JP2519067B2 - ゴム・プラスチック被覆ロ―ラの製造方法 - Google Patents

ゴム・プラスチック被覆ロ―ラの製造方法

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JP2519067B2 JP23647487A JP23647487A JP2519067B2 JP 2519067 B2 JP2519067 B2 JP 2519067B2 JP 23647487 A JP23647487 A JP 23647487A JP 23647487 A JP23647487 A JP 23647487A JP 2519067 B2 JP2519067 B2 JP 2519067B2
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修二 今
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば電子複写機等の熱定着部に使用さ
れるゴム・プラスチック被覆ローラの製造方法に関す
る。
(従来の技術) 従来から、電子複写機の熱定着部における加圧ローラ
等として、アルミ等の金属芯軸上に円筒状にシリコーン
ゴムを被覆したものが使用されており、このようなシリ
コーンゴムローラの製造方法として、たとえば第2図に
示すような金型を用いる方法がある。
すなわちこの方法は、直立保持したローラ仕上り径と
同内径を有する円筒型1内に、ローラ芯軸2を挿入する
とともに、円筒型1の上部および下部にそれぞれ芯軸挿
通孔31、41を有する上部栓体3および下部栓体4を嵌合
させてローラ芯軸2を同心状に保持させ、この後下部栓
体4の芯軸挿通孔41から液状シリコーンゴム5を圧入
し、次いで加熱により液状シリコーンゴム5を硬化させ
てシリコーンゴム層を形成するもので、離型後研削等の
仕上げ加工を特に必要としない利点を有する。
しかしてこの方法では、液状シリコーンゴム5を圧入
する際に円筒型1と芯軸2との間に存在する空気を外に
逃がしてやる必要があり、そのための空気抜き用の溝32
が、上部栓体3の内側面に設けてある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこのために、加熱時の昇温にともなうシ
リコーンゴムの膨脹分も、この空気抜き用の溝32を通じ
て外に押し出されることになり、その結果、硬化温度の
変化によりローラの仕上り径にバラツキを生じ、歩留り
が低くなるという難点があった。
そこで本発明はこのような従来の難点を解消するため
になされたもので、硬化後に研削等の仕上げ加工を特に
必要としない方法であって、硬化温度の変化によりロー
ラの仕上り径にバラツキを生じることがなく、したがっ
て歩留りを向上させることができるゴム・プラスチック
被覆ローラの製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明のゴム・プラスチック被覆ローラの製造方法
は、直立保持したローラ仕上り径と同内径を有する円筒
型の下部に、中央に芯軸挿通孔を開口させた下部栓体を
嵌合させ、この円筒型内にローラ芯軸を挿入し、前記円
筒型の上部に、中央に芯軸挿通孔を開口させかつ内側面
に前記芯軸挿通孔に連通する空気抜き用の溝を形成した
上部栓体を嵌合させて前記ローラ芯軸を前記円筒型内に
同心状に保持させ、次いで前記下部栓体の芯軸挿通孔か
ら液状ゴム・プラスチック材料を圧入した後、この液状
ゴム・プラスチック材料を加熱硬化させるにあたり、前
記上部栓体の芯軸挿通孔を密栓し、この上部栓体を軸方
向に前記液状ゴム・プラスチック材料の膨脹圧を越える
圧力で押圧しつつ加熱硬化させることを特徴としてい
る。
(作用) 本発明方法においては、円筒型下方より圧入した液状
ゴム・プラスチック材料を加熱硬化させるにあたり、上
部栓体の芯軸挿通孔を密栓したうえで、この上部栓体を
軸方向に液状ゴム・プラスチック材料の膨脹圧を越える
圧力で押圧しつつ加熱硬化させるので、昇温にともなう
液状ゴム・プラスチック材料の膨脹が抑えられる。その
結果従来の方法のように空気抜き用の溝から材料が外に
押し出されるようなことがなくなり、硬化温度の変化に
よるローラ仕上り径のバラツキが防止され、歩留りが向
上する。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面を用いて説明する。第1図
は、本発明の一実施例にかかるシリコーンゴムローラの
製造過程を示す縦断面図である。
同図に示すように、この実施例に使用される成型装置
が、円筒型6と、この円筒型6の上部および下部にそれ
ぞれ嵌合された上部栓体7および下部栓体8とを備えて
いる点は従来のものと同じである。
すなわちこの成型装置は、直立保持されたローラの仕
上り外径と同内径を有する円筒型6と、この円筒型6の
上部に嵌合され内側に芯軸案内用のロート状のテーパ面
71を形成し中央に脱気孔72が開口した上部栓体7と、円
筒型6の下部に嵌合され内側に芯軸案内用のロート状の
テーパ面81を形成し中央に材料圧入孔82が開口した下部
栓体8とを備えており、上部栓体7内側に設けられたテ
ーパ面71には、空気抜き用の溝73が形成されている。ま
た図示を省略したが下部栓体8の材料圧入孔82には、材
料圧入機構のノズルが接続されている。
しかして本発明においては、さらに、上部栓体7の上
部に嵌合され中央に脱気孔72を封止する凸部91を突設さ
せた押圧封止板9と、この押圧封止板9を介して上部栓
体7を軸方向に押圧する押圧機構(図示を省略)とが配
設されている。
以下、このように構成された成形装置を用いて実施さ
れたシリコーンゴムローラの製造方法を具体的に記載す
る。
まず内径30mmの鉄製の円筒型6を直立保持し、その下
部に下部栓体8を嵌合させた後、表面にプライマーを塗
布した胴部外径25mmのローラ芯軸10を挿入し、さらに円
筒型6の上部に上部栓体7を嵌合させて、上部栓体7お
よび下部栓体8によりローラ芯軸10を同心的に固定させ
た。
次いで材料圧入機構を動作させ、ノズルより下部栓体
8の材料圧入孔82を通して液状の付加反応型シリコーン
ゴム組成物11を円筒型6内へ圧入した。付加反応型シリ
コーンゴム組成物11は、その流体圧によりローラ芯軸10
を上方に押し上げローラ芯軸10と円筒型6との間の空間
に流入される。一方この空間の空気は上部栓体7の空気
抜き用の溝73を通して脱気孔72から外部へ押出される。
このようにして付加反応型シリコーンゴム組成物11を
充填した後、上部栓体7の上部に押圧封止板9を嵌着さ
せて脱気孔72を封止し、次いで押圧機構により押圧封止
板9を介して上部栓体7を軸方向に、シリコーンゴム組
成物11の膨脹圧を越える圧力で押圧しつつ、60℃で2時
間加熱を続けて硬化させ、シリコーンゴムローラを製造
した。得られたローラの硬化後の外径は30.0mmであっ
た。
次に加熱硬化温度を80℃にかえて、上記と同様にして
シリコーンゴムローラを製造した。得られたローラの硬
化後の外径は、加熱硬化温度60℃としたときと同じく3
0.0mmであった。
さらに比較のために、付加反応型シリコーンゴム組成
物11を充填した後、密封加圧せずそのまま加熱硬化させ
て製造したローラの硬化後の外径を測定したところ、加
熱硬化温度が60℃のときが29.8mmであったのに対し、80
℃のときは29.7mmで、加熱硬化温度の違いによるローラ
仕上がり径のバラツキが認められた。
なお、上記の実施例では、圧入した液状ゴム・プラス
チック材料を加熱硬化させる際の、上部栓体の芯軸挿通
孔を密栓しこの上部栓体を軸方向に所定の圧力で押圧す
る手段として、押圧封止板9と押圧機構を配設した成形
装置を用いた例について説明したが、本発明はこのよう
な実施例に限定されるものではなく、たとえば上部栓体
7を円筒型6に固定するとともに、脱気孔72に適当な封
止部材を嵌合させて封止し、この封止部材のみを適当な
押圧手段で押圧するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明方法によれば、硬化後に研
削等の仕上げ加工を特に必要としない方法にあって、円
筒型の下方より圧入した液状ゴム・プラスチック材料を
加熱硬化させるにあたり、昇温にともなう膨脹分が外に
押し出されないようにしたので、硬化温度の変化により
ローラの仕上り径にバラツキを生ずることがなくなり、
歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかるシリコーンゴムローラ
の製造過程を示す縦断面図で、第2図は従来の方法によ
るシリコーンゴムローラの製造過程を示す縦断面図であ
る。 6……円筒型 7……上部栓体 72……脱気孔 73……空気抜き用溝 8……下部栓体 82……材料圧入孔 9……押圧封止板 10……ローラ芯軸 11……付加反応型シリコーンゴム組成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:32 B29L 31:32 (56)参考文献 特開 昭62−32011(JP,A) 実開 昭56−66427(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直立保持したローラ仕上り径と同内径を有
    する円筒型の下部に、中央に芯軸挿通孔を開口させた下
    部栓体を嵌合させ、この円筒型内にローラ芯軸を挿入
    し、前記円筒型の上部に、中央に芯軸挿通孔を開口させ
    かつ内側面に前記芯軸挿通孔に連通する空気抜き用の溝
    を形成した上部栓体を嵌合させて前記ローラ芯軸を前記
    円筒型内に同心状に保持させ、次いで前記下部栓体の芯
    軸挿通孔から液状ゴム・プラスチック材料を圧入した
    後、この液状ゴム・プラスチック材料を加熱硬化させる
    にあたり、前記上部栓体の芯軸挿通孔を密栓し、この上
    部栓体を軸方向に前記液状ゴム・プラスチック材料の膨
    脹圧を越える圧力で押圧しつつ加熱硬化させることを特
    徴とするゴム・プラスチック被覆ローラの製造方法。
  2. 【請求項2】液状ゴム・プラスチック材料が、付加反応
    型シリコーンゴム組成物である特許請求の範囲第1項記
    載のゴム・プラスチック被覆ローラの製造方法。
JP23647487A 1987-09-21 1987-09-21 ゴム・プラスチック被覆ロ―ラの製造方法 Expired - Lifetime JP2519067B2 (ja)

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