JPH06256Y2 - 燃料タンク装置 - Google Patents
燃料タンク装置Info
- Publication number
- JPH06256Y2 JPH06256Y2 JP791788U JP791788U JPH06256Y2 JP H06256 Y2 JPH06256 Y2 JP H06256Y2 JP 791788 U JP791788 U JP 791788U JP 791788 U JP791788 U JP 791788U JP H06256 Y2 JPH06256 Y2 JP H06256Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- fuel tank
- sleeve
- resin
- fuel supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、燃料タンクに設けた上側開口部に、燃料供給
用チューブ及び液面検出器を取付けてなる蓋体を被着す
る燃料タンク装置に関するものである。
用チューブ及び液面検出器を取付けてなる蓋体を被着す
る燃料タンク装置に関するものである。
従来のこの種の燃料タンク装置の構造として、第３図及
び第４図に示す構造のものがある。これは、燃料タンク
１の上面に形成された開口部２に被着される蓋体３に、
液面検出器６のブラケット４と、燃料供給用チューブ５
が取付けられているものであるが、特にその燃料供給用
チューブ５は、ポリアセタール樹脂による蓋体３の成形
時にインサート成形されるものである。
び第４図に示す構造のものがある。これは、燃料タンク
１の上面に形成された開口部２に被着される蓋体３に、
液面検出器６のブラケット４と、燃料供給用チューブ５
が取付けられているものであるが、特にその燃料供給用
チューブ５は、ポリアセタール樹脂による蓋体３の成形
時にインサート成形されるものである。
従って、上記の燃料供給用チューブ５の形成時には、そ
のインサート成形時の樹脂注入漏れを防止するため、及
び金型へのセット位置を規制するための膨出部７の加工
即ちバルジ加工を必要としていることから、その燃料供
給用チューブ５の製作に工数と費用嵩むといった不具合
があった。また上記チューブ５のインサート時には、チ
ューブの比較的先端部を把持しなければならないことか
ら、成形金型への樹脂材の射出時に、上記チューブの周
囲に被着される樹脂層の偏肉、あるいは樹脂漏れ、等が
生じやすく、さらには、チューブの把持部に把持傷が生
じるといった不具合もあった。また従来では、そのチュ
ーブの外径が異る毎に、その外径に対応して把持できる
固定型及び可動型を使用しなければならないことから、
各径のチューブの外径に対応できる各種の金型を用意し
なければならず、金型費が嵩むといった問題点もあっ
た。
のインサート成形時の樹脂注入漏れを防止するため、及
び金型へのセット位置を規制するための膨出部７の加工
即ちバルジ加工を必要としていることから、その燃料供
給用チューブ５の製作に工数と費用嵩むといった不具合
があった。また上記チューブ５のインサート時には、チ
ューブの比較的先端部を把持しなければならないことか
ら、成形金型への樹脂材の射出時に、上記チューブの周
囲に被着される樹脂層の偏肉、あるいは樹脂漏れ、等が
生じやすく、さらには、チューブの把持部に把持傷が生
じるといった不具合もあった。また従来では、そのチュ
ーブの外径が異る毎に、その外径に対応して把持できる
固定型及び可動型を使用しなければならないことから、
各径のチューブの外径に対応できる各種の金型を用意し
なければならず、金型費が嵩むといった問題点もあっ
た。
本考案はかかる従来の問題点に着目してなされたもの
で、燃料供給用チューブの外周面に、１次インサート成
形により位置決めとなる凸条を有する樹脂スリーブを成
形し、次いでこの樹脂スリーブを有するチューブを蓋体
の成形型にセットして２次インサート成形することによ
り、経済性及び性能的にも優れた燃料タンク装置を提供
することにある。
で、燃料供給用チューブの外周面に、１次インサート成
形により位置決めとなる凸条を有する樹脂スリーブを成
形し、次いでこの樹脂スリーブを有するチューブを蓋体
の成形型にセットして２次インサート成形することによ
り、経済性及び性能的にも優れた燃料タンク装置を提供
することにある。
以下に本考案を第１図及び第２図に示す実施例に基いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
１１はＬ字状に屈曲形成された燃料供給用チューブであ
って、この燃料供給用チューブ１１の外周面に樹脂スリ
ーブ１２を一体形成する。このスリーブ１２の成形は、
上記燃料供給用チューブ１１を所定の金型１３内にセッ
トした後、該金型１３内にポリアセタール樹脂を射出し
て上記スリーブ１２を１次インサート成形する。なおこ
のスリーブ１２は、その一部に、２次インサート成形の
位置決めとなる軸方向の複数の凸条12′が一体形成され
ている。このようにしてスリーブ１２が設けられた燃料
供給用チューブ１１を、インサート成形型（図示せず）
にセットすると共に、そのスリーブ１２の端部Ａを金型
で保持すると同時に上記の凸条12′でチューブ１１の軸
方向及び周方向の位置決めをした上で、２次インサート
成形して、第２図に示す如く、蓋体１４と一体の燃料供
給用チューブ１１を構成するものである。
って、この燃料供給用チューブ１１の外周面に樹脂スリ
ーブ１２を一体形成する。このスリーブ１２の成形は、
上記燃料供給用チューブ１１を所定の金型１３内にセッ
トした後、該金型１３内にポリアセタール樹脂を射出し
て上記スリーブ１２を１次インサート成形する。なおこ
のスリーブ１２は、その一部に、２次インサート成形の
位置決めとなる軸方向の複数の凸条12′が一体形成され
ている。このようにしてスリーブ１２が設けられた燃料
供給用チューブ１１を、インサート成形型（図示せず）
にセットすると共に、そのスリーブ１２の端部Ａを金型
で保持すると同時に上記の凸条12′でチューブ１１の軸
方向及び周方向の位置決めをした上で、２次インサート
成形して、第２図に示す如く、蓋体１４と一体の燃料供
給用チューブ１１を構成するものである。
このように、本実施例にあっては、チューブ１１の周面
に、２次インサート成形時の位置決め用とする凸条12′
を有するスリーブ１２を一次インサート成形し、次いで
このスリーブ付きチューブを、上記凸条12′を位置決め
として二次成形金型にセットして２次インサートし、チ
ューブ１１と一体の蓋体を構成するものであるから、従
来例に示すようにチューブ自体にバルジー加工を行なう
必要がなく、従ってチューブの加工費が削減できる。ま
た一次インサートにより、スリーブ１２の外径長さを一
定とすることができるので、２次インサート時に使用さ
れる金型が一種のもので共用でき、これにより型費の経
済性が高められる。さらにスリーブ１２に形成した凸条
12′の作用により、２次インサートするときのチューブ
の位置決めを高め、また樹脂漏れを有効に阻止すること
ができる等の効果がある。
に、２次インサート成形時の位置決め用とする凸条12′
を有するスリーブ１２を一次インサート成形し、次いで
このスリーブ付きチューブを、上記凸条12′を位置決め
として二次成形金型にセットして２次インサートし、チ
ューブ１１と一体の蓋体を構成するものであるから、従
来例に示すようにチューブ自体にバルジー加工を行なう
必要がなく、従ってチューブの加工費が削減できる。ま
た一次インサートにより、スリーブ１２の外径長さを一
定とすることができるので、２次インサート時に使用さ
れる金型が一種のもので共用でき、これにより型費の経
済性が高められる。さらにスリーブ１２に形成した凸条
12′の作用により、２次インサートするときのチューブ
の位置決めを高め、また樹脂漏れを有効に阻止すること
ができる等の効果がある。
以上のように本考案は、燃料タンク１に設けられた開口
部２を閉塞する樹脂製蓋体３に、外周面軸方向に、金型
内にセットするときの位置決めとなる凸条12′を設けた
樹脂スリーブ１２が被着形成されかつ前記燃料タンク内
の燃料油を吐出する燃料供給用チューブ１１を、インサ
ート成形により固着したことを特徴とする燃料タンク装
置である。
部２を閉塞する樹脂製蓋体３に、外周面軸方向に、金型
内にセットするときの位置決めとなる凸条12′を設けた
樹脂スリーブ１２が被着形成されかつ前記燃料タンク内
の燃料油を吐出する燃料供給用チューブ１１を、インサ
ート成形により固着したことを特徴とする燃料タンク装
置である。
従ってこの考案の燃料タンク装置によれば、チューブ１
１の周面に、２次インサート成形時の位置決め用とする
凸条12′を有するスリーブ１２を一次インサート成形
し、次いでこのスリーブ付きチューブを、上記凸条12′
を位置決めとして二次成形金型にセットして２次インサ
ートし、チューブ１１と一体の蓋体を構成するものであ
るから、従来例に示すようにチューブ自体にバルジー加
工を行なう必要がなう、従ってチューブの加工費が削減
できる。また一次インサートにより、スリーブ１２の外
径長さを一定とすることができるので、２次インサート
時に使用される金型が一種のもので共用でき、これによ
り型費の経済性が高められる。さらにスリーブ１２に形
成した凸条12′の作用により、２次インサートするとき
のチューブの位置決めを高め、また樹脂漏れを有効に阻
止することができる等の効果がある。
１の周面に、２次インサート成形時の位置決め用とする
凸条12′を有するスリーブ１２を一次インサート成形
し、次いでこのスリーブ付きチューブを、上記凸条12′
を位置決めとして二次成形金型にセットして２次インサ
ートし、チューブ１１と一体の蓋体を構成するものであ
るから、従来例に示すようにチューブ自体にバルジー加
工を行なう必要がなう、従ってチューブの加工費が削減
できる。また一次インサートにより、スリーブ１２の外
径長さを一定とすることができるので、２次インサート
時に使用される金型が一種のもので共用でき、これによ
り型費の経済性が高められる。さらにスリーブ１２に形
成した凸条12′の作用により、２次インサートするとき
のチューブの位置決めを高め、また樹脂漏れを有効に阻
止することができる等の効果がある。
第１図は本考案よりなる装置に使用される１次インサー
ト成品の説明図、第２図は１次インサート成品を取付け
た燃料タンク装置の要部断面図、第３図は従来例の説明
図、第４図はその要部断面図である。 １１…燃料供給用チューブ １２…樹脂スリーブ 12′…凸条 １３…金型 １４…蓋体
ト成品の説明図、第２図は１次インサート成品を取付け
た燃料タンク装置の要部断面図、第３図は従来例の説明
図、第４図はその要部断面図である。 １１…燃料供給用チューブ １２…樹脂スリーブ 12′…凸条 １３…金型 １４…蓋体
Claims (1)
- 【請求項１】燃料タンク(1)に設けられた開口部(2)を閉
塞する樹脂製蓋体(3)に、外周面軸方向に、金型内にセ
ットするときの位置決めとなる凸条(12')を設けた樹脂
スリーブ(12)が被着形成されかつ前記燃料タンク内の燃
料油を吐出する燃料供給用チューブ(11)を、インサート
成形により固着したことを特徴とする燃料タンク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP791788U JPH06256Y2 (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 燃料タンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP791788U JPH06256Y2 (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 燃料タンク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01112119U JPH01112119U (ja) | 1989-07-27 |
| JPH06256Y2 true JPH06256Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31213343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP791788U Expired - Lifetime JPH06256Y2 (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 燃料タンク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06256Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101487212B1 (ko) * | 2011-04-25 | 2015-01-28 | 도요 고무 고교 가부시키가이샤 | 탱크, 상기 탱크를 사용한 연마 패드의 제조 방법 |
-
1988
- 1988-01-25 JP JP791788U patent/JPH06256Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101487212B1 (ko) * | 2011-04-25 | 2015-01-28 | 도요 고무 고교 가부시키가이샤 | 탱크, 상기 탱크를 사용한 연마 패드의 제조 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01112119U (ja) | 1989-07-27 |
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