JPH0513467Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0513467Y2
JPH0513467Y2 JP1985126532U JP12653285U JPH0513467Y2 JP H0513467 Y2 JPH0513467 Y2 JP H0513467Y2 JP 1985126532 U JP1985126532 U JP 1985126532U JP 12653285 U JP12653285 U JP 12653285U JP H0513467 Y2 JPH0513467 Y2 JP H0513467Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub drum
knuckle
bearing
pressing head
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985126532U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6235727U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985126532U priority Critical patent/JPH0513467Y2/ja
Publication of JPS6235727U publication Critical patent/JPS6235727U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0513467Y2 publication Critical patent/JPH0513467Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のナツクル(操向腕)に対し、ハ
ブドラムを同心に位置決めし、所定の軸荷重で組
み付けるために使用する、ハブドラムの組付装置
に関するものである。
[従来の技術] 従来は、重さ35〜50Kgもあるハブドラムをナツ
クルに組み付けるには、作業者がハブドラムを持
ち上げてナツクルに嵌合し、エアハンマにより圧
入していた。上述の組付作業を一人で行うこと
は、ハブドラムが非常に重いのでナツクルに対す
る位置決めが難しく、エアハンマは作業者に振動
疲労を与えるという問題がある。
例えば実開昭58−47486号公報に開示されるよ
うに、スラスト軸受に予荷重を与えた状態で軸に
嵌合するために、軸受を押えるナツトと一体的に
構成した油圧アクチユエータへ、圧油を供給して
行う装置が提案されているが、この装置はハブド
ラムの組付けには適さない。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は、油圧を利用してハブドラムを
ナツクルと同心に位置決めしたうえ、スラスト荷
重を加えながらナツクルに嵌合する、作業が簡単
で能率的な、ハブドラムの組付装置を提供するこ
とにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はア
クチユエータのピストンに結合した中空ロツドを
シリンダの先端壁から突出し、ハブドラムの外端
壁に当接するカツプ形の押圧ヘツドを中空ロツド
の先端に結合し、押圧ヘツドの円筒部にカツプ形
の螺合部材を軸方向移動かつ回転可能に嵌装し、
螺合部材の内周壁にナツクルのねじ軸部に螺合す
るねじ穴を設け、螺合部材の押圧ヘツドから突出
する外周壁に、ハブドラムを相対回転可能に支持
する軸受を支持し、螺合部材の内端壁から中空ロ
ツドを経てシリンダの基端壁へ突出する軸にモー
タを回転結合したものである。
[作用] ロープに吊り下げられた組付装置の螺合部材
を、モータにより回転しつつナツクルのねじ軸部
に螺合すると、ハブドラムとナツクルとの同心性
が得られ、アクチユエータにより押圧ヘツドをハ
ブドラムの端壁へ押し付けると、ハブドラムが軸
受と一緒にナツクルの軸部へ圧入嵌合される。
重いハブドラムでもナツクルとの同心位置決め
が容易で、軸受を損傷することなく、ハブドラム
を所定の荷重で軸受と一緒にナツクルへ嵌合でき
る。
[考案の実施例] 第1図に示すように、ナツクル2は二股部を、
アクスル13の端部にキングピン14により回動
可能に支持される。ナツクル2の軸部に、軸受1
6と図示の仮軸受15に代る軸受とによりハブド
ラム1が支持され、ハブドラム1の内側にブレー
キドラム17が、ハブドラム1の外側にホイルデ
イスク(図示せず)がそれぞれ結合される。ハブ
ドラム1を支持する軸受16はスラスト荷重を与
えられ、ガタのない組付け状態を維持する。1対
の軸受16,15に予め与えるスラスト荷重は、
ねじ軸部2aに締め付けたキヤツプにより保持さ
れる。
ハブドラム1を軸受16と一緒にナツクル2の
軸部に組み付けるために、本考案による組付装置
は、ナツクル2のねじ軸部2aに仮支持される螺
合部材3と、螺合部材3に軸方向摺動可能に外嵌
した押圧ヘツド4とを備えている。カツプ形の螺
合部材3は内周壁に、ねじ軸部2aに螺合するね
じ穴3bを備え、外周壁に仮軸受15を外嵌支持
している。ハブドラム1は外端部を仮軸受15に
嵌合支持される。
カツプ形の押圧ヘツド4は、油圧アクチユエー
タ19のピストンロツド23と一体に構成され
る。油圧アクチユエータ19はシリンダ18にピ
ストン6を嵌合して1対の油室を区画される。ピ
ストン6に結合した中空のピストンロツド23の
先端部が、シリンダ18の先端壁から突出され、
カツプ形の押圧ヘツド4と一体に構成される。押
圧ヘツド4は先端面4bをハブドラム1の外端壁
へ当接され、円筒部4aに螺合部材3を軸方向移
動可能かつ回転可能に嵌装される。ピストンロツ
ド23の基端部は、シリンダ18の基端壁から外
部へ突出される。中空のピストンロツド23に、
螺合部材3と一体の軸3aが嵌挿され、軸3aの
端部に歯車8が固定支持される。歯車8は歯車8
aと噛み合され、歯車8aの軸は油圧モータ7に
より駆動される。螺合部材3の軸3aの中空内部
にロツド5が挿通され、螺合部材3がねじ軸部2
aに完全に螺合されると、ロツド5が左方へ押さ
れ、開閉弁9がばねの力に抗して開かれる。
油圧アクチユエータ19と油圧モータ7を駆動
する油圧回路は次のように構成される。油圧ポン
プ12からの圧油は方向切換弁21、通路31,
33、通路31,33、開閉弁9を経て、切換弁
10のスプールの端部に作用し、ばねの力に抗し
てスプールを右方へ押すように構成される。
通路31は通路35に挿入接続した切換弁1
0、油圧モータ7、通路36、方向切換弁21を
経て油槽22に連通可能とされる。油圧アクチユ
エータ19の右端油室は通路36に連なる。通路
31は切換弁10、通路34,32を経て、油圧
アクチユエータ19の左端油室に連通可能とされ
る。逆止弁20は通常は通路31と通路32の間
を遮断し、通路32の圧力が所定値以上の時開
き、通路32から通路31への油の流れを許す。
以上の油圧アクチユエータ19、油圧モータ
7、各弁、油圧ポンプ12などはユニツトとして
構成され、ロープ30で吊り下げられる。
次に、本考案によるハブドラムの組付装置の作
動について説明する。ハブドラム1を装着する場
合は、予めハブドラム1を螺合部材3に仮軸受1
5を介して外嵌し、仮軸受15の外側端壁とハブ
ドラム1の端壁とに、押圧ヘツド4の先端面4b
と当接する。組付装置に支持したハブドラム1を
ナツクル2へ外挿し、螺合部材3のねじ穴3bを
ナツクル2のねじ軸部2aと一致させる。
次いで、方向切換弁21のスプールを右方へ移
動すれば、油圧ポンプ12から圧油が通路31へ
流れ、通路35の切換弁10を経て油圧モータ7
を駆動し、通路35,36、方向切換弁21を経
て油槽22へ戻る。油圧モータ7により歯車8
a,8と軸3aと螺合部材3が回転駆動され、ね
じ穴3bがねじ軸部2aへ螺合される。
螺合部材3がねじ軸部2aへほぼ完全に螺合さ
れると、ロツド5が左方へ押され、これまで閉じ
ていた開閉弁9が開く、したがつて、通路31の
圧油が通路33の開閉弁9を経て切換弁10のス
プールの左端部に作用し、ばねの力に抗してスプ
ールを右方へ押す。
切換弁10が切り換わり、油圧モータ7が停止
し、同時に通路31の圧油が切換弁10、通路3
4,32を経て油圧アクチユエータ19の左端油
室へ入る。したがつて、シリンダ18の基端壁は
歯車8に当り、ピストン6と油圧ヘツド4は右方
へ移動し、ハブドラム1を右方へ押して軸受16
に外嵌する。ハブドラム1が完全に右方へ押圧さ
れ、軸受16に所定のスラスト荷重が与えられる
と、通路32の油圧が高くなり、逆止弁20が開
き、衝撃を緩和する。
ハブドラム1がナツクル2に組み付けられたと
ころで、方向切換弁21のスプールを左方へ移動
すると、切換弁10に作用する油圧が解放され、
切換弁10はばねの力を受けて図示の状態へ戻
る。油圧ポンプ12から圧油が通路36へ流れ、
通路35の油圧モータ7を逆転させ、切換弁10
を経て油槽22へ戻る。螺合部材3とねじ軸部2
aとの螺合が解かれると、開閉弁9が図示の状態
へ戻る。
同時に、通路36の圧油が油圧アクチユエータ
19の右端油室へ入り、ピストン6と押圧ヘツド
4を左方へ押し、油圧アクチユエータ19の左端
油室の油は通路32,34、切換弁10を経て油
槽22へ戻る。
なお、上述の実施例では、油圧モータ7の回転
方向が油圧回路自体で自動的に切り換えられる
が、螺合部材3がナツクル2のねじ軸部2aに螺
合したところで、油圧モータ7の負荷を検出して
電気的に切換弁10を切り換えるように構成して
もよい。
[考案の効果] 本考案は上述のように、アクチユエータにより
押圧される押圧ヘツドの円筒部に、ハブドラムを
外嵌支持する螺合部材を、軸方向摺動可能かつ回
転可能に嵌装し、螺合部材をモータによりナツク
ルのねじ軸部へ螺合するように構成したので、螺
合部材がナツクルに螺合すると同時に、ハブドラ
ムがナツクルと同心に位置決めされ、従来のよう
に同心性が不完全な状態での圧入による、嵌合部
の部分的なかじり、軸受の損傷、嵌合部に装着さ
れるシール部材の損傷などを防止できる。
同心に位置決めされたハブドラムは軸受と一緒
に、押圧ヘツドによりナツクルへ圧入されるか
ら、軸受に加えるスラスト荷重を油圧により設定
できるなど、組付精度が大幅に向上する。
ハブドラムはアクチユエータとモータを一体的
に備える組付装置に予め支持したうえで、ナツク
ルへ組み付けられるから、格別に熟練を必要とせ
ず、作業が極めて容易で能率的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るハブドラムの組付装置の
油圧回路を含む正面断面図である。 1……ハブドラム、2……ナツクル、2a……
ねじ軸部、3……螺合部材、3a……軸、3b…
…ねじ穴、4……押圧ヘツド、4a……円筒部、
4b……先端面、6……ピストン、7……モー
タ、15……軸受、18……シリンダ、19……
アクチユエータ、23……中空ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクチユエータのピストンに結合した中空ロツ
    ドをシリンダの先端壁から突出し、ハブドラムの
    外端壁に当接するカツプ形の押圧ヘツドを中空ロ
    ツドの先端に結合し、押圧ヘツドの円筒部にカツ
    プ形の螺合部材を軸方向移動かつ回転可能に嵌装
    し、螺合部材の内周壁にナツクルのねじ軸部に螺
    合するねじ穴を設け、螺合部材の押圧ヘツドから
    突出する外周壁に、ハブドラムを相対回転可能に
    支持する軸受を支持し、螺合部材の内端壁から中
    空ロツドを経てシリンダの基端壁へ突出する軸に
    モータを回転結合してなる、ハブドラムの組付装
    置。
JP1985126532U 1985-08-21 1985-08-21 Expired - Lifetime JPH0513467Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985126532U JPH0513467Y2 (ja) 1985-08-21 1985-08-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985126532U JPH0513467Y2 (ja) 1985-08-21 1985-08-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6235727U JPS6235727U (ja) 1987-03-03
JPH0513467Y2 true JPH0513467Y2 (ja) 1993-04-09

Family

ID=31020419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985126532U Expired - Lifetime JPH0513467Y2 (ja) 1985-08-21 1985-08-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0513467Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0736553Y2 (ja) * 1988-09-30 1995-08-23 ミサワホーム株式会社 バスユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076931A (ja) * 1983-09-30 1985-05-01 Hitachi Ltd カップリング等の嵌合装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076931A (ja) * 1983-09-30 1985-05-01 Hitachi Ltd カップリング等の嵌合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6235727U (ja) 1987-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030150667A1 (en) Self-centering steering system
JP2573950B2 (ja) 倍力式ステアリング機構
JP2986545B2 (ja) 液圧式パワーステアリング装置
JPH0662090B2 (ja) ステアリングギヤ
JP3628330B2 (ja) 自動車のパワーステアリング装置のおける回転スライド弁
JPH075083B2 (ja) 車両車輪操舵装置
JPH0513467Y2 (ja)
US4108273A (en) Power assisted steering
JP3172720B2 (ja) 動力舵取制御弁の組立方法
JP2523781Y2 (ja) 動力舵取装置
JP3066934B2 (ja) キングピン用ダストシール圧入装置
JPS6024680Y2 (ja) 動力舵取装置
KR100223524B1 (ko) 자동차 조향장치의 공압 보조 조향장치
JPH0747392B2 (ja) 動力舵取装置
JPH0347876U (ja)
JP2532934Y2 (ja) パワーステアリング装置
JPH0622619Y2 (ja) 中立復帰装置
JPH033098Y2 (ja)
JPH0231346Y2 (ja)
WO2000037915A1 (en) Joint testing method
JPH111172A (ja) 動力舵取装置
JPS6325271Y2 (ja)
JPH0528390Y2 (ja)
JPH0547740Y2 (ja)
JP2509939Y2 (ja) 動力舵取装置