JP2651589B2 - 熱定着ローラの製造方法 - Google Patents
熱定着ローラの製造方法Info
- Publication number
- JP2651589B2 JP2651589B2 JP4567288A JP4567288A JP2651589B2 JP 2651589 B2 JP2651589 B2 JP 2651589B2 JP 4567288 A JP4567288 A JP 4567288A JP 4567288 A JP4567288 A JP 4567288A JP 2651589 B2 JP2651589 B2 JP 2651589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core shaft
- mold
- plug
- silicone rubber
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 claims description 23
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 claims description 20
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 13
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 8
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 8
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 8
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 7
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 3
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 claims 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 4
- 239000004944 Liquid Silicone Rubber Substances 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- PXGOKWXKJXAPGV-UHFFFAOYSA-N Fluorine Chemical compound FF PXGOKWXKJXAPGV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920001774 Perfluoroether Polymers 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 description 1
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920001973 fluoroelastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば電子複写機等の熱定着部に使用され
る熱定着ローラの製造方法に関する。
る熱定着ローラの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来より、電子複写機等の熱定着部に使用される熱定
着ローラとしては、アルミ等の金属芯軸上に円筒状にシ
リコーンゴムやフッ素ゴム等のゴム状弾性を被覆し、最
外層にトナーとの離型性の良いパーフルオロアルコシキ
樹脂(PFA)等のフッ素樹脂層を設けた構造のものが知
られており、一般に次のような方法で製造されている。
着ローラとしては、アルミ等の金属芯軸上に円筒状にシ
リコーンゴムやフッ素ゴム等のゴム状弾性を被覆し、最
外層にトナーとの離型性の良いパーフルオロアルコシキ
樹脂(PFA)等のフッ素樹脂層を設けた構造のものが知
られており、一般に次のような方法で製造されている。
すなわち、まず、円筒状の金型内に芯軸を立ててお
き、芯軸と金型との間隙に液状シリコーンゴムを注入し
硬化させるか、あるいは有底円筒状の金型内に予め所定
量の液状シリコーンゴムを注入しておき、その後金型内
に芯軸を挿入して液状シリコーンゴムを芯軸と金型の間
隙内に上昇充填させ、この状態で硬化させてシリコーン
ゴム層を形成する。次いでこのシリコーンゴム層表面に
PFA等のフッ素樹脂チューブを装着させてフッ素樹脂層
を形成する。
き、芯軸と金型との間隙に液状シリコーンゴムを注入し
硬化させるか、あるいは有底円筒状の金型内に予め所定
量の液状シリコーンゴムを注入しておき、その後金型内
に芯軸を挿入して液状シリコーンゴムを芯軸と金型の間
隙内に上昇充填させ、この状態で硬化させてシリコーン
ゴム層を形成する。次いでこのシリコーンゴム層表面に
PFA等のフッ素樹脂チューブを装着させてフッ素樹脂層
を形成する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこのような従来の製造方法では、芯軸と
シリコーンゴム層間、およびシリコーンゴム層とフッ素
樹脂層間の接着性を高めるために、シリコーンゴム層形
成の際にはローラ芯軸表面に、またフッ素樹脂チューブ
装着の際にはチューブ内周面に、それぞれプライマーを
塗布する必要があり、作業が煩雑であるという難点に加
えて、次のような問題を生じていた。
シリコーンゴム層間、およびシリコーンゴム層とフッ素
樹脂層間の接着性を高めるために、シリコーンゴム層形
成の際にはローラ芯軸表面に、またフッ素樹脂チューブ
装着の際にはチューブ内周面に、それぞれプライマーを
塗布する必要があり、作業が煩雑であるという難点に加
えて、次のような問題を生じていた。
すなわち、ローラ芯軸へのプライマーの塗布は、同塗
布工程やそれに続く乾燥工程、さらに次工程へ搬送する
間に、塗布面にゴミや異物等が付着し、製造後これらが
原因で芯軸とシリコーンゴム層間の剥がれを招き、ロー
ラの耐久性を損なうとともに複写機の画像定着にも悪影
響を及ぼすおそれがあった。
布工程やそれに続く乾燥工程、さらに次工程へ搬送する
間に、塗布面にゴミや異物等が付着し、製造後これらが
原因で芯軸とシリコーンゴム層間の剥がれを招き、ロー
ラの耐久性を損なうとともに複写機の画像定着にも悪影
響を及ぼすおそれがあった。
またフッ素樹脂チューブ内周面への塗布は、チューブ
にシワや折れを生じさせやすく、特に厚さ100μm以下
のチューブに対して、かかるシワや折れを生じさせずに
処理することは技術的に非常に難しかった。またフッ素
樹脂は静電気が発生しやすく、プライマーの塗布作業中
に、ゴミや異物等が付着して特性の低下を招くおそれが
あった。
にシワや折れを生じさせやすく、特に厚さ100μm以下
のチューブに対して、かかるシワや折れを生じさせずに
処理することは技術的に非常に難しかった。またフッ素
樹脂は静電気が発生しやすく、プライマーの塗布作業中
に、ゴミや異物等が付着して特性の低下を招くおそれが
あった。
本発明はこのような従来の難点を解消するためになさ
れたもので、トナーとの離型性が良く耐久性も十分な品
質の良い熱定着ローラを容易にかつ安定して製造するこ
とができる方法を提供することを目的とする。
れたもので、トナーとの離型性が良く耐久性も十分な品
質の良い熱定着ローラを容易にかつ安定して製造するこ
とができる方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、ローラ仕上り径と同内径を有する円筒状金
型内に、金型の内径よりも小径のフッ素樹脂チューブを
内挿させ、この金型の下部に芯軸挿通孔を有する下部栓
体を嵌合させるとともに、前記フッ素樹脂チューブの両
端をそれぞれ下部栓体および金型内周壁に密接固定さ
せ、次いでローラ芯軸を、前記フッ素樹脂チューブ内に
挿入し、芯軸挿通孔を有する上部栓体を前記金型の上部
に嵌合させて金型内に同心状に保持し、しかる後前記下
部栓体の芯軸挿通孔から前記フッ素樹脂チューブと芯軸
との間隙に液状の接着性シリコーンゴムを過剰量圧入
し、前記上部栓体の芯軸挿通孔から溢出する接着性シリ
コーンゴムを押し戻しつつ硬化させることを特徴とす
る。
型内に、金型の内径よりも小径のフッ素樹脂チューブを
内挿させ、この金型の下部に芯軸挿通孔を有する下部栓
体を嵌合させるとともに、前記フッ素樹脂チューブの両
端をそれぞれ下部栓体および金型内周壁に密接固定さ
せ、次いでローラ芯軸を、前記フッ素樹脂チューブ内に
挿入し、芯軸挿通孔を有する上部栓体を前記金型の上部
に嵌合させて金型内に同心状に保持し、しかる後前記下
部栓体の芯軸挿通孔から前記フッ素樹脂チューブと芯軸
との間隙に液状の接着性シリコーンゴムを過剰量圧入
し、前記上部栓体の芯軸挿通孔から溢出する接着性シリ
コーンゴムを押し戻しつつ硬化させることを特徴とす
る。
本発明に使用されるフッ素樹脂チューブとしては、ト
ナーとの離型性がよく、金型との離型性も良いPFAチュ
ーブ等が適している。外径は円筒状金型内径の96〜98%
程度、厚さは25〜200μmが適当である。
ナーとの離型性がよく、金型との離型性も良いPFAチュ
ーブ等が適している。外径は円筒状金型内径の96〜98%
程度、厚さは25〜200μmが適当である。
なお、このようなチューブの内周面を、エッチング処
理により粗面に仕上げておくと、下層となるゴム層との
接着力を増大させることができるのでより好ましい。
理により粗面に仕上げておくと、下層となるゴム層との
接着力を増大させることができるのでより好ましい。
また本発明に使用する液状の接着性シリコーンゴムの
粘度は、2000ポイズ以下であることが望ましい。
粘度は、2000ポイズ以下であることが望ましい。
(作 用) 本発明の熱定着ローラの製造方法においては、上述し
たようなフッ素樹脂チューブを芯軸とともに円筒状金型
内に組み込んだ状態で、液状の接着性シリコーンゴムを
下部より圧入し加圧下で硬化させるので、プライマーを
使用しなくとも、芯軸とゴム層、ゴム層とフッ素樹脂層
とが強固に接着したローラが得られる。しかもフッ素樹
脂層を平滑に形成することができる。
たようなフッ素樹脂チューブを芯軸とともに円筒状金型
内に組み込んだ状態で、液状の接着性シリコーンゴムを
下部より圧入し加圧下で硬化させるので、プライマーを
使用しなくとも、芯軸とゴム層、ゴム層とフッ素樹脂層
とが強固に接着したローラが得られる。しかもフッ素樹
脂層を平滑に形成することができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例における熱定着ローラの製
造過程を示す縦断面図である。
造過程を示す縦断面図である。
同図に示すように、この実施例に使用される成型装置
は、直立保持されたローラの仕上り外径と同内径を有す
る円筒状金型1と、そ円筒状金型1の下部に嵌合され内
側に芯軸案内・保持用のロート状のテーパ面2aが形成さ
れ中央に材料圧入孔2bが開口した下部栓体2と、円筒状
金型1の上部に嵌合され内側に芯軸案内・保持用のロー
ト状のテーパ面3aが形成され中央に脱気孔3bが開口した
凹部3cを備えた上部栓体3とから構成されている。
は、直立保持されたローラの仕上り外径と同内径を有す
る円筒状金型1と、そ円筒状金型1の下部に嵌合され内
側に芯軸案内・保持用のロート状のテーパ面2aが形成さ
れ中央に材料圧入孔2bが開口した下部栓体2と、円筒状
金型1の上部に嵌合され内側に芯軸案内・保持用のロー
ト状のテーパ面3aが形成され中央に脱気孔3bが開口した
凹部3cを備えた上部栓体3とから構成されている。
また下部栓体2の材料圧入孔2bには、材料圧入機構の
ノズル(図示を省略)が接続され、上部栓体3には、凹
部3c内に溢出した材料を押し戻すための押し戻し栓4が
取り付けられており、さらに押し戻し栓4にはこの押し
戻し栓4を軸方向に押圧する押圧機構(図示を省略)が
接続されている。
ノズル(図示を省略)が接続され、上部栓体3には、凹
部3c内に溢出した材料を押し戻すための押し戻し栓4が
取り付けられており、さらに押し戻し栓4にはこの押し
戻し栓4を軸方向に押圧する押圧機構(図示を省略)が
接続されている。
しかしてこの実施例においては、まず内周壁に離型剤
を塗布した内径50mmの円筒状金型1を直立保持し、その
内側に、外径48.5mm、厚さ50μmの内面がエッチング処
理により粗面に形成されたPFAチューブ(グンゼ社製)
5を内挿させるとともに、下部に下部栓体2を嵌合さ
せ、PFAチューブ5の下端5aを下部栓体2に、上端5bを
円筒状金型1の上部内周壁にそれぞれリング状の固定金
具6a、6bにより液密に固定した。
を塗布した内径50mmの円筒状金型1を直立保持し、その
内側に、外径48.5mm、厚さ50μmの内面がエッチング処
理により粗面に形成されたPFAチューブ(グンゼ社製)
5を内挿させるとともに、下部に下部栓体2を嵌合さ
せ、PFAチューブ5の下端5aを下部栓体2に、上端5bを
円筒状金型1の上部内周壁にそれぞれリング状の固定金
具6a、6bにより液密に固定した。
次いでこのPFAチューブ5内に、外径38mm、長さ327mm
の鉄製の芯軸7を、その両端に円錐状のテーパ面を有す
るキャップ7a、7bを嵌合させて挿入し、一方のキャップ
7aを下部栓体2のテーパ面2aに嵌合させた。続いて円筒
状金型1の上部に上部栓体3を嵌合させ、上部栓体3と
下部栓体2により芯軸7を同心的に位置決めした。
の鉄製の芯軸7を、その両端に円錐状のテーパ面を有す
るキャップ7a、7bを嵌合させて挿入し、一方のキャップ
7aを下部栓体2のテーパ面2aに嵌合させた。続いて円筒
状金型1の上部に上部栓体3を嵌合させ、上部栓体3と
下部栓体2により芯軸7を同心的に位置決めした。
しかる後材料圧入機構を動作させ、ノズルより下部栓
体2の材料圧入孔2bを通じて、液状の接着性シリコーン
ゴム(硬度40゜、LTVシリコーンゴム、信越化学工業社
製)8を金型1内に圧入した。液状の接着性シリコーン
ゴム8は、その流体圧により芯軸7を上方に押し上げ芯
軸6とPFAチューブ5の間の空間に流入される。一方こ
の空間の空気が上部栓体3の脱気孔3bから外部へ押し出
される。
体2の材料圧入孔2bを通じて、液状の接着性シリコーン
ゴム(硬度40゜、LTVシリコーンゴム、信越化学工業社
製)8を金型1内に圧入した。液状の接着性シリコーン
ゴム8は、その流体圧により芯軸7を上方に押し上げ芯
軸6とPFAチューブ5の間の空間に流入される。一方こ
の空間の空気が上部栓体3の脱気孔3bから外部へ押し出
される。
このようにして液状の接着性シリコーンゴム8が金型
1内の空間に充填され、さらに上部栓体3の凹部3c内に
十分溢出したところで圧入を中止し、押し戻し栓押圧機
構により押し戻し栓4を軸方向に押圧しつつ、液状の接
着性シリコーンゴム7を硬化させた。なお押し戻し栓4
の押圧にともない、PFAチューブ5は拡径されて外周面
が円筒金型1内の内周壁に密着し、この状態で接着性シ
リコーンゴム7が硬化するので、シワや折目のあるPFA
チューブを用いた場合、あるいは装着の際にシワやたる
み等を生ずることがあっても、ここで完全に除かれる。
1内の空間に充填され、さらに上部栓体3の凹部3c内に
十分溢出したところで圧入を中止し、押し戻し栓押圧機
構により押し戻し栓4を軸方向に押圧しつつ、液状の接
着性シリコーンゴム7を硬化させた。なお押し戻し栓4
の押圧にともない、PFAチューブ5は拡径されて外周面
が円筒金型1内の内周壁に密着し、この状態で接着性シ
リコーンゴム7が硬化するので、シワや折目のあるPFA
チューブを用いた場合、あるいは装着の際にシワやたる
み等を生ずることがあっても、ここで完全に除かれる。
この後ローラを金型1から離型させ、所定の熱処理を
施した後、仕上げ加工によりフッ素樹脂チューブの両端
を切除するなど外形を整えて熱定着ローラを完成させ
た。
施した後、仕上げ加工によりフッ素樹脂チューブの両端
を切除するなど外形を整えて熱定着ローラを完成させ
た。
第2図はこのようにして得られた熱定着ローラを示す
断面図で、芯軸7、シリコーンゴム層9およびPFA層10
の各層間の接着性が良好で、またPFA層10はシワ等もな
く平滑に形成されていた。
断面図で、芯軸7、シリコーンゴム層9およびPFA層10
の各層間の接着性が良好で、またPFA層10はシワ等もな
く平滑に形成されていた。
[発明の効果] 以上説明したように本発明方法によれば、プライマー
を使用しなくとも、芯軸とゴム層、ゴム層とフッ素樹脂
層とが強固に一体に接着したローラが得られるので、従
来のようなプライマー処理にともなう、作業性の低下、
ゴミや異物の取込み等による特性の低下が防止され、ト
ナーとの離型性が良く耐久性も十分な品質の良い熱定着
ローラを容易にかつ安定して製造することができる。
を使用しなくとも、芯軸とゴム層、ゴム層とフッ素樹脂
層とが強固に一体に接着したローラが得られるので、従
来のようなプライマー処理にともなう、作業性の低下、
ゴミや異物の取込み等による特性の低下が防止され、ト
ナーとの離型性が良く耐久性も十分な品質の良い熱定着
ローラを容易にかつ安定して製造することができる。
またフッ素樹脂チューブを膨脹させた状態で製造する
のでシワや折目のあるチューブであっても使用可能とな
る利点もある。
のでシワや折目のあるチューブであっても使用可能とな
る利点もある。
第1図は本発明の一実施例における熱定着ローラの製造
過程を示す縦断面図、第2図はその実施例により得られ
た熱定着ローラを示す断面図である。 1……円筒状金型 2……下部栓体 2a……テーパ面 2b……材料圧入孔 3……上部栓体 3a……テーパ面 3b……脱気孔 3c……凹部 4……押し戻し栓 5……PFAチューブ 6a、6b……固定金具 7……芯軸 8……接着性シリコーンゴム
過程を示す縦断面図、第2図はその実施例により得られ
た熱定着ローラを示す断面図である。 1……円筒状金型 2……下部栓体 2a……テーパ面 2b……材料圧入孔 3……上部栓体 3a……テーパ面 3b……脱気孔 3c……凹部 4……押し戻し栓 5……PFAチューブ 6a、6b……固定金具 7……芯軸 8……接着性シリコーンゴム
Claims (1)
- 【請求項1】ローラ仕上り径と同内径を有する円筒状金
型内に、金型の内径よりも小径のフッ素樹脂チューブを
内挿させ、この金型の下部に芯軸挿通孔を有する下部栓
体を嵌合させるとともに、前記フッ素樹脂チューブの両
端をそれぞれ下部栓体および金型内周壁に密接固定さ
せ、ローラ芯軸を、前記フッ素樹脂チューブ内に挿入
し、芯軸挿通孔を有する上部栓体を前記金型の上部に嵌
合させて金型内に同心状に保持し、しかる後前記下部栓
体の芯軸挿通孔から前記フッ素樹脂チューブと芯軸との
間隙に液状の接着性シリコーンゴムを過剰量圧入し、前
記上部栓体の芯軸挿通孔から溢出する接着性シリコーン
ゴムを押し戻しつつ硬化させることを特徴とする熱定着
ローラの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4567288A JP2651589B2 (ja) | 1988-02-27 | 1988-02-27 | 熱定着ローラの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4567288A JP2651589B2 (ja) | 1988-02-27 | 1988-02-27 | 熱定着ローラの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01219781A JPH01219781A (ja) | 1989-09-01 |
JP2651589B2 true JP2651589B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=12725881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4567288A Expired - Lifetime JP2651589B2 (ja) | 1988-02-27 | 1988-02-27 | 熱定着ローラの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2651589B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2610748B2 (ja) * | 1992-04-20 | 1997-05-14 | 東芝シリコーン株式会社 | 熱定着用シリコーンゴムローラ |
JP5243061B2 (ja) * | 2008-02-25 | 2013-07-24 | 株式会社ブリヂストン | 画像形成装置用ローラーの製造方法 |
JP4775503B1 (ja) * | 2010-11-01 | 2011-09-21 | 富士ゼロックス株式会社 | ゴムロールの製造装置及び製造方法 |
JP2015033813A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 住友電工ファインポリマー株式会社 | Oa機器用ローラーの製造方法 |
-
1988
- 1988-02-27 JP JP4567288A patent/JP2651589B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01219781A (ja) | 1989-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101390203B1 (ko) | 정착 롤러 또는 정착 벨트의 제조 방법 | |
JP2651589B2 (ja) | 熱定着ローラの製造方法 | |
JPH10180874A (ja) | フッ素樹脂チューブの被覆方法および該被覆方法により製造された定着部材 | |
JP4094457B2 (ja) | フッ素樹脂被覆ローラの製造方法及びフッ素樹脂被覆ローラ | |
JP2005238765A (ja) | 基材へのチューブの被覆方法及びそれを用いて製造した定着ベルト | |
JP2652161B2 (ja) | 熱定着ローラの製造方法 | |
JPH0737034B2 (ja) | ゴム・プラスチツク被覆スポンジロ−ラの製造方法 | |
JPH0442183A (ja) | 定着用加圧ローラ及びその製造方法 | |
JP2959829B2 (ja) | フッ素樹脂チューブ被覆ゴムローラの製造方法 | |
JPH01278315A (ja) | 熱定着ローラの製造方法 | |
JP3918720B2 (ja) | ローラ製造装置 | |
JPH0644176B2 (ja) | 定着ロ−ルの製造方法 | |
JPH0516266A (ja) | ローラの製造装置 | |
JPH0555079B2 (ja) | ||
JP2005238764A (ja) | 基材へのチューブ被覆方法 | |
JP3046627B2 (ja) | トナー像定着装置用加圧ローラの製造方法 | |
JPH055571Y2 (ja) | ||
JP2820742B2 (ja) | 弾性ローラの製造装置 | |
JPH05169566A (ja) | ローラの製造方法 | |
JP3454012B2 (ja) | ローラ製造方法 | |
JP4564709B2 (ja) | 樹脂層付き非直円筒の製造方法 | |
JPH0717459Y2 (ja) | 熱定着ローラ製造用金型 | |
JPH0378780A (ja) | 多層構造ローラの製造方法 | |
JPH02253285A (ja) | 熱定着ローラ | |
JPH01169475A (ja) | 熱定着部の加圧ローラ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080523 Year of fee payment: 11 |