JPH0825672A - サーマルヘッド分割駆動装置 - Google Patents

サーマルヘッド分割駆動装置

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JPH0825672A
JPH0825672A JP18533694A JP18533694A JPH0825672A JP H0825672 A JPH0825672 A JP H0825672A JP 18533694 A JP18533694 A JP 18533694A JP 18533694 A JP18533694 A JP 18533694A JP H0825672 A JPH0825672 A JP H0825672A
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JP
Japan
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dots
data
thermal head
drive
print pattern
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Application number
JP18533694A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kishi
俊明 岸
Keiichi Tanioka
恵一 谷岡
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1ライン分の印刷パターンデータを分割し、
その分割数にしたがってサーマルヘッドを時分割駆動す
る際に、サーマルヘッドを構成する発熱素子を同時に駆
動可能な最大駆動ドット数の範囲内で分割回数の最適化
を図ることにより分割回数を大幅に減少する。 【構成】 黒データ判定/カウンタ部3は印刷パターン
データのオンドット数をカウントする。ROM6はサー
マルヘッド10を構成する発熱素子を同時に駆動可能な
上限値を示す最大駆動ドット数を記憶する。前記オンド
ット数が最大駆動ドット数に達するたびにそのドット位
置までを1ブロックデータとして印刷パターンデータが
ブロック単位毎に分割され、この分割数にしたがってブ
ロック単位毎にサーマルヘッド10が時分割駆動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は小型電子機器に搭載さ
れているサーマルプリンタにおいて、そのサーマルヘッ
ドを時分割に分割駆動するサーマルヘッド分割駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電池を電源とする小型電子機器に
おけるサーマルヘッド分割駆動装置は、図4に示すよう
に構成されている。即ち、サーマルヘッド21は1ライ
ン分の印刷パターンデータを構成する各ドットに対応付
けてそのドット数分の発熱素子を備えて成るもので、図
示の例では1ライン256ドットの発熱素子を有する構
成となっている。ここで、サーマルヘッド21の1ライ
ン256ドットの発熱素子を一度に全て駆動させると、
電池を電源として駆動するサーマルプリンタでは消費電
流が著しく増大し、電池寿命を短くするため、従来にお
いては1ライン256ドットのサーマルヘッドを4分割
して時分割駆動するようにしている。この場合、発熱素
子を同時に駆動可能な上限値を示す最大駆動ドット数と
して「64ドット」に設定されており、シフトレジスタ
によって構成されて成る4つのヘッドドライバ22A、
22B、22C、22Dはサーマルヘッド21の各発熱
素子のうちその1ドット〜64ドットを1段目のヘッド
ドライバ22Aが駆動し、65ドット〜128ドットを
2段目のヘッドドライバ22Bが駆動し、129ドット
〜192ドットを3段目のヘッドドライバ22Cが駆動
し、193ドット〜256ドットを4段目のヘッドドラ
イバ22Dが駆動するようにしている。そして、各ヘッ
ドドライバ22A〜22Dはクロック信号に同期して印
刷パターンデータを1ビットづつ取り込み、1ライン分
の印刷パターンデータがヘッドドライバ22A〜22D
にセットされた際に、ヘッドドライバ22A〜22Dは
対応するストローブ信号A〜Dに応答して動作する。な
お、このストローブ信号A〜Dはローアクティブの信号
で、A、B、C、Dの順に出力される。
【0003】図5はこのサーマルヘッド分割駆動装置の
動作タイミングを示したもので、クロック信号に同期し
て1ライン分の印刷パターンデータを1ビットづつヘッ
ドドライバ22A〜22Dにセットするデータ転送期間
が終了すると、ストローブ信号A〜Dが順次ローレベル
となり、これに同期してヘッドドライバ22A〜22D
を順次駆動させるストローブ期間となる。これによって
サーマルヘッド21はヘッドドライバ22A〜22Dの
単位で時分割駆動され、最大駆動ドット数「64ドッ
ト」を越えない範囲内での動的分割が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストロ
ーブ信号A〜D毎にサーマルヘッドを分割駆動するもの
にあっては、1ライン分の印刷パターン内に存在するオ
ンドット数(黒データ数)にかかわらず常に4分割制御
されるため、印字速度が遅くなるという欠点があった。
そこで、従来においては、隣り合うヘッドドライバ22
A〜22Dを同時に駆動制御するようにしたものも存在
するが、この種のものにおいては、例えば、各ヘッドド
ライバ22A〜22Dにオンドット数がそれぞれ「10
ドット」存在する場合には2分割制御で足りるが、それ
でも分割回数の最適化を図る上で十分なものとはなら
ず、また、各ヘッドドライバ22A〜22Dにオンドッ
ト数がそれぞれ「33ドット」存在する場合には2つの
ヘッドドライバの合計オンドット数が「66ドット」と
なり、最大駆動ドット数「64ドット」を越えてしまう
ため、4分割で駆動するしかなかった。この発明の課題
は、1ライン分の印刷パターンデータを分割し、その分
割数にしたがってサーマルヘッドを時分割駆動する際
に、サーマルヘッドを構成する発熱素子を同時に駆動可
能な最大駆動ドット数の範囲内で分割回数の最適化を図
ることにより分割回数を大幅に減少できるようにするこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。 (1)、サーマルヘッドは1ライン分の印刷パターンデ
ータを構成する各ドットに対応付けてそのドット数分の
発熱素子を備えたもので、例えば1ライン256ドット
構成となっている。 (2)、上限値記憶手段はこのサーマルヘッドを構成す
る発熱素子を同時に駆動可能な上限値を示す最大駆動ド
ット数を記憶するもので、例えば、1ライン256ドッ
ト構成のサーマルヘッドの場合には、最大駆動ドット数
は「64ドット」となる。 (3)、計数手段は印刷パターンデータ内のオンドット
数を計数するもので、例えば黒印字する黒ドットのデー
タ数をカウントする。 (4)、比較手段はこの計数手段によって得られたオン
ドット数と前記上限値記憶手段内の最大駆動ドット数と
を比較する。 (5)、分割手段はこの比較手段によって前記オンドッ
ト数が前記最大駆動ドット数に達するたびにそのドット
位置までを1ブロックデータとして印刷パターンデータ
をブロック単位毎に分割する。 (6)、駆動手段はこの分割手段によって分割された印
刷パターンデータの分割数にしたがってブロック単位毎
にサーマルヘッドを時分割駆動する。
【0006】
【作用】この発明の手段の作用は次の通りである。い
ま、1ライン256ドット構成のサーマルヘッドにおい
て、最大駆動ドット数が「64ドット」とする。計数手
段は印刷パターンデータ内のオンドット数を計数してゆ
き、比較手段によってその値が最大駆動ドット数である
「64ドット」に達したことが検出されると、分割手段
はそのドット位置までを1ブロックデータとして印刷パ
ターンデータをブロック単位毎に分割する。例えば、印
刷パターンデータ内のオンドット数が129ドット〜1
92ドットの場合には3分割され、65ドット〜128
ドットの場合には2分割される。このようにしてブロッ
ク単位毎に印刷パターンデータを分割すると、駆動手段
は分割された印刷パターンデータの分割数にしたがって
ブロック単位毎にサーマルヘッドを時分割駆動する。し
たがって、1ライン分の印刷パターンデータを分割し、
その分割数にしたがってサーマルヘッドを時分割駆動す
る際に、サーマルヘッドを構成する発熱素子を同時に駆
動可能な最大駆動ドット数の範囲内で分割回数の最適化
を図ることにより分割回数を大幅に減少することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して一実施例を説明
する。図1はサーマルヘッド分割駆動装置の全体構成を
示したブロック図である。初段バッファ1はCPU(図
示せず)から転送されて来た1ライン分の印刷パターン
データ(1ライン256ビット構成のビットイメージデ
ータ)が格納されるもので、1ライン分の印刷パターン
データが初段バッファ1にセットされると、この初段バ
ッファ1内のデータは全て後段バッファ2に転送され
る。後段バッフア2はリングバッファ構成となってお
り、1ライン分の印刷パターンデータをその最下位ビッ
ト(LSB)から1ビットづつ出力し、黒データ判定/
カウンタ部3およびANDゲート4に与える。
【0008】黒データ判定/カウンタ部3は1ライン分
の印刷パターンデータが1ビットづつ後段バッファ2か
ら転送されて来る毎に、そのビットデータが“0”(白
データ)か“1”(黒データ)かを判別し、黒データで
あれば、黒データ数(オンドット数)をカウントする計
数動作を行うもので、1ライン分の印刷パターンデータ
の最下位ビットからその計数動作を開始する。この黒デ
ータ判定/カウンタ部3によって得られたオンドット数
は比較部5に与えられる。ROM6はサーマルヘッドを
構成する発熱素子を同時に駆動可能な上限値を示す最大
駆動ドット数を固定的に記憶するもので、本実施例にお
いては1ライン256ドット構成のサーマルプリンタに
対して最大駆動ドット数が「64ドット」に設定されて
いる。このROM6内の最大駆動ドット数Yは比較基準
値生成部7に読み込まれる。
【0009】比較基準値生成部7はROM6内の設定値
Yに基づいて比較基準値Y1、Y2を生成出力し、比較
部5に与えるもので、比較部5はこの比較基準値Y1、
Y2と黒データ判定/カウンタ部3で得られたオンドッ
ト数Xとを比較し、オンドット数Xが比較基準値Y1、
Y2の範囲内にあるか否かに応じて比較結果信号Zを出
力する。ここで、比較基準値Y1、Y2は最初、「Y1
=1」、「Y2=64」に設定されており、その後、一
定の条件下で「Y1=65」、「Y2=128」に変更
され、更に「Y1=129」、「Y2=192」に変更
され、最後に「Y1=193」、「Y2=256」に変
更されるもので、比較基準値Y1とY2との差はROM
6に設定されている最大駆動ドット数Yとなる。
【0010】タイミング制御部8は比較部5から出力さ
れた比較結果信号に基づいてマスク信号を出力し、AN
Dゲート4に与える。このマスク信号はANDゲート4
にゲート制御信号として入力されており、比較部5での
比較結果、オンドット数Xが比較基準値Y1、Y2の範
囲内にあるときにはハイレベル(論理値“1”)とな
り、範囲外になったときにはローレベル(論理値
“0”)となる信号である。つまり、オンドット数Xが
比較基準値Y1、Y2の範囲内にあるときにマスク信号
はANDゲート4を開成させ、後段バッファ2から1ビ
ットづつ出力される印刷パターンデータをANDゲート
4を介してヘッドドライバ9A〜9Dに転送させるが、
オンドット数Xが比較基準値Y1、Y2の範囲外にある
ときにはANDゲート4を閉成させてヘッドドライバ9
A〜9Dへの印刷パターンの転送を禁止させる。
【0011】ヘッドドライバ9A〜9Dはサーマルヘッ
ド10を構成する発熱素子を通電制御するもので、サー
マルヘッド10は1ライン分の印刷パターンデータを構
成する各ドットに対応付けてそのドット数分の発熱素子
(1ライン256ドット)を有する構成で、各ヘッドド
ライバ9A〜9Dは64ドット毎に対応する発熱素子を
駆動させる。ここで、ヘッドドライバ9A〜9Dにはタ
イミング制御部8からデータ読み込み用のクロック信号
が入力されていると共に、タイミング制御部8から1つ
のストローブ信号がそれぞれ同時に入力されている。こ
こで、本実施例においては図4で示したサーマルヘッド
分割駆動装置と同様にヘッドドライバを物理的に4つに
分割しているが、各ヘッドドライバ9A〜9Dを時分割
駆動せず、1つのストローブ信号によって同時に駆動さ
せるもので、論理的には1つのヘッドドライバと同様の
構成となっている。なお、タイミング制御部8は紙送り
用のモータ11を駆動させる駆動信号を出力し、1ライ
ン分の印刷パターンデータを印刷し終る毎にモータ11
を駆動させて1ライン分の紙送りを行う。
【0012】次に、本実施例の動作を図2に示すタイム
チャート、図3に示すフローチャートにしたがって説明
する。いま、図2(A)に示すように1ライン256ド
ット構成のサーマルヘッド10において、ヘッドドライ
バ9Aが1ドット〜64ドット、ヘッドドライバ9Bが
65ドット〜128ドット、ヘッドドライバ9Cが12
9ドット〜193ドット、ヘッドドライバ9Dが193
ドット〜256ドットに対応付けられているものとす
る。この状態において、印刷指令が与えられると、サー
マルヘッド分割駆動装置は図3に示すフローチャートに
したがって動作する。
【0013】先ず、比較基準値生成部7はROM6から
設定値Yを取り込むと共に比較基準値Y1、Y2をそれ
ぞれクリアする(ステップS1)。次に、CPUから転
送されて来た1ライン分の印刷パターンデータが初段バ
ッファ1に格納されると共に(ステップS2)、更に初
段バッファ1を介して後段バッファ2に格納される(ス
テップS3)。すると、比較基準値生成部7は「Y2←
Y2+Y」、「Y1←Y2−(Y−1)」の演算を行っ
て比較基準値Y2、Y1を設定すると共に、黒データ判
定/カウンタ部3はそのカウンタ値Xをクリアし、更
に、後段バッファ2の出力ビットカウント値nが初期値
「1」に設定される(ステップS4)。ここで、最初は
Y2=0であるから「Y2+Y」の結果、Y2は「6
4」となり、また「Y2−(Y−1)」の結果、Y1は
「1」となる。
【0014】次に、後段バッファ2から出力ビットカウ
ント値nに対応する1ビット分のデータD(n)が読み
出される(ステップS5)。すると、黒データ判定/カ
ウンタ部3はこの1ビットデータD(n)が黒データ
(オンドット)か否かを判別し(ステップS6)、黒デ
ータであればオンドット数のカウント値Xに「1」を加
算してその値Xを更新するが(ステップS7)、白デー
タ(オフドット)であれば、このようなカウント動作は
行われない。そして、このカウント値(オンドット数)
Xは比較部5に与えられるため、比較部5はこのカウン
ト値Xと比較基準値生成部7からの比較基準値Y1、Y
2とを比較し、「Y1≦X≦Y2」の範囲内にカウント
値Xが存在するかをチェックする(ステップS7)。
【0015】この比較結果に応じてタイミング制御部8
はマスク信号を出力する(ステップS9、S10)。即
ち、「Y1≦X≦Y2」の条件が成立する場合、タイミ
ング制御部8は論理値“1”のマスク信号を出力し(ス
テップS9)、不成立の場合には論理値“0”のマスク
信号を出力する(ステップS10)。この結果、マスク
信号が論理値“1”のときANDゲート4が開成される
ため、後段バッファ2から出力された1ビット分のデー
タD(n)はANDゲート4を介してヘッドドライバ9
A〜9Dに転送される。いま、印刷パターンデータの先
頭1ビットのデータが後段バッファ2から出力されたも
のとすると、このビットデータはタイミング制御部8か
らのクロック信号に同期してヘッドドライバに転送され
る。
【0016】そして、次のステップS11では出力ビッ
トカウント値nが1ライン分のビット数「256」に達
したか否か、つまり、後段バッファ2から1ライン分の
印刷パターンデータが全て読み出されたか否かをチェッ
クする。いま、先頭1ビットのデータが読み出された場
合であるから出力ビットカウント値nに「1」を加算し
てその値を更新する(ステップS12)。そして、この
カウント値に対応する次の1ビット分のデータD(n)
を後段バッファ2から読み出す動作に戻り(ステップS
5)、以下、黒データ判定/カウンタ部3のカウント値
Xが比較基準値Y2(64ドット)を越えるまでマスク
信号を論理値“1”に固定したまま上述の動作が繰り返
される。ここで、図2に示すように印刷パターンデータ
の先頭ビットから黒データ数をカウントしてゆき、95
ビット目のデータが読み出された時点で黒データ数のカ
ウント値Xが最大駆動ドット数「64ドット」に達した
場合、次の96ドット目のビットデータが読み出される
と、「Y1≦X≦Y2」の条件不成立が検出されるため
(ステップS8)、タイミング制御部8はマスク信号を
論理値“0”に切り替える(ステップS10)。これに
よって96ビット〜256ビットのデータはANDゲー
ト4によってその出力が禁止されるので、96ビット目
以降のデータはマスクされることになる。
【0017】このようにして1ライン分のデータが後段
バッファ2から出力されると、ステップS11で「n=
256」が検出されるので、次のステップS13に進
み、タイミング制御部8はヘッドドライバ9A〜9Dに
対してストローブ信号をそれぞれ与える。この結果、1
ドット〜95ドットの範囲内のデータが印字出力され
る。このようにして1回目の分割駆動が終ると、マスク
信号が“1”か否かをチェックする(ステップS1
4)。ここで、1ライン分のデータが後段バッファ2か
ら読み出された時点でマスク信号が“1”のままである
ということは、黒データのカウント値Xが64ドットに
達する前に1ライン分のデータ読み出しが全て終了した
場合である。つまり、1ライン分の印刷パターンデータ
内に含まれている黒データ数が全体で64ドット以内で
あった場合、あるいは64ドット以上であっても64の
整数倍とならず、64ドット未満の端数がある場合に
は、その印字を行ったのちにおいてもマスク信号は
“1”のままとなるため、これを条件に1ライン分のデ
ータ印字を終了させる。
【0018】一方、ステップS14でマスク信号が
“0”であることが検出された場合にはステップS4に
戻る。この場合、後段バッファ2はリングバッファによ
って構成されているため、1ライン分のデータを全て出
力し終った時点で後段バッファ2の内容は初段バッファ
1から最初にデータを受け取った状態に戻されている。
ここで、ステップS4で、再び「Y2←Y2+Y」およ
び「Y1←Y2−(Y−1)」の演算が実行される結
果、比較基準値Y1およびY2の更新が行われる。即
ち、「64+64」の演算によって比較基準値Y2は
「128」に更新され、また「128−(64−1)」
の演算によって比較基準値Y1は「65」に更新され
る。以下、上述と同様の動作が実行される結果、後段バ
ッファ2内の1ライン分のデータがその先頭ビットから
順次読み出されてゆき、それが黒データであればそのカ
ウント値Xの更新が行われる。この場合、黒データカウ
ント値Xが「Y=65」になるまではマスク信号は
“0”のままとなる。つまり、カウント値X=65にな
るまでの印刷パターンデータは前回の印字で既に印字済
であるので、今回はこの部分のデータがマスクされる。
そして、X=65となり、この時点から最大駆動ドット
数64ドット分の黒データをカウントするまで(X=1
28となるまで)、マスク信号は“1”に切り替えら
れ、当該部分の印字が行われる。
【0019】以下、同様の動作が、ステップS14でマ
スク信号“1”が検出されるまで繰り返されることによ
り、1ライン分の印刷パターンデータは黒64ドットを
1ブロックデータとしてブロック単位毎に分割印字され
る。この結果、例えば、図2(C)に示したように、1
ライン分の印刷パターンデータを構成する黒データの分
布状態が各ヘッドドライバ9A〜9D毎に黒データ「3
3ドット」、白データ「31ドット」の場合、つまり、 ヘッドドライバ9A……黒データ、1〜33ドット(3
3)、白データ、34〜64ドット(31)。 ヘッドドライバ9B……黒データ、65〜97ドット
(33)、白データ、98〜128ドット(31)。 ヘッドドライバ9C……黒データ、129〜161ドッ
ト(33)、白データ、 16
2〜192ドット(31)。 ヘッドドライバ9D……黒データ、193〜225ドッ
ト(33)、白データ、 22
6〜256ドット(31)。 の場合において、従来においては4分割駆動に対して本
実施例では上述したように3分割駆動で足りる。即ち、
図2(C)に示したように先ず、1回目の分割では1〜
33ドットと65〜95ドットの合計64ドットの黒デ
ータが印字出力され、残りは白となる。次に、2回目の
分割では96〜97ドット、129〜161ドット、1
93〜221ドットの合計64ドットの黒データが印字
出力され、残りは白となる。更に3回目の分割では22
2〜225の4ドットの黒データが印字出力され、残り
は白となる。
【0020】このように本実施例においては1ライン分
の印刷パターンデータの黒データ数をカウントしてゆ
き、このカウント値が予め設定されている最大駆動ドッ
ト数「64ドット」に達する毎に、そのドット位置まで
を1ブロックデータとして印刷パターンをブロック単位
毎に分割して印字を行うようにしたから、最初から黒デ
ータを最大駆動ドット数「64ドット」単位で印字する
ことができ、最後に64ドット未満の黒データが存在し
ていれば、残りの黒64ドット未満のデータ印字が行わ
れる。したがって、例えば、1ライン256ドットのサ
ーマルヘッドにおいて、黒データ数が193〜256ド
ットの場合には4分割駆動され、129〜192ドット
の場合には3分割駆動され、65〜128ドットの場合
には2分割駆動され、64ドット以下の場合には分割駆
動は行われずに1度に1ライン分の印字が行われる。ま
た、4つのヘッドドライバ9A〜9Dを1つのストロー
ブ信号によって駆動するようにしたから、その信号ライ
ンは1本でよく、端子数をそれだけ減少させることがで
きる。
【0021】なお、上記実施例は1ライン256ドット
のサーマルヘッドを例に挙げたが、その他のドット規模
のサーマルヘッドにも適用可能であり、また最大駆動ド
ット数も64ドットに限定されないことは勿論である。
また、上記実施例は1ライン分の印刷パターンを最大駆
動ドット数毎に分割した場合、黒データ数が最大駆動ド
ット数の整数倍とならず、端数が生じた場合、最後にこ
の端数部分のデータを印字するようにしたが、最初にこ
の端数部分のデータを印字するようにしてもよい。ま
た、上記実施例はヘッドドライバを物理的に4分割し、
各ヘッドドライバ9A〜9Dは1つのストローブ信号に
よって同時に動作するため、論理的には1つのヘッドド
ライバと同等であるがヘッドドライバを物理的に分割せ
ずに1本のヘッドドライバによって構成するようにして
もよい。更に、上記実施例は1ライン分の印刷パターン
を黒64ドット単位で分割する毎に印字動作を行うよう
にしたが、分割動作と印字動作とを切り離し、1ライン
分のデータを全て分割した後、その分割数に基づいてサ
ーマルヘッドを時分割に駆動するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、1ライン分の印刷パ
ターンデータを分割し、その分割数にしたがってサーマ
ルヘッドを時分割駆動する際に、サーマルヘッドを構成
する発熱素子を同時に駆動可能な最大駆動ドット数の範
囲内で分割回数の最適化を図ることにより分割回数を大
幅に減少することができるので、高速にサーマルプリン
タを駆動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るサーマルヘッド分割駆動装置の構
成を示したブロック図。
【図2】1ライン256ドット構成のサーマルヘッド
で、その最大駆動ドット数が「64」の場合におけるサ
ーマルヘッド分割駆動装置の動作を説明するための図
で、(A)は各ヘッドドライバ9A〜9Dとサーマルヘ
ッドを構成する発熱素子との対応関係を示した図、
(B)は各種信号の出力タイミングを示したタイムチャ
ート、(C)は1ライン分の黒データ分布状態に応じて
分割印字される様子を示した図。
【図3】1ライン分の印刷パターンを印字出力させる場
合の印字動作を示したフローチャート。
【図4】従来例を説明するためのサーマルヘッド分割駆
動装置の構成を示したブロック図。
【図5】従来のサーマルヘッド分割駆動装置における動
作を説明するためのタイムチャート。
【符号の説明】
1 初段バッファ 2 後段バッファ 3 黒データ判定/カウンタ部 4 ANDゲート 5 比較部 6 ROM 7 比較基準値生成部 8 タイミング制御部 9A、9B、9C、9D ヘッドドライバ 10 サーマルヘッド 11 モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1ライン分の印刷パターンデータを構成す
    る各ドットに対応付けてそのドット数分の発熱素子を備
    えたサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドを構成する発熱素子を同時に駆動可
    能な上限値を示す最大駆動ドット数を記憶する上限値記
    憶手段と、 印刷パターンデータ内のオンドット数を計数する計数手
    段と、 この計数手段によって得られたオンドット数と前記上限
    値記憶手段内の最大駆動ドット数とを比較する比較手段
    と、 この比較手段によって前記オンドット数が前記最大駆動
    ドット数に達するたびにそのドット位置までを1ブロッ
    クデータとして印刷パターンデータをブロック単位毎に
    分割する分割手段と、 この分割手段によって分割された印刷パターンデータの
    分割数にしたがってブロック単位毎にサーマルヘッドを
    時分割駆動する駆動手段と、 を具備したことを特徴とするサーマルヘッド分割駆動装
    置。
JP18533694A 1994-07-14 1994-07-14 サーマルヘッド分割駆動装置 Pending JPH0825672A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0931665A3 (en) * 1998-01-23 2000-01-12 Eastman Kodak Company Method and apparatus for dynamically enabling thermal elements in a printer
US9399357B2 (en) 2014-07-07 2016-07-26 Seiko Epson Corporation Printing device, control method of a printing device, and a storage medium
JP2017047561A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 東芝テック株式会社 サーマルプリンタ

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