JPH0513940Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0513940Y2 JPH0513940Y2 JP1986072530U JP7253086U JPH0513940Y2 JP H0513940 Y2 JPH0513940 Y2 JP H0513940Y2 JP 1986072530 U JP1986072530 U JP 1986072530U JP 7253086 U JP7253086 U JP 7253086U JP H0513940 Y2 JPH0513940 Y2 JP H0513940Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust pipe
- joint flange
- welded
- flare
- cylindrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車用排気管、特に、継手フラン
ジと排気パイプの端部とを溶接した構造の改良に
関する。
ジと排気パイプの端部とを溶接した構造の改良に
関する。
従来、この種の自動車用排気管として、例え
ば、実開昭57−193918号公報に示すもの(第3図
図示)が知られている。
ば、実開昭57−193918号公報に示すもの(第3図
図示)が知られている。
自動車用排気管21は、排気パイプ22と、こ
の端部22Aに隅肉溶接した継手フランジ23と
から構成されている。同様に、自動車用排気管2
4は、排気パイプ25と、この排気パイプ25に
隅肉溶接した継手フランジ26とから構成されて
いる。自動車用排気管21,24は、継手フラン
ジ23,26にボルト27を締め付けることによ
り接続されている。
の端部22Aに隅肉溶接した継手フランジ23と
から構成されている。同様に、自動車用排気管2
4は、排気パイプ25と、この排気パイプ25に
隅肉溶接した継手フランジ26とから構成されて
いる。自動車用排気管21,24は、継手フラン
ジ23,26にボルト27を締め付けることによ
り接続されている。
ところが、自動車用排気管21で説明すると、
継手フランジ23を排気パイプ22の端部22A
に隅肉溶接すると、溶接部22B付近に亀裂が生
じ易かつた。
継手フランジ23を排気パイプ22の端部22A
に隅肉溶接すると、溶接部22B付近に亀裂が生
じ易かつた。
この亀裂は、構造上からいうと排気パイプ2
2の断面係数は継手フランジ23のそれよりもは
るかに小さく、排気パイプ22の強度が充分で
なく、その上、排気パイプ22の端部22Aに負
荷応力が大きく作用するので、溶接部付近22B
に大きな応力集中が発生するためと考えられる。
2の断面係数は継手フランジ23のそれよりもは
るかに小さく、排気パイプ22の強度が充分で
なく、その上、排気パイプ22の端部22Aに負
荷応力が大きく作用するので、溶接部付近22B
に大きな応力集中が発生するためと考えられる。
そこで、この応力集中を防止するため、例え
ば、第4図に示すような自動車用排気管が考えら
れる。即ち、継手フランジ30に円筒部30Aを
形成し、この円筒部30Aに排気パイプ31を嵌
挿させ、溶接部31Bを端部31Aからはなした
位置に設けて隅肉溶接する。このような自動車用
排気管によれば、断面係数の変化が少なくなり、
排気パイプ31は円筒部30Aで補強される。
ば、第4図に示すような自動車用排気管が考えら
れる。即ち、継手フランジ30に円筒部30Aを
形成し、この円筒部30Aに排気パイプ31を嵌
挿させ、溶接部31Bを端部31Aからはなした
位置に設けて隅肉溶接する。このような自動車用
排気管によれば、断面係数の変化が少なくなり、
排気パイプ31は円筒部30Aで補強される。
ところが、この場合でも、円筒部30Aの端面
30Bで断面係数の変化は避け難く、溶接部31
Bで応力集中が生じ、亀裂が発生すると考えられ
る。
30Bで断面係数の変化は避け難く、溶接部31
Bで応力集中が生じ、亀裂が発生すると考えられ
る。
尚、これに関連するものとして、従来実開昭59
−49715号公報に示すものがあり、継手フランジ
にテーパ状の円筒部(球面状部)を設け、排気パ
イプの端部にフレア部を設けて溶接している。
−49715号公報に示すものがあり、継手フランジ
にテーパ状の円筒部(球面状部)を設け、排気パ
イプの端部にフレア部を設けて溶接している。
然し乍ら、継手フランジと排気パイプとの溶接
は、円筒部端と排気管のフレア部の少し下流側で
溶接している。
は、円筒部端と排気管のフレア部の少し下流側で
溶接している。
従つて、第4図で示すと同様に、継手フランジ
の円筒部(球面状部)の端部と排気パイプとの接
合部で、断面係数の大きな変化は避け難く、溶接
部で応力集中が生じ、亀裂が発生することが考え
られる。
の円筒部(球面状部)の端部と排気パイプとの接
合部で、断面係数の大きな変化は避け難く、溶接
部で応力集中が生じ、亀裂が発生することが考え
られる。
また、嵌合内面側に、環状凹部が生じて排気ガ
スが円滑に流れ難くなる。
スが円滑に流れ難くなる。
本考案は、上述の問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、排気パイプの継手フラン
ジとの溶接部付近に於ける亀裂を防止すると共
に、排気ガスを円滑に流れるようにする自動車用
排気管を提供することである。
たもので、その目的は、排気パイプの継手フラン
ジとの溶接部付近に於ける亀裂を防止すると共
に、排気ガスを円滑に流れるようにする自動車用
排気管を提供することである。
上記目的を達成するために、本考案は、継手フ
ランジと排気パイプの端部とを溶接した自動車用
排気管に於て、継手フランジに設けたテーパ状の
円筒部と排気パイプの端部に設けたフレア部を嵌
合し、嵌合内面側で円筒部端とフレア部又は円筒
部とフレア部端とを溶接して継手フランジと排気
パイプを結合して成ることを特徴とするものであ
る。
ランジと排気パイプの端部とを溶接した自動車用
排気管に於て、継手フランジに設けたテーパ状の
円筒部と排気パイプの端部に設けたフレア部を嵌
合し、嵌合内面側で円筒部端とフレア部又は円筒
部とフレア部端とを溶接して継手フランジと排気
パイプを結合して成ることを特徴とするものであ
る。
継手フランジのテーパ状の円筒部と排気パイプ
のフレア部を嵌合して嵌合内面側で円筒部端とフ
レア部又は円筒部とフレア部端を溶接すれば、継
手フランジから排気パイプの方向に向かつて断面
係数が緩やかに小さくなり、溶接部での応力集中
を防ぐことができ、従つて接合部での亀裂が防止
できる。
のフレア部を嵌合して嵌合内面側で円筒部端とフ
レア部又は円筒部とフレア部端を溶接すれば、継
手フランジから排気パイプの方向に向かつて断面
係数が緩やかに小さくなり、溶接部での応力集中
を防ぐことができ、従つて接合部での亀裂が防止
できる。
また、嵌合内面側で円筒部端とフレア部又は円
筒部とフレア部端とを溶接すれば、円筒部とフレ
ア部との間に凹部、即ち段差が生じなくなり、排
気ガスが円滑に流れる。
筒部とフレア部端とを溶接すれば、円筒部とフレ
ア部との間に凹部、即ち段差が生じなくなり、排
気ガスが円滑に流れる。
以下、図面により本考案の実施例を詳細に説明
する。
する。
第1図は、本考案の第1実施例に係る自動車用
排気管の断面図を示す。
排気管の断面図を示す。
継手フランジ1に、先端に行くに従つて細くな
るテーパ状の円筒部1Aが形成されている。排気
パイプ2の端部に、外拡がりのフレア部2Aが形
成され、円筒部1Aの外側に重なつて嵌合してい
る。円筒部1Aの先端とフレア部2Aの内側面に
環状凹部3が形成され、溶接されている。この溶
接は、環状凹部3に大きな肉盛りを得ることがで
きるので、突き合わせ溶接に準じた形状となつて
いる。
るテーパ状の円筒部1Aが形成されている。排気
パイプ2の端部に、外拡がりのフレア部2Aが形
成され、円筒部1Aの外側に重なつて嵌合してい
る。円筒部1Aの先端とフレア部2Aの内側面に
環状凹部3が形成され、溶接されている。この溶
接は、環状凹部3に大きな肉盛りを得ることがで
きるので、突き合わせ溶接に準じた形状となつて
いる。
上記の如き構成に係る本実施例によれば、円筒
部1Aと結合したフレア部2Aの径は排気パイプ
2(フレア部2A以外の部分)の径よりも大きく
なつている。従つて、強度が増加する。又、断面
係数も大きくなり、継手フランジ1から排気パイ
プ2の方向に向かつて断面係数が緩やかに小さく
なり、応力集中を防ぐことができる。従つて、排
気パイプ2の継手フランジ1との溶接部付近4
(溶接部を含む)に於ける亀裂を防止することが
できる。
部1Aと結合したフレア部2Aの径は排気パイプ
2(フレア部2A以外の部分)の径よりも大きく
なつている。従つて、強度が増加する。又、断面
係数も大きくなり、継手フランジ1から排気パイ
プ2の方向に向かつて断面係数が緩やかに小さく
なり、応力集中を防ぐことができる。従つて、排
気パイプ2の継手フランジ1との溶接部付近4
(溶接部を含む)に於ける亀裂を防止することが
できる。
又、円筒部1Aとフレア部2Aを突き合わせ溶
接に準じて結合することにより、溶接の信頼性が
向上し、しかも、環状凹部3に大きな肉盛りが形
成されているので、板厚を厚くしたのと同様な効
果を奏すると共に、円筒部1A端とフレア部2A
との間に環状凹部3がなくなり、即ち段差がなく
なつて、排気ガスが円滑に流れる。
接に準じて結合することにより、溶接の信頼性が
向上し、しかも、環状凹部3に大きな肉盛りが形
成されているので、板厚を厚くしたのと同様な効
果を奏すると共に、円筒部1A端とフレア部2A
との間に環状凹部3がなくなり、即ち段差がなく
なつて、排気ガスが円滑に流れる。
第2図は、本考案の第2実施例に係る自動車用
排気管の断面図を示す。
排気管の断面図を示す。
第1実施例に於ては、フレア部2Aが円筒部1
Aの外側に重なつている。これに対して、第2実
施例に於ては、フレア部2Bが円筒部1Bの内側
に重なり、フレア部2Bの先端と円筒部1Bの内
側面が溶接されている。第2実施例によれば、第
1実施例の効果に加えて、溶接トーチを円筒部1
B及びフレア部2Bに適切な角度に向けることが
でき、従つて、溶接がやり易くなる。
Aの外側に重なつている。これに対して、第2実
施例に於ては、フレア部2Bが円筒部1Bの内側
に重なり、フレア部2Bの先端と円筒部1Bの内
側面が溶接されている。第2実施例によれば、第
1実施例の効果に加えて、溶接トーチを円筒部1
B及びフレア部2Bに適切な角度に向けることが
でき、従つて、溶接がやり易くなる。
以上述べたように、本考案によれば、自動車用
排気管にあつて、排気パイプの継手フランジとの
溶接部付近に於ける亀裂を防止でき、また円筒部
とフレア部との間に段差がなくなつて、排気ガス
が円滑に流れる効果を奏する。
排気管にあつて、排気パイプの継手フランジとの
溶接部付近に於ける亀裂を防止でき、また円筒部
とフレア部との間に段差がなくなつて、排気ガス
が円滑に流れる効果を奏する。
第1図は本考案の第1実施例に係る自動車用排
気管の断面図、第2図は本考案の第2実施例に係
る自動車用排気管の断面図、第3図は従来に於け
る自動車用排気管の断面図、第4図は第3図で示
した自動車用排気管を改良した断面図である。 1……継手フランジ、1A……円筒部、2……
排気パイプ、2A……フレア部、3……環状凹
部。
気管の断面図、第2図は本考案の第2実施例に係
る自動車用排気管の断面図、第3図は従来に於け
る自動車用排気管の断面図、第4図は第3図で示
した自動車用排気管を改良した断面図である。 1……継手フランジ、1A……円筒部、2……
排気パイプ、2A……フレア部、3……環状凹
部。
Claims (1)
- 継手フランジと排気パイプの端部とを溶接した
自動車用排気管に於て、継手フランジに設けたテ
ーパ状の円筒部と排気パイプの端部に設けたフレ
ア部を嵌合し、嵌合内面側で円筒部端とフレア部
又は円筒部とフレア部端を溶接して継手フランジ
と排気パイプを結合して成ることを特徴とする自
動車用排気管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986072530U JPH0513940Y2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986072530U JPH0513940Y2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62184129U JPS62184129U (ja) | 1987-11-21 |
JPH0513940Y2 true JPH0513940Y2 (ja) | 1993-04-14 |
Family
ID=30916061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986072530U Expired - Lifetime JPH0513940Y2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0513940Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2556021Y2 (ja) * | 1991-01-28 | 1997-12-03 | カルソニック株式会社 | 管体の接続構造 |
JP2015194103A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | ダイハツ工業株式会社 | 接続構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5949715B2 (ja) * | 1981-10-16 | 1984-12-04 | オリジン電気株式会社 | 半導体ダイオ−ド |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5949715U (ja) * | 1982-09-24 | 1984-04-02 | マツダ株式会社 | エンジンの排気管継手構造 |
-
1986
- 1986-05-14 JP JP1986072530U patent/JPH0513940Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5949715B2 (ja) * | 1981-10-16 | 1984-12-04 | オリジン電気株式会社 | 半導体ダイオ−ド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62184129U (ja) | 1987-11-21 |
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