JPH0116580Y2 - - Google Patents

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JPH0116580Y2
JPH0116580Y2 JP1983187907U JP18790783U JPH0116580Y2 JP H0116580 Y2 JPH0116580 Y2 JP H0116580Y2 JP 1983187907 U JP1983187907 U JP 1983187907U JP 18790783 U JP18790783 U JP 18790783U JP H0116580 Y2 JPH0116580 Y2 JP H0116580Y2
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JP
Japan
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core shaft
mold
rubber
core
molding
Prior art date
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JP1983187907U
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JPS6096018U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、例えば電子複写機の熱定着部に使用
されるヒートロールのようなゴムロール用成形金
型に関する。
[考案の技術的背景] 従来より、電子複写機の熱定着部に使用される
ヒートロールのようなゴムロールを射出成形方法
あるいは圧縮成形方法により製造する際には、ゴ
ムロールの芯軸を、その回転軸部を芯軸保持用キ
ヤツプに保持させて円柱状成形部を有する金型本
体内へ挿入し、金型本体内面と芯軸間に形成され
る円筒状キヤビテイ内へゴムを圧入することが行
われている。
[背景技術の問題点] しかるに、このようなゴムロールの成形金型を
用いた場合、ゴムロールを金型から取り出し室温
にまで冷却すると、芯軸の周囲に成形されたゴム
被覆が収縮して外周部の長さが芯軸の胴部長より
短くなるという難点があつた。また成形前に芯軸
に塗布される接着用プライマーがはみ出して芯軸
保持用キヤツプに付着し、このためゴム被覆の側
面と芯軸保持用キヤツプとが接着されて芯軸保持
用キヤツプを外すときゴム被覆の側面に欠けが生
じたり、芯軸保持用キヤツプにゴムが付着してそ
の清掃が困難になるという難点もあつた。
[考案の目的] 本考案はかかる従来のゴムロールの成形金型の
難点を解消すべくなされたもので、ゴムロールの
収縮による寸法変化を解消するとともに、ゴム被
覆が芯軸保持用キヤツプ等と接着しないゴムロー
ルの成形金型を提供することを目的とする。
[考案の概要] すなわち本考案のゴムロール用成形金型は、両
端面に芯軸の回転軸部を支承する軸受孔を設けた
円柱状の成形部を有する成形金型において、前記
各端面を芯軸外周よりやや内側から成形部外周に
向かつて金型内部に充填される材料の収縮量を補
償するテーパー状を有する中高の環状面に形成し
たことを特徴としている。
[考案の実施例] 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
図面は本考案の一実施例のゴムロール用成形金
型にゴムを圧入した状態を示す部分縦断面図であ
る。
同図において、符号1は内挿された芯軸2との
間にゴム被覆形成用の円筒状キヤビテイを構成す
る金型本体を示している。この金型本体1内に
は、一端面に軸受孔3を有する円柱状の芯軸保持
用キヤツプ4が、芯軸2の両端(図では一方のみ
を示している)の回転軸部2aを支承して密嵌さ
れている。
しかして本考案においては、この芯軸保持用キ
ヤツプ4の軸受孔3の開口部側に中高の環状のテ
ーパー面4aが芯軸2の外周面のやや内側から外
周に向けて中高となるように形成されている。
すなわち、このテーパー面4aは、芯軸胴径を
D1、環状テーパー面の内径をD2としたとき、 D1−D2=0.4〜1mm となるように形成されている。
また環状テーパー面4aのテーパー角θは、ゴ
ムロールの外周が冷却により収縮したとき、その
外周の軸方向の長さL1が芯軸胴長L2と等しいか、
あるいはわずかに長くなるように実験的に求めた
角度に設定されている。このように設定すること
により、金型本体1の円筒状キヤビテイにより成
形されたゴム被覆5は、冷却後においてもその外
周の軸方向の長さL1が芯軸胴長L2より短くなら
ない。
また芯軸2上に塗布されたプライマー層6も、
芯軸保持用キヤツプ4の端面が芯軸外周端から離
れるので付着することがなくなり、ゴム被覆5の
端面部分に欠けが生じたり、芯軸保持用キヤツプ
4の端面にゴムが接着するようなことがなくな
る。
なお、ゴム被覆5の外周の軸方向の長さL1
冷却後において芯軸胴長L2より多少長くなつて
も仕上げ加工により端面を一致させることができ
る。
次に本考案の具体例について説明する。
芯軸胴径=30mm、芯軸胴長=320mm、芯軸保持
用キヤツプのテーパー面内径=29.5mm、テーパー
角(θ)=5゜、金型本体のキヤビテイ内径=42mm
である成形金型を用い、芯軸保持用キヤツプにシ
リコーン系の離型剤を塗布して成形温度160℃で
溶融ゴム射出成形機によりゴムロールを製造し
た。得られたゴムロールは、ゴム被覆外周の軸方
向の長さ=320.05mmであり、かつゴム被覆側面の
欠けおよび芯軸保持用キヤツプ端面への接着は全
く生じなかつた。
一方、従来の芯軸保持用キヤツプ端面にテーパ
ー面のない金型を使用して同様な条件でゴムロー
ルの製造を行なつたところ、ゴムロール外周の長
さが芯軸胴長より約1mm短くなり、かつゴム被覆
側面には芯軸保持用キヤツプを取り外す際に欠け
を生じた。
なお、以上の実施例は本考案の金型における円
筒状キヤビテイの端面部を芯軸保持用キヤツプを
用いて構成した例であるが、本考案はこのような
実施例に限定されるものではなく、芯軸保持用キ
ヤツプを使用せずに芯軸の保持を直接金型で行な
うように構成することも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のゴムロールの成形
金型は、ゴムロールのゴム被覆冷却時の収縮によ
る寸法変化を解消し、かつゴム被覆端面と金型と
の接着を防止して、ゴム被覆の欠けを防止し、か
つ作業性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のゴムロールの成形金型の縦断面
図である。 1……金型本体、2……芯軸、3……軸受孔、
4……芯軸保持用キヤツプ、4a……テーパー
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端面に芯軸の回転軸部を支承する軸受孔を設
    けた円柱状の成形部を有する成形金型において、
    前記各端面を芯軸外周よりやや内側から成形部外
    周に向かつて金型内部に充填される材料の収縮量
    を補償するテーパー状を有する中高の環状面に形
    成したことを特徴とするゴムロール用成形金型。
JP18790783U 1983-12-05 1983-12-05 ゴムロ−ル用成形金型 Granted JPS6096018U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18790783U JPS6096018U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 ゴムロ−ル用成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18790783U JPS6096018U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 ゴムロ−ル用成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6096018U JPS6096018U (ja) 1985-06-29
JPH0116580Y2 true JPH0116580Y2 (ja) 1989-05-16

Family

ID=30405500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18790783U Granted JPS6096018U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 ゴムロ−ル用成形金型

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JP (1) JPS6096018U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS362743Y1 (ja) * 1958-08-15 1961-02-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS362743Y1 (ja) * 1958-08-15 1961-02-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6096018U (ja) 1985-06-29

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