JPH0513843B2 - - Google Patents

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JPH0513843B2
JPH0513843B2 JP62505740A JP50574087A JPH0513843B2 JP H0513843 B2 JPH0513843 B2 JP H0513843B2 JP 62505740 A JP62505740 A JP 62505740A JP 50574087 A JP50574087 A JP 50574087A JP H0513843 B2 JPH0513843 B2 JP H0513843B2
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/14Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band
    • B60C11/16Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of plug form, e.g. made from metal, textile
    • B60C11/1625Arrangements thereof in the tread patterns, e.g. irregular
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スパイクタイヤに関する。なお、本
発明細書において、用語「固定スパイク」は、タ
イヤのゴムに形成されている孔内に直接取り付け
られるスパイクをいい、そして、用語「スリーブ
装着スパイク」は、スパイク本体とこのスパイク
本体を取り囲むスリーブとからなるスパイクであ
つて、スパイク本体はスリーブに対して可動であ
るものをいうものとする。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
増加する交通負荷とスパイクタイヤとの組合せ
が、道路を著しく摩減させる要因であると判明し
ている。このため、幾つかの国においては、スパ
イクタイヤの使用が、禁止され、あるいは、少な
くとも厳しく制限されている。
他方、北欧における特殊事情は、交通の安全性
及び融通性に関する、スパイクタイヤの有益な効
果は、反駁の余地がないほどに示されており、こ
の効果は、犠性にされるべきではない。それより
もむしろ、それと結び付いている欠点が、除去さ
れるべきである。道路の上部構造及びスパイクタ
イヤの両方を更に開発することにより、良好な結
果がもたらされるであろう。
空気入り自動タイヤが、平坦な面上で回転する
場合、それは、その可撓性が原因で、半経方向に
かなり平たくなり、この結果、接触領域において
は、横方向の力は勿論、回転半径の変化により、
縦方向の力も、発生する。
タイヤが回転している際にスパイクに作用する
縦方向の力は、タイヤ本体の曲折、縦方向のスリ
ツプ、及びゴム内に生ずる応力波に起因する。
スパイクが道路との接触点に接近すると、タイ
ヤ本体は曲折し、その曲折部の半径は、無荷重の
タイヤの対応する部分のそれよりも、著しく小さ
くなる。これは、タイヤの表面に対して直角に取
り付けられていたスパイクを、道路との接触前
に、路面に対して垂直位置をとるように傾ける。
しかしながら、スパイクの先端部は突出している
ため、スパイクは、十分に直立した位置には回動
ず、斜めの位置で路面と衝突する。この段階にお
いて、スリツプに起因する力も、影響を及ぼし始
める。
特開昭59−202912号は、斜めの孔内に打ち込ま
れているタイヤスパイクを開示しており、そのス
パイクには弾性部材が付設されている。それらの
弾性部材は、走行時には、スパイクがより多く傾
斜することを可能にし、もつて、スパイクの突出
高さは、より低くなる。スパイクの、道路との斜
めの接触であつて、道路との接触のうちの初期の
間、スパイクが斜めの位置でタイヤ中により深く
押し込まれることを引き起こすところのものは、
ゴム及びスパイクに損傷を与え、これは、スパイ
クの摩擦特性を劣化させ、スパイクの耐久性を減
じ、スパイクの道路摩減特性を増大させる。
本発明の目的は、従来のスパイクタイヤが有し
ている欠点を除去したスパイクタイヤであつて、
スパイクが、路面との最初の接触時に、実質的に
垂直な位置で路面と衝突する、ものを提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明によれば、ス
パイクタイヤであつて、スパイクタイヤに取り付
けられる固定スパイク又はスリーブ装着スパイク
を回動させる力成分を生成すべく配置される非対
称領域又は非均質領域を有するものが提供され、
このスパイクタイヤは、スパイクタイヤの磨耗面
の各要素において、非対称領域が、スパイクタイ
ヤの回転の間に道路と最初に接触する領域内に突
起を設けることによつて構成されており、又は、
スパイクタイヤの磨耗面の各要素において、非均
質領域が、スパイクタイヤの回転の間に道路と最
初に接触する領域のみを硬化させることによつて
得られ、且つ、固定スパイク又はスリーブ装着ス
パイクが、路面との最初の接触時に、実質的に垂
直な位置で路面と衝突するよう、非対称領域又は
非均質領域と共働すべく取り付けられていること
を動徴としている。
本発明に係るスパイクは、走行時において、路
面と垂直に接触することを追及しているのに対
し、上記の特開昭59−202912号に開示されている
スパイクは、走行時には斜めの位置で路面と衝突
すると共に、制動時には回動して直立し、その突
出をより多くする。従つて、この特開昭59−
202912号に開示されているスパイクによつてもた
らされる結果は、本発明によるスパイクタイヤに
よつてもたらされる結果とは、全く逆である。更
に、特開昭59−202912号に開示されているスパイ
クタイヤにおける回動力は、路面から伝達される
が、これは、スパイクに作用する回動力がスパイ
クを取り巻くゴムから伝達されるところの本発明
に係るスパイクとは異なる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。
第1図に示されているように、静止状態及び低
速度においては、路面と接触したゴムの角Kに由
来する圧力効果は均一であり、そして、その合圧
力R0は垂直に近い。磨耗面12のゴム片の後の
部分は、後方に膨出すると共に、接触面は、路面
に対して前方に膨出する。速度が増すにつれ、合
圧力は、R1の方向に前方に回動し、圧力パター
ンは、よりはつきりと卵形になる。また、合圧力
は、前方に回動する。何故ならば、領域Dにおい
は、そこには圧縮力が存在しないので、ゴム内の
圧力が、より低いからである。タイヤの回転及び
ゴムの圧縮が原因で、合圧力は、R2の方向まで
前方に移動し、これにより、その合圧力は、スパ
イク20のフランジ部22と衝突し、上方向加速
度を、フランジ部に成分F1で与え、同時に、そ
のフランジ部を、図示されている位置から路面に
対してより垂直に近い位置へ、成分F2で回動さ
せる。スパイク20は、その前方に圧縮部が存在
しないので、回動させられ得る。スパイク20の
取付け方法及びスパイクの形状により、上述した
力の利用に影響を及ぼすことが可能である。第1
図において、スパイク20に固定スパイクが使用
されており、その先端部は、参照符号23で示さ
れている。
第2図に示されている実施例においては、本発
明のスパイクタイヤが、参照符号10で示されて
いる。タイヤのゴムは参照符号11で、磨耗面は
参照符号12でそれぞれ示されている。路面は、
参照符号13で示されている。この実施例におい
ては、参照符号15で示されているスリーブ装着
スパイクが、タイヤのゴム11に取り付けられて
いる。スリーブ装着スパイク15は、スパイク本
体としてのリベツト16、リベツトヘツド17、
先端部18及びスリーブ19からなつている。
この実施例においては、突起14が、タイヤ1
0の磨耗面12上に設けられている。第2図に
は、ただ1つの突起14しか示されていないが、
タイヤの磨耗面12の全体に亘つて同様の突起1
4が設けられており、スリーブ装着スパイク15
毎の磨耗面は本質的に同様であるということは、
理解されよう。
第3a図及び第3b図に示されている実施例に
おいては、磨耗面12は、意図されたパターン要
素14aとなるように形成されている。この実施
例においては、固定スパイク20が用いられてお
り、この固定スパイクは、本体21、フランジ部
22及び先端部23からなつている。他の参照符
号は、第2図におけるものと同様のものである。
第4図に示されている実施例においては、磨耗
面12は、ノブパターン14bを呈するように形
成されている。スパイク取付け用の円い孔が、図
示のように、設けられている。
第5図に示されている実施例においては、磨耗
面12は、縦形状14cを有している。スパイク
取付け用の円い孔が、図示のように、設けられて
いる。
第6図に示されている実施例においては、ゴム
11は、参照符号14dで示されている領域にお
いて、熱、放射線、化学薬品等により、硬化させ
られており、この結果、その領域以外のゴム材料
よりも硬い領域14dは、磨耗面12のパターン
要素の角から、スリーブ装着スパイク15の孔へ
と、又は同様に固定スパイク20の孔へと通じて
おり、そして、この領域14dは、路面13から
の衝撃を伝えることにより、路面と接触する直前
に、回動させ且つ持ち上げる力成分を、スリーブ
装着スパイク15又は固定スパイク20に伝達す
る。上記の硬化は、例えば、回転ドリルでゴム1
1を経時硬化させることにより、又は孔内に硬化
性加硫剤を注入することにより、タイヤの製造段
で又はその後に行われてもよく、あるいはスパイ
クを取り付けるまでは行われなくてもよい。
第7図に示されている実施例は、磨耗面12の
パターン要素の半分即ち領域14eが圧力効果を
もたらすために硬化させられているということ、
及び固定スパイク20が用いられているというこ
とを除いて、第6図に示されている実施例と同じ
である。
第8図に示されている実施例においては、ゴム
以外の材料からなる部材14fを、磨耗面12の
パターン要素であつてスパイクを設けられるべき
ものの内部に配置することにより、スリーブ装着
スパイク15を回動させ且つ持ち上げるという効
果が得られ、その部材14fは、角からの衝撃を
スリーブ装着スパイク15に伝達すべく、配設さ
れている。スリーブ装着スパイク15に代えて、
固定スパイク20が等しく使用され得るというこ
とは、言うまでもない。第8図に示されている実
施例においては、部材14fとしての、例えばプ
ラスチツクの棒状体が、磨耗面12の、スパイク
を受容するパターン要素内に、接合その他の方法
により、挿入され得、その棒状体は、スリーブ装
着スパイク15のスリーブ19若しくは固定スパ
イク20のフランジ部22に、又はゴム11のそ
れらに近接する領域に、一端が当接している。そ
の棒状体の他端は、磨耗面12のパターン要素の
角に位置させられている。ゴム11の変形は、部
材14fとしての棒状体により、例えば固定スパ
イク20のフランジ部22に伝達され、この結
果、固定スパイク20は、垂直位置に回動させら
れると共に、路面と接触する前に、上方加速度
が、固定スパイク20に与えられ、もつて、動的
な衝撃が、低減される。
第9図に示されている実施例においては、部材
14gが、磨耗面12のパターン要素内に配置さ
れており、この部材は、ゴム11内の応力場C
を、それ自身の周囲に生成する。この応力場C
は、スリーブ装着スパイク15又は固定スパイク
20を取り付ける際に生成された応力場Bと衝突
し、スリーブ装着スパイク15又は固定スパイク
20を、図示の位置よりも、より直立した位置に
回動させる。また、応力場Cは、磨耗面12のパ
ターン要素の路面との接触の際に生成される合圧
力R0〜R1を、例えば固定スパイク20のフラン
ジ部22に急速に伝達し、もつて、固定スパイク
20又はスリーブ装着スパイク15を回動させる
力成分及びそれを持ち上げる力成分が、生成され
る。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、スパイクが、
路面との最初の接触時に、実質的に垂直な位置で
路面と衝突するスパイクタイヤが提供され得ると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、スパイクを回動させる力成分、スパ
イクを持ち上げる力成分、及び合道路接触力を示
す図である。第2図は、本発明のスパイクタイヤ
の第1実施例を示す概略断面図である。第3a図
及び第3b図は、本発明のスパイクタイヤの第2
実施例を示す。それぞれ概略断面図及び正面図で
ある。第4図は、本発明のスパイクタイヤの第3
実施例を示す、磨耗面の方向から見た図である。
第5図は、本発明のスパイクタイヤの第4実施例
を示す、磨耗面の方向から見た図である。第6図
は、本発明のスパイクタイヤの第5実施例を示す
概略断面図である。第7図は、本発明のスパイク
タイヤの第6実施例を示す概略断面図である。第
8図は、本発明のスパイクタイヤの第7実施例を
示す概略断面図である。第9図は、本発明のスパ
イクタイヤの第8実施例を示す概略断面図であ
る。 10……タイヤ、11……ゴム、12……磨耗
面、13……路面、14……突起、15……スリ
ーブ装着スパイク、16……リベツト、17……
リベツトヘツド、18……先端部、19……スリ
ーブ、20……固定スパイク、22……フランジ
部、23………先端部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スパイクタイヤであつて、該スパイクタイヤ
    に取り付けられる固定スパイク20又はスリーブ
    装着スパイク15を回動させる力成分F2を生成
    すべく配置される非対称領域又は非均質領域を有
    するものにおいて、 該スパイクタイヤの磨耗面12の各要素におい
    て、該非対称領域が、該スパイクタイヤの回転の
    間に道路と最初に接触する領域内に突起14;1
    4b;14c;14dを設けることによつて構成
    されており、又は、該スパイクタイヤの磨耗面1
    2の各要素において、該非均質領域14e;14
    f;14gが、該スパイクタイヤの回転の間に道
    路と最初に接触する領域のみを硬化させることに
    よつて得られ、且つ、該固定スパイク又は該スリ
    ーブ装着スパイクが、路面13との最初の接触時
    に、実質的に垂直な位置で該路面と衝突するよ
    う、該非対称領域又は該非均質領域と共働すべく
    取り付けられていることを特徴とするスパイクタ
    イヤ。 2 前記スパイクタイヤ10の前記磨耗面12の
    半分の部分であつて、前記スリーブ装着スパイク
    15又は前記固定スパイク20の一方の側にある
    ものが、該スリーブ装着スパイク15又は該固定
    スパイク20に圧力効果を向けるべく、全領域1
    4eに亘つて硬化させられている特許請求の範囲
    第1項記載のスパイクタイヤ。 3 前記スパイクタイヤ10のゴム11の磨耗面
    12の内部に、該ゴム11以外の材料の部材14
    fが配置されており、該部材は、路面との接触に
    よる衝撃を、前記スリーブ装置スパイク15又は
    前記固定スパイク20に伝達すべく配設されてい
    る特許請求の範囲第1項記載のスパイクタイヤ。 4 前記スパイクタイヤ10のゴム11の磨耗面
    12の内部に、部材14gが配置されており、該
    部材は、該ゴム11内の応力場Cを、それら自身
    の周囲に発生すべく配設されており、該応力場
    は、前記スリーブ装着スパイク15又は前記固定
    スパイク20を取り付ける際に生成される応力場
    Bと衝突すべく配設されている特許請求の範囲第
    1項記載のスパイクタイヤ。
JP62505740A 1986-09-19 1987-09-18 スパイクタイヤ Granted JPH01500816A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
FI863802 1986-09-19
FI863802A FI79059C (fi) 1986-09-19 1986-09-19 Fordonsdaeck avsett att stiftas.

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Publication Number Publication Date
JPH01500816A JPH01500816A (ja) 1989-03-23
JPH0513843B2 true JPH0513843B2 (ja) 1993-02-23

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EP (1) EP0282560B1 (ja)
JP (1) JPH01500816A (ja)
DK (1) DK258388D0 (ja)
FI (1) FI79059C (ja)
SU (1) SU1628846A3 (ja)
WO (1) WO1988001944A1 (ja)

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FI79059C (fi) 1989-11-10
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