JPH0717459Y2 - 熱定着ローラ製造用金型 - Google Patents

熱定着ローラ製造用金型

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JPH0717459Y2
JPH0717459Y2 JP1989008612U JP861289U JPH0717459Y2 JP H0717459 Y2 JPH0717459 Y2 JP H0717459Y2 JP 1989008612 U JP1989008612 U JP 1989008612U JP 861289 U JP861289 U JP 861289U JP H0717459 Y2 JPH0717459 Y2 JP H0717459Y2
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JP
Japan
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mold
core shaft
plug body
roller
heat fixing
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JP1989008612U
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JPH0299612U (ja
Inventor
修二 今
敏信 浅井
俊雄 木田
恭久 工藤
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昭和電線電纜株式会社
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば電子複写機の熱定着部に使用される
熱定着ローラの製造用金型に関する。
(従来の技術) 従来から、電子複写機の熱定着部に使用されるLTVシリ
コーンゴムを被覆した熱定着ローラとして、アルミ等の
金属芯軸上に円筒状にシリコーンゴムを被覆したものが
使用されており、このような熱定着ローラの製造に用い
られる金型として、第2図に示す構造のものが提案され
ている。
この熱定着ローラ製造用金型は、直立保持したローラ仕
上がり径と同内径を有する円筒型1の下部に、中央に芯
軸挿通孔2aを開口させその外方に材料圧入孔2bを穿設し
てなる下部栓体2を嵌合させ、この円筒型1の上部に、
中央に芯軸挿通孔3aを開口させその外方に空気抜き溝3b
を形成した上部栓体3を嵌合させた構造とされている。
そして、この熱定着ローラ製造用金型を用いて熱定着ロ
ーラを製造する場合には、まず、アルミのような金属製
のローラ芯軸4の両端を、下部栓体2と上部栓体3の各
芯軸挿通孔2a、3aに直立させて保持させるとともに、下
部栓体2の材料圧入孔2bからLTVシリコーンゴム等の液
状ゴム5を空気抜き溝3bからオーバーフローするまで圧
入し、次いで加熱により前記ゴムを硬化させて耐熱性弾
性体層を形成することにより得られる。
この金型を用いて製造した熱定着ローラは、離型後の外
径仕上げ加工をしなくとも高い寸法精度と良好な表面状
態が得られるという利点がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこのような従来の熱定着ローラ製造用金型
では、加熱時に上部栓体3の空気抜き溝3bから昇温によ
り膨脹したLTVシリコーンゴム5がオーバーフローし、
その結果、押し出されたLTVシリコーンゴムが金型頂部
から流れ落ち、金型外周や架台を汚してしまい、その清
掃作業のため作業性が低下してしまうという問題があっ
た。
そこで、本考案はこのような従来の難点を解消するため
になされたもので、硬化後に研削等の仕上げ加工を特に
必要としない方法であって、ゴム材料の加熱硬化時にオ
ーバーフローしたゴム材料により金型周囲を汚染するこ
とのない熱定着ローラ製造用金型を提供することを目的
とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) すなわち本考案は、直立保持したローラ仕上がり径と同
内径を有する円筒型の下部に、中央に芯軸挿通孔を開口
させその外方に材料圧入孔を穿設してなる下部栓体を嵌
合させ、この円筒型上部に、中央に芯軸挿通孔を開口さ
せその外方に空気抜き孔を形成した上部栓体を嵌合させ
てなり、前記ローラ芯軸を前記円筒型内に同心状に保持
させて前記各芯軸挿通孔にローラ芯軸の両端を挿入保持
させるとともに、前記下部栓体の材料圧入孔から液状ゴ
ム材料を注入硬化させるように構成された熱定着ローラ
製造用金型において、前記上部栓体の頂部に前記空気抜
き孔に連通するオーバーフローゴム受け用の凹部を形成
したことを特徴としている。
(作用) このように構成された本考案の熱定着ローラ製造用金型
においては、円筒型下方より圧入したゴム材料を加熱硬
化させるにあたり、上部栓体の頂部に空気抜き孔と連通
したオーバーフローしたゴム材料を貯留するための凹部
を設けているので、加熱により膨脹したゴム材料が空気
抜き孔からオーバーフローしても上記凹部にたまり、そ
の結果、オーバーフローしたゴム材料が金型外壁や架台
等を汚染することがなくなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す熱定着ローラ製造用金
型を示す縦断面図である。なお、以下の第1図の説明に
おいては、第2図と共通する部分に同一符号を付して重
複する説明を省略する。
同図に示すように、この実施例の金型は、円筒型1と、
この円筒型1の上部および下部にそれぞれ嵌合された上
部栓体3および下部栓体4とを備え、この上部栓体3の
内側面に空気抜き溝3aが形成されている点は従来の熱定
着ローラ製造用金型と同一構造である。そして、この実
施例の装置においては、上部栓体3の頂部に空気抜き溝
3bに連通するオーバーフローしたゴム材料を貯留するた
めの凹部3cが形成されている。
次にこの実施例の熱定着ローラ製造用金型を用いて、シ
リコーンゴムローラを製造する方法を説明する。
シリコーンゴムローラの製造にあたっては、まず、円筒
型1を直立保持し、その下部に下部栓体2を嵌合させて
円筒型内にローラ芯軸4を挿入し、この円筒型1の上部
に上部栓体3を嵌合させ、上下両栓体の芯軸挿通孔2a、
3aによりローラ芯軸4を円筒型1内に同心状に保持させ
る。
次に、材料圧入機構(図示を省略)により、ノズルから
下部栓体2の材料圧入孔2bを通して、LTVシリコーンゴ
ム等の液状ゴム5を円筒型1内の中空部へ圧入する。こ
のとき中空部内の空気は、液状ゴム5に押されて上昇
し、上部栓体3の空気抜き溝3bを経て外部に排出され
る。
このようにして液状ゴム5を円筒型1内の中空部に充填
させたのち、常法により充填された液状ゴム5を加熱硬
化させる。この加熱工程において、加熱により膨脹した
液状ゴム5は空気抜き溝3aからオーバーフローするが、
オーバーフローした液状ゴム5は上部栓体3の頂部に形
成された凹部3cに収容されて、液状ゴムにより金型外側
壁面等が汚染するのが回避される。
したがって、液状ゴムを硬化させて製品を脱型した後、
金型を清掃する作業が非常に短時間で済み、作業性が著
しく向上する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の熱定着ローラ製造用金型
においては、上部栓体の頂部に空気抜き孔に連通するオ
ーバーフローゴム受け用の凹部を形成したので、加熱硬
化した製品を脱型後の清掃工程が容易になり、作業効率
が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の方法に係わるゴムローラ成型装置の縦
断面図、第2図は従来のゴムローラ成型装置の縦断面図
である。 1……円筒型 2……下部栓体 2a、3a……芯軸挿通孔 2b……材料圧入孔 3……上部栓体 3b……空気抜き孔 3c……凹部 4……ローラ芯軸 5……LTVシリコーンゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 工藤 恭久 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−814(JP,U) 実開 昭57−159427(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直立保持したローラ仕上がり径と同内径を
    有する円筒型の下部に、中央に芯軸挿通孔を開口させそ
    の外方に材料圧入孔を穿設してなる下部栓体を嵌合さ
    せ、この円筒型上部に、中央に芯軸挿通孔を開口させそ
    の外方に空気抜き孔を形成した上部栓体を嵌合させてな
    り、前記ローラ芯軸を前記円筒型内に同心状に保持させ
    て前記各芯軸挿通孔にローラ芯軸の両端を挿入保持させ
    るとともに、前記下部栓体の材料圧入孔から液状ゴム材
    料を注入硬化させるように構成された熱定着ローラ製造
    用金型において、 前記上部栓体の頂部に前記空気抜き孔に連通するオーバ
    ーフローゴム受け用の凹部を形成したことを特徴とする
    熱定着ローラ製造用金型。
JP1989008612U 1989-01-27 1989-01-27 熱定着ローラ製造用金型 Expired - Lifetime JPH0717459Y2 (ja)

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JPH0299612U JPH0299612U (ja) 1990-08-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4729672B2 (ja) * 2001-07-31 2011-07-20 株式会社イノアックコーポレーション 発泡ウレタンロールの成形型

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JPS57159427U (ja) * 1981-03-31 1982-10-06
JPH0427630Y2 (ja) * 1986-06-20 1992-07-02

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