JPH034493Y2 - - Google Patents

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JPH034493Y2
JPH034493Y2 JP1984043098U JP4309884U JPH034493Y2 JP H034493 Y2 JPH034493 Y2 JP H034493Y2 JP 1984043098 U JP1984043098 U JP 1984043098U JP 4309884 U JP4309884 U JP 4309884U JP H034493 Y2 JPH034493 Y2 JP H034493Y2
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JP
Japan
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mold
pipe
resin
cylindrical
container
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JP1984043098U
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English (en)
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JPS60154114U (ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、樹脂パイプの型構造に係り、特に、
樹脂製容器の流体導入路又は流体排出路を構成す
るパイプを容器と共に成形するのに好適な樹脂パ
イプの型構造に関するものである。
(ロ) 技術の背景 自動車等の車両に用いられる熱交換器のタンク
を樹脂製のもので成形することが行なわれてい
る。ラジエータに用いられるタンクを樹脂によつ
て成形すれば、冷却水導入路を構成するパイプを
タンクと共に一体成形することができる。しか
し、樹脂タンクにパイプ部を一体成形する場合、
パイプ部の型は一方向にしか抜けないため、パイ
プ部の肉厚を均一にしたのでは型抜きが容易にで
きず、型抜きが容易に行なえるものが要望されて
いた。
(ハ) 従来技術と問題点 第1図には、樹脂タンクと共に一体成形された
パイプの構成が示されている。
第1図において、樹脂タンクaと共に一体成形
されたパイプbはその内周面がテーパ状に形成さ
れている。即ち、パイプbの内径を規制する型を
円錐台状に形成し、パイプbの開口端側への引抜
きを容易にするために、パイプbの内周面がテー
パ状に形成されている。
このように、樹脂タンクaと共にパイプbを一
体成形する場合、パイプbの内径を規制する型を
テーパ状に成形すれば、型抜きを容易に行なうこ
とができる。
しかしながら、パイプbの内径を規制する型を
テーパ状にするとパイプbの開口端側の肉厚が薄
くなり、強度が低下する不具合がある。
又、第1図に示すパイプbを成形する場合、パ
イプbの外径を規制する型は合わせ型を用いるた
め、合わせ面c,dに突起部(パーテイングライ
ン)が形成され、この突起部を除去するのに手間
がかかるという不具合があつた。さらに、パイプ
bの開口端部の真円度が保てないという不具合も
あつた。
(ニ) 考案の目的 本考案は前記従来の課題に鑑みて為されたもの
であり、その目的は、作業工数の低減及び品質の
向上を図ることができる樹脂パイプの型構造を提
供することにある。
(ホ) 考案の構成 上記目的を達成するためめに本考案は、樹脂製
容器の流体導入路又は流体排出路を構成する円筒
状のパイプを容器と共に成形するものにおいて、
パイプの外径を規制する筒状の第1の型と、第1
の型内に挿入されパイプの内径を規制する円筒状
の第2の型と、第2の型内に挿入され第2の型と
嵌合する第3の型とを含み、第2の型の内周面
は、パイプの開口端側から容器側へ漸次小径とな
るテーパ状に形成され、第2の型には、少なくと
も外周面側が開口し軸方向に延在する溝が複数個
設けられている構成とした。
(ヘ) 考案の実施例 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
第2図及び第3図には、樹脂タンクの冷却水導
入路を構成するパイプをタンクと共に成形するの
に好適な実施例の構成が示されている。
第2図及び第3図において、パイプの型は、パ
イプの外径を規制する筒状の型1と、型1内に挿
入されパイプの内径を規制する円筒状の型2と、
型2内に挿入されて型2と嵌合し、先端部がほぼ
円垂台状の型3から構成されている。型2の内周
面は、パイプの開口端側4から容器側5へ漸次小
径となるテーパ状に形成されており、型2には、
外周面側が開口し軸方向に沿つて延在する溝6,
7,8,9が刻設されている。
以上のように構成された型1,2,3を用いて
パイプの成形を行なう際、型1と型2とで形成さ
れる空間内に樹脂が注入された後、型3を矢印X
方向に引き抜き、次いで型2を矢印Y方向に引き
抜く。その後、型1を矢印X方向に引き抜くと、
型3と型2との部位にクリアランスが生じている
と共に、パイプ10の肉厚が薄くほぼ均一になつ
ているため、型1を矢印X方向に容易に引き抜く
ことができる。
以上の成形によつて、第4図及び第5図に示さ
れるパイプが成形される。
即ち、第4図及び第5図に示されるように、パ
イプ10の内周面にその軸方向に沿つたビード1
1,12,13,14が形成される。このため、
パイプ10の肉厚を薄くしてもパイプ10の強度
を高めることができる。又、パイプ10の外径を
規制する型が合わせ型でなく、筒状の型1によつ
てパイプ10の外周面が形成されるため、合わせ
面に突起部が生じることもない。このため、突起
部を削除するための作業が不要となると共に、パ
イプ10にホースを装着しても、突起部が形成さ
れないのでシール性の向上を図ることができる。
又、本実施例においては、型1の内周面及び型
3の外周面が円状に形成されているため、パイプ
10の真円度の向上を図ることができる。
又、前記実施例においては、型1の先端部に突
起部16が形成されているため、パイプ10のタ
ンクとの接合部17の肉抜きが可能になり、パイ
プ10肉厚部のヒケ防止を図ることができる。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、樹脂パ
イプ成形時の作業工数を低減すことができると共
に樹脂パイプの品質の向上を図ることができると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の樹脂パイプの構成説明図、第2
図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第3図は
第2図の−線に沿う断面図、第4図は本考案
に係る型によつて成形された樹脂パイプの縦断面
図、第5図は第4図の−線に沿う断面図であ
る。 図において、1,2,3は型、6,7,8,9
は溝、10はパイプ、11,12,13,14は
ビードをそれぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂製容器の流体導入路又は流体排出路を構成
    する円筒状のパイプを容器と共に成形するものに
    おいて、パイプの外径を規制する筒状の第1の型
    と、第1の型内に挿入されパイプの内径を規制す
    る円筒状の第2の型と、第2の型内に挿入され第
    2の型と嵌合する第3の型とを含み、第2の型の
    内周面は、パイプの開口端側から容器側へ漸次小
    径となるテーパ状に形成され、第2の型には、少
    なくとも外周面側が開口し軸方向に延在する溝が
    複数個設けられていることを特徴とする樹脂パイ
    プの型構造。
JP4309884U 1984-03-26 1984-03-26 樹脂パイプの型構造 Granted JPS60154114U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4309884U JPS60154114U (ja) 1984-03-26 1984-03-26 樹脂パイプの型構造

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JP4309884U JPS60154114U (ja) 1984-03-26 1984-03-26 樹脂パイプの型構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60154114U JPS60154114U (ja) 1985-10-14
JPH034493Y2 true JPH034493Y2 (ja) 1991-02-06

Family

ID=30554453

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JP4309884U Granted JPS60154114U (ja) 1984-03-26 1984-03-26 樹脂パイプの型構造

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JPS60154114U (ja) 1985-10-14

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