JPH0513728Y2 - - Google Patents

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JPH0513728Y2
JPH0513728Y2 JP1987067762U JP6776287U JPH0513728Y2 JP H0513728 Y2 JPH0513728 Y2 JP H0513728Y2 JP 1987067762 U JP1987067762 U JP 1987067762U JP 6776287 U JP6776287 U JP 6776287U JP H0513728 Y2 JPH0513728 Y2 JP H0513728Y2
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JP
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bag
fastener
aluminum foil
heat
laminated
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフアスナー付きの包装袋に関し、更に
詳しくは、その構成材料中にアルミニウム箔を含
んで、しかもフアスナーを取り付けた包装袋に関
する。
(従来の技術) 袋の開放口内面にプラスチツクフアスナーを取
り付けて開閉自在とした袋は良く知られており、
例えば実開昭53−2314号、実開昭55−117949号、
特開昭61−152561号公報等に記載されている。
その代表的な例を図面により説明すれば、第2
図a,b,cの如くなる。すなわち、第2図aは
四方シール袋の開放口にフアスナーを適用した例
の平面図、第2図b及びcは、それぞれ、第2図
aのX−X及びY−Yの位置における断面図であ
る。
これらの図から分るように、フアスナー2は袋
の中央付近(X−Xの位置)で雄型21と雌型2
2が互いに嵌合して開閉自在になつている。しか
るに、サイドシール部(Y−Yの位置)では、フ
アスナー2は熱圧によつて完全に潰され、ヒート
シール性樹脂14と共にこの部分を完全に密封し
ている。このフアスナー2をつぶすため、通常製
袋機により、120〜230℃、1Kg/cm2以上の条件
で、2〜6回この部分を熱圧することによつて行
なわれ、この熱圧によつてプラスチツク製フアス
ナー2は潰れ、周辺に広がりながら偏平化するの
である。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、袋の構成材料がアルミニウム箔を含
む場合、熱圧によりフアスナーをつぶす際、フア
スナーは偏平化して周辺に広がろうとするのに対
し、アルミニウム箔は伸びないにも係わらず樹脂
に引張られて追随し、ここでひび割れを生じ易い
という問題点がある。
アルミニウム箔は、遮光性、ガスバリヤー性を
目的に積層されることが普通であり、上述のよう
にひび割れが生じてしまうと、目的とする遮光
性、ガスバリヤー性等が得られないという問題が
あり、さらには、袋の外観も損なうという問題が
あつた。
(問題点を解決するための手段) この問題点を解決するため、本考案は、アルミ
ニウム箔を含む材料を袋状に形成するとともに、
開放口内面にプラスチツクフアスナーを取り付け
て開閉自在としたフアスナー付包装袋において、
アルミニウム箔の内面側又は外面側の少なくとも
一方に延伸プラスチツクフイルムを硬化型接着剤
により接着積層すると共に、その内面側にヒート
シール樹脂層を設け、その開放口内面にプラスチ
ツクフアスナーを取り付けたことを特徴とするフ
アスナー付包装袋を提供する。
(作用) 本考案によれば、サイドシール部においてフア
スナーをつぶして偏平化する際に、アルミニウム
箔と延伸プラスチツクフイルムが硬化型接着剤に
より強固に固着されており、この延伸プラスチツ
クフイルムは伸びることがなく、またひび割れも
生じないから、その結果、アルミニウム箔もフア
スナーの広がりに追随せず、ひび割れを生じるこ
となく、フアスナーのみを十分に潰し、偏平化す
ることができる。
(実施例の説明) 以下図面を参照して本考案を説明する。本考案
の袋は、四方シール袋、三方シール袋、自立性の
袋等の袋に応用できるが、四方シール袋とした場
合の平面図は第2図aと同様である。
しかしながら、袋を構成する材料はアルミニウ
ム箔を含み、その最内面はヒートシール樹脂層か
ら成る。延伸プラスチツクフイルムは硬化型接着
剤を介してアルミニウム箔に直接積層されている
が、第1図a及びbの断面図に示すように、アル
ミニウム箔11の内面側と外面側のいずれに配置
されていても良い。なお、第1図a及びbは、そ
れぞれ、第2図aの別の、Y−Y線における断面
図を示しており、12は硬化型接着剤、13は延
伸プラスチツクフイルム、14はヒートシール樹
脂、15は必要に応じて設けられた保護用の樹脂
である。アルミニウム箔11と延伸プラスチツク
フイルム13は硬化型接着剤12を介して直接積
層されている必要があるが、この外別の樹脂層を
適宜位置に設けても良い。
本考案に係る延伸プラスチツクフイルム13
は、2軸延伸プラスチツクフイルムが望ましく、
ポリプロピレン、ポリエステル(PET)、ナイロ
ン、などの2軸延伸フイルム、あるいはポリ塩化
ビニリデンをコートした2軸延伸ポリプロピレン
フイルム(KOP)等が使用できる。
硬化型接着剤12としては、1液硬化型又は2
液硬化型のウレタン系接着剤、紫外線や電子線で
硬化する接着剤等が使用できる。
アルミニウム箔11と延伸プラスチツクフイル
ム13とは、そのいずれかに上記ウレタン系接着
剤を塗布し、溶剤を乾燥除去した後、完全硬化す
る前に他方を重ねる方法(ドライラミネート法)
により積層できる。また紫外線や電子線で硬化す
る接着剤を用いる場合は、これらの接着剤をアル
ミニウム箔11と延伸プラスチツクフイルム13
のいずれかに塗布して他方を積層し、プラスチツ
クフイルム13側から紫外線又は電子線を照射す
ることで可能である。
ヒートシール樹脂14は、ポリエチレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)
アクリル酸共重合体、マレイン酸で変性されたポ
リエチレン等のポリエチレン系樹脂が使用でき
る。
このヒートシール樹脂14の層は、上記アルミ
ニウム箔11と延伸プラスチツクフイルム13の
積層体のいずれかの面に、溶融押出しコーテイン
グして形成したり、溶融押出しコーテイングした
樹脂層を介して積層したり、あるいは接着剤を介
して積層できる。こうして得られた積層材料が袋
の構成材料となる。
なお保護用の樹脂15あるいは適宜設けられる
別の樹脂は任意のものが使用でき、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン等
の延伸又は未延伸の樹脂が用いられる。その外、
紙等を用いても良い。また、その積層方法も任意
である。
こうして得られた構成材料から本考案の袋を製
造するためには、まず、プラスチツクフアスナー
の雄型21と雌型22を別々に、又は嵌合した状
態で2枚の構成材料のヒートシール樹脂14面に
接着する。なお、雄型21と雌型22を嵌合した
状態で2枚の構成材料に接着する場合には、他の
部分が接着しないように、2枚の構成材料の間に
剥離性の良い板を介在させることが望ましい。
エンドシール部は、このフアスナーの取付けと
同時に、あるいは別工程で熱圧してシールするこ
とができる。
この後、サイドシール部を、120〜230℃、1
Kg/cm2以上の条件で2〜6回熱圧して、フアスナ
ー2を潰して偏平化すると共に、2枚の構成材料
のヒートシール樹脂14同士を接合して密封して
本考案の包装袋を得る。
(実施例 1) アルミニウム箔の片面(内面側)に、2液硬化
型ウレタン系接着剤を塗布し、溶剤を乾燥除去し
て、しかも接着力を有するうちに、KOPのフイ
ルムを貼り合わせた。この後、その両面に、順
次、押出し成型機から押出された溶融状態のポリ
エチレン樹脂を積層して、袋用材料を製造した。
この袋用材料とプラスチツク製フアスナーを用
い、所定の方法でフアスナー付きの四方シール袋
を製造した。フアスナーを潰してサイドシールす
るための工程は、約160℃、1Kg/cm2以上の熱圧
を4回繰り返したものである。
得られた包装袋は、フアスナーが完全に潰れて
偏平化し、液洩れの生じることがなく密封された
サイドシール部を有し、しかもアルミニウム箔の
割れが全く生じていなかつた。
(試験例 2) アルミニウム箔の片面(外面側)に2液硬化型
ウレタン系接着剤を塗布し、溶剤を乾燥除去し
て、しかも接着力を有するうちに2軸延伸した
PETフイルムを貼り合わせた。この後、その内
面側(アルミニウム箔側)に、押出成型機から押
出された溶融状態のポリエチレン樹脂を積層し
て、袋用材料を製造した。
この袋用材料を用いて、試験例1と同様にフア
スナー付四方シール袋を製造した。得られた包装
袋は、フアスナーが完全に潰れて偏平化し、液洩
れの生じることがなく密封されたサイドシール部
を有し、しかもアルミニウム箔の割れが全く生じ
ていなかつた。
(比較例 1) アルミニウム箔の片面(外面側)に、押出し成
型機から押出された溶融状態のポリエチレン樹脂
を積層し、この樹脂表面が溶融状態にあるうち
に、2軸延伸したPETフイルムを積層した。こ
の後、その内面側(アルミニウム箔側)に、同様
に溶融ポリエチレンを介して予め製膜されたポリ
エチレンフイルムを積層して袋用材料とした。
この袋用材料を用いて、試験例1と同様にフア
スナー付四方シール袋を製造した。得られた包装
袋は、フアスナーが完全に潰れて偏平化し、液洩
れの生じない密封されたサイドシール部を有して
いたが、フアスナーの潰れた部分のアルミニウム
箔に、サイドシール部に垂直な割れが生じてい
た。
(効果) 以上のように、本考案によれば、フアスナー付
きの袋で、しかも袋構成材料中のアルミニウム箔
に割れの生じない袋を得ることができる。
従つて、本願法案によればアルミニウム箔が本
来有する遮光性、ガスバリヤー性を十分に発揮で
きる、フアスナー付包装袋が提供できた。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図a,bは本考案の包装袋のサイド
シール部の断面図、第2図aは従来の包装袋の正
面図、第2図b及びcは、それぞれ、第2図aの
X−X,Y−Yの位置における断面図である。 11……アルミニウム箔、12……硬化型接着
剤、13……延伸プラスチツクフイルム、14…
…ヒートシール樹脂、15……保護用樹脂、2…
…フアスナー、21……雄型、22……雌型。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アルミニウム箔を含む材料を袋状に形成すると
    ともに、開放口内面にプラスチツクフアスナーを
    取り付けて開閉自在としたフアスナー付包装袋に
    おいて、 アルミニウム箔の内面側又は外面側の少なくと
    も一方に延伸プラスチツクフイルムを硬化型接着
    剤により接着積層すると共に、その内面側にヒー
    トシール樹脂層を設け、その開放口内面にプラス
    チツクフアスナーを取り付けたことを特徴とする
    フアスナー付包装袋。
JP1987067762U 1987-05-06 1987-05-06 Expired - Lifetime JPH0513728Y2 (ja)

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JP1987067762U JPH0513728Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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JPS63177250U JPS63177250U (ja) 1988-11-16
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS532173U (ja) * 1976-06-25 1978-01-10
JPS58193257A (ja) * 1982-04-28 1983-11-10 株式会社生産日本社 両側折込片を有する合成樹脂フイルム製チヤツク付袋体
JPS61152561A (ja) * 1984-12-27 1986-07-11 株式会社 生産日本社 袋体

Patent Citations (3)

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JPS61152561A (ja) * 1984-12-27 1986-07-11 株式会社 生産日本社 袋体

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