JP2820742B2 - 弾性ローラの製造装置 - Google Patents

弾性ローラの製造装置

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JP2820742B2
JP2820742B2 JP30719089A JP30719089A JP2820742B2 JP 2820742 B2 JP2820742 B2 JP 2820742B2 JP 30719089 A JP30719089 A JP 30719089A JP 30719089 A JP30719089 A JP 30719089A JP 2820742 B2 JP2820742 B2 JP 2820742B2
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pipe
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hollow cylindrical
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修二 今
俊雄 木田
丈彦 門脇
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は弾性ローラに係り、特に電子複写機等の定着
部に使用される弾性ローラの製造装置に関する。
[従来の技術及び発明が解決すべき課題] 従来から電子複写機の通紙上にトナーを定着させる定
着部に用いられる加熱ローラや加圧ローラ等の弾性ロー
ラは、電子複写機自体がより精密な高級機と小型化が要
求される普及機に二分化されるに伴い普及機等に用いら
れる弾性ローラとしては軽量化や製造の簡略化が問題と
なっている。定着部に使用される弾性ローラは適度な剛
さと弾性を備え、しかもトナーとの離型性がよくなけれ
ばならず芯金上にシリコーンゴムやフッ素樹脂等の弾性
体層を設け、表面に離型性によい薄膜層を積層した多層
構造ローラもあるが、低コスト化のためトナーとの離型
性のよい縮合反応型常温硬化シリコーンゴム(RTV)や
付加反応型シリコーンゴム(LTV)等の液体状ゴムを金
型に注入し硬化させて最初から表面を鏡面状に製造する
無研削ローラも多用されている。
しかし、無研削ローラ製造においては第3図に示すよ
うに円筒形の金型1内に芯金2を同軸状に固定する上部
キャップ3及び下部キャップ4を嵌着させ、下部のキャ
ップ4と金型1間に液体状ゴムの注入路5を環状に設
け、金型1及び芯金2の間隙6に液状ゴムを充填させた
後硬化を行って無研削ローラを製造していた。
しかし液状ゴムの取扱いがむずかしく注入するのにゴ
ムの膨張等考慮に入れても過不足なく注入するのは技術
を要し、また下部キャップ4と金型1間に環状に液状ゴ
ムの注入路5を設けているため、芯金2が下部キャップ
4に遊嵌されている状態であって、芯金2が液状ゴム注
入に伴い動いてしまい偏肉が生じやすく、均一に注入す
ることは非常に困難であった。
また所望の大きさの弾性ローラを製造するためにはそ
れに対応した金型が必要であり、また金型は液状ゴムを
注入してから硬化させる恒温槽に放置する間使用される
ため、弾性ローラを大量に生産するためには多数の金型
が必要となりまた内面が鏡面仕上げなされるため高価と
なり非常に不経済であった。
本発明は上記の欠点の解消するためになされたもので
あって、本発明は所望の径の弾性ローラを簡単に製造す
ることができ、しかも均一な液状ゴムの注入を行うこと
ができ、効率よく良品の製造が可能な弾性ローラの製造
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため本発明の弾性ローラの製造
装置は、中空円筒状金型の内径と同じ外径を有するパイ
プ及び該パイプの内径より小さな外径を有する芯金を前
記中空円筒状金型内に同心状に固定する1対のキャップ
を備え、該キャップの一方は液状ゴム供給系に接続され
円周方向に環状に刻設されて成る環状溝及び該環状溝に
接続され前記キャップの一方の壁を長手方向に刻設され
て成る複数の溝とを有し、該溝は前記環状溝と、前記パ
イプ及び前記芯金間の間隙とを連結して該間隙に液状ゴ
ムを注入する複数の流路を成形して成るものである。
[作用] 本発明は、芯金とパイプを中空円筒状金型に同心状に
固定するキャップの一方に円周方向に環状に設けられた
環状溝に液状ゴムが満たされ、さらに液状ゴムが供給さ
れ続けると余剰の液状ゴムが、環状溝に接続されキャッ
プの壁を長手方向に削成して形成される複数の溝を通っ
てパイプと芯金間に注入される。芯金をキャップで固定
して上で、液状ゴムの注入路を設けたため、芯金が移動
するために発生する偏肉も生じることがない。そのため
非常に均一な厚さに液状ゴムを注入することができる。
また、芯金周上に所望の厚さに液状ゴムを注入できるよ
う金型内に挿入される径の調整を行うパルプを備えたも
のである。パイプは外径が中空円筒状金型の内径に等し
く内径が液状ゴムの所望の厚さになるような内径を有す
るものを採用すれば1つの中空円筒状金型でパイプとキ
ャップを交換するのみで多種のローラの製造ができる。
[実施例] 本発明の弾性ローラの製造装置を適用した一実施例を
図面を参照して説明する。
第1図において、中空円筒状金型10内に芯金20と所望
の間隙60を保持し、中空円筒状金型10の内径と同じ外径
を有し、内面が鏡面仕上げを施されたパイプ7が上部キ
ャップ30及び下部キャップ40が嵌着されることにより中
空円筒状金型10及び芯金20と同心状に固定される。
中空円筒状金型10には液状ゴム供給系(図示せず)に
接続された例えば2ケ所の注入口8が設けられ、キャッ
プの一方である上部キャップ30には上記注入口8に連結
された環状溝9が円周方向に設けられる。さらに上部キ
ャップ30には環状溝9に接続されて上部キャップ30の壁
91を刻設されて形成される液状ゴムの流路を成す溝92が
複数設けられる。第1図のA−A′線における断面図を
第2図に示すように溝92はパイプ7と上部キャップ30と
の接触面で上部キャップ30の壁91を複数ケ所(例えば4
ケ所)刻設して設けられたものであって、第2図におい
て紙面の上方に設けられた環状溝9に連結されているこ
とから環状溝9に充填された液状ゴムは環状溝92を通っ
て芯金20とパイプ7が作る間隙60に圧入されるようにな
っている。また下部キャップ40には硬化時に膨張したゴ
ムの逃路41が設けられる。
以上のような構成の弾性ローラ製造装置を用いた弾性
ローラの製造方法を説明する。
表面をプライマー塗布されて液状ゴムとの接着を良く
する処理を施され予熱された芯金20と予熱されたパイプ
7に上部キャップ30及び下部キャップ40を嵌着して中空
円筒状金型10内にセットする。外部の液状ゴム供給系か
ら縮合反応型常温硬化シリコーンゴムの所定量が供給さ
れると2ケ所の注入口8から上部キャップ30の環状溝9
に注入され環状溝9が液状ゴムで充填されると液状ゴム
は上部キャップ30の壁91に刻設された溝92よりパイプ7
及び芯金20が作る間隙60に圧入されていく。この時間隙
60にはこの場合は4ケ所から液状ゴムの注入が平均的に
なされ、且つ上下キャップにより芯金20が固定された状
態であって、芯金20が液状ゴムが注入されることにより
移動することがなく、偏肉を生ぜず間隙60を過不足なく
充填させることができる。液状ゴム充填後中空円筒状金
型10ごと恒温槽で硬化させ弾性ローラ成形後中空円筒状
金型10からパイプ7とともに抜脱し、冷却してパイプ7
を離脱する。パイプ7の内面は鏡面仕上げを施されてい
るため成形される弾性ローラは無研削で完成させること
ができる。
また成形されるゴム層厚が異なるものを作成する場合
はパイプと上下部キャップを変換するだけで対応するこ
とができる。
[発明の効果] 以上の説明からも明らかなように本発明の弾性ローラ
の製造装置は、上下キャップで芯金を固定し、さらに上
部キャップに環状溝と複数の長手方向の溝とで構成する
液状ゴムの流路を設け、環状溝に液状ゴムを供給するこ
とによりローラの円周方向に一担環状に液状ゴムを保持
し、その後複数の流路から液状ゴムの供給を芯金上に供
給するため均一に射出することができる。そのため偏肉
等の生じた不良品を製造してしまう事がなく、簡単に効
率よくしかも無駄なく良品を製造することができる。ま
た金型内に内径の調整が簡単に行えるパイプを設けるよ
うにしたため、高価な金型や装置をいくつも作製しなく
てよいため非常に経済的でもある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の弾性ローラの製造装置を適用した一実
施例を示す図、第2図は第1図に示す一実施例の要部を
示す図、第3図は従来例を示す図である。 10……中空円筒状金型 20……芯金 30……上部キャップ(キャップの一方) 40……下部キャップ 60……間隙 7……パイプ 9……環状溝 91……壁 92……溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 33/00 - 33/76 G03G 15/20 B29C 33/40 F16C 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空円筒状金型の内径と同じ外径を有する
    パイプ及び該パイプの内径より小さな外径を有する芯金
    を前記中空円筒状金型内に同心状に固定する1対のキャ
    ップを備え、該キャップの一方は液状ゴム供給系に接続
    され円周方向に環状に刻設されて成る環状溝及び該環状
    溝に接続され前記キャップの一方の壁を長手方向に刻設
    されて成る複数の溝を有し、該溝は前記環状溝と、前記
    パイプ及び前記芯金間の間隙とを連結して該間隙に液状
    ゴムを注入する複数の流路を成形して成ることを特徴と
    する弾性ローラの製造装置。
JP30719089A 1989-11-27 1989-11-27 弾性ローラの製造装置 Expired - Lifetime JP2820742B2 (ja)

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CN102601903A (zh) * 2012-03-30 2012-07-25 珠海天威飞马打印耗材有限公司 充电辊的专用模具及制作方法

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