JPH05138980A - マルチ・ヘツド・プリンタにおけるキヤリア制御方式 - Google Patents

マルチ・ヘツド・プリンタにおけるキヤリア制御方式

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JPH05138980A
JPH05138980A JP33116691A JP33116691A JPH05138980A JP H05138980 A JPH05138980 A JP H05138980A JP 33116691 A JP33116691 A JP 33116691A JP 33116691 A JP33116691 A JP 33116691A JP H05138980 A JPH05138980 A JP H05138980A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチ・ヘッド・プリンタにおいて、キャリ
ア・モータの温度上昇を許容値以内におさえ、キャリア
・モータを駆動するためのドライバおよびその電源容量
を小さくするとともに、スルー・プットの向上を図るこ
と。 【構成】 ANK(アルファ・ニューメリック・カナ)
の印字モードにおいて、印字桁数が32桁未満のとき、
印字速度をANK基本印字速度41(点線)から、KN
J(漢字)基本印字速度42(黒丸付実線)に切り換え
る。またANK印字モード、KNJ印字モードにおい
て、印字桁数が10桁未満のとき、キャリア・モータが
停止してから次に起動するまでの間に所定の待ち時間を
設ける。その結果、キャリア・モータの実効電流を抑制
でき、温度上昇が防止できる。また、キャリア・モータ
11の立ち上げ、立ち下げのために要する時間は減少す
るため、印字桁数が少ない場合におけるスループットを
向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の印字ヘッドを備え
たマルチ・ヘッド・プリンタにおけるキャリア・モータ
の温度上昇を防止するための制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は本発明の対象となるマルチ・ヘッ
ド・プリンタにおけるキャリア・モータ制御回路であ
る。同図において、11はキャリア・モータ、12はベ
ルト、13はキャリア、13’は印字ヘッド、14はプ
ロセッサ、15はPWMドライバ、16はハンマー・ド
ライバ、17はカウンタ回路、18はホスト・コンピュ
ータである。
【0003】図7において、キャリア・モータ11はP
WMドライバ15の出力により駆動され、ベルト12を
介して複数の印字ヘッド13’を搭載したキャリア13
を移動させる。PWMドライバ15はプロセッサ14の
出力信号に応じたキャリア・モータ11の駆動信号を出
力する回路であり、プロセッサ14の出力をパルス幅変
調してキャリア・モータ11に与える。ハンマー・ドラ
イバ16はプロセッサ14の出力に応じて印字ヘッド1
3’を駆動する信号を出力する。
【0004】キャリア・モータ11には図示されていな
いがエンコーダが設けられており、エンコーダの出力は
カウンタ回路17に与えられ、キャリア13の速度、位
置情報がプロセッサ14にフィードバックされる。ま
た、プロセッサ14はホスト・コンピュータ18と接続
されており、プロセッサ14にはホスト・コンピュータ
18から印字データおよびその制御信号が与えられる。
【0005】図8は図7に示すキャリア13の位置ー速
度パターンを示す図である。同図において、横軸は位
置、縦軸は速度であり、21はアルファ・ニューメリッ
ク・カナ(以下ANKと略記する)を印字する場合の位
置ー速度パターンを示し、22は漢字(以下KNJと略
記する)を印字するときの位置ー速度パターンを示す。
【0006】図7において、プロセッサ14はANK印
字モードもしくはKNJ印字モードにおいて、カウンタ
回路17からフィードバックされるキャリア13の位
置、速度情報と図8に示す位置ー速度パターン21もし
くは22を比較する。そして、それぞれの印字モードに
おいて、キャリア13が図8に示す位置ー速度パターン
で動作するようにPWMドライバ15に制御信号を出力
する。
【0007】PWMドライバ15はプロセッサ14の出
力信号を、パルス幅信号に変換してキャリア・モータ1
1に与え、キャリア・モータ11を駆動する。キャリア
・モータ11はベルト12を介して印字ヘッド13’を
搭載したキャリア13を移動させる。また、ハンマー・
ドライバ16はプロセッサ14の出力信号に応じて印字
ヘッド13’を駆動し、ANKもしくはKNJを印字さ
せる。
【0008】図9はマルチ・ヘッド・プリンタにおける
印字桁数とキャリア・モータ11に流れる実効電流の関
係の1例を示す図である。同図において、横軸は印字桁
数、縦軸はキャリア・モータの実効電流であり、31は
ANK印字速度における実効電流、また32はKNJ印
字速度における実効電流を示す。同図から明らかなよう
に、マルチ・ヘッド・プリンタにおいては、印字桁数が
少なくなると、キャリア・モータの起動停止が頻繁とな
り、キャリア・モータの実効電流は増加する。
【0009】ところで、従来、マルチ・ヘッド・プリン
タにおいては、印字桁数が少ない場合の温度上昇を考慮
して、印字桁数の少ないときの実効電流に耐えられる容
量のキャリア・モータを使用していた。このため、従来
のマルチ・ヘッド・プリンタにおいては、大容量のキャ
リア・モータを必要とし、キャリア・モータを駆動する
ためのドライバ、およびその電源の電力容量が大きくな
るとともに、プリンタ全体の容積、重量が大きくなると
いう欠点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
装置の欠点に鑑みなされたものであって、マルチ・ヘッ
ド・プリンタにおいて、キャリア・モータの温度上昇を
許容値以内に抑え、キャリア・モータを駆動するための
ドライバおよびその電源容量を小さくすることができる
とともに、ANK、KNJ印字モードにおける印字速度
を低下させることなく、逆に、印字桁数の少ないときの
スルー・プットの向上を図ることができるマルチ・ヘッ
ド・プリンタにおけるキャリア制御方式を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、複数の印字ヘッド13’を搭載した複数の
キャリア13と、キャリア13を移動させるキャリア・
モータ11を備えたマルチ・ヘッド・プリンタのキャリ
ア制御方式において、印字桁数が第1の所定の桁数未満
のとき、印字速度を第1の印字速度から、第1の印字速
度より遅い第2の所定の印字速度に切り換える。また、
印字桁数が第1の印字桁数より少ない第2の所定の印字
桁数未満のとき、キャリア・モータ11が停止してから
次に起動するまでの間に所定の待ち時間を設け、キャリ
ア・モータ11の温度上昇を抑制する。また、上記構成
に加え、キャリア・モータ11の温度が所定温度以上の
場合、印字桁数が第3の所定桁数未満のとき、キャリア
・モータ11を起動してから所定の印字速度に達するま
での距離、もしくは所定の印字速度からキャリア・モー
タ11が停止するまでの距離を、所定桁数に対応した距
離だけ長くし、温度上昇時のキャリア・モータ11の消
費電力を抑制する。
【0012】
【作用】マルチ・ヘッド・プリンタにおいては、印字桁
数が少なくなると、キャリア・モータの起動停止が頻繁
となり、キャリア・モータの実効電流は増加する。本発
明においては、印字桁数が所定の第1の桁数未満のと
き、印字速度を第1の印字速度から、第1の印字速度よ
り遅い第2の所定の印字速度に切り換え、また、印字桁
数が第1の印字桁数より少ない第2の所定の印字桁数未
満のとき、キャリア・モータ11が停止してから次に起
動するまでの間に所定の待ち時間を設けることにより、
キャリア・モータ11の温度上昇を防止する。また、印
字桁数が所定の第1の桁数未満のとき、印字速度を第1
の印字速度から、第1の印字速度より遅い第2の所定の
印字速度に切り換えることにより、キャリア・モータ1
1の立ち上げ、立ち下げのために要する時間は減少し、
印字桁数が少ない場合におけるスループットを向上させ
ることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の1実施例である、印字桁数と
印字速度の関係を示す図である。同図において、横軸は
印字桁数を示し、縦軸は印字速度LPM(1分間あたり
の印字行数)である。同図において、41(点線)はA
NK印字モードにおける基本印字速度、42(黒丸を含
む実線)はKNJ印字モードにおける基本印字速度、4
3(実線)はキャリア・モータが常温のときの本発明の
ANK印字モードにおける印字速度、44(細い点線)
はキャリア・モータの温度が上昇しているときの本発明
のANK印字モードにおける印字速度、45(一点鎖
線)は本発明におけるKNJ印字モードにおける印字速
度を示す。
【0014】図2は本実施例におけるキャリア・モータ
制御回路の一部を示した図である。本実施例の図2にお
いては、前述した図7に示したものにキャリア・モータ
の温度を検出しプロセッサ14に入力する温度検出手段
19が付加されており、その他の構成は図7に示したも
のと同じであり、同一の手段には同じ符号が付されてい
る。
【0015】図3は本実施例におけるキャリア13の位
置ー速度パターンを示したものであり、同図において、
aないしcはキャリア・モータ11が常温(90°C以
下)の位置ー速度パターンであり、aは印字桁数が例え
ば45桁の場合のANK印字モードの位置ー速度パター
ン、bはKNJ印字モードおよび印字桁数が32桁以下
の場合のANK印字モードの位置ー速度パターン、cは
KNJ印字モードおよびANK印字モードにおける、印
字桁数が10桁以下の位置ー速度パターンを示す。dは
キャリア・モータ11が温度上昇した場合(90°C以
上)のANK印字モード(印字桁数が38桁以下)にお
ける位置ー速度パターンを示す。
【0016】次に図1ないし図3を用いて、本発明にお
けるマルチ・ヘッド・プリンタのキャリア制御方式につ
いて説明する。図2の温度検出器19により検出したキ
ャリア・モータ11の温度が常温、例えば90°C以下
のとき、キャリア13の位置および速度を下記のように
制御する。
【0017】 印字モードがKNJ印字モードのと
き、図1に示すように、印字桁数が10桁以上の場合
は、図3bに示すように基本KNJ印字速度で制御し、
印字桁数が10桁(ANK換算)未満の場合には、図3
cに示すように、キャリア・モータ11が停止してから
次に起動するまでの間に所定の待ち時間twを設ける。 印字モードがANK印字モードのとき、図1に示す
ように、印字桁数が32桁以上の場合には図3aに示す
ようにANK基本印字速度で制御し、印字桁数が32桁
未満の場合には、印字速度を図3bに示すような基本K
NJ印字速度にする。また、印字桁数が10桁未満の場
合には、KNJ印字モードの場合と同様、キャリア・モ
ータ11が停止してから次に起動するまでの間に所定の
待ち時間twを設ける。
【0018】温度検出器19により検出したキャリア・
モータの温度が上昇し、例えば90°C以上になると、
キャリア・モータ11の速度を次のように制御する。 印字モードがKNJ印字モードのときは、上記した
の場合と同様、印字桁数が10桁(ANK換算)未満
の場合には、図3cに示すように、キャリア・モータ1
1が停止してから次に起動するまでの間に所定の待ち時
間twを設ける。 印字モードがANK印字モードのときは、図1に示
すように、印字桁数が38桁未満の場合、キャリア・モ
ータ11の起動もしくは停止時の立ち上がり、立ち下が
り、すなわち、キャリア・モータを起動してから所定の
印字速度に達するまでの距離、もしくは所定の印字速度
からキャリア・モータが停止するまでの距離を、図3d
に示すように3桁分だけ伸ばす。また、印字桁数が30
桁未満のとき、KNJ印字速度に速度を切り換える。さ
らに、印字桁数が10桁未満のときには、上記のよう
にキャリア・モータ11が停止してから次に起動するま
での間に所定の待ち時間twを設ける。
【0019】上記のようにキャリアの位置ー速度を制御
することにより、KNJ印字モードにおいては、図1の
曲線45に示すように、印字桁数45桁から印字桁数1
0桁までは、KNJ基本印字速度曲線42に沿って印字
速度が変化し、印字桁数が10桁未満になると、印字速
度は印字桁数に関係なく一定となる。
【0020】また、ANK印字モードにおいては、キャ
リア・モータの温度が常温(例えば90°C以下)のと
き、図1の曲線43に示すように、印字桁数が45桁か
ら32桁まではANK基本印字速度曲線41に沿って印
字速度が変化し、印字速度が32桁未満になるとKNJ
印字基本速度曲線42に沿って印字速度が変化する。さ
らに、印字桁数が10桁未満になると、印字速度は印字
桁数に関係なく一定となる。
【0021】ANK印字モードにおいて、モータの温度
が上昇すると(90°C以上)、図1の曲線44に示す
ように、印字桁数が45桁から38桁までは、ANK基
本印字速度曲線に沿って印字速度が変化し、印字桁数が
38桁未満になると、キャリア・モータ11の立ち上が
り、立ち下がりを3桁分だけのばす結果、図1の曲線4
4’に示すように印字速度が低下する。さらに、印字桁
数が30桁未満になるとKNJ基本印字速度曲線42に
沿って印字速度が変化し、印字桁数が10桁未満になる
と、印字速度は印字桁数に関係なく一定となる。
【0022】図4は上記のように印字速度を制御した場
合の印字桁数とキャリア・モータ11の実効電流の関係
を示した図である。同図において、51の点線はANK
基本印字速度におけるキャリア・モータ11の実効電
流、52の点線はKNJ基本印字速度におけるキャリア
・モータ11の実効電流である。
【0023】また、53の実線は本実施例におけるキャ
リア・モータ11が常温(90°C以下)のときのAN
K印字速度におけるキャリア・モータ11の実効電流、
54の一点鎖線は本実施例におけるKNJ印字速度にお
けるキャリア・モータ11の実効電流、55の点線は本
実施例におけるキャリア・モータ11が温度上昇(90
°C以上)したときのANK印字速度におけるキャリア
・モータ11の実効電流である。さらに、56は本実施
例におけるキャリア・モータ11の実効電流の限界ライ
ンを示す。
【0024】本実施例によれば、図4から明らかなよう
に、キャリア・モータ11の実効電流を所定の限界ライ
ン56以下とすることができる。また、ANK印字モー
ドにおいて印字桁数が38桁未満のとき、キャリア・モ
ータ11の立ち上がり、立ち下がりを3桁分だけのばす
ことにより、キャリア・モータ11の温度上昇時の実効
電流を抑制することができる。さらに、上記のように、
ANK印字モードにおいて、ANK印字速度をKNJ印
字速度に切り換えると、印字時のキャリア13の移動速
度は低下するが、キャリア・モータ11の立ち上げ、立
ち下げのために要する時間は減少するため、印字速度は
低下せず、逆に、印字桁数が少ない場合におけるスルー
プットを向上させることができる。
【0025】次に図5および図6に示すフローチャート
により、本実施例を説明する。なお、以下に説明するフ
ローチャートにおいて、SPDFLG、CRADRはそ
れぞれ、下記の事項を意味する。 SPDFLG 印字速度情報(ANK/KNJ)を格
納するフラグ CRADR キャリア13の現在位置の物理アドレ
ス また、SLUPCT、CRDSA、CRDEAは図6b
に示すように、それぞれ、下記の事項を意味する。 SLUPCT キャリア13の速度を立ち上げるのに
必要なパルス数を格納するレジスタ CRDSA キャリア13の印字開始アドレスを格
納するレジスタ CRDEA キャリア13の印字終了アドレスを格
納するレジスタ
【0026】ホスト・コンピュータ18側より印刷デー
タを受信し、ライン・バッファにビットパターンに展開
したのち、図5のステップS1において、印字指令コマ
ンドを受信すると、ステップS2において、受信した印
刷データをもとに、印字開始/終了のキャリア13の物
理アドレス値をレジスタCRDSA、CRDEAにセッ
トする。ステップS3において、印刷するデータの種類
を判別し、印刷するデータがANKの場合には、ステッ
プS4へ、また印刷するデータがKNJの場合にはステ
ップS11に行く。
【0027】ステップS4において、印字桁数が30桁
未満か否かを判別し、印字桁数が30桁未満の場合には
ステップS11に行き、印字桁数が30桁以上の場合に
は、ステップS5に行く。ステップS5において、キャ
リア・モータ11が常温か否かを判別し、常温の場合に
は、ステップS6に行く。
【0028】ステップS6において、印字桁数が32桁
未満か否かを判別し、印字桁数が32桁未満の場合には
ステップS11に行き、印字桁数が32桁以上の場合に
は、ステップS7に行く。また、ステップS5におい
て、キャリア・モータ11が常温でない場合には、ステ
ップS8に行き、印字桁数が38桁未満か否かを判別
し、印字桁数が38桁以上の場合にはステップS7に行
き、印字桁数が38桁未満の場合には、ステップS9に
行く。
【0029】ステップS7においては、ANKスルーイ
ング・パルス数をSLUPCTにセットする。また、ス
テップS9においては、ANKスルーイング・パルス数
に3桁分のパルスを加算したパルス数をSLUPCTに
セットする。ついで、ステップS10において、SPD
FLGにANK速度情報をセットする。ステップS11
においては、KNJスルーイング・パルス数をSLUP
CTにセットし、ステップS12において、SPDFL
GにKNJ速度情報をセットする。ついで、図6aに行
き、CRDEAの内容とCRDSAの内容の差の2分の
1がCRADRより大きいか否かを判別する。すなわ
ち、キャリア13の現在の物理アドレスが図6bにおけ
るCRDEAとCRDSAの中点Pより右側にあるか、
左側にあるかを判別する。
【0030】キャリア13の現在の物理アドレスが図6
bにおける中点Pより左側にある場合には、ステップS
14において、CRDSAとCRADRの差がSLUP
CTより大きいか否かを判別し、小さい場合には、ステ
ップS15に行く。すなわち、ステップS14において
は、キャリア13の現在の物理アドレスCRADRが図
6bの点Qより右側にあるか否かを判別し、点Qより右
側にある場合には、ステップS15において、(CRD
SA−SLUPCT)の位置、すなわち、図6bのQ点
にキャリア13を移動させ、ステップS18に行く。
【0031】キャリア13の現在の物理アドレスが図6
bにおける中点Pより右側にある場合には、ステップS
16において、CRADRとCRDEAの差がSLUP
CTより大きいか否かを判別し、小さい場合には、ステ
ップS17に行く。すなわち、ステップS16において
は、キャリア13の現在の物理アドレスCRADRが図
6bの点Rより左側にあるか否かを判別し、点Rより左
側にある場合には、ステップS17において、(CRD
EA+SLUPCT)の位置、すなわち、図6bのR点
にキャリア13を移動させ、ステップS18に行く。
【0032】また、ステップS14あるいはステップS
16において、キャリア13の現在の物理アドレスCR
ADRが図6bの点Qの左側もしくは点Rの右側にある
と判別された場合には、ステップS18に行く。ステッ
プS18においては、キャリア13の印字速度情報(A
NK/KNJ)を格納したフラグSPDFLGの情報に
より、KNJまたはANKの印字速度で印字を実行す
る。
【0033】ついで、ステップS19において、印字桁
数が10桁未満か否かを判別し、10桁未満の場合に
は、ステップS20において、10−(印字桁数)だけ
時間待ちをしたのち、ステップS21に行き印字を終了
する。ステップS19において、印字桁数が10桁以上
の場合には、ステップS22に行き、印字を終了する。
【0034】なお、上記実施例においては、キャリア・
モータに温度検出器を取り付け温度を検出する例につい
て説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、キャリア・モータに温度検出器を設ける代わり
に、プロセッサおいて、プリンタの使用時間、印字桁数
からキャリア・モータの温度を推定したり、周囲温度、
キャリア・モータの実効電流などから、キャリア・モー
タの温度を推定するなど、種々の温度検出手段を採用す
ることができる。
【0035】また、上記実施例においては、常温時のA
NK印字モードにおいて、ANK印字速度からKNJ印
字速度に切り換える印字桁数を32桁未満、また、AN
KおよびKNJ印字モードにおいて、待ち時間制御を行
う桁数を10桁未満などに選定する例を示したが、本発
明は上記実施例の数値に限定されるものではなく、本実
施例に示した数値はプリンタの種類、印字ヘッドの数な
どに応じて任意の最適値に選定できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明においては、印字桁数が所定値より少ない場合に
印字速度を低下させるとともに、印字桁数がさらに減少
したとき、所定の待ち時間後にキャリア・モータを起動
するようにしたので次に示す効果が得られる。 マルチ・ヘッド・プリンタにおけるキャリア・モー
タに供給する電力を所定の限界ライン内にすることがで
き、キャリア・モータ駆動回路の容量、電源容量を小さ
くすることができる。 容量の比較的小さなキャリア・モータを用いること
ができるとともに、その温度上昇を抑制することができ
る。 ANK、KNJ印字モードにおける印字速度を低下
させることなく、逆に、印字桁数の少ないときの、スル
ー・プットを向上することができる。 また、キャリア・モータの温度が上昇した場合、印字桁
数が所定桁数より少ないとき、キャリア・モータの立ち
上げ、もしくは立ち下げを数桁ぶん伸ばすことにより、
温度上昇時のモータの消費電力を制限することができ、
キャリア・モータの温度上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のおける印字桁数と印字速度の関係を示
す図である。
【図2】本発明の1実施例を示す図である。
【図3】本発明におけるキャリアの位置ー速度パターン
を示す図である。
【図4】本発明における印字桁数とモータ実効電流を示
す図である。
【図5】本発明の実施例のフローチャートである。
【図6】本発明の実施例のフローチャート(続き)であ
る。
【図7】本発明の対象となるキャリアモータ制御回路図
である。
【図8】キャリアの位置ー速度パターンを示す図であ
る。
【図9】印字桁数とモータ実効電流を示す図である。
【符号の説明】
11 キャリア・モータ 12 ベルト 13 キャリア 13’印字ヘッド 14 プロセッサ 15 PWMドライバ 16 ハンマー・ドライバ 17 カウンタ回路 18 ホスト・コンピュータ 19 温度検出手段 43 常温時のANK印字モードにおける印字速度 44 温度上昇時のANK印字モードにおける印字速度 45 KNJ印字モードにおける印字速度 53 常温時のANK印字速度における実効電流 54 KNJ印字速度における実効電流 55 温度上昇時のANK印字速度における実効電流

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の印字ヘッド(13') を搭載した複数
    のキャリア(13)と、 キャリア(13)を移動させるキャリア・モータ(11)を備え
    たマルチ・ヘッド・プリンタにおけるキャリア制御方式
    において、 印字桁数が第1の所定の桁数未満のとき、印字速度を第
    1の印字速度から、第1の印字速度より遅い第2の所定
    の印字速度に切り換えるとともに、 印字桁数が第1の印字桁数より少ない第2の所定の印字
    桁数未満のとき、キャリア・モータが停止してから次に
    起動するまでの間に所定の待ち時間を設けることによ
    り、キャリア・モータの温度上昇を抑えることを特徴と
    するマルチ・ヘッド・プリンタにおけるキャリア制御方
    式。
  2. 【請求項2】 キャリア・モータ(11)の温度が所定温度
    以上の場合、 印字桁数が第3の所定桁数未満のとき、キャリア・モー
    タ(11)を起動してから所定の印字速度に達するまでの距
    離、もしくは所定の印字速度からキャリア・モータ(11)
    が減速して停止するまでの距離を、所定桁数に対応した
    距離だけ長くすることを特徴とする請求項1のマルチ・
    ヘッド・プリンタにおけるキャリア制御方式。
JP3331166A 1991-11-20 1991-11-20 マルチ・ヘッド・プリンタにおけるキャリア制御方法 Expired - Lifetime JP2656868B2 (ja)

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JP3331166A Expired - Lifetime JP2656868B2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 マルチ・ヘッド・プリンタにおけるキャリア制御方法

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55124684A (en) * 1979-03-20 1980-09-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Printing velocity controller
JPS5987191A (ja) * 1982-11-10 1984-05-19 Brother Ind Ltd シリアルプリンタ
JPS63162262A (ja) * 1986-12-26 1988-07-05 Toshiba Corp プリンタ装置
JPS6427983A (en) * 1987-07-24 1989-01-30 Oki Electric Ind Co Ltd Overheat preventive method for line-feeding motor in printer

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JP2656868B2 (ja) 1997-09-24

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