JPH0513532Y2 - - Google Patents

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JPH0513532Y2
JPH0513532Y2 JP1986121590U JP12159086U JPH0513532Y2 JP H0513532 Y2 JPH0513532 Y2 JP H0513532Y2 JP 1986121590 U JP1986121590 U JP 1986121590U JP 12159086 U JP12159086 U JP 12159086U JP H0513532 Y2 JPH0513532 Y2 JP H0513532Y2
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JP
Japan
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mold
roll
rubber
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metal core
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JP1986121590U
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JPS6225513U (ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、金属芯の入つたゴムロール、特に
複写機などの静電加熱定着装置に使用するゴムロ
ールの製造用金型に関するものである。
一般に、ゴムロールは金属芯の周囲に弾性を有
するゴムを被覆したもので、複写機などの他に印
刷機、製紙機械、紡績機械などに広く用いられて
いる。
ところで従来のゴムロールは、先ず原料ゴムに
充填剤、可塑剤、安定剤、加硫剤などを配合した
ゴム配合物を、内面を研磨加工した円筒状金型の
中心に金属芯を保持した状態で内部の空〓に充填
した後、金型を所定時間加熱して加硫成型し、更
にこの金型より加硫成型したゴムロールを取り出
した後、その表面を研削してロール径と真円度及
び表面あらさを要求に合うように二次加工するこ
とによつて製造されている。
つまり、従来においてはロールの表面あらさと
寸法精度は、加硫成形後の研削加工によればよい
という固定概念に依存しているのが現状である。
しかしながら、上記従来の方法では加硫成型後
ロール表面の研削工程を必要とするため、それだ
け工数が多く製造コストが嵩むと共に、研削され
たロール表面はあらさの凹凸が極めて鋭利なギザ
ギザ状となるため、複写機のトナーや印刷イン
ク、或いは紙粉等が付着し易く、しかも取れ難く
くなり、表面が短時間に汚れてコピーや印刷の仕
上りを悪くする欠点があつた。また、研削加工で
は寸法と表面あらさのバラツキを生じ、均一な品
質の製品を得難い欠点もあつた。
この考案は前記従来の課題を解決するために、
従来のように金型を考慮することなく加硫成形後
に研削加工するという固定概念から完全に脱却
し、所要のロール寸法精度に成形された金型の内
面をサンドブラスト等のあらさ付け加工により予
め微細なあらさ模様を形成しておいて、加硫成型
したゴムロール表面になだらかなあらさの凹凸を
形成することによい、トナーやインク等が付着し
難く、かつその剥離性のよい均一な表面あらさと
寸法精度を維持した均一な品質のゴムロールを得
られるという新規な発想による合理的な金型を提
案するものである。
以下この考案を図面に示す実施例について説明
すると、金型1は所要のロール寸法精度を維持す
るように比較的肉厚の円筒形に成形した後、その
内周面2にサンドブラスト等の表面を直接あらす
あらさ付け加工により、従来の研削加工によるあ
らさとほぼ同程度(例えば15μmRz前後)のあら
さ模様を形成して仕上げられている。
そして、この金型1の両端部には、中心部に金
属芯3を挿入してその両端を保持する蓋4,4′
が取付けられ、一方の蓋4に設けた注入口5より
ゴム配合物6を注入充填するように構成されてい
る。
上記構成の金型1を用いてロールを製造すると
きは、金属芯3を金型1の中心に保持した状態
で、注入口5よりゴム配合物6を内部の空〓7を
完全に満たすまで注入充填し、この金型1の全体
を所定時間加熱して充分に加硫成型した後、金型
1内から取り出し、ゴムロールとしての製品とす
る。
このように成型されたゴムロールは、研削工程
を行うことなく、金型1の内周面2のあらさの凹
凸により、成形と同時に表面になだらかな凹凸の
あらさ模様が均一に形成され、ロール径、真円度
等の寸法精度も維持される。
従つて、このゴムロールを、例えば静電複写機
に使用した場合、表面のなだらかな凹凸のあらさ
模様によりトナーの付着が少なく、しかも付着し
たトナーの剥離性も極めて良好で、耐久的に連続
使用が可能となる。
以上の通りこの考案によれば、所要のロール寸
法精度に成形された金型の円筒内周面に予めサン
ドブラスト等の直接表面をあらす表面あらさ付け
加工により微細なあらさ模様を形成してなるの
で、加硫成型されたゴムロール表面には成形と同
時に金型の内周面のあらさの凹凸により、なだら
かな凹凸のあらさ模様が均一に形成され、このな
だらかな凹凸のあらさ模様によりトナー、イン
ク、紙粉などの付着が少なく、しかも付着したト
ナーやインクなどの剥離性も極めて良好で、複写
機や印刷機などに耐久的に連続使用が可能とな
る。
そして、従来のように研削加工を要することな
く金型による成型のみでなだらかで均一なあらさ
模様が得られ、寸法精度も均一に維持されるの
で、工数の削減により加工コストを低減すること
ができ、かつ常時均一な品質の製品を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の金型にゴム配合物を充填する状
態を示す縦断面図である。 1……金型、2……内周面、3……金属芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要のロール寸法精度に形成され、中心に金属
    芯を保持し得るようにした円筒状金型の円筒内周
    面に、サンドブラスト等の表面を直接あらす表面
    あらさ付け加工により微細なあらさ模様を形成し
    てなることを特徴とするゴムロールの製造用金
    型。
JP1986121590U 1986-08-06 1986-08-06 Expired - Lifetime JPH0513532Y2 (ja)

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JPS6225513U JPS6225513U (ja) 1987-02-17
JPH0513532Y2 true JPH0513532Y2 (ja) 1993-04-09

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ID=31011007

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0719938Y2 (ja) * 1988-02-29 1995-05-10 株式会社アイチコーポレーション アウトリガの送油、送電装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4942671A (ja) * 1972-07-01 1974-04-22
JPS5293338A (en) * 1976-01-26 1977-08-05 Ames Rubber Corp Method of producing metal core elastic roll

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