなり、前記検波回路の中心周波数が
    前記IF信号の中心周波数より低い場合、前記負のリア
    クタンス回路が動作し、前記同調部のリアクタンス値が
    小さくなって前記検波回路の 中心周波数が高くなること
    を特徴とするFMラジオ受信機。
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