JPH0513561U - 流動体吐出器 - Google Patents
流動体吐出器Info
- Publication number
- JPH0513561U JPH0513561U JP3704391U JP3704391U JPH0513561U JP H0513561 U JPH0513561 U JP H0513561U JP 3704391 U JP3704391 U JP 3704391U JP 3704391 U JP3704391 U JP 3704391U JP H0513561 U JPH0513561 U JP H0513561U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- stem
- valve
- head
- discharge valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器体内へ垂設するシリンダ付き部材内から
作動部材を起立し、該部材の上下動で容器体内液体を作
動部材上端のノズルから吐出する,流動体吐出器におい
て、作動部材が有する吐出弁構造を簡易化し、かつ成形
容易とした。 【構成】 作動部材11のヘッド15を、合成樹脂材で一体
成形した, 頂壁部分開口のヘッド主部材15a と、その開
口部分密閉の蓋板15b とで形成し、かつ吐出弁23を、ス
テム13の上部内面に設けた弁座17と、ヘッド主部材から
垂下してステム上端部外面へ嵌合させたステム嵌合筒18
の上端部内面から、弾性片20を介して垂下し弁座17上面
へ圧接する弁板21とで形成した。
作動部材を起立し、該部材の上下動で容器体内液体を作
動部材上端のノズルから吐出する,流動体吐出器におい
て、作動部材が有する吐出弁構造を簡易化し、かつ成形
容易とした。 【構成】 作動部材11のヘッド15を、合成樹脂材で一体
成形した, 頂壁部分開口のヘッド主部材15a と、その開
口部分密閉の蓋板15b とで形成し、かつ吐出弁23を、ス
テム13の上部内面に設けた弁座17と、ヘッド主部材から
垂下してステム上端部外面へ嵌合させたステム嵌合筒18
の上端部内面から、弾性片20を介して垂下し弁座17上面
へ圧接する弁板21とで形成した。
Description
【0001】
本案は液体ないしクリーム状物等、流動体の吐出器に係る。
【0002】
例えば実開昭64-25366号公報が示すように、容器体口部への装着筒からシリン ダを垂下する、吸込み弁付きのシリンダ部材と,上記シリンダ内へ嵌合させた筒 状ピストンからステムを起立し、該ステム上端にノズル付きヘッドを嵌着する吐 出弁付き作動部材とで形成され、該作動部材の上下動で容器体内流動体をシリン ダ内へ吸上げしてノズルから吐出するよう設けた流動体吐出器が知られている。
【0003】
従来の流動体吐出器の吐出弁は、、ステムの上端部内に設けた玉弁で形成する ことが多いが、玉弁は流動性に乏しいクリーム状物の場合、そのクリーム状物付 着によってその弁の開閉が不完全となり易く、又その玉弁の球体は別部材となる ため部材数が増えてコスト高となり易く、更にその球体入れ忘れのチェックも必 要となる。
【0004】 本案はその吐出弁の弁体をヘッドの主部材と一体設することで、上記欠点を除 去するものである。
【0005】
容器体口部への装着筒からシリンダを垂下する,吸込み弁付きシリンダ部材と 、上記シリンダ内へ嵌合させた筒状ピストンからステムを起立し、該ステム上端 にノズル付きヘッドを嵌着する吐出弁付き作動部材とからなり、該作動部材の上 下動で容器体内流動体をシリンダ内に吸上げしてノズルから吐出する流動体吐出 器において、上記吐出弁23を、ステム13の上方内面に付設した、下方小径のテー パ状弁座17と、上記ヘッド15から垂下してステム13の上部外面へ嵌着するステム 嵌合筒18の上端部内面から、弾性片20を介して垂下し、上記弁座17上へ圧接する 弁板21とで形成すると共に、上記押下げヘッド15を、少なくとも上記ステム嵌合 筒18上方のヘッド頂壁部分を開口して合成樹脂材で一体に成形した上記弁板21付 きのヘッド主部材15a と、上記開口19を水密に閉塞させた蓋板15b とで形成した 。
【0006】
予めシリンダ3内へ流動体を吸込みさせておき、図×××の状態から作動部材 11を押下げると、シリンダ内が高圧化して弁板21が弾性片20の付勢に抗して押上 げられることで吐出弁23が開き、よってシリンダ内流動体はノズル14を通って吐 出される。作動部材11の下降停止で吐出弁23が閉じ、その押下げ解放でスプリン グ16が作動部材11を押上げる。このときステム13下端の突条13a がポペット9を 引き上げるため吸込み弁8が開き、容器体内流動体をシリンダ内へ吸込む。ポペ ット9は、その下端部外周に付設した突子10がスプリング下端に接して上昇を阻 止されることで上記突条13a から外れ、シリンダ内への流動体吸込み完了後、自 重により下降して吸込み弁8が閉じる。
【0007】
シリンダ部材1は、容器体口部への装着筒2を有し、該筒からシリンダ3を垂 下する。シリンダ下端からは吸上げパイプ4を垂下しており、又シリンダの下部 内面には等間隔に複数のガイド突条5を縦設している。シリンダ上部は大径部6 とし、該大径部内にヘッド螺合用の雌ねじ筒7を嵌着させるとよい。該雌ねじ筒 は図示のように装着筒2と一体設してもよく、又別部材とすることもある。シリ ンダ部材は吸込み弁8を有する。図示例ではシリンダ3内へポペット9を内装し 、該ポペットの下部外面から突設した複数の突子10を既述ガイド突条5間に上下 動自在に嵌合させ、ポペット下端面とシリンダ内底部とで吸込み弁8を形成して いる。
【0008】 作動部材11は、シリンダ内へ嵌合させた筒状ピストン12からステム13を起立し 、該ステム上端にノズル14付きのヘッド15を嵌着させて形成する。該部材は既述 ガイド突条5…上面へ下端を載置させ、かつ上端をステム下端面へ圧接させたコ イルスプリング16で上方へ付勢されている。
【0009】 上記ステム13とヘッド15とは別部材で形成する。
【0010】 ステム16は、上部内面に下方小径のテーパ状弁座17を一体に付設している。
【0011】 ヘッド15は、ヘッド主部材15a と、蓋板15b とで形成する。ヘッド主部材15a は合成樹脂材で一体成形したもので、上記ステム13の上部外面へ嵌着させたステ ム嵌合筒18を下面から垂下し、該ステム嵌合筒の筒孔と連通するノズル14を側方 へ突出する。ステム嵌合筒18外面は既述雌ねじ筒7内へ螺合できる雄ねじに形成 している。該ヘッド主部材は、少なくともステム嵌合筒18の上方頂壁部分を開口 19するもので、該開口により弾性片20および弁板21を共に一体成形できるように している。図示例ではステム嵌合筒18の上端部内面に内向きフランジ22を付設し 、該フランジ内面から突設した弾性片20を螺線状に下方へ垂下し、その弾性片下 端に付設した弁板21の、下方小径のテーパ状とした下部外周面を、既述弁座17へ 圧接して吐出弁23としている。上記開口19は、別に設けた蓋板21で密閉する。
【0012】
本案は既述構成とするもので、ステム13の上部内面に下方小径のテーパ状弁座 17を設けておき、該弁座上へ、ヘッド部材15a のステム嵌合筒上端部内面から弾 性片20を介して垂下する弁板21を圧接させて吐出弁23を形成するから、該吐出弁 を玉弁で形成する従来例のように、吐出弁の開閉が不完全となったり、又容器転 倒時に、その玉弁体としての球体が自重により移動して吐出弁が開き、そのため 容器体内液体が漏れるようなことがなく、ヘッド15を、ステム嵌合筒上方の頂壁 部分を開口するヘッド主部材15a と、その開口を密閉する蓋板15b とで形成する から、弾性片20を介してステム嵌合筒18の上端部内面から垂下する弁板21を、合 成樹脂材でヘッド主部材15a の一部として共に一体形成することが容易であり、 このようにその弁板をヘッド主部材と一体に成形するから、別部材としての弁板 を使用する場合のように、その弁板有無のチェックの必要がなく、吐出弁形成に 手数を要することもない。
【提出日】平成4年2月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【0006】
予めシリンダ3内へ流動体を吸込みさせておき、図2の状態から作動部材11を 押下げると、シリンダ内が高圧化して弁板21が弾性片20の付勢に抗して押上げら れることで吐出弁23が開き、よってシリンダ内流動体はノズル14を通って吐出さ れる。作動部材11の下降停止で吐出弁23が閉じ、その押下げ解放でスプリング16 が作動部材11を押上げる。該作動部材上昇によるシリンダ内負圧化でポペット9 が 引き上げられて吸込み弁8が開き、容器体内流動体をシリンダ内へ吸込む。ポ ペット9は、その下端部外周に付設した突子10がスプリング下端に接して上昇を 阻止され、 シリンダ内への流動体吸込み完了後、自重により下降して吸込み弁8 が閉じる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【0011】 ヘッド15は、ヘッド主部材15a と、蓋板15b とで形成する。ヘッド主部材15a は合成樹脂材で一体成形したもので、上記ステム13の上部外面へ嵌着させたステ ム嵌合筒18を下面から垂下し、該ステム嵌合筒の筒孔と連通するノズル14を側方 へ突出する。ステム嵌合筒18外面は既述雌ねじ筒7内へ螺合できる雄ねじに形成 している。該ヘッド主部材は、少なくともステム嵌合筒18の上方頂壁部分を開口 19するもので、該開口により弾性片20および弁板21を共に一体成形できるように している。図示例ではステム嵌合筒18の上端部内面に内向きフランジ22を付設し 、該フランジ内面から突設した弾性片20を螺線状に下方へ垂下し、その弾性片下 端に付設した弁板21の、下方小径のテーパ状とした下部外周面を、既述弁座17へ 圧接して吐出弁23としている。上記開口19は、別に設けた蓋板15bで密閉する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【0012】
本案は既述構成とするもので、ステム13の上部内面に下方小径のテーパ状弁座 17を設けておき、該弁座上へ、ヘッド主部材15a のステム嵌合筒上端部内面から 弾性片20を介して垂下する弁板21を圧接させて吐出弁23を形成するから、該吐出 弁を玉弁で形成する従来例のように、吐出弁の開閉が不完全となったり、又容器 転倒時に、その玉弁体としての球体が自重により移動して吐出弁が開き、そのた め容器体内液体が漏れるようなことがなく、ヘッド15を、ステム嵌合筒上方の頂 壁部分を開口するヘッド主部材15a と、その開口を密閉する蓋板15b とで形成す るから、弾性片20を介してステム嵌合筒18の上端部内面から垂下する弁板21を、 合成樹脂材でヘッド主部材15a の一部として共に一体形成することが容易であり 、このようにその弁板をヘッド主部材と一体に成形するから、別部材としての弁 板を使用する場合のように、その弁板有無のチェックの必要がなく、吐出弁形成 に手数を要することもない。
【図×××】作動部材を押下げてシリンダ付き部材に螺
合させた状態で示す,本案吐出器の縦断面図である。
合させた状態で示す,本案吐出器の縦断面図である。
【図×××】作動部材上昇状態で示す,吐出器の縦断面
図である。
図である。
15 ヘッド 17 弁座 18 ステム嵌合筒 21 弁板
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】作動部材を押下げてシリンダ付き部材に螺合さ
せた状態で示す,本案吐出器の縦断面図である。
せた状態で示す,本案吐出器の縦断面図である。
【図2】作動部材上昇状態で示す,吐出器の縦断面図で
ある。
ある。
【符号の説明】 15 ヘッド 17 弁座 18 ステム嵌合筒 21 弁板
Claims (1)
- 【請求項1】 容器体口部への装着筒からシリンダを垂
下する,吸込み弁付きシリンダ部材と、上記シリンダ内
へ嵌合させた筒状ピストンからステムを起立し、該ステ
ム上端にノズル付きヘッドを嵌着する吐出弁付き作動部
材とからなり、該作動部材の上下動で容器体内流動体を
シリンダ内に吸上げしてノズルから吐出する流動体吐出
器において、上記吐出弁23を、ステム13の上方内面に付
設した、下方小径のテーパ状弁座17と、上記ヘッド15か
ら垂下してステム13の上部外面へ嵌着するステム嵌合筒
18の上端部内面から、弾性片20を介して垂下し、上記弁
座17上へ圧接する弁板21とで形成すると共に、上記押下
げヘッド15を、少なくとも上記ステム嵌合筒18上方のヘ
ッド頂壁部分を開口して合成樹脂材で一体に成形した上
記弁板21付きのヘッド主部材15a と、上記開口19を水密
に閉塞させた蓋板15b とで形成したことを特徴とする流
動体吐出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3704391U JPH0513561U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 流動体吐出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3704391U JPH0513561U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 流動体吐出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513561U true JPH0513561U (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=12486576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3704391U Pending JPH0513561U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 流動体吐出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0513561U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018122231A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 花王株式会社 | 吐出容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6199389A (ja) * | 1984-10-19 | 1986-05-17 | Semiconductor Res Found | 半導体光検出器 |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3704391U patent/JPH0513561U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6199389A (ja) * | 1984-10-19 | 1986-05-17 | Semiconductor Res Found | 半導体光検出器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018122231A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 花王株式会社 | 吐出容器 |
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